競走部

2012.09.09

第81回日本学生対校選手権 9月9日 国立競技場

全カレ1日目

 学生日本一を決める日本学生対校選手権(全カレ)が9日から4日間、国立競技場で開催される。昨季53年ぶりに男子総合優勝を飾ったこの大会で、ことしはどんなドラマが生まれるのか。男子1万メートルに出場した平賀翔太(基理4=長野・佐久長聖)が外国人選手2人に続く3位入賞でチームに得点を献上したものの、大迫傑(スポ3=長野・佐久長聖)、ディーン元気(スポ3=兵庫・市尼崎)を欠いて臨んだ初日、ワセダが獲得した対校得点はその6点のみ。他大に遅れを取ったことは否めないが、男子100メートルでは出場した3選手全員が決勝に残るなど好材料もあるだけに、あす以降の巻き返しに期待がかかる。

表彰台で笑顔を見せた平賀

 一方の女子は、関東学生対校選手権(関カレ)で二冠を達成した女王・紫村仁美(スポ4=福岡・筑紫女学園)が100メートル予選でフライングにより失格となるまさかの事態に。大会全体では、初日だけで紫村を含む3選手が不正スタートによる失格となり、やや波乱のスタートとなった。しかし、紫村にはまだ100メートル障害と200メートルの2種目が残っている。気持ちを切り替え納得のいく結果を残してほしい。

(記事 菅原理紗子、写真 野宮瑞希)

★男子100メートル出場の3人が決勝進出!

予選6組では九鬼兄弟がワン・ツーフィニッシュ

 大会初日は男子短距離勢の好調をうかがわせる結果となった。北村拓也(スポ1=広島皆実)、竹下裕希(スポ2=福岡大大濠)、九鬼巧(スポ2=和歌山北)と男子100メートルに出場した3選手とも危なげなく予選を通過し、挑んだ準決勝。1組に登場したのは関東学生対校選手権(関カレ)200メートル優勝の竹下。前半やや遅れるも山縣亮太(慶大)に食らいつき、後半に巻き返しを図る。自己ベストに迫る10秒48の2着で決勝進出を決めると、準決勝2組に登場した九鬼もスタートから他を寄せ付けない圧巻の走りで決勝に駒を進めた。この流れを引き継いだ北村は組3着となるもタイムで拾われ、ルーキーながらも見事決勝進出。また予選、準決勝と九鬼と九鬼靖太(筑波大)が同組で走るという兄弟対決が実現。会場の注目を集めた。あす行われる決勝にはワセダから3選手が出場する。九鬼も含め決勝進出者8人中3人をオリンピック選手が占めるだけに、高レベルの戦いとなるだろう。その中でどれだけエンジをアピールすることができるか。ワセダの活躍に期待は高まる。

(記事 野宮瑞希、写真 西脇敦史)

★好調見せた1万メートル

平賀は日本人トップの快走を見せた

 男子1万メートル決勝に出場した平賀翔太(基理4=長野・佐久長聖)が見事3位入賞を果たした。序盤は城西大・村山らが飛び出し、先頭集団を形成。レースは1000メートルを2分46秒というハイペースで展開されるが、平賀はついていこうとはせず、2位集団で淡々とペースを刻む。脱落してゆく選手をかわしながら先頭集団へ躍り出ると、軽やかな走りで先を走る3人の留学生に食らいついた。6000メートルを過ぎ、先頭との差は広げられてしまったものの、後続を振り切った平賀は冷静なレース運びで4位をキープ。途中ルウル・ゲブレシラシェ(東京国大)の棄権により1つ順位を上げ、日本人トップの3位に。最後まで自身のペースを貫く粘りの走りで、全カレでは自身初となる表彰台に上り、ガッツポーズを見せた。また同じく1万メートル決勝に出場した佐々木寛文(スポ4=長野・佐久長聖)、志方文典(スポ3=兵庫・西脇工)は中盤以降失速し、19位と20位となった。

(記事 和田真朱乃、写真 浜雄介)

結果

【男子】

▽1万メートル

平賀翔太 29分25秒47(3位)

志方文典 30分52秒91(19位)

佐々木寛文 31分06秒98(20位)

【女子】

▽1万メートル

天児芽実 34分25秒02(13位)

▽走高跳

土川萌子 1メートル60(21位)