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弓道部

2014.07.01

第26回全国大学選抜大会 6月29日 東京・全日本弓道連盟中央道場

女子が3位入賞を達成!

 全国大学選抜大会(選抜)2日目。前日に予選を突破した早大は、この日決勝トーナメントに臨んだ。ことしこそ優勝を手にしたい男子は、1回戦で慶大と対戦。安定した試合ぶりを見せたものの、慶大の強さを前に無念の敗北。まさかの1回戦敗退となってしまった。一方女子は1回戦で松山大と接戦を繰り広げ、同中競射までもつれ込むも集中力で勝利。その後は順調に勝ち進み、準決勝では強豪立命館大と激突した。この戦いでは準決勝という緊張感からか思うように的中を伸ばすことができず、決勝戦進出を逃してしまう。残る戦いは3位決定戦のみ。気合を入れ直し挑んだ3位決定戦では、序盤帝京大が優勢かと思われたものの途中テンポをつかみ始めた早大が1本差で勝利。見事3位入賞を果たした。

 早慶戦となった男子決勝トーナメント1回戦。「チームとしてどれだけしっかり自分の射を引くことができるかというところを大切にした」(髙間光司、スポ4=奈良・橿原)という言葉通り、相手を意識しすぎることなく個々のペースで行射していく。中村浩太郎(創理2=東京・芝浦工大高)と河本悠輔(商4=広島・修道)の2人が皆中でチームに貢献し、20射17中という成績で1回戦を終えた。慶大相手に落ち着いた戦いぶりを見せた早大だったが、慶大の4人皆中という圧倒的な強さにはかなわず惜しくも敗戦。1回戦で姿を消すこととなってしまった。結果を残せないまま選抜を終えた男子はこの悔しさを次へつなげていくことを誓い、道場を後にした。

惜しくも1回戦敗退となった男子

 女子が1回戦で戦ったのは松山大。両校は互角の戦いを繰り広げ、7―7の同中に。勝負は同中競射に持ち越された。1回では決まらず、2回目までもつれ込むも熊田ゆい(教4=長野・下諏訪向陽)が「練習通りにいけた」と語るように、焦りと緊張に打ち勝ち3中で勝利。続く2回戦も8―7で東京国際大を下し、いよいよ準決勝へ。相手はここまで好調を保っている立命館大。気合を入れて挑んだ試合だったが、強豪校との戦いになかなか的中を重ねることができず、早大は敗北を喫してしまった。優勝への道は閉ざされることとなったものの、戦いはまだ終わっていない。入賞の望みがかかる3位決定戦が残っている。「引きずらずに、とにかく引きずらずに」(森みのり、商3=東京・頌栄女学院)を意識して向かったこの試合。2本目を引き終わった時点で早大は1本のリードを許しており、帝京大がこのまま勝利を手にしてしまうかと思われた。しかし、後半意地を見せた早大が帝京大に追いつき4本目を全員が的中させると、9―8で勝利。気合と集中力で3位をつかみ取った。

2日間チームを引っ張った熊田

 予選に決勝トーナメントと2日間にわたって開催された選抜は女子の3位入賞という、うれしい結果で幕を閉じた。次に待っているのは全日本学生選手権(インカレ)だ。選手たちは「インカレで日本一を取る」(吉田友理子、スポ3=石川・小松)、「全国優勝できるように努力していきたい」(髙間)と早くも次戦へ向けて闘志を燃やしている。この選抜で得たことを胸に、いざインカレ王者の座へ。戦いの季節が始まる――。

(記事 松崎はるか、写真 副島美沙子、弓道部提供)

賞状とメダルを手にする女子チーム

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結果

▽男子 髙間光司、中村浩太郎、大久保侑(スポ3=岩手・福岡)、河本悠輔、永山豪朋(文構4=東京・早実)

1回戦

●早大17―18慶大

▽女子 森みのり、吉田友理子、熊田ゆい

1回戦

早大7―7松山大

同中競射

早大1―1松山大

○早大3―2松山大

2回戦

○早大8―7東京国際大

準決勝

●早大7―9立命館大

3位決定戦

○早大9―8帝京大

コメント

森みのり(商3=東京・頌栄女学院)

――まずは3位という結果について感想を聞かせて下さい

もちろん入賞を狙ってきてはいたのですが、全員が全員ベストの状態ではなかったなかで3位という結果を出せたことと、3位決定戦で一番の的中が出たのは強みかなと。なので、素直に嬉しいです。

――朝早い時間帯の決勝トーナメント1回戦で感覚をつかむのも難しいと思うのですがどういった工夫をして1回戦には臨みましたか

きのうの予選を踏まえた上で自分が何をするかを決めて、それを朝、的が引けなかったとか引けたとか関係なく、やることを決めてそれを巻藁(稽古用の的)で確認して同じように引こうということだけを考えてやったので。きのうもそこまでよくはなかったのですが、きのうよりも少しよく引けたかなと思います。

――緊張感などはありましたか

もともと上がってしまうタイプではあって。私はきょねんの選抜(全国大学選抜大会)も出ていたのですけれど、きょねんは結構雰囲気にも負けてしまって全然うまくいかなかったことを考えたら、少しは緊張にも打ち勝てるようになってきたのかなとは感じました。でもやっぱり緊張しました(笑)。

――全関(全関東学生選手権)から今大会までチーム、個人の調子というのはいかがでしたか

全関に出るメンバーと選抜に出るメンバーを分けていたので。全関の個人戦はもちろん狙ってはいたのですが、団体としては選抜に集中して。全関のメンバーは全関に集中していたので。全関で気持ちが途切れるということがなかったのが分けた方式でよかったのかなと思います。全体としても全関も3位決定戦までいけていますし、選抜も3位をとれているので。全体として少しずつ上がってきていることはちょっと実感できました。

――準決勝で惜しくも敗退してしまった後の3位決定戦にはどう気持ちを切り替えて臨みましたか

引く上でやることは変わらないので。とにかく個人でやることに集中してやった結果で3位決定戦の9中があったと思うので。引きずらずに、とにかく引きずらずにというのを考えていました。

――今大会を通して今後に生かしていきたい部分などは発見できましたか

きょう1日のなかで、的中もそうですし引きとしてもだんだんよくなってくることができたのと、少しずつ落ち着いて引けるようになってきたのは収穫だと思います。こういうのは意外と経験も大事かなと思うので。特に決勝トーナメント1回戦で競射に競射と結構危なかった試合を経験したのは今後に生かせる内容だったかなと思うので。緊張しても、今回の競射を自信にして次回につなげていきたいと思っています。

――1カ月の練習期間があって次はインカレ(全日本学生選手権)があると思います。チームとして、個人としてどういった部分を高めていきたいですか

チームとしては誰が出てもおかしくないような、誰が出ても勝てるチームでありたいと思うので。お互いに声を掛け合ってチームとしての力を上げていくことと、それにはやはり個人が力を付けていくことが必要なので。やることを決めて。自分がレベルアップすれば自然と全体も上がっていくと思うので。それを重視して全体的に底上げしていきたいと思います。

吉田友理子(スポ3=石川・小松)

――きょうの試合の感想をお願いします

もちろん優勝したい気持ちもあったのですが、3位が取れたので、すごく嬉しいです

――調子はいかがでしたか

1回ごとに的中は安定していたのですが、個人個人として不安定だった部分もあるので、これからもっと上を目指していきたいなと思います。

――先週の全関から改善した点はありますか

1本の差が大きいということをすごく実感したので、1本の差を意識して積み重ねていくように練習しました。

――先週と調子を比べていかがですか

先週と比べるとずっと良いのですが、外してしまった矢は自分のクセが出てしまったので、そこが甘い部分だなと思います。

――クセというのは、どのようなものでしょうか

私は会(弓を離す直前の状態のこと)でブレてしまうクセがすごくあって、ブレてしまって(矢が)外れてしまうのは当たり前のことなので、ブレないようにこれから練習していきたいと思います。

――3位決定戦に挑むにあたって、どのようなお話をされましたか

とにかく良い雰囲気を作ろうと思って、チームみんなで笑っていました。全関で3位決定戦で負けてしまったので、その屈辱を晴らすという気持ちで臨みました。

――今後の大会に向けての目標を教えてください

時間は空いてしまうのですが、インカレで日本一を取ることを1番の目標にして、これから1カ月半頑張っていきたいです。

――これからの練習で重点的に練習したい部分はありますか

チームとしては三人立で10中を越える安定した的中を求めていきたいということと、個人としては皆中が常に出るような、そんな強い選手になりたいなと思います。

熊田ゆい(教4=長野・下諏訪向陽)

――3位入賞の率直な気持ちをお願いします

悔しさと嬉しさが半分ずつです。

――1回戦の同中競射でどのように気持ちを集中させていきましたか

一本競射の練習をずっとしてて、ノルマも全員詰める練習を何回もしてきたので1回目は緊張と焦りが出たのかなと思います。2回目は練習通りに行けたかなと思います。

――準決勝を決めた2回戦では全員が着実に的中させていた印象でしたが、ご自身ではどう思いますか

的中でいったら今一歩かなと思います。全員が皆中に繋がらなかったので納得のいく結果ではなかったです。

――準決勝では惜しくも負けてしまいましたがそのときの気持ちはいかがでしたか

私が外して負けてしまったので純粋に自分への悔しさと練習でも矢がぶれていたのでそれが試合に出てしまったのと、4本の中で修正が出来なかったので甘い部分が試合に出てしまったのかなと。プレッシャーですね。

――予選、決勝トーナメントを通してではありますが特に3位決定戦前では落としてプレッシャーが大きくかかっていたと思います。メンタル面はどのように調整していきましたか

先週の全関が4位で終わってしまったので、きょうこそは表彰台にのぼるぞとみんな強く思っていて、全関と選抜で全く違うメンバーが出たのですが、やっぱり少しライバル視している部分もあったので全関のメンバーには負けないぞという気持ちをもって臨みました。

――次はインカレ、リーグ戦、王座(全日本学生女子王座決定戦)と大切な試合が続きますが、改善したい点や維持したい点はありますか

改善したい点は、みんなの技術というよりも気持ちの面で抜いてしまう部分が多いと思うのでメンタル面をもう少し強く持つことと、周りの環境に左右されてしまって抜いてしまう矢もみられるので、周りに左右されないように集中力をつけることです。維持したい点はワセダの雰囲気ですね。試合前でもしっかり笑えるところ、和やかな雰囲気でいられるところがワセダの強みだと思うので、そこはこれからも維持してワセダの雰囲気を持って試合に臨みたいと思います。

髙間光司(スポ4=奈良・橿原)

――惜しくも1回戦敗退となってしまいましたが、1回戦はどのようなお気持ちで戦われましたか

早慶戦ということで、どうなるかなという不安もありました。でも相手のことを考えても仕方がないということで、まずはチームとしてどれだけしっかり自分の射を引くことができるかというところを大切にしていきました。自分自身も大前としてどのようにチームを引っ張っていけるかというところを大切にして、相手を意識してしまうところもありましたが、あくまでも自分がしっかり結果を出せるように引いていきました。

――きょねんは準優勝という結果を残していた分悔しさは大きかったと思います

正直なところやはり悔しさはあります。先輩方に申し訳ないという気持ちがあるので、その分インカレがまた同じ五人立ということで、そちらの方では優勝できるようにこれからも努力していきたいなと思います。

――きょうのご自身の成績はいかがでしたか

自分自身が今まで積み重ねてきた実力が自信と思ってやっていて、その中でも試合に立ったときに今までやって来たことプラスできなかったところというのが明確に出たのが今回の試合でした。ですので、そのできなかったところをしっかりもう少し重点的に直していって、次に良い的中が出せるように努力したいなと思います。

――この選抜で得た課題などがあれば教えてください

今現時点でチームとして、しっかりと的中していける実力を持った人が本当に多いと思うので、その人たちをどのようにさらに成長させていくかということです。また、やはり土台というところも大切になってきますので、これからのインカレそしてリーグ戦ということも視野に入れながら後輩たちの底上げも大事にしていきたいです。チームとしてもう一段回高いレベルで的中を出せるようになっていきたいと思います。

――先ほどおっしゃっていたように、次は大きな大会としてインカレが待っていると思います。インカレに向けての意気込みを改めてお願いします

僕が入部してからインカレで団体として男子が入賞しているというのを見たことがないので、初めての優勝を目指したいです。4年生で最後というところもあるので全国優勝できるように努力していきたいです。