競走部

2014.04.28

第237回日本体育大学長距離競技会 4月27日 神奈川・日体大健志台陸上競技場

自己新なく、不調脱せず

 きのうに引き続き行われた日本体育大学長距離競技会。長距離ブロックから多くのメンバーが挑んだ5000メートルでは、故障から復帰した柳利幸(教3=埼玉・早大本庄)や期待の1年生たちが出走。しかし自己ベスト更新は1人もならずという厳しい結果に終わり、きのうからの嫌な流れを払拭(ふっしょく)することはできなかった。

復帰レースで主力の意地を見せた柳

 5000メートル24組には、柳、安井雄一(スポ1=千葉・市立船橋)と石田康幸(商1=静岡・浜松日体)の3名が出場した。レースは比較的スローペースで展開し、序盤から柳は先頭集団でレースを引っ張っていくことに。しかし3300メートル過ぎに先頭から遅れる。だが「自分がいまどれだけ走れるかっていうことを知りたかった」という言葉通りその後は無理にスパートをかけずに粘りの走りを披露。故障後初のレースに対して一定の満足感を見せたが、これまで走るたびに続けてきた自己ベストの更新はならなかった。

 主力選手に故障が相次ぐ中、新戦力として期待が高まる1年生であったが、きょうは思うような記録を出すことはできなかった。先々週に引き続き5000メートルに出場した安井と石田。前回を上回るタイムを目指してレースに挑むも、石田は早い段階で集団から遅れてしまう。序盤こそ上級生に食らいついていき、集団の中ほどでレースを進めた安井も最後は後方へ下がった。大学のみならず社会人の選手もいる中で、それぞれが新たな環境のレベルの高さを痛感するレースとなった。

期待のルーキー安井。本領発揮とはならなかった

 関東学生対校選手権まで一カ月を切る中「思うような結果が出せていないので、チームとしては勢いにうまく乗れていない」(柳)というのが早大の現状だ。ここからどう立て直していくのか。トラックシーズン本番に向けこれ以上の足踏みは許されない。

(記事 三井田雄一、写真 中澤佑輔)

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結果

▽男子5000メートル

臼田康一郎(商2=長野・佐久長聖)  15分14秒75(11組1着)

岡田健志(スポ4=奈良)       14分58秒20(18組19着)

大島遼太郎(スポ2=茨城・下妻第一) 14分56秒15(19組13着)

藤澤怜欧(スポ3=神奈川・多摩)   14分46秒65(20組10着)

前野陽光(スポ3=神奈川・多摩)   15分00秒06(20組28着)

徳留駿(法4=埼玉・早大本庄)    14分50秒04(21組17着)

中村駿介(社3=愛知・岡崎城西)   14分38秒72(22組14着)

山田侑矢(スポ4=三重・伊勢)    15分07秒58(22組30着)

柳利幸(教3=埼玉・早大本庄)    14分13秒18(24組12着)

安井雄一(スポ1=千葉・市立船橋)  14分24秒40(24組26着)

石田康幸(商1=静岡・浜松日体)   14分42秒59(24組36着)

コメント

柳利幸(教3=埼玉・早大本庄)

――日本学生ハーフマラソン選手権以来のレースとなりましたがいかがでしたか

故障明け2週間足らずで臨んだ試合だったんですけど、自分としてはかなり楽に走れました。ラスト1周は足の状態を見てスパートはかけなかったんですけど、それまでは余裕を持っていけたのでインカレやその後の試合につながるいい出だしになったのかなと思います。

――走り終えてケガの状態は大丈夫ですか

いまのところ異常はないし悪化もしていないと思うので、これからしっかりケアしてインカレまでにベストなコンディションで迎えられるようにします。

――自己記録の更新はなりませんでしたが、予定通りのタイムでしたか

直前に渡辺康幸駅伝監督(平8人卒=千葉・市船橋)からある程度の基準を超えないとお前はインカレに出さないと言われたのもあったし、自分としても今回は自己ベスト重視ではなくて、自分がいまどれだけ走れるかっていうことと、どれだけ余裕を持っていけるのかを知りたかったので。まあ自己ベストを出し続けることはここで終わってしまったんですけど、ここでそういう縛りというか自分の中でベストを出さなきゃいけないという緊張感は一旦なくなったので、この記録会をバネにしてインカレなど今後の試合でいい走りができればいいかなと思います。

――関東学生対校選手権(関カレ)に向けての調整という意味できょうのレースは収穫があったと捉えていいですか

そうですね。途中で止まることなく棄権することなく走り切れたので、これでインカレでも前の方で走れる感覚をつかめたのではないかなと思います。

――チームとしては、今回の日体大記録会の結果をどう捉えていますか

僕は関カレの基準を突破しているんですけど、他の選手が冬も春もしっかり練習をこなせていても思うような結果が出ていないのでチームとしては勢いにうまく乗れていない部分があります。その中でいかに個人個人が自覚して競技に取り組めるかが今後を大きく左右するかなと思います。

――いまの状態を踏まえて関カレまでどのような準備をして臨みたいですか

復帰から間もないということで体もしっかり絞り切れていませんし、動きもまだぎこちない部分があるんですが、残り数週間でしっかりベストなところまで持っていけるように精一杯頑張ります。