競走部

2014.05.26

第93回関東学生対校選手権 5月24・25日 神奈川・日産スタジアム

トラック優勝を目指した戦い・後半戦

 「トラック優勝」。春先から掲げていたその目標に向かい、チーム一丸で関東学生対校選手権(関カレ)に挑んだ早大。しかし、優勝を狙った4×100メートルリレー、4×400メートルリレー(マイル)の両リレーでアクシデントが続くなど、各種目で取りこぼしがあり、悲願達成とはならなかった。チーム全体で次に挑むのは日本学生対校選手権(全カレ)。この悔しさを晴らし、創部100周年の節目の年にエンジ旋風を巻き起こしたい。

(記事 石丸諒)

★悔しさ残るも見事表彰台へ

表彰台で笑顔を見せる高橋広

 先週の予選で好調な走りを見せた高橋広夢(スポ4=東京・東大附)は、3000メートル障害決勝に臨んだ。序盤はけん制が続くスローペースな展開。高橋広は後方で様子をうかがっていた。そして残り3周となった1800メートル付近、高橋広が動く。「ハードルを人の後ろで跳ぶのが苦手で、途中で前に出ようということは決めていた」という戦略通り、一気に加速して先頭へ立ち、レースを引っ張るかたちに。しかし、集団がばらけることはなく、なかなか飛び出すことができない。2400メートル付近で後続の集団に吸収され4位まで後退すると、勝負はラスト1周へ。バックストレートで3位に浮上し、残り200メートルから意地のラストスパート。しかし、追い上げもむなしく、1歩及ばずそのまま3位でフィニッシュとなった。ゴール直後に悔しそうな様子を見せた高橋広。表彰台に上るという目標は達成したものの、一度はトップに躍り出るなど、優勝も見えていただけに早すぎた飛び出しが悔やまれる。しかし、タイムは自己ベストを更新する好記録。念願だった3000メートル障害で結果を残し、最初で最後の関カレを締めくくった。今後は5000メートルや1万メートルに切り替え、夏へ向けてさらなる飛躍を誓う。

(記事 藤川友実子、写真 目黒広菜)

★入賞果たすも、ライバルとの差が出たレースに

各大学のエース格と渡り合った井戸

 早大からは井戸浩貴(商2=兵庫・龍野)、田口大貴(スポ3=秋田)、佐藤淳(スポ2=愛知・明和)の三選手が挑んだハーフマラソン。特に井戸、田口は日本学生ハーフマラソン選手権で結果を残しただけに、この日も好成績が期待された。序盤は順大、東洋大の選手らと共に3選手全員先頭集団に食らいつく。レースが動いたのは12キロ過ぎ。「一気にペースを変えられたときに対応できなかった」(井戸)と、東洋大の選手たちが後続を突き放し、早大勢も大きく遅れを取り始める。一時は全員が入賞圏内から外れる苦しい状況に立たされたが、最後は井戸が持ち前の粘りを見せ7位でフィニッシュ。入賞はこの井戸一人にとどまり、早大としては物足りない結果に終わった。ライバルとなる東洋大は3選手が2、3、5位と好順位をマークし、その差が顕著に現れた今大会。「仕掛けるレースに対応する力がまだまだです」(井戸)。明確となった課題を乗り越え、今後のトラックシーズン、さらには駅伝シーズンで生まれ変わった姿を見たいものだ。

(記事 細矢大帆、写真 中澤佑輔)

★羽角、堂々のインカレ初優勝

表彰台の真ん中に立った羽角

 400メートル障害で羽角彩恵(スポ4=北海道・札幌一)が圧巻の走りを見せた。組トップで通過した準決勝から一夜明け、迎えた決勝。序盤から攻めの走りをする他大選手に先行されるが、「前半に置いていかれてしまうのはわかっていた」と冷静にレースを進める。安定したハードリングで前を追い、ラスト200メートルで勝負に出た。前方の選手のスピードが落ち始めると、伸びのある走りで一気に先頭に迫る。直線勝負でトップに躍り出ると、最後までペースを落とすことなくゴール。59秒21のタイムを記録し、見事インカレ初タイトルを獲得した。「本当にいろんな人に支えられて、応援してもらってここまでくることができたので、喜びが大きいです」と笑顔で語った羽角。100メートル障害決勝での悔しさを晴らす、自己ベストでの優勝となった。インカレ覇者のさらなる成長に期待が膨らむ。ラストイヤーは飛躍の年となりそうだ。

(記事 副島美沙子、写真 菅真依子)

★笑顔なき8位

1メートル70で惜しくも失敗してしまった土川

 1メートル70、3回目の試技。勢いのよい踏み切りを見せた土川萌子(スポ4=栃木・那須拓陽)の跳躍は、成功したかのように思えた。しかし、あっけなくバーは落ちてしまう。その瞬間、両手で顔を覆った土川の様子は、まさに放心状態だった。昨年の関カレでは超えることができた1メートル70という高さ。自分の課題とわかっているだけに、勝負所で飛ぶことができなかった「自分の弱さ」に悔しさをにじませた。この日も1メートル65までは1回目でクリアしたが、振り返ってみると「全てを通して良い跳躍ではなかった」と、まだまだ課題はありそうだ。8位入賞は最低限の役割と決して満足はしていない。次こそは1メートル70という壁を打ち破り、笑顔で競技を終えてほしい。最終学年として、跳躍ブロック長として、思いを込めた『1本』を後輩に見せるためにも。

(記事、写真 目良夕貴)

★目標の複数入賞達成

ラストスパートで伸びを見せた田中

 男子800メートルは、悲願の複数入賞を果たした。伊澤賢人(スポ3=栃木)をケガで欠き、田中言(スポ3=東京・早実)と出口翔(スポ3=東京・開成)の二人で挑むことになった早大。2人は順調に予選を突破すると、準決勝では落ち着いたラストスパートで共に組3着に入り決勝へ進む。迎えた決勝は2週間前に日本記録を塗り替えた川元奨(日大)が引っ張るハイペースな展開に。集団の後方で様子を伺っていた田中はラスト200メートルから前へ出てスパートをかけ、4位に入る。タイムは1分49秒81と自己記録を大幅に更新。昨季から目標としていた1分50秒のカベをとうとう破った田中だが、結果的に日大に表彰台独占を許したこともあり、「素直に喜べない」と悔しさもにじませた。一方で出口は500メートルを過ぎたところで集団から離れ、7位でゴール。全カレでは出場者3人全員の入賞、そして表彰台へ。中距離陣の挑戦は続く――。

(記事 川嶋悠里、写真 八木瑛莉佳)

★三原が復活の5位入賞

三原は久々の公式戦ながら好結果を残した

 男子200メートル決勝に木村賢太(スポ3=大分・杵築)、竹下裕希(スポ4=福岡大大濠)、三原浩幸(スポ4=千葉東)が出場した。予選で久しぶりの公式戦ながら自己ベストをマークした三原。好調ぶりを見せ、決勝レースではまずまずのスタートを切り加速していく。アウトレーンであったが、コーナーに差し掛かる時点で追いつかれほぼ横一直線に並んだ。だが、ここから後半に強い三原が前に出始める。スピードを落とさないまま、徐々に差を縮めラスト50メートルで3選手をかわしていく。ゴールライン直前の競り合いには敗れたものの、個人戦では大学になって初の入賞となる5位に輝いた。

 三人が決勝に進出したが木村が7位、竹下が8位となり早大勢は、惜しくも表彰台には届かなかった。だが、三原の復活が短距離陣にとって好材料となるに違いない。復活を果たした戦力がチームに新たな風を巻き起こすことを期待したい。

(記事 高畑幸、写真 川嶋悠里)

★光延、1年生トップの好走見せる

後半、前に出るレースを展開した光延

 5000メートル決勝にはエース山本修平駅伝主将(スポ4=愛知・時習館)、着実に成長を続けている三浦雅裕(スポ3=兵庫・西脇工)、期待の新星・光延誠(スポ1=佐賀・鳥栖工)の三人が出場した。レースはエノック・オムワンバ(山梨学院大)、ダニエル・ムイバキトニー(日大)らが集団を引っ張るハイペースな展開に。開始序盤から外国人留学生と共に先頭集団を形成したのは山本だった。駅伝主将の意地を見せ高速レースに対応するかと思われたが、中盤から徐々に抜かれてしまう。だがここでルーキー・光延が踏ん張りを見せた。4000メートル過ぎから次第に前方へ移動し、果敢に有力選手たちを猛追。同学年のライバルたちがそろう中、新入生ではトップの12位でレースを終える。タイムも14分3秒78と自己ベストにあと3秒迫る結果だった。

 随所で積極的なレース運びが見られたが、入賞者がゼロとなった今種目。トラック優勝を目指していたにもかかわらず、5000メートルで得点に貢献できなかったことは大きな痛手。「この悔しさを全カレや駅伝、らいねんの関カレに繋げていきたい」(光延)。この惜敗を糧にして、さらなる飛躍を誓う。

(記事 八木絵莉佳、写真 高畑幸)

★アクシデントに見舞われ4位に終わる

マイルは追い上げ及ばず4位となった

 4×400メートルリレー(マイル)は大会3日目に行われた予選を組1位で通過したワセダ。決勝は予選と同じメンバーで挑んだ。1走は今大会の400メートルで4位と関カレ初入賞を果たした佐藤拓也(スポ3=埼玉・越谷西)が務める。しかし「1走としてチームの流れを作れなかった」(佐藤拓)と納得のいく走りはできなかった。続く2走の愛敬彰太郎(スポ2=三重・桑名)は前半から果敢に攻める走りで前を追うが、なかなかトップには立てない。愛敬からバトンを受け取った木村賢太(スポ3=大分・杵築)も順位を変えることができず、望みは今大会400メートル覇者の加藤修也(スポ1=静岡・浜名)に託された。ルーキーながらアンカーを任された加藤であったが、木村からのバトンをうまく受け取ることができず、大きなタイムロスになってしまう。さらに接触のアクシデントもあり「前半に焦って前に出てしまい後半に伸びなかった」(加藤)と持ち味の後半の強さを出せず、ワセダは4位に沈んだ。

3年生以下のメンバーでの挑戦だったが、目標としていた優勝には届かず悔しい結果となった。リレーの強さを取り戻すために、全カレでのリベンジを誓いチームは動き出す。

(記事 戸田郁美、写真 松田萌花)

結果

3日目

▽男子200メートル予選

木村賢太 20秒97(+1.1)(1組1着)

竹下裕希 20秒89(+2.1)(2組2着)

三原浩幸 20秒79(+0.2)(3組2着)自己新記録

▽男子800メートル

予選

出口翔  1分55秒12(1組1着)

田中言  1分51秒97(3組2着)

準決勝

出口翔  1分54秒30(1組3着)

田中言  1分53秒20(2組3着)

▽男子400メートル障害

予選

中野直哉(スポ2=長野吉田) 52秒14(1組2着)

準決勝

中野直哉 51秒42(2組5着)自己新記録

▽男子3000メートル障害決勝

高橋広夢 8分57秒10 (3位)自己新記録

▽男子3部棒高跳決勝

石井祐人(早大大学院2=埼玉・武蔵越生) 4メートル50 (1位)

▽女子400メートル障害

予選

長田彩楓(スポ2=早稲田佐賀) 62秒96(1組6着)

竹原由梨(スポ2=岡山城東)  63秒80(2組5着)

羽角彩恵 60秒99(5組2着)自己新記録

準決勝

羽角彩恵 60秒46(1組1着)自己新記録

4日目

▽男子200メートル

準決勝

竹下裕希 20秒81(+0.6)(1組2着)自己新記録

木村賢太 20秒97(+0.6)(1組4着)

三原浩幸 21秒14(+0.8)(2組3着)

決勝

三原浩幸 20秒96(-0.6) (5位)

木村賢太 21秒41(-0.6) (7位)

竹下裕希 21秒42(-0.6) (8位)

▽男子800メートル決勝

田中言 1分49秒81 (4位)自己新記録

出口翔 1分51秒38 (7位)

▽男子5000メートル決勝

光延誠  14分03秒78 (12位)

山本修平 14分23秒63 (21位)

三浦雅裕 14分31秒98 (25位)

▽男子ハーフマラソン決勝

井戸浩貴 1時間5分13秒 (7位)

田口大貴 1時間6分25秒 (12位)

佐藤淳  1時間7分22秒 (20位)

▽男子4×400メートルリレー決勝

早大(佐藤ー愛敬ー木村ー加藤) 3分08秒51 (4位)

▽女子400メートル障害決勝

羽角彩恵 59秒21 (1位)自己新記録

▽女子走高跳決勝

土川萌子 1メートル65 (8位)

市村るり(スポ3=千葉・柏中央) NM

▽男子一部対校トラック得点

1位 東洋大 73点

2位 日大  66.5点

3位 早大  55点

▽男子一部対校得点

1位 日大  136.5点

2位 順大  110点

3位 東洋大 78点

6位 早大  55点

▽女子一部対校得点

1位 筑波大 105

2位 中大  85.5点

3位 大東大 72点

14位 早大 16点

コメント

高橋広夢(スポ4=東京・東大付)

――初めてのインカレでしたが、レースを振り返っていかがでしたか

インカレは初めてだったので、予選よりも決勝がすごく緊張しました。

――3位という結果についてはどのように捉えていますか

最低限の仕事はできたかなという感じで、1番表彰台に立ちたいという思いでやってきたのでそこはクリアできたのですが、1位が目の前に見えていただけあって、悔しい思いがあります。

――2キロ付近で一気に前に出られましたが、どういった戦略だったのですか

3000メートル障害に慣れていなくてハードルを人の後ろで跳ぶのが苦手で、途中で前に出ようということは決めていたので、そのような思いで前に出ました。

――以前から3000メートル障害への挑戦を希望されていたそうですが、今回どのような経緯で出場が決定したのですか

東京箱根間往復大学駅伝(箱根)が終わってから渡辺康幸駅伝監督(平8人卒=千葉・市船橋)、コーチと今シーズンのトラック競技について話しているときに、3000メートル障害に挑戦したいということを伝えて許可を得られたので、挑戦していくということになりました。

――どのような意気込みで臨まれましたか

今までトラックで活躍して部に貢献することができていなかったので、結果的にトラックの総合優勝はできませんでしたが、総合優勝に貢献できるように1点でも多く取りたいという思いで臨みました。

――今後の目標について教えてください

3000メートル障害は特殊な種目なので、これで結果を出したからといって満足せずにまずは5000メートルと一万メートルで結果を残して夏をしっかり迎えていきたいと思っています。

土川萌子(スポ4=栃木・那須拓陽)

――8位入賞という結果についていかがですか

入賞という最低限のことはできたと思うのですが、悔しい気持ちしかないというのが正直なところです。

――調子はいかがでしたか

調子は自分では良いと感じていました。自分の課題は65を飛んでから、70が飛べないということで、きょうも同じような結果に終わってしまいました。きょうも自分の弱さを露呈してしまったと思います。

――自分の弱さというのは

勝負所で勝てないというのが自分の弱さだと思っています。きょうも70が勝負どころだったと思うのですが、そこで飛べなかったのは弱さが出てしまったとつくづく思います。

――1メートル70の1回目、3回目の試技はあと一歩と感じました

かなりバネというか、浮きはあったので、惜しい跳躍にはなったと思います。ですが、やはり飛ぶにはあれではダメだと感じました。助走の面だったりと課題がまだありますね。全てを通して良い跳躍ではなかったかなと思います。

――課題はまだまだあると

そうですね。課題だらけだと思います。

――ことしはブロック長としてチームを引っ張っていく立場です

やはりブロック長として、今回良い結果を残して後輩たちに見せることができたらと思っていました。しかし自己ベストからも遠いですし、入賞といってもギリギリ8位でした。今のところ、何もしてあげられていないというのがありますね。

――次に向けて一言お願いします

落とした瞬間は放心状態になってしまったのですが、ことしは引っ張っていく身なのでそれではいけないと思っています。次の試合に向けて、やるべきことをしっかり考えて実行していけば、絶対飛べると思いますし、それを後輩にも見せたいです。

羽角彩恵(スポ4=北海道・札幌一)

――きょうのレースの感想をお願いします

ことしが最後の関カレなので、思い残すことのないようにすべて出し切ろうと思って走りました。

――自己新記録での優勝となりましたが、結果を受けていかがですか

監督をはじめとして、本当にいろんな人に支えてもらって、応援してもらってここまでくることができたので、喜びが大きいです。

――勝因はどのようなところにあったのでしょうか

前半に置いていかれてしまうのはわかっていたことなので、そこで焦るのではなくて、後半に落とさないで徐々に差を縮めていけたことだと思います。

――予選、準決勝で手応えはありましたか

表彰台にいけるとは全然思っていなくて、ただ本当に悔いを残すことのないようにということだけを思っていました。

――先週の100メートル障害の試合を振り返っていかがですか

100メートル障害は、まだ力不足だというのを実感しました。

――今後どのような練習をされる予定ですか

スピードが足りないので、そこを強化していくことで100メートルハードルにも400メートルハードルにもつながるのではないかと思っています。

――100メートル障害と400メートル障害のどちらを中心に練習をされるご予定でしょうか

いまはまだどちらかにしぼるというのは考えていないのですが、どちらの練習も互いに生きているのではないかと思っています。なので、あまりその姿勢は崩さないでやっていきたいです。

――今後の目標を教えてください

今後の目標は、全カレ(日本学生対校選手権)でまた一番になることです。やはり最後の年なので、みんなと一緒に頑張りたいと思います。

佐藤拓也(スポ3=埼玉・越谷西)

――4×400メートルリレー(マイル)の4位という結果についてはいかがですか

優勝を狙って来ていたのですが、自分は1走としてもう少し良い流れを作りたかったです。流れを作れなかったのが課題です。

――マイルのメンバーでは3年生が最上級生でしたが、どのような気持ちで臨みましたか

学年とか関係なくチームとして走っていて、代表に選ばれたからには自分のもっている走りをできるように心がけています。

――400メートルの4位という結果についてはいかがですか

1年生から3年間、関カレに出場させていただいているのですが、1年、2年のときには決勝に進むことができませんでした。3年生でようやく(決勝に)出ることができました。普段から練習でできていることをしっかり試合でもするということを目標にやっていて、関カレ前の静岡国際ではそれがうまくいかなかったのですが、今回はそれがだいぶ良くなって4位という結果に結びついたので良かったと思います。しかしタイムに関してはまだまだ足りず、これから先、全カレで上位入賞や日本選手権での上位入賞を目標にすることを考えたらまだまだ自分の弱いところがあるので、これから練習で改善していきたいです。

――次の試合の予定は何ですか

次の試合は6月の初めに日本選手権の400メートルに出場する予定です。期間はあまりないですが、しっかりと関カレの疲労を抜いて自己ベストは当たり前で、日本選手権の決勝に残って自分の走りをできればと思います。

田中言(スポ3=東京・早実)

――決勝に進出し4位入賞となりました。振り返っていかがですか

入賞という目標を達成できたのは良かったと思いつつ、最低限っていう感じですかね。個人的なうれしさよりは、どっちかっていうとチーム全体が振るわなかった悔しさが大きいです。

――日大に表彰台を独占されてしまいましたが、それに関してはいかがですか

「それは阻止しよう」という話を出口(翔、スポ3=東京・開成)としていたので悔しいです。得点も大きく稼がれてしまいましたし。

――これまで準決勝で敗退することが多く、ついに殻を破られた印象があるのですが

そうですね。全国レベルの大会で3本走ったのは中学生以来ですかね。

――予選からスパートが良かったように見えましたが

一貫してラスト勝負ということに最近は徹しているので、それは自信を持ってやってました。ただ、準決勝でラストスパートまでの位置取りをミスしてしまったのでそこは課題です。決勝はもう少し、楽に前半を走れたかなというのとスパートのタイミングが遅すぎたというのがありました。

――ついに、昨季から目標にあげていた1分49秒台を出されました。タイムに関してはいかがですか

なんか、もっとうれしいものかなと思ってました。49秒台が出たことも4位になったことも。正直、全然実感がわかないというか、チームのこともあるので素直に喜べないですね。でも49秒台を出したことで出られる大会とかもあるので、達成感はあるかなって感じです。次はちょっとずつ縮めていきたいです。

――吉田貴洋(スポ3=和歌山・田辺)選手や伊澤賢人(スポ3=栃木)選手が出られない状況にもかかわらず、春から目指していた複数入賞となりました。そこに関してはどう捉えられていますか

吉田とか伊澤とかが好調だったら自分が負けることもよくあるし、3人も夢じゃないという実感はありました。出られなかったことは中距離陣として反省するべきところですが、出口と複数入賞という目標を達成できたのは、次につながるので良かったです。

――次は日本選手権ですが、意気込みを教えてください

夢の舞台という感じなので、楽しみたいです。失うものはないので、気負わないのを強みにしたいです。

井戸浩貴(商2=兵庫・龍野)

——きょうのレースを振り返って

きょうは調整がこれまでうまくいっていなかったので、その割には後半粘れました。それでも上位で争える力を付けてきたつもりではあったので、率直に自分の力が足りず悔しい印象が強いですね。

——気温の高い中でのレースでしたが

水分を多めに取ったりレース中も給水を1周目から取ったりするようには心掛けました。アップの時にも帽子を被ったりして、体力を失われないように気を付けました。

——その中で、設定タイム等はありましたか

タイム自体は設定していませんでしたが、とにかく前の集団についていくことを考えました。気温も読めない中でタイムもそれ次第で大きく変わると思うので特にタイムについてはこだわっていませんでした。

——序盤から中盤にかけて先頭集団から離されてしまう展開となってしまいました

そうですね。まだやっぱりトラックでの僕の力が足りないこともあって、一気にペースを変えられてしまったときに対応できませんでした。そこもやはりついていけるようにしなければならないですね。

——今回ハーフマラソンに出走した理由は

1万メートルや5000メートルよりも自分に向いていて、チームとしてということを考えると一番貢献できるのがハーフだったというところに尽きますね。

——中盤以降はライバルとなる東洋大の選手に先行を許すかたちとなってしまいましたが

そうですね、田口さん(雅也)だとか主力の選手はきょねんまでは力の差が正直あったので仕方ないで済まされましたが、ことしからはやはりそうも言えなくなってきます。その点でやはり東洋大の選手たちの思惑通りに自分が動かされてしまったというのは一番悔しかった点ですね。タイム差だけでなく、レース全体を含めて自分の足りないところを実感させられたので、やっぱり率直に悔しさはありますね。

——今回のレースで良かった点、また個人的に見つかった課題は

調整不足ということもあって一時は入賞圏内からも外れてしまったのですが、後半持ち直して7位まで上がれて最低限の仕事は果たせたと思うので、そこは持ち味を発揮できましたし入賞できたことも良かったと思います。でもいまは先頭で争うレースがハーフの中でできていなくて、箱根の1区とか見ていると後半勝負になることが多いので、そういう意味では仕掛けるレースに対応する力がまだまだだなとは感じました。

——箱根では1区を見据えているのですか

僕はあまり単独走が得意ではなく集団走の方が好きなので、やはり1区を見据えてはいます。でもそのために必要な力をいまは持っているといえないので、これからどうなるかというのは自分次第だと思います。

——今後への抱負をお願いします

7位入賞できたことに一安心はしましたが、やっぱりまだまだ課題もあってトラックレースでの実力もさらに必要になってくるのは確かです。スタミナ不足などを感じることも多かったので、これからのシーズンではトラックでタイムを出して練習にも余裕を持って取り組んで、さらに夏合宿でスタミナの増加をするということに重点を置いていきたいと思います。

加藤修也(スポ1=静岡・浜名)

――4×400メートルリレーは残念な結果となりましたがいまのお気持ちはいかがですか

いままで甘かったというのが感じられました

――甘かったというのはどのような点ですか

細かいミスが重なった結果ではあるんですけど、そこに至るまでどれだけの意気込みでここまでやってきたかというのが不足していたんじゃないかなというのが感じられました。

――アクシデントが起こってから走り出す時の気持ちはいかがでしたか

とにかく焦ってしまったというのが走り終わっての感想ですね。自分のレースパターンは後半に伸びる走りで、それができたときにいいタイムが出ているので前半に焦って前に出てしまったのが後半に伸びず、全体のタイムが悪いラップで回ってしまったことにつながっているのではないかなと思います。

――個人のレースとリレーの違いはどう感じていますか

とりあえず僕は1走をやることはなかなかないので、スタブロ(スターティングブロック)がないっていうのがスタブロが苦手な僕としては大きいですね。

――後半に伸びる走りが持ち味の加藤選手にとって、アンカーで前を追う走りをするのは難しいですか

どうなんですかね。最終的に400mを走るときに一番前にいればいいというのは頭ではわかっているので。自分が変に焦ってしまったというのが良くなかったと思います。

――周りを気にせずに自分の走りをすれば大丈夫だということでしょうか

マイルはオープンレーンなので複雑なレース展開になるんですけど、それを考慮した上で後半に持ち味を出せる走りというのができたら良かったなと思います。

――レース後、チームで課題などをお話されましたか

細かいところはいろいろあるので、今後の大会に向けてもう一度やっていこうというのはみんな感じていると思います。

――個人では400メートルで見事優勝されましたが振り返っていかがですか

閉会式でも名前を上げてくださったんですけど、自分はそんなにいばれるようなレースはできていないと思っていますし、高校の時の結果と見比べた時に、今回の自分がどれくらいなのかを考えると全然駄目です。

――ライバルの油井快晴選手(順大)には勝利しましたが

もちろん今まで一緒にやってきたライバル関係の選手なのでそこに競り勝てたというのは嬉しく思っています。

――日本選手権への意気込みをお願いします

ことしの日本選手権は今後に向けた経験というのを目標にしていきたいです。きょう色々課題が見えましたし、日本選手権ではフォームの修正であったり自分を変化させていく途中なので、大それたことは言えないですけど、とにかくやるからには頑張りたいと思います。

光延誠(スポ1=佐賀・鳥栖工)

――きょうのレースを振り返っていかがでしたか

今回のレースは積極的に走ると決めていて、また入賞に絡むようなレースをしたかったです。しかし最初からペースが速く、ついて行けなかったことが今回の課題でした。その課題を克服するため今後練習したいと思います。

――レースプランはありましたか

(レースが)ハイペースになることは知っていたのですが、自分が思っていた以上にペースが速く後方からスタートとなってしまいました。後方からスタートしたことはまだ自分の力のなさの問題かなと思います。

――積極的なレース展開が見られましたが、前に出るタイミングは決めていたのですか

自分では考えていませんでしたが、残り1000メートルくらいから(自己)ベスト更新が見えてきたのでそこから(前に)行こうと決めました。

――今回のご自身のタイムに関し感じたことはありますか

この大会で13分台を出すことを目標にしてきたので、タイム的には満足していません。ですがこのような全国のトップクラスの先輩方と走ることができて今後の自分の競技に生かせるかなと思いました。

――惜しくも入賞は逃してしまいましたが、12位という順位に関してはどう思われますか

ワセダはトラック、また総合優勝を狙っていたので自分もチームに貢献できるように点を取りたかったのですが取ることができず本当に悔しいです。この悔しさを全カレや駅伝、らいねんの関カレにつなげていきたいと思います。らいねんは(関カレでは)入賞を、また全カレは出場できたら入賞を目指して頑張りたいです。

――初めてのエンジとなりましたがいかがでしたか

ワセダの競走部のエンジは先輩方が受け継いだ本当に伝統のあるユニフォームで、自分も伝統を守っていかないといけないということで少し緊張しました。またエンジを着て、この借りを返したいです。

――次のレース予定と意気込みをお願いします

次のレース予定はまだわからないのですが、(5000メートルでは)13分台と(1万メートルでは)28分台のどちらかを絶対に出していきたいと思います。