水泳部

2013.09.09

第89回日本学生選手権 9月7日 広島市総合水泳場

山崎、インカレ初Vに歓喜!

 日本学生選手権(インカレ)2日目も熱い戦いが繰り広げられた。女子200メートル自由形で山崎美里(スポ4=東京立正)が悲願の金メダルを獲得。男子400メートルリレーでは、逆転の末に、4年ぶりの優勝を果たした。注目の瀬戸大也(スポ1=埼玉栄)は男子200メートル個人メドレーで、惜しくも2位に終わった。

悲願の金メダルに最高の笑顔を見せる山崎

 ラストのインカレにかける思いは強かった。女子200メートル自由形で悲願の金メダルを手にした山崎。序盤から積極的に攻め、首位を譲らない。ラスト50メートルの競り合いも見事に逃げ切った。試合後、「目標のタイムではなかったが、凄く嬉しい」。と笑顔を見せた。同じく4年で主将の須藤智恵(人4=埼玉栄)。女子200メートル個人メドレーで予選こそ3位通過したものの、決勝ではあと一歩及ばず4位。表彰台を逃した。

男子、逆転Vで4年ぶりの頂点に!

 最後の最後まで先の読めなかった男子400メートルリレー決勝。ワセダは、第1泳者、第2泳者で東洋大に大きな差をつけられる。意地を見せたのは、第3泳者の深谷皇(スポ4=愛知・知立東)。先頭との差を徐々に詰め、2番手でバトンを最終泳者の中村克(スポ2=東京・武蔵野)へ託す。中村は「3人がつないできたものを絶対に1番でタッチする」という思いを胸に猛然と追い上げる。ラスト50メートルでトップに躍り出て逆転V、4年ぶりの金メダルを獲得。喜びをチーム全体で分かち合った。

 瀬戸は、男子200メートル個人メドレーでライバル萩野公介選手(東洋大)に2秒03という大差をつけられ銀メダル。前半を抑えて入ったのが裏目に出た。後半も調子が上がらず「不完全燃焼で終わってしまった」と悔しさをにじませる。次の大会までには前半と後半のペースを確実に調整し、1分57秒台を目指す。最終日には世界選手権金メダリストとして最初の男子400メートル個人メドレーがある。モチベーションをあげ、前半から積極的な泳ぎを見せてほしい。

序盤から流れを作れず、課題を残した瀬戸

 ついに向かえるインカレ最終日。それぞれが自己ベストを更新し、チームに貢献できるよう試合に臨む。最終種目の男子800メートルリレーでは、きょうの勢いのまま表彰台を目指す。女子チームは目標としている総合8位以上を達成できるよう、1点でも多くの得点を稼ぎたい。

(記事 長谷川真央、写真 荒巻美奈)

結果

決勝
▽女子200メートル自由形
山崎美里(スポ4) 2分00秒48 優勝
▽男子100メートルバタフライ
深谷皇(スポ4) 53秒51 7位
▽女子200メートル個人メドレー
須藤智恵(人4) 2分15秒01 4位
▽男子200メートル個人メドレー
瀬戸大也(スポ1) 1分58秒67 2位
▽女子400メートルメドレーリレー
須藤智恵、杉山沙侑南(スポ3)、田村美紅(スポ1)、山崎美里
4分11秒16 8位
▽男子400メートルメドレーリレー
多田邦徳(スポ3)、林和希(スポ3)、深谷皇、中村克(スポ2)
3分36秒85 優勝

B決勝
▽男子200メートル自由形
柴田慎一郎(スポ3) 1分51秒24 5位
▽女子100メートルバタフライ
田村美紅(スポ1) 1分00秒96 4位
▽女子200メートル個人メドレー
森川愛理(スポ3) 2分18秒11 6位
▽男子200メートル個人メドレー
伊藤慶太主将(スポ4) 2分02秒35 3位

コメント

山崎美里(スポ4=東京立正)
――200メートル自由形で優勝した感想は
2分を割ることを目標に夏場の練習をしてきたんですけど、目標タイムに届きませんでした。でも、ラストのインカレ(日本学生選手権)にかける想いは強かったです。応援してくれた同期と後輩、サポートにまわってくれた仲間のおかげで優勝することができたと思います。凄く嬉しいです。
――ラスト50メートル、競り合いの勝因は
いままでの大学生活4年間、水泳を始めてから17年間の想いが最後の競り合いで爆発して、逃げ切ることができたんだと思います。
――最終日への意気込みを
100メートル自由形に苦手意識があったんですけど、初日の400メートルリレーでいい泳ぎができ、いいタイムが出せたので自信を取り戻すことができました。最終日も表彰台に登るつもりで頑張りたいです。

深谷皇(スポ4=愛知・知立東)
――日本学生選手権2日目を振り返っていかがでしたか
100メートルバタフライではスイムオフになりましたが、みんなの応援のおかげでしっかりと決勝に残ることができました。決勝のタイムには満足していないんですけど、1つ順位を上げれたので、ワセダに貢献できたのではないかと思います。400メートルメドレーリレーは、監督に予選は大也(瀬戸)、決勝は深谷で行くと昨日言われていました。絶対に優勝すると前から決めていたので、本当に優勝できてよかったです。
――400メートルメドレーリレーはどのような気持ちで挑みましたか
東洋大にバタフライ、背泳ぎで絶対に前に行かれると思っていたので、僕と中村克(スポ2=東京・武蔵野)で絶対に追い上げてゴールしようと決めていました。僕がタッチした時に一番で渡したかったんですけど、最後に克(中村)が気迫を見せるレースをしてくれて良かったです。
――あすへの意気込み
800メートルリレーがあり、とりあえず予選は絶対に出ると思うので、またここで気持ち良くインタビューを受けることができるように頑張りたいと思います。

多田邦徳(スポ3=埼玉・春日部共栄)
――メドレーリレー決勝、第1泳者としてどのようなことを考えて臨まれましたか
後ろの人たちに頼るのではなくて自分が1番でしっかり帰ってきて、それで流れを作んなきゃというふうに考えていたので。でもやっぱり、中村(克)に助けられたなと。個人で優勝したときよりもすごい嬉しいです。
――非常に積極的な泳ぎで、決勝でも予選よりも良いタイムが出ていました。ご自身のタイムについてはどうお考えですか
53秒台を出さなきゃいけない時期なので。53秒狙っていたんですけれど、まだ自分の力が足りなくて。このタイムが出てしまったので、そこはまだまだ頑張るところなのかなと思います。
――50メートルのターン後は東洋大の萩野公介選手を追う展開になりました。後半の泳ぎを振り返って
後半は普段より余力があったのでもうちょっと行けるかなと思って頑張ったんですけど、やっぱり浮き上がりから離されちゃいました。そこが自分の中でもちゃんと本当に改善しないといけない部分だと思っています。
――ご自身のケガというのもあったと思うのですが、調子はいかがですか
そういうのを言い訳にしていたらいつまでたっても前に進めないんで。もうそういうことは忘れて、自分の泳ぎをしっかりしようと思っています。
――きのうの多田選手の金メダルから中村克選手、山崎選手(美里、スポ4=東京立正)と結果を残し、チームとしてもいい流れがきているのではないでしょうか
チーム力もいいですし、みんなで一緒に一つ一つ頑張って行こうというのが続いてきているので。こういう結果に本当つなげてもらっているんだなと思います。
――チーム目標の総合5位以上どころか優勝も狙える位置にいると思うのですが、優勝に向けては
やっぱりあしたの100メートル背泳ぎもキーになってくると思うので、自分がしっかり得点を獲って三冠し、最後の800メートルリレーまでに流れを作ることができるように頑張ろうと思います。

林和希(スポ3=愛知・豊川)
――レースを終えて、いまの気持ちをお願いします
4年生の人に絶対優勝ということを言って、点数を取ってきたかったので本当に嬉しいです。
――レース展開を振り返っていかがですか
きのうは本当に自分のレースができなかったので、朝から出来る限りのことを尽くしました。絶対にリードをとれるようにということで、色んなことを修正できていたかなという感じです。まだまだ、あしたの200メートル平泳ぎがあるのでそれに切り換えていきたいと思います。
――決勝レースに向けての練習はとのようなことをしましたか
きのうはすごい力が入っていて、肩甲骨の動きが悪かったので、それを修正するために色んなことを探って、しっかりと水をかく意識を持って練習していました。
――レース前のチームでの意気込みはいかがでしたか
総合5位以上ということを目標にやってきたのですが、メドレーリレーは前々から絶対に優勝しようと思ってました。また、早くから引き継ぎの練習をやったりと、絶対にこの種目は外せないと思ってました。
――あすの200メートル背泳ぎに向けて、意気込みと目標をお願いします
100メートルでは良い結果を残すことができなかったので、200メートルでは絶対に挽回して、まずは決勝に残って、出来るだけ高い順位を取って、表彰台を目指して頑張りたいです。

中村克(スポ2=東京・武蔵野)
――ことしの日本学生選手権(インカレ)で自身初の金メダルとなりましたが感想は
去年はすごく期待されていましたが、思うような結果が出せずチームに貢献できずに悔しい思いをしました。ことしは去年よりもすごく貢献できていると思うので、そこは嬉しく思っています。
――きのうに続いてのリレーとなりましたが、どのような気持ちで臨みましたか
メドレーリレーはずっと前からこのメンバーで優勝したいと思っていたので、それができてすごくよかったです。
――きのうのリレーではトップバッターで、きょうのメドレーリレーではアンカーでしたが気持ちに違いはありますか
1泳のときは自分がチームを引っ張っていこうという気持ちで。アンカーのときは前の3人がつないできたものを絶対に1番でタッチするというふうに決めていました。トップバッターもアンカーも緊張感はありましたが、違う緊張があってすごく楽しかったです。
――最終日への意気込みを教えて下さい
あしたは100メートル自由形の予選、決勝だけなので、最後にチームにいい勢いをつけられるようにベストを出して金メダルを獲っていきたいです。