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漕艇部

2014.06.15

第35回東日本大学選手権 6月14、15日 埼玉・戸田ボートコース

ルーキーの活躍が目立ち、決勝進出クルー続出

 連日の激しい雨から一転、強い日差しに照らされた戸田ボートコースで東日本大学選手権の予選が行われた。早大からは1年生を中心とした下級生が出場。女子シングルスカルでは、ルーキー木下美奈(スポ1=山梨・富士河口湖)、木野田沙帆子(スポ1=青森)が圧倒的な強さを見せ、それぞれ1位で決勝進出を果たす。男子シングルスカルでも、石阪友貴(政経2=東京・早実)と杉田陸弥(人2=栃木)がトップで予選通過を決めた。男子ダブルスカルでは、早大Bが接戦にもつれ込むも4位。早大Aは2位で決勝進出を果たし、それぞれ多くの選手があすの決勝へと駒を進めた。

持ち前のパワーで他艇を圧倒した木野田

 初戦を飾ったのは、女子シングルスカルに出場した木下。スタートの失敗を悔やむも終盤は後続を寄せ付けることなく、見事1位で決勝進出を果たした。続いて登場したのは木野田。「おそらく技術的な部分では劣る点も多いと思いますが、パワーがある方だと思いますね」。このように語る木野田自身も強みとしているラストスパートでは、大きな漕ぎで積極的なレースを展開し、同じく組トップで予選通過。あすの決勝では、この二人に昨年の総体女王の石上璃奈(スポ1=長野・下諏訪向陽)を加えた熱い早大対決が繰り広げられることが予想される。

息の合った漕ぎを披露する男子ダブルスカルの早大A

 男子シングルスカルの先陣を切った石阪は、粘りのある漕ぎで逃げ切り1位。続く杉田も2位に大差を付け、それぞれトップで決勝進出を果たした。「タイム的にはお花見レガッタよりだいぶ伸びていた」と試合を振り返った杉田は、自身の成長を実感できたレースとなったようだ。男子ダブルスカルには早大Aと早大Bの2チームが出場した。早大Aは昨年の国体を制した早大学院出身の得居亮太(法1=東京・早大学院)・有田雄太郎(法1=東京・早大学院)ペア。高校時代に培われた息の合った漕ぎを見せるも、惜しくも2位となる。だが試合後に「全体的にいいリズムだった」と有田が語ったように、まだまだ伸びしろが期待される結果となった。早大Bとして臨んだ東駿佑(政経1=東京・早大学院)・佐藤修平(文1=秋田)ペアは終盤まで接戦に持ち込むも、ラストスパートで他艇の猛追に敗れ4位。決勝進出を果たしたものの、ほろ苦いデビュー戦となった。

 風も波もなく穏やかなコンディションで行われた予選のレース。デビュー戦となった選手も多い中、今後の火付け役となるルーキーの活躍が目立った。多くの艇が危なげなく予選通過を果たしたが、各々課題も見つかったレースとなったようだ。あすの決勝戦では、改善点の修正と共に新人らしい積極的なレース展開で、早大を大いに盛り上げてくれることを期待したい。

(記事 須藤絵莉、写真 土屋佳織、河島孝大)

結果

▽女子シングルスカル

木下美奈(スポ1=山梨・富士河口湖)4分02秒37【1位、決勝進出】

木野田沙帆子(スポ1=青森)3分56秒99【1位、決勝進出】

石上璃奈(スポ1=長野・下諏訪向陽)4分06秒19【3位、決勝進出】

▽男子シングルスカル

石阪友貴(政経2=東京・早実)3分40秒17【1位、決勝進出】

富田剣志(スポ1=愛媛・今治西)3分55秒02【4位、決勝進出】

杉田陸弥(人2=栃木)3分47秒14【1位、決勝進出】

植原大智(教3=大阪・清風)3分59秒39【2位、順位決定戦へ】

▽男子ダブルスカル

早大B(S:東駿佑(政経1=東京・早大学院)、B:佐藤修平(文1=秋田))3分35秒89【4位、決勝進出】

早大A(S:得居亮太(法1=東京・早大学院)、B:有田雄太郎(法1=東京・早大学院))3分33秒61【2位、決勝進出】

コメント

木野田沙帆子(スポ1=青森)

――きょうのレースを振り返って

序盤から隣のレーンの選手を抑えることができたので、全体の出来栄えとしては落ち着いたレースができたのかなと思います。

――ご自身の強みは

おそらく技術的な部分では劣る点も多いと思いますが、パワーがある方だと思いますね。一本のパワーで強く押していけるところですね。

――きょうの予選で意識していた点は

きょうは1000メートルレースだったので、ハイペースでいかなければなりませんでした。そのために抜くところは抜いて強く押すところは押すというメリハリを意識していました。

――見つかった課題は

先ほど結果を見た時に、前半に比べ後半のタイムが落ちてしまっていたので、次のレースではイーブンペースで漕ぐことを意識したいと思います。

――今大会の位置づけは

インカレ(全日本大学選手権)の選考も兼ねているので、そのステップとして結果を残して「自分は戦えますよ」と部内にアピールする場だと考えています。

――ワセダでの生活や環境はいかがですか

部の中で女子の先輩も後輩にアドバイスをしてくださって助かっています。高校時代は先輩も少なくてあまりそのような環境に置かれたことがなかったので、非常に充実したボート生活が送れているかなと感じています。

――決勝はワセダ対決も予想されますが、意気込みをお願いします

(ワセダの選手は)高校時代も総体で戦ったメンバーです。予選でも当たって緊張しましたが、とりあえずワセダに入ってから自分がどれだけ伸びたかということを確かめる上でも大事なレースにしていきたいなと思います。

木下美奈(スポ1=山梨・富士河口湖)

――きょうのレースを振り返って

きょうはスタートで失敗しましたが、確実に(決勝へ)上がってあすにつなげようというイメージを持って中盤に粘ることができました。そのままラスト上げて、1着になれたかなという感じがします

――レース中に最も意識していたことは

コンスタントの中盤のスタートスパートからレートを落として伸ばしていくことを持ち味にしているので、いかに落としすぎず、水中は変えずに伸ばしていくことを意識して漕ぎました。

――今回のレースで何か課題は見つかりましたか

やはりスタートですね。スタートで一本目で抜けてしまってほかの選手に出遅れるというかたちだったので、一本目をしっかりと決めた上で二本目三本目をスパッと決められるスタートができるといいと思います。

――ワセダの女子部についての印象を聞かせてください

ワセダ全体としては、トップレベルの選手が多くいるので、常に毎日が刺激的で、どんな練習をしていても自分の目標とする人が見つかるところがいいと思います。

――決勝に向けての意気込みをお願いします

決勝ではワセダから3人出て、高校時代から戦ってきたほかの選手もたくさんいるので、自分のいまできる最高のパフォーマンスをだして、高校時代は勝てなかった相手に勝って優勝を目指したいです。

杉田陸弥(人2=栃木)

――お花見レガッタ以来のレースでした

お花見レガッタがシングルスカルとして初めて出るレースだったんですけど、あの時の実力としては成功した方だったので。レースプランとしては、変わらずスパートも200メートルぐらい入れて、そこからはレースの状況に合わせて適宜足蹴りを入れていこうかなと思っていました。

――2位以下の選手に大きく差を付けてのゴールでした

若干、いけるのではないかと思っていたんですけど。ここまで差が付いたのも初めてだったので、驚きながら漕いでいました。

――お花見レガッタから成長したという手応えはありますか

競っていないレースで、力を限界まで使わなくてもタイム的にはお花見レガッタよりだいぶ伸びていたので、フィジカル的にも技術的にもあの頃よりは成長できたのかなと考えています。

――タイムについてはどうお考えですか

やっぱり競っていないレースで体を追い込むことはしなかったので、もっと(タイムを)出せるなとは思いました。

――レース後半は余裕を持って漕いでいらっしゃったのでしょうか

もちろん本気を出してはいるんですが、レートを落として一本を大事に、ロスをなくして集中して、「一本を大事に」ということを意識しました。

――あすの決勝への意気込みをお願いします

すごく競ったレースになることが確実なので、最初に出られたら出て、自分のいま出せる一番いいものを出せたらいいなと思います。

S:得居亮太(法1=東京・早大学院)

――きょうのレースを振り返ってみて

そうですね、きょう1着だった立大には練習の時は勝てたんですけど、きょうは大差で負けてしまったので悔しい気持ちです。

――最後は激しい2位争いとなりましたが、その局面を振り返ってみて

いいリズムでずっと漕げていたので、あまり負ける気はしなかったですね。

――きょうのご自身の調子はいかがでしたか

いつもは艇が曲がっちゃう課題があるんですけど、きょうはあんまりなくて。終始安定して漕ぐことができたと思います。

――きょうは漕ぎやすいコースのコンディションだったと思いますが

風も波も穏やかで比較的漕ぎやすいコンディションでした。

――決勝戦への意気込みをお願いします

きょう予選で負けた立大にはスタートで離されてしまったので、あしたは少なくとも最初の500メートルでは競って、ついていくかリードしているかぐらいの気持ちで序盤から攻めのレースをしていきたいと思います。

B:有田雄太郎(法1=東京・早大学院)

――きょうのレースを振り返って

負けた相手が練習をして勝った相手だったんですけど、本番になって向こうもレートを上げてきて、自分たちはきょうレートが低かったので少し離されていって負けてしまったというかたちでした。あしたに向けてのいい指標になったのかなと思います。

――得居亮太選手(法1=東京・早大学院)とのコンビは

得居とは高校のときから国体とかで一緒に漕いできているので、リズム自体は慣れているんですけど、ダブルスカルっていう種目になってからは2週間しかたってないので自分たちのできる限りのことをやってきたつもりです。全体的にいいリズムだったと思います。

――2着という結果については

やっぱり優勝を狙ってやってきているので、あしたはトップでゴールする覚悟で最初から攻めていきたいです。

――高校と大学の生活の違いは

朝練習ができることと寮という生活で少し慣れないところもあるのですが、同期とか先輩方がみんないい人たちなのでしっかりと全員で日本一を目指してやっていきたいと思います。

――あすに向けての意気込みを

とりあえず最初の500メートルを出してどんどん逃げ切っていくというかたちで優勝したいと思います。