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ヨット部

2014.06.18

平成26年度関東学生個人選手権470級 6月14日、15日 神奈川・江ノ島沖

3艇が次なるステージへ

 先日行われた同大との定期戦で惜しくも敗れてしまった早大ヨット部。今季初の個人戦である関東学生個人選手権470級(関東個選)に4艇が出場した。昨年の関東個選では1位、2位を独占し、ことしも優勝を狙いたい早大。初日は安定した走りで上位につける。しかし、最終日はスタートからミスが目立ち順位を落としてしまうが、3艇が全日本学生個人選手権(全日本個選)の出場権を獲得した。

 レース初日。ロケットスタートに成功した小泉颯作(スポ3=山口・光)・江畑陽太(法4=神奈川・浅野)組が第1、2レース連続でトップフィニッシュを決めるなど首位に立つ。山口優副将(スポ4=佐賀・唐津西)・永松瀬羅(スポ2=大分・別府青山)組は第1レースで出遅れるも、その後は立て直し上位をキープし1日目を2位で終える。岡田圭樹(スポ1=佐賀・唐津西)・原海志(創理3=東京・早実)組は「スタート後のスピードとポジションキープがまだまだだった」と岡田が語るように自分たちの走りができず、11位で折り返した。

初日を1位で折り返した小泉(右)・江畑組

 迎えた最終日。このまま上位をキープしたい早大だったが、潮の流れの影響で第5レースが大荒れの展開になる。このレースは27艇がブラック(※1)に引っかかってしまう結果に。山口・永松瀬組もBFD(※2)を取ってしまい大きく後退してしまう。艇のトラブルもあったが、カットレース(※3)もあり総合9位で全日本個選出場圏内には留まった。小泉・江畑組は「風の読み間違いがあった」(小泉)と思うような走りができず、総合2位となってしまった。一方、少しでも順位を上げておきたい岡田・原組は、第一線でスタートができないレースが続く。しかし、コース取りが奏功し総合4位でレースを終えて全日本個選の切符を手にした。

最終日巻き返した岡田(右)・原組

 最終的には3艇が全日本個選の出場権を得た早大。しかし、毎回のレースの課題になるのがスタートと安定した走りを持続できないところだ。このままでは他の強豪チームに差を付けられてしまう。まずは気持ちの面から改善していくことが求められてくる。だが、のびしろは十分。夏の期間の練習でどの位置まで到達できるかが、今後のレースのカギになるだろう。必ず全国の頂に戻ってくるために。エンジのセーラーたちは再び立ち上がらなければならない。

(記事、写真 近藤廉一郎)

(※1、2)規則30.3(Black Flag Rule)に対する違反のこと。そのレースは失格となる。

(※3)大会の既定のレースを行うと、最も悪いレースの点数を除くことができるというルール

結果

▽470級

2位 小泉颯作・江畑陽太組 31点

4位 岡田圭樹・原海志組  48点

9位 山口優・永松瀬羅組  62点

※上記の3ペアは全日本個選出場決定

25位 市川夏未・中島捷人組 141点

コメント

470級スキッパー山口優副将(スポ4=佐賀・唐津西)

――2日間のレースを振り返って

初日はスタートで失敗してもしっかり風の振れに対応できたり、コース展開がしっかりいい方向に向きました。その結果2人とも落ち着いてコースを引くことができたので、スタートが悪くても順位を上げてくることができました。またトップでフィニッシュできたのは良かったのですが、2日目になって1レース目でブラックに引っかかってしまい、切り替えていこうと話はしていたんですけど、気持ちのどこかで戸惑いや焦りがありました。きょうは全体的にスタートが悪く、風のシフトを読めてなかったということもあって逆のコースにいってしまったりしたりして、落ち着いたコース取りができませんでした。気持ちの面でも集中できていなかったことでスピードが遅かったり、ガスケットもはけていてそれが影響したところもあったと思うんですけど、それ以前に自分たちの風に対する艇の置き方というのもダメだったと思います。

――春から課題に挙げているスタートですが初日と最終日で差が出てしまったのはどのような点にありますか

初日はボートスピードが他艇に比べて優位性があったので、スタートを失敗しても順位を上げていける自信があったのですが、最終日はボートスピードにも自信がない状態でした。また風のシフトが大きい海面だったのですが、その周期に合わせられなかったという点でスタートが失敗したときの展開ができていなかったので、2日間の差というのは風に対してのスタートの位置取りだと思います。

――先週行われた同大戦で得たものは

470級は1点差で負けてしまったのですが同大はマーク際での他艇との関係が優れていました。またスタートから早大に対して攻撃的なコース展開を仕掛けていたところと味方との連携という点が勉強になると思いました。

――夏や秋のシーズンに向けの修正点は

ボートスピードはかなり良くなってきているのですが、風が弱いときのボートスピードであったりスタートがまだまだできていないので、スタートでしっかりバウを出せるように、もっと他艇と比べた自分の艇のスタート位置だったり、走り出すタイミングが遅かったりするので、そういうところを改善していきたいです。

――今後に向け抱負をお願いします

春の関東学生女子選手権(女子インカレ)では僅差だったんですけど3位という結果に終わってしまったので、今回の女子インカレでは優勝する気で挑みます。早慶戦に関しては同大戦で以来のチームレースになるので早大内で共有したことであったり、相手と自分の位置関係だったり、マーク際で仕掛けるところだったりを同大とのレースで学んだことを生かしたいと思っています。

470級スキッパー小泉颯作(スポ3=山口・光)

――2日間のレースを振り返って

良いときも悪いときもあったレースでした。スタートのミスと風の読み間違いがあって、順位を大きく崩してしまったのが敗因です。

――課題にあげていたスタートに関しては

できたときは順位が良くて、悪いときは崩した感じで、結局7本レースをやって3本崩しているので、成功率がまだまだ悪いです。

――今後修正していく点は

今回感じたのは、点数計算をしたうえでの最終日のレースの走り方だったり、練習よりもプレッシャーがかかるので、そういうところで自分の力を出せるようにこれからあるさまざまのレースで意識してやっていきたいです。

――最後に470級ジュニアワールドに向け抱負を

とりあえず10位以内を目指して頑張るということと、いろいろな課題とか、海外の選手の走らせ方とか新しい発見があるので、そういうこと全部を吸収して今後につなげていきたいと思います。

470級スキッパー岡田奎樹(スポ1=佐賀・唐津西)

――2日間のレースを振り返って

スタートが全般的に決まらなくて、その後のコース展開で順位を上げるのがつらかったです。

――以前、課題に挙げていたスタートとコース取りに関しては今回のレースはいかがでしたか

コース取りは良かったのですが、スタート後のスピードとポジションキープがまだまだだったと思います。普段は少ない艇数でスタート練習をしているので、艇数が多くなった時のスタートには慣れていないのでつらい場面でした。

――今回見つかった課題は

スタートですね。第一線から出られていないので。

――1年目から全日本学生個人選手権(全日本個選)の出場権を獲得しましたね

ラッキーな展開もあったので、今後はラッキーで終わらせなくて実力で出せるようにしていきたいです。全日本個選までまだ少し時間があるので、こういった部分を克服できるように練習していきたいです。

――今後に向け抱負を

次、また同じ反省をしないように練習していきたいのと、もちろん勝ちたいんですけど全日本個選が早大の最終的な目標ではなく、全日本学生選手権(全日本インカレ)なので今後のレースでは全日本インカレにつなげられる走りをしたいです。