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軟式庭球部

2014.06.25

全日本大学王座決定戦 6月24~26日 東京体育館

女子部、いざ大会4連覇へ

 シーズンが深まってきたなか、団体戦二戦目となる全日本大学王座決定戦(王座)が東京体育館で行われた。王座では、最初の2日間に予選リーグが行われ、ここを勝ち抜くと最終日の決勝トーナメントのステージに立つことができる。今シーズン初めてとなるインドアでの大会だったが、男子部、女子部共に関東学生春季リーグ戦(リーグ戦)での敗戦から成長した姿を見せ、決勝トーナメント進出を決めた。男子部は連覇、女子部は4連覇を勝ち取るべく最終日、ラストスパートをかける。

 第一試合で信州大に完勝した女子部は第二試合で東北学院大と対戦した。本来ならば、予選リーグは3-0、3-0で勝ち上がりたいところだったが、1番手の加瀬祐佳(スポ3=東京・文大杉並)・脇田愛(社4=岡山・就実)組が相手の強烈なフォアに対して防戦一方。最後まで活路を見いだせずに第一セットを取られてしまう。そんな窮地に追い込まれた早大を救ったのは2番手、小林奈央(スポ3=香川・尽誠学園)だった。序盤こそ相手のリスクを負った強烈なフォアに対して攻め込んでいけず苦戦するが、ナショナルチームに選抜される実力を持つ小林はここから要所でスライスを織り交ぜる。スライスを打ち込むことにより高い打点からのフォアの体感速度も一気に増す。そして、相手が体のバランスを崩すと、コーナーへ威力十分のフォアを打ち分けゲームを完全に支配した。小林の試合巧者ぶりが光る一戦となり、3番勝負へ突入。3番手は杉脇麻侑子(スポ1=東京・文大杉並)・佐々木聖花(スポ1=東京・文大杉並)組。「不安というよりもやるしかないと思った」(杉脇)という言葉通り、開始直後から得意なコースにショットを決め、最後まで粘り強く戦った。1年生らしい思い切りのあるテニスで勝利を収め、決勝トーナメントへと駒を進めた。

ボレーを決め雄たけびを上げる脇田

 一方の男子部。こちらは予選リーグの第一試合から一昨年の優勝校である中京大と激突。前回大会も決勝戦で火花を散らした強豪なだけに苦戦が予想されたが、それは杞憂(きゆう)に過ぎなかった。1番手に起用された3年生コンビ、船水雄太(スポ3=宮城・東北)・九島一馬(スポ3=宮城・東北)組が気迫のこもったプレーでストレート勝ちを決め、早大に流れを呼び込む。実は、船水、九島はチームの主力ながらリーグ戦の最終戦で黒星を喫していた。リーグ戦では互いに王座とは異なる選手とペアで挑んでいたが、特に船水は5番勝負のファイナルステージで惜敗。この王座に懸ける思いは誰よりも強かった。流れに乗った時の早大は強さをさらに発揮する。2番手の小栗元貴(スポ4=奈良・高田商業)・高月拓磨主将(スポ4=香川・尽誠学園)組、3番手の名取敬恩(スポ2=秋田・大館鳳鳴)も相手に主導権を渡すことなく勝負は決した。第二試合の東北福祉大戦も初戦の勢いをさらに加速させ圧倒。最終日の決勝トーナメントへ上々の滑り出しとなった。

ルーキーとは思えない安定感を見せた杉脇

 昨年度の全日本大学対抗選手権で男女アベック連覇を成し遂げた早大にとって、優勝は至上命題。そのなかで、この予選リーグは男女共に1・2年生が存在感を示し、分厚い選手層が構築されたことを感じさせた。5月に行われたリーグ戦と比べると、チームの成熟度は確実に上がった。それでも、果敢に攻め込み自分たちのテニスをするということは変わらない。「先輩の築いた3連覇に自分たちも乗っかっていきたい。絶対に優勝します」と、大槻麗女子主将は声のトーンを一段階上げ、宣言した。

(記事、写真 和泉智也)

結果

▽男子部

早稲田大学○ 4-1 中京大学

船水・九島○ 4-0 広光・洞谷

小栗・高月○ 4-1 箱田・臼井

名取敬恩○ 4-0 越智敏晃

山田・加藤● 2-4 川口・池田

吉田・安藤○ 4-3 河西・松本

早稲田大学○ 5-0 東北福祉大学

船水・九島○ 4-1 本城・前田

小栗・高月○ 4-3 林・田中

名取敬恩○ 4-0 阿部智貴

山田・加藤○ 4-0 麻生・渡部

吉田・安藤○ 4-0 佐藤・天摩

▽女子部

早稲田大学○ 3-0 信州大学

永井・大槻○ 4-1 福島・入江

小林 奈央○ 4-0 増田 彩香

杉脇・佐々木○ 4-1 佐野・柳澤

早稲田大学○ 2-1東北学院大学

加瀬・脇田● 2-4 晴山・上野

小林 奈央○ 4-0 小野 裕貴

杉脇・佐々木○ 4-1 日高・菅原

コメント

大槻麗女子主将(スポ4=広島翔洋)

――予選リーグを総括して

本当は3-0、3-0で勝ちたくて、それでチームに勢いをつけたかったのですがきょうの試合は1番手が負けて後がなくなったなかで後輩たちがしっかりとやってくれたことと、応援する側もプレーしている選手を信じて応援していたので雰囲気としてはすごく良かったと思います。

――ご自身のプレーは

この大会には1年時から出場させていただいているので、慣れてきたと思います。相手が向かってくることは分かっていたので、こちらもそれに向かっていければ負けることはないと思っていたので相手より自分が先に攻めていくということを実践できたので、明日につながるテニスが出来たと思います。

――リーグ戦から王座に向けて、どのような取り組みをしてきましたか

たくさんミーティングをして、何が悪かったのかということを反省として挙げていって、対戦校の分析が十分でなかったということと、自分たちの弱点を減らしていくということと、長所をもっと伸ばしていくことに目を向けて、ビデオを何回も見ました。日体大が強くて、相手としては嫌な相手なので、練習から基本ができていないことがあるので、練習からしっかりと3本目までやっていこうということを意識しました。だからこそ、この前の東日本大学対抗選手権も取ることができました。この大会も、インドアなのでミスは少なくなるとは思いますが、基本をしっかりとやって自分たちのテニスを見せられればと思います。

――あしたに向けての意気込み

4連覇が懸かっているので、先輩たちの築いた伝統に自分たちも乗っかっていきたいと思います。絶対優勝します。

脇田愛(社4=岡山・就実)

――きょうの試合を振り返って

体育館でやるという環境で、かつ応援席との距離もあるという独特な空気を感じました。そのなかで、相手とどれだけ自分が冷静に戦えるかというなかで、自分の緊張の方が上回ってしまってうまく自分たちのテニスを先に出せなかったことが良くなかったなと思います。

――インドアでの試合はいかがですか

インドアだとボールが弾むので、ポイントしたと思っても決まっていないことが多いです。なので、自分たちも長いラリーが出来る半面で、一度先行を許してしまうと挽回も難しくなってしまいます。

――東北学院大のストロークが非常に強いと感じましたが

やはり、インドアでロブ展開が多いというなかで、気持ちだけが先走ってしまって前衛の私が動きすぎてしまうことで、フォアが得意な後衛に逆に得意なプレーをされてしまうなと思いました。いかに自分が相手後衛のフォアとの距離を近くして止められるかというところが重要だったと思います 。

――2番手、3番手の後輩はいかがでしたか

私たちがまけてしまったのですが、小林選手は1年生 の時から勝ち星を取って帰ってきてくれていて、だからこそ信頼して応援できたし、そこで良いプレーが出来たので一年生の元気なプレーが光って勝てたと思います。

――あしたへの意気込み

今のチームは誰が出場しても良いプレーをすることができるチームなので、誰が出てもワセダのカラーが出来るように、プレーする選手、応援どちらも精一杯頑張りたいです。

杉脇麻侑子(スポ1=東京・文大杉並)

――きょうの試合を振り返って

一年なので、この大会は見るのも出るのも初めてでした。なので、昨日は緊張してしまって実力の半分も出せなかったのですが、きょうは3番勝負で不安というよりもやるしかないという気持ちを持ってプレーしました。勝てたので良かったと思います。

――後がない状況での出場でしたが重圧やプレッシャーなどは

早大は4連覇が懸かっていたので、それは多少ありました。

――きょうの良かった点は

自分の得意なコースに1ゲーム目から入っていけたので、それが最後まで継続できたことです 。

――佐々木選手とのコンビネーションは

話さなくても、互いにこの展開になったらこうするというものが頭に入っているので、信頼しています。

――上級生のプレーはいかがでしたか

1番手の先輩方が負けてしまったのですが、それは最後に1年生がいるから勝たなくてはならないという部分があったと思うので、自分たちが強くなって頼られる1年生になりたいと思います。

――あしたへの意気込み

もし出ることが出来たら、全勝するということと、いつもペアに頼ってしまっているので自分からどんどん攻めていくテニスをしたいと思います。