競走部

2012.04.15

第222回日本体育大学長距離競技会 4月15日 神奈川・日体大健志台グラウンド

関カレに向け臨むも、後半に課題

 昨日に引き続き行われた日本体育大学長距離競技会では、先週早稲田大学競技会で好走した高田康暉(スポ1=鹿児島実)と天児芽実(スポ4=新潟第一)の2人が出場。先週の勢いを保ち関東学生対校選手権(関カレ)へ向け自信をつかみたいところだったが、後半に課題が残る結果となった。

積極的なレースを展開した高田

 早稲田記録会での好感触から、自己ベストとなる14分1ケタを狙っていたという高田。出岐雄大(青山学院大学)等と同じ組に名を連ねながらも、先週に引き続き物怖じしない積極的な走りを見せた。入りの1000メートルを2分44秒と悪くはないペースで刻み、組3番手と好位置をキープ。次の1000メートルも2分52秒と、目標にしていたペースにこそ届かないものの、先頭集団にはしっかり食らいつく意地を見せる。しかしレースが後半に差し掛かり、先頭が揺さ振りをかけ始めると、走りは一気に苦しげに。1度は何とか耐えたものの、3000メートル過ぎから徐々に後退し始め、ついに縦に伸びた先頭集団からも離脱してしまう。ゴール直前でも他選手に抜かれ、最終的には組20着でのフィニッシュとなった。結果だけ見れば本人が最低限の目標として掲げていた関カレのA標準記録14分15秒00にも届かない不十分なものではあるが、積極的なレースを展開できたことで自信を得た部分も大きいようだ。秋以降の駅伝シーズンに挑むためにも、距離が伸びても戦えるだけの力をつけてくれることだろう。

先頭集団についていく天児

 一方の天児も、積極的なレースを見せた。序盤こそ集団後方にいたものの、比較的速いペースで進む先頭集団から離れてくる選手を丁寧に拾い徐々に台頭。1000メートル通過時点では先頭から2秒差の位置に付ける。レース中盤以降、余裕がなくなってくる中でも辛抱強く先頭集団についていくが、3000メートル以降は離される一方に。最後にはもう1度粘りを見せスピートを上げたが、満足いく結果は得られなかった。ことし最後となる関カレでは、積極性を残しつつも後半力強く駆け抜ける走りを見せてほしい。

(記事 深谷汐里、写真 手塚悠)

★上々の社会人デビュー

 今春ワセダを巣立った三田裕介(平24スポ卒=現JR東日本)が社会人として上出来のスタートを切った。多くの外国人選手を擁した最終組ということもありレースを引っ張るといった積極性は見られなかったものの、自分のペースを貫き後半ペースアップ。駆け付けたご両親の応援もあってか、最終的に13分47秒16という大幅な自己ベスト更新で締めくくった。

結果

▽男子5000メートル

高田康暉 14分21秒48(20着)

▽女子5000メートル

天児芽実 16分19秒26(7着)

コメント

高田康暉(スポ1=鹿児島実業)

——きょうのレースを振り返っていかがですか

先週早稲田大学競技会で3000メートルを走って良い流れで来ていましたし、それで自信もついていたので、前半からペースに乗っていけたというのは良い傾向でした。ただ、3000メートルを過ぎてペースアップしたところから体が浮いてしまい、どんどん離れていってしまったのは反省点ですね。結果としてもあまり良くなく、目標タイムには届きませんでした。まだまだ力が足りなかったということで、これからもっと練習していきたいと思います。一方で東京に来てから大迫さん(傑、スポ3=長野・佐久長聖)や佐々木さん(寛文、スポ4=長野・佐久長聖)など強い先輩たちと練習が積めて、少しずつ自信がついてきているかなとも思います。

——目標タイムはどのくらいに設定していたのですか

14分1ケタを目標としていました。苦しくなって離れた時にもそのタイムを意識していたのですが、やはりそれに耐えられなかったということはまだ力が足りないということなのだと思います。最低限、関カレのA標準記録である14分15秒00を切りたかったのですが、そこにも届かなかったので余計に悔しいですね。

——先週の早稲田競技会と今記録会はどのような位置付けですか

先週は練習の一環、きょうの刺激として出場しました。きょうは調整もして14分1ケタでしっかり走るということだったのですが、それが出来なかったので悔しいです。

——練習の内容は良かった

はい。

——緊張されたのでしょうか

緊張したというよりは、いままで高校生でやってきていたのが大学生・一般となって、そういったペースにまだまだ対応できていないということを感じました。

——日本体育大学長距離競技会の出場経験はありましたか

初めてです。

——雰囲気はいかがでしたか

タイムが出る記録会ですし、すごい選手の方も走っているので、もっと良いタイムを出さなければいけなかったなと思います。

——同じ組には出岐選手などもいらっしゃいました

出岐さんは全く力が違うというのはわかっていたのですが、3000メートル手前で出てきたところですぐ対応できたというところは自信になりました。

——今後はどのような予定ですか

まだ正確なことはわからないのですが、5月の頭に1万メートルの記録会があるので、そのあたりの試合を見据えて、しっかり切り替えていきたいです。

——ことしの目標を教えてください

まずは環境に慣れることを目標にしていたのですが、だいぶ慣れることができてきたので、大学三大駅伝に出場して優勝、三大駅伝三冠に貢献できるようになりたいと思います。また個人としても世界ジュニアがあるので、もっともっと力をつけて頑張っていきたいと思います。

天児芽実(スポ4=新潟第一)

——きょうのレースを振り返っていかがですか

前半は良かったのですが、後半少し落ちてしまったので、そこは反省しなければいけない点だと思います。

——今記録会に標準を合わせて練習をなさっていたのでしょうか

はい、そうです。先週の早稲田競技会は刺激として走りました。

——今記録会はどのような位置づけですか

関東学生対校選手権(関カレ)前最初で最後の5000メートルのレースだったので、関カレに向けての予行のような意味合いで走りました。

——結果についてはいかがですか

東京六大学対校大会の応援やサポートなどをせずにこの記録会に出させていただいたので、最低でも自己ベストを出したかったのですが、出せずじまいとなってしまい悔しいです。

——関カレに向けて抱負をお願いします

最後の関カレになるので、絶対入賞して得点を取りたいと思っています。そのためにも最後競ったときに、競り負けないように練習していきたいと思います。