競走部

2012.03.04

第15回日本学生ハーフマラソン選手権 3月4日 東京・国営昭和記念公園及びその外周コース

ロードシーズン最終節も課題残る

 気温の変化が例年より激しく冷え込んだ中で、ロードシーズンの締めくくりでもある日本学生ハーフマラソン選手権が行われた。ワセダからは11名が出場し、部内トップとなったのは田中鴻佑(法2=京都・洛南)。関口直人(商2=埼玉・浦和)が途中棄権するなど不安もあったが、ハーフマラソンに出場したことのない若手選手を中心に、それぞれが長い距離のレース経験を積んだ。

青梅マラソンに続き好調を維持する田中

 レース序盤、他校の選手の速いペースから前で勝負することに対して「控えめになってしまった」という田中。しかし、その結果オーバーペースになることなく、5キロ地点から15キロ地点までの中盤のタイムの落ち込みを最小限に食いとどめることができた。ラスト5キロでは粘りが足りずペースが落ちてしまったが、「ある程度まとめられた」と言うように大崩れのないレース内容。自身のタイムについては65分を切れなかったことを悔やんだが、目標タイムまであと一歩と言うところまできているだけに、来季のハーフマラソンを楽しみに思わせてくれる結果であった。

 また、田中の後には徳留駿(法1=埼玉・早大本庄)、臼田稔宏(基理1=長野・佐久長聖)が続いた。今回が初のハーフマラソンであったという徳留は、「目標タイムというよりは、経験を積む」ということを重視し、駅伝を見据えた走りに集中。ケガ復帰後初レースの今大会がトラックシーズンへの足掛かりとなりそうだ。

復帰後初レースで部内2位となった徳留

 今回出場した選手は、大学三大駅伝に未出場の選手たちである。駅伝メンバー入りに名乗りを上げるには物足りない結果となってしまったが、きょうのレースで見つけた課題を克服し、差し迫るトラックシーズンでは存在感を示していきたい。

(記事 西脇敦史、写真 新田祐介)

結果

▽男子ハーフマラソンの部

田中鴻佑 1時間05分28秒(150位)

臼田稔宏 1時間06分12秒(211位)

徳留駿 1時間06分12秒(212位)

山田侑矢(スポ1=三重・伊勢) 1時間07分40秒(325位)

小林快(社1=秋田工業) 1時間07分45秒(329位)

内田皓大(教3=東京・早実) 1時間08分21秒(356位)

田澤範樹(スポ3=福島・磐城) 1時間08分31秒(368位)

山田明幸(人1=福島・白河) 1時間10分34秒(468位)

高瀬和人(人3=愛知・成章) 1時間11分29秒(497位)

高橋広夢(スポ1=東京・東大付属) 1時間13分17秒(566位)

関口直人 途中棄権

コメント

田中鴻佑(法2=京都・洛南)

――きょうのレースを振り返って

64分台に乗せたかったという気持ちがあったので、結果として良くなかったと思います。

――具体的なレース展開について

コンディションも良かったので、しっかり前で勝負するようにと指示を受けていました。できる限り着いていこうとしたのですが、スピードが違うという感覚があったため、少し控えめになってしまいました。でも、中盤の10キロ(5キロ地点から15キロ地点までの間)はイーブンであまり落とさずに押していけたと思います。また、ラスト5000メートルでがくっと落ちてしまったので、それが今後の課題です。

――青梅マラソンを終えて、20キロの距離には手応えを感じていたのでは

今回は青梅マラソンの時に手応えを感じていた20キロまでの走りだったので、今回はある程度まとめられたのかなと思います。しかし、きょうはどちらかと言えばまとめるレースというより勝負するレースだと認識していたので、少し物足りなさを感じています。

――青梅マラソンから2週間ありましたが、どのような練習を

流れとしては、立川ハーフに出場するグループ(Bチーム)でずっと練習を積んできました。(青梅マラソンで走った)30キロの疲労が大分残っていて、その疲労を抜くのに時間がかかりました。

――次のレースの予定は

4月から本格的にトラックシーズンに入って、それから5000メートル、1万メートルとタイムを狙うレースが続いていきます。

臼田稔宏(基理1=長野・佐久長聖)

――きょうの出来はいかがでしたか

最悪でした。

――レースプランはありましたか

最初から先頭についていくということでした。5キロあたりまではよかったのですが、千葉国際クロスカントリーから練習の疲れがたまり、それが後半に表れてしまいました。

――次のレースの予定は

もうこれからはトラックなので、東京六大学対校大会や日体大学長距離競技会の5000メートルになります。

徳留駿(法1=埼玉・早大本庄)

――レースの結果はいかがでしたか

ケガをしていて復帰明け初めてのレースということで、とにかく体力が戻っていなくて不安要素もあったんですけど、今回はタイムを出すというよりは良い勉強になると思って走りました。

――それはレース展開の勉強ですか

いや、箱根に向けてハーフという長い距離に対応するという勉強です。

――では目標タイムなどは特にはなかったのですか

そうですね、目標タイムというよりは、経験を積むということです。

――ハーフマラソンは初めてですね

自分が思っていたよりは短く感じました。もっと長いものだと思っていたので。

――最後に臼田選手と競っていました

やはり自分の持ち味はラストスパートなので、長い距離でもしっかり出し切ろうと思って走りました。

――今後の予定は

東京六大学対校大会か、日体大学長距離競技会の5000メートルですね。長い距離はもう終わりです。

――目標タイムはありますか

5000メートルなら14分10秒台では走らないと早稲田の戦力にはならないと思うので、それを目指します。

山田侑矢(スポ1=三重・伊勢)

――きょうのレースを振り返って

初めてのハーフマラソンで少し自重してしまった部分があったので、その点は反省したいです。ハーフに対する考えが甘かったと思っています。しかしこの1年の成果が全く出ていないというわけでもないと思うので、今回の経験を来シーズンに繋げていけるように頑張ります。

――目標にしていたタイムは

1時間6分30秒は切りたいなと思っていました。きょうのタイムではこれから戦っていけないし、もう少し良いタイムは出したかったですね。

――先日好結果であった青梅マラソンと比較すると

青梅マラソンは前半余裕を持って入って後半行けるだけ行くというレース展開だったのですが、今回は前半からそれなりに速めに入って後半耐えるというレース展開で走りました。やはり青梅マラソンに比べると後半は苦しかったですが、気持ちだけは切らさないように頑張りました。

――同学年の臼田選手と徳留選手の結果を受けて

この2人は今後箱根などに絡んでくる位置にいる選手なので、早く追いつきたいし追い越せたらいいなと思います。

――今後の目標は

まずはAチームに上がれるような力をつけたいです。チームに貢献できる選手になりたいですね。