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バレーボール部

2014.06.21

第33回東日本大学選手権 6月20日 東京・大田区総合体育館メインアリーナ

3回戦敗退も、ベスト16入り

 春季関東大学2部リーグ戦(春季リーグ戦)の雪辱を果たす舞台となる、東日本大学選手権(東日本インカレ)がついに開幕。1回戦の相手であった流通経大が棄権したため、ワセダは2日目からの登場となった。初戦にいきなり関東1部リーグに所属する日女体大を迎えたが、ワセダらしい全員バレーでセットカウント3-0(25-18、25-22、25-15)で快勝。続く3回戦の相手は東北1部リーグの強豪・尚絅学院大。上位校相手に再びの下克上が期待されたが、粘り切れずにセットカウント0-3(13-25、18-25、18-25)で敗戦。センターコートに立つという目標は達成できなかったが、ベスト16に入り、きょねんを上回る成績を収めた。

 初戦の相手となったのは、日女体大。春季リーグ戦では入替戦で松蔭大を下し、なんとか1部に残留したチームだ。しかし、「ただ勝ちたいという気持ちがすごく強かった」(黒木麻衣主将、スポ4=大阪国際滝井)と語るように、1部のチームだからと物おじすることなく選手たちはプレーした。第1セットは序盤こそ競り合いとなったが、4連続得点を奪い突き放すと、その勢いのまま先取した。このセットで特に光ったのはサーブ。春季リーグ戦でもサーブ賞を受賞した唐木沙彩(スポ3=千葉・柏井)を筆頭に、3つものサービスエースを決めた。第2セットでは終盤まで点の取り合いが続く。しかし、黒木のスパイクで先にマッチポイントを握ると、佐藤夢菜(文2=埼玉・狭山ヶ丘)のサーブで相手の態勢を崩したところを関根早由合(スポ3=神奈川・橘)が豪快なスパイクを決めた。日女体大から2セットを先取したワセダの勢いは第3セットでも止まらず、最後は怒涛(どとう)の7連得点を奪い、10点差をつけて見事大勝を収めた。

格上相手にも通用した唐木のサーブ

 続いてワセダの前に立ちはだかったのは、尚絅学院大。連戦となり疲れているであろう相手に、勝ち星をつかみたいところであった。試合は序盤に唐木の2連続サービスエース、関根の速攻などで競った展開となる。しかし、ラリーの応酬に徐々に地力の差を見せつけられ、連続失点を喫してしまう。第2セットも関根が攻守にわたり活躍もむなしく、序盤の連続失点が響きこのセットも落とす。意地を見せ反撃したい第3セットだったが、これまでの2セットと同様に連続失点を巻き返せないまま逃げ切りを許す。「相手のペースに全て乗せられてしまって自分たちの良いところが出せないゲームとなった」と唐木も語るように、相手に粘り負け、先に崩れてしまった。無念の敗退となり、東日本インカレはここで幕を閉じた。

攻守に奮闘した関根

 「正直すごく悔しい」。格上のチームに勝利したことは素直に喜べるはずだが、黒木は東日本インカレをそう振り返った。逆を言えば、それだけこのチームには底力、そして伸びしろがあるのだろう。この夏、ワセダに求められるものは多い。鍛錬の夏を耐え抜いた先に、実りのある秋が待っている。

(記事 谷口武、写真 吉原もとこ、寒竹咲月)

セットカウント
早大 25-18
25-22
25-15

日女体大
スタメン
レフト 唐木沙彩(スポ3=千葉・柏井)
  レフト 及川香菜(スポ2=宮城・古川学園)
  センター 関根早由合(スポ3=神奈川・橘)
  センター 佐藤夢菜(文2=埼玉・狭山ヶ丘)
  ライト 平山璃菜(スポ2=東京・文京学院大女)
セッター 黒木麻衣(スポ4=大阪国際滝井)
リベロ 中川美香(スポ4=神奈川・大和南)
セットカウント
早大 13-25
18-25
18-25

尚絅学院大
スタメン
レフト 唐木沙彩(スポ3=千葉・柏井)
  レフト 及川香菜(スポ2=宮城・古川学園)
  センター 関根早由合(スポ3=神奈川・橘)
  センター 佐藤夢菜(文2=埼玉・狭山ヶ丘)
  ライト 平山璃菜(スポ2=東京・文京学院大女)
セッター 黒木麻衣(スポ4=大阪国際滝井)
リベロ 中川美香(スポ4=神奈川・大和南)
コメント

黒木麻衣主将(スポ4=大阪国際滝井)

――1戦目の相手は関東1部リーグの日女体大でしたが、戦ってみてどのような印象を持ちましたか

私たちの方が順位は下だったので、ただ勝ちたいという気持ちがすごく強くて、相手のバレーをさせないように自分たちのバレーをどんどん出していこうという風にやっていました。なので相手が怖かったとかそういったものはあまり感じなかったです。

――以前課題としていた試合の立ち上がりもよかったように見えましたが

そうですね。

――連続得点も多く取れて非常に良い試合だったと思うのですが、やはり勝因は自分たちのバレーをできたところにあるのでしょうか

もともとうちのチームは大柄ですがレシーブのチームとしてやっているので、きょうは要所で良い粘りのつなぎや、いつもだったらつながらないようなボールを、一人一人がつないでいこうという意識がすごく出ていたので、それが流れを呼び、粘り負けしなかったのがよかったと思います。

――きょうは黒木主将自身、打つ機会が多かったですが、それも作戦のうちなのでしょうか

そうですね。マークはされていましたが、自分で打って自分で点を取るというよりは、他のスパイカーが少しでも楽になって、二枚のローテーションをうまく回していければと思って、気持ち的にもスパイクとかを入れて、それも攻撃の一種として考えるように取り組んできたので、それができたのはよかったです。

――2戦目の相手、尚絅学院大と対戦してみていかがでしたか

春に練習試合を何度もしたことがあり、どういうチームなのかとか何をしてくるかというのはわかっていましたが、簡単に言ってしまうと向こうのペースで私たちがバレーをさせられている状態になってしまったのが敗因かなと思います。

――すごく粘り強く、ある意味ワセダの理想とするチーム像に近いのではないでしょうか

はい、向こうも自分たちがそういう風にやれば相手がいずれもろくなって崩れてくると考えているのはわかっていましたが、自分たちが先に崩れてしまったので、まだまだ練習が足りないなと思いました。

――中盤の連続失点がどのセットも響いたと思うのですが

出だしとかは結構競ったんですが、中盤で抜けてしまうところが春季リーグ戦の時からうちのチームによくあることなので、それが改善されていないんだなというのをきょうすごく痛感しました。

――3回戦敗退になってしまいましたが、ベスト16という成績は残しました。この結果に関してはどのようにお考えですか

正直すごく悔しいです。自分たちが現時点で関東で何部の何位とかそういうのはこの大会では関係ないと思っていて、このチームが良いところを出せればセンターコートに立てると本気で私も思っていたので、日女体大に勝ったことはすごくよかったかもしれないですけれど、結果的にそのあとすぐ負けてしまったので、あまりうれしくないというか悔しい気持ちがすごく強いです。

――全日本大学選手権ではリベンジを期待しています

はい、頑張ります。

――夏の間、強化したいところなどは

夏はゲーム練習が増えてくるので、まだまだ中盤粘りが悪くなってしまうところや、あと実戦でこういう時に流れが来るなとかこの一本がどれだけ大事なのかなどは練習で感じて、練習で強くなる部分だと思うので、夏は暑くて結構つらいですが、どのチームも条件は同じなので、どのチームよりもしっかりとまとまって秋に勝つことを目標に頑張りたいと思います。

唐木沙彩(スポ3=千葉・柏井)

――1戦目、関東1部のチームとの試合でしたが、いかがでしたか

自分たちの東日本インカレの目標はセンターコートに行くことで、しかもこのチームで1部とできることはもうなかったので、そこは思いっきりぶつかっていこうとチームで話して、勝ちに行こうという気持ちで臨みました。

――ご自身の調子は具体的にいかがでしたか

リーグ戦よりはよくて、リーグ戦終わってから自分自身のポジションの役割、またエースとしてなにが足りないのか、どういうところで何をしていくべきかを改めて深く考え直したので、その結果が少しみられたと思います。

――2戦目、粘り強い相手でしたが、どのような試合となりましたか

相手のペースに全て乗せられてしまって自分たちの良いところが出せないゲームとなり、まだまだ課題が多いなと思いました。

――中盤の連続失点後、立て直しのために意識した点などありましたか

まずは、1本目の精度をしっかり上げて、1本目を返してからどんなコンビを使っていくかを意識して、手先のことより目の前のボールに集中しようと思いました。

――大会を通して1部チームに勝利したりなど収穫もあったと思いますが、振り返っていかがですか

春季リーグはずっと2部で、1部とも一度も試合ができず、入替戦もできなかったので、自分たちが1部のチームに勝てたのは、一つの大きな自信になったと思います。

――ベスト16という結果をうけて

目標であるセンターコートには全然届いてない結果なので、この結果を胸に刻んでまたあしたから練習に励んでいきたいと思います。

――秋季リーグ戦に向けてこの夏で強化していきたい点など意気込みをお願いします

コーチたちからも言われているのですが、1本目の精度がやはりまだまだ低く、1本目を決めるためにもまずは1本目からしっかり流れを作っていくように練習していきたいです。