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バスケットボール部

2014.06.24

第4回関東大学女子新人戦 6月22日 東京・日本女子体育大

激戦落とし連覇ならず、涙の2位

 関東大学女子新人戦決勝戦。2連覇を目指すワセダは、白鷗大に先行を許すも食い下がり一進一退の攻防を見せる。しかしわずかに及ばず1点差の敗戦。優勝に確かに手が届いた時間帯もあっただけに、悔しさの残る2位となった。

 前半は白鷗大優勢だった。ワセダは攻め込むも、決定力を欠き点数を伸ばせない。最大14点差をつけられるが、第2クオーター(Q)には2本連続のインターセプトから流れをつかみ、35-41として試合を折り返す。

ディフェンスを抜き去りシュートする田村

 第3Q開始直後、ファウルトラブルで前半一時退いていたG田村未来(スポ2=愛媛・聖カタリナ女)が外からゴールを捉える。キャプテンが意地を見せると、チームも応えた。一気に点差を詰めるとF萩尾千尋(スポ1=愛知・桜花学園)のスリーポイントシュートでついに逆転。ここから試合は点の取り合いとなり、第3Qを終えて62-63。勝負は最終Qに委ねられた。

 優勝の懸かった第4Q、開始から3分間、スコアが動かない。息詰まる緊迫した空気の中、白鷗大に先取点を奪われるが、F加藤臨(スポ2=山形市立商)がカットインで相手ディフェンスを引きつけると外でフリーになったC今仲杏奈(スポ1=大阪薫英女学院)につなぎ得点、流れを渡さない。

 75-74とリードした残り38秒、チームファウル累積により与えられた2本のフリースローを白鷗大が確実に沈め、75-76。この窮地に、キャプテンが奮起した。田村がマークを振り切り、スリーポイントラインのすぐ後ろからシュートを放つ。瞬間、会場が息をのむ。ボールは弧を描き、ゴールネットに吸い込まれる。残り18秒での再逆転にチームは沸き、勝利はすぐ目の前にあった。

 しかし、白鷗大は引き下がってはくれなかった。必死のディフェンスも同点とされ、ワセダは最後のタイムアウト。残り10秒の攻撃に懸けた。スローインを田村が受ける。白鷗大も懸命に守り、中にパスが通らない。田村は自らドライブを選択。一人、二人と抜き相手のチャージを受けるも強引にレイアップ。惜しくもゴールを外す。リバウンドを拾ったのは白鷗大。攻守が入れ替わり、前線にパスを出そうとした相手にワセダがアタックしたとき、無情にも審判の笛が響いた。あまりにも痛いファウル。フリースローを1本決められ、78-79で残り2.8秒。ワセダは最後まで攻め続けたが、及ばなかった。

第4Q、決意をともにしコートに向かう選手たち

 うなだれ、涙を流す選手もいたワセダ。それほどにこの試合に懸けたものは大きかった。大会を通じて課題として挙げられたリバウンド。この試合でもトータルでは白鷗大とほぼ同数だが、「要所で取れなかった」(田村)。藤生喜代美コーチ(平26スポ卒=福井・足羽)は「この後また頑張れるエネルギーにつながるんじゃないか」と、悔しい敗戦を糧として奮起を期待する。秋の関東大学女子リーグ戦では、一回り成長した下級生の活躍が見られるに違いない。

(記事 森健悟、写真 関山萌瑠、宮西祐香子)

★チームで3つの個人賞を獲得

 敢闘賞に田村、ベスト8賞とリバウンド王に加藤が輝いた。この新人戦を通して常にチームのために身体を張った田村。シュートの調子こそ上がらなかったもののディフェンスやリバウンドで素晴らしい活躍を見せた加藤。若き精鋭たちの奮闘が結果を生み、実りある大会となった。

惜敗で優勝を逃すも、最後は笑顔で締めくくった

第4回関東大学女子新人戦6月22日(vs白鷗大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

16 19 27 16 78
白鷗大 22 19 22 16 79
◇早大スターティングメンバー◇
G#22 田村未来(スポ2=愛媛・聖カタリナ女)
G#17 中村和泉(社2=山口・慶進)
F#7 加藤臨(スポ2=山形市立商業)
F#10 萩尾千尋(スポ1=愛知・桜花学園)
C#24 今仲杏奈(スポ1=大阪薫英女学院)
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コメント

藤生喜代美コーチ(平26スポ卒=福井・足羽)

――きょうの試合を振り返って感想をお願いします

1点差ということで、勝てる可能性は十分にあったなと。選手たちは本当によく頑張って、私自身が悪かったな、という思いもありながら。選手たちは本当によく頑張りました。

――相手が白鷗大ということで、どういったことを意識していましたか

この新人戦を通して、向こうは人数が少ないにも関わらず本当にタフなプレーをしていたので、その勢いに私たちも負けないようにと。勢いと勢いのぶつかり合いだぞ、我慢だぞ、と試合前に話をしていました。

――第2Qでは高身長の選手を揃えたメンバー構成が見られましたが、どういった意図からでしょうか

大きい選手を増やしたいというよりは、ガード陣を休ませたいなと思って。きのうも終盤ちょっと足が止まってしまったところがあったので。最後のところで機能させたかったので、中盤はちょっと休ませました。

――立ち上がりに対して第3Qでは最高の入りでした。ハーフタイムではどんな指示を出されましたか

前半に3人ほどファウルトラブルで休む形になったんですけど、本人たちは、元気です!と言ったので、そりゃそうだよね!という話をして。泣いても笑っても新人戦はあと20分だよ、と言って、全部置いてこよう!と話しました。

――大接戦に持ち込まれた第4Qではどんな声かけをされましたか

常に、思い切って行け、と。もうそれだけでしたね。私も何か策があるとかではなかったので、とにかく思い切ってやってくれた結果だったら、いいかなと思ったので、それだけは伝えました。

――新人戦を通して、選手たちにとって得られた収穫は何ですか

やはり新人戦では普段なかなか試合でプレーできない選手が試合で経験を積める、というのがあって。それはこれ以上ないプラスの経験なので、そこで得た課題というのは、何事にも変えられない自分への宿題になるというか。練習で見つけた課題よりも。そして今回負けたことの悔しさもプラスされて、この後また頑張れるエネルギーにつながるんじゃないかと思うので、チームにとってもプラスかな、と思って、自分を納得させています。

――逆に、見つかったチームにとっての課題は何ですか

やはりリバウンドだなと。新人チームだけでなく、どのチームもそうなのかもしれないんですけど、リバウンドを制するものはゲームを制する、と改めて思いました。

――秋の大会に向けて、夏はどういったことを強化していきますか

もう2ヶ月半しかないと思うのか、2ヶ月半もあると思うのかというのは、どちらの考え方もあると思うんですけど、1日1個でも上手になれるように、チームとしての課題はもちろんなんですけど、個人個人のレベルアップを図っていきたいなというふうに思っています。

G田村未来(スポ2=愛媛・聖カタリナ女)
――試合を終えて、素直な感想をお聞かせください
最初はチームがばらばらで何をしたらいいか分からない状態から始まって、特別に新チームの練習もしてなかったのでどうなるのかなと思っていました。でも、試合を重ねるごとに1年生もどんどん自主的にやってくれたし、2年生も先輩らしく声をかけられるようになって、日に日にチームになっていくのがわかって、すごくバスケをしていて楽しかったです。本当にきょう勝ちたかったんですけど、負けてしまって。みんな色んな思いを抱えていると思うんですけど、本当に悔しいです。
――競った試合の中で、勝負を分けたポイントは何だと思いますか
今までの相手はワセダのほうが大きかったので、ここぞという場面でセンターなどがリバウンドをつないでくれたりしていたんですけど、相手の白鷗大にビッグマンが一人いて周りもしっかりボックスアウトしていて、リバウンドが要所で取れなかったですね。センターだけじゃなくガードももっと飛び込めばよかったなと思うし、全員のこれからの課題だと思いました。
――78-79というスコアはどう評価しますか
白鷗大は決められるシュートを確実に決めにきていて、ワセダは自分も含めて決められるシュートを決めきれなかったり、ほんの小さいところの1点差だと思っています。すごく悔いの残る試合になりました。
――今大会キャプテンを務められましたが、いかがでしたか
キャプテンをするにあたって、ちゃんとしてる性格ではないので初めはどうなるのかな、と思っていました。でも周りの2年生も気づいたことをどんどん言ってくれるし、自分はとりあえず声を出して引っ張っていこうとしか考えていなかったです。
――ワセダにとってファウルが痛手となった試合だと思います
自分は普段から萩原さん(美樹子ヘッドコーチ、平17二文卒=福島・橘)にも藤生さん(喜代美コーチ、平26スポ卒=福井・足羽)にもファウルを絶対にするなと言われていたんですけど、やっぱり大事なところで手を出してしまって、見極めをしていくというのがこれから大事だと思いました。
――キャプテンから見て、今大会特に活躍していた選手はいますか
誰とは決められないですね。全員がそれぞれの仕事全うして、スタッフもみんなが優勝に向けていたので、すごくいいチームだなと思いました。
――今大会を踏まえて、関東大学女子リーグ戦に向けて一言お願いします
この新人戦を通して、1、2年生全員ができるということを証明したし、一生懸命チームの一員という意識を持っていました。3、4年生と一緒にチームになったときも自分のいいところを消さないように全員が戦っていければ、本当に強いチームになると思うので、絶対にリーグ戦とインカレ(日本学生選手権)で優勝できるようにまた頑張っていきます。

F加藤臨(スポ2=山形市立商業)

――きょうの試合を終えて率直な感想は

とても悔しいです。

――きょうの試合を振り返っていかがですか

個人的にイージーシュートが入らなくて、そこを決めていれば勝てた試合だったなと思います。

――非常に競った展開となりましたが、最後の数分間を振り返ってみていかがですか

最後は自分たちの力を信じて、このチームでやるのは最後だったので全力で楽しもうということでやったんですけど、やっぱり最後は勝ちたかったです。

――最後は不運なファウルも重なってしまいました

でも最後はリバウンドが勝負を決めると思うので、今後全体の練習に戻ってもリバウンドを徹底したいと思います。

――今大会全体を振り返っていかがですか

チーム全員が自主的に動いてくれて、発言を結構してくれたので、成長のあった大会だったと思います。

――2つの個人賞を獲得されましたが

でもそういうタイトルよりこのチームで優勝したかったなというのが率直な思いなので、この悔しさをバネに次は個人的にもチーム的にも強くなってリベンジしたいと思います。

――今大会で見つかった課題は

個人的にはディフェンスリバウンドは割と前から自信があったので、オフェンスの面で他の人に得点を頼ってしまったので自分で点を取りに行くことと、チームとしてはリバウンドの徹底をしていきたいと思います。

――今後の目標は

これからリーグ戦に向けて間は空くんですけど、個人のスキルアップをやっていって、トーナメントは2位という悔しい結果だったので、リーグ戦優勝してインカレに臨みたいと思います。

C今仲杏奈(スポ1=大阪薫英女学院)

――きょうの試合を振り返って感想をお願いします

優勝を全員で狙っていて、全員で戦っていこうって言ってたんですけど、最後リバウンドで向こうにやられてしまったので悔しいの一言なんですけど、今はもう切り替えて次に向けてもう頑張ろうという気持ちになりました。

――白鷗大ということで何か意識したことはありますか

いや、もう自分達のプレーを全部出し切ったら絶対勝てるって思っていたので、自分達のプレーをすることを一番に考えていました。

――課題としていたリバウンドの方はどうでしたか

ボックスアウトで成功している部分もあったんですけど、その中でも出来てないところがちょっとあって、それが最終的に勝負を決めてしまったので、やっぱりこれからも課題かなと思いました。

――この大会で得た収穫、課題を教えて下さい

1、2年生が中心だったので出る場面もすごく多くて一人一人がその中で役割が分かったと思うので、それをこれからの練習でしっかりと磨いてリーグ戦につなげられるようにしたいです。

――秋のリーグ戦に向けて夏はどのようなことをしたいですか

リバウンドは徹底して、3、4年生も全員で徹底して、次こそはリバウンドで勝負がつかないように、次はリバウンド勝負で自分達が勝つようにしたいです。