水泳部

2013.09.07

第89回日本学生選手権 9月6日 広島市総合水泳場

水泳インカレ開幕!

 9月6日、第89回日本学生選手権(インカレ)が広島で開幕し、初日から多くの選手が健闘を見せた。男子200メートル背泳ぎで粘り強い泳ぎを見せた多田邦徳(スポ3=埼玉・春日部共栄)が金メダルを獲得。男子400メートルリレーでは、ワセダの結束力を見せつけ、見事銅メダルを獲得した。また、女子400メートルリレーは予選通過を果たすも、惜しくも8位という結果に終わった。

持ち味を発揮し、優勝した多田

 男子200メートル背泳ぎで、初優勝を飾った多田。予選から他の選手に大差をつける圧倒的な泳ぎを見せ、全体1位で決勝に臨んだ。序盤は首位を譲るも徐々にその差を縮め、ラスト50メートルでの印象的な接戦で粘り勝ち。見事金メダルを手にした。試合後、多田は「自分らしいレースができた」と力強い言葉を口にした。

 きょう1番の盛り上がりを見せたと言っても過言ではない、男子400メートルリレー。ワセダは予選から全体3位という好タイムで決勝へ進む。メダルをかけた大一番。第1泳者の中村克(スポ2=東京・武蔵野)が体一つ分抜け出し、レースを先導する。しかし、続く第2泳者の深谷皇(スポ4=愛知・知立東)が徐々に差を縮められ、中大、日大を追う展開に。それでも、「メダルを取ろうと決めていた」と雨谷拓矢(スポ2=神奈川・桐蔭学園)。確固たる思いのもと、おのおのが粘り強い泳ぎを見せた。結果は昨年の順位を大きく上回る銅メダル。学年を超えた団結力が光り、あす以降へチームを勢いづけるレースとなった。一方の女子400メートルリレーは波乱の展開に。序盤はメダル圏内に踏みとどまっていたワセダ。しかし、終盤に突如順位を落とし8位でフィニッシュ。表彰台が見えていただけに悔やまれる結果となった。

粘りの泳ぎで3位を死守したリレー男子

 初日の滑り出しとしては、「メダルを取るべき選手が表彰台に登れた」と深谷が語るように、期待に応えるような安定した泳ぎを見せる選手が多かった。男子200メートルバタフライで深谷が、そして男子50メートル自由形では中村克が銀メダルを獲得したことは象徴的だ。2選手とも惜しくも敗れた形ではあったが、リレーでは結束した泳ぎを見せてくれた。チームはことしの目標である総合男子5位、女子8位以内へ一歩ずつ近づいている。2日目、3日目とインカレは続くが、勢いに乗り、一人でも多くの選手がB決勝以上に残ることを期待したい。

(記事 上田密華、写真 建部沙紀)

結果

決勝
▽男子50メートル自由形
中村克(スポ2) 22秒58 2位
▽男子200メートルバタフライ
深谷皇(スポ4) 1分57秒00 2位
▽男子200メートル背泳ぎ
多田邦徳(スポ3) 1分57秒68 優勝
▽男子100メートル平泳ぎ
林和希(スポ3) 1分01秒76 7位
▽女子400メートルリレー
山崎美里(スポ4)、佐藤恋(スポ3)、赤尾愉歩(社2)、星茜(スポ4)
3分48秒09 8位
▽男子400メートルリレー
中村克、深谷皇、雨谷拓矢、瀬戸大也(スポ1)
3分20秒54 3位

B決勝
▽男子50メートル自由形
雨谷拓矢(スポ2) 23秒44 3位
▽男子400メートル自由形
五十川祐記(スポ4) 3分57秒58 6位
▽女子200メートルバタフライ
田村美紅(スポ1) 2分15秒55 8位
▽男子100メートル平泳ぎ
加納雅也(スポ2) 1分01秒84 5位

コメント

多田邦徳(スポ3=埼玉・春日部共栄)
――優勝した心境をお聞かせ下さい
1年生からずっと負けが続いていたので、自分としてもここからは負けられないと思っていたので自分らしいレースができてよかったです。
――納得いかなかった点はありますか
もう少し前半早く入る予定だったので、そこはまだやっぱり課題点だと思います。
――大会を通じての目標は
やっぱり大学に入ってワセダのサブとして活躍できる最後のレースなので総合優勝とかをもみんなで近づけたい、そして優勝することを狙っているので、きょうの自分は少しは貢献できたかなと思っています。
――今までと違ってきょうは勝ち抜いたと思うんですけど、きょねんとは何が違っていたんですか
きょねんよりもしっかり泳ぎがつくれたというのと、今回自分でも結構調子が良かったと思います。まあ、運かな、という風に感じます。(笑)
――大学の練習に、いつごろから合流したんですか
8月に入ってからです。
――やっぱり仲間意識は違いますか
ちょっとだけですけど、それでもやっぱり1年生2年生とずっとやっていたので、やっぱりこの人達と一緒に勝ちたいなって思いました。

深谷皇(スポ4=愛知・知立東)
――インカレ(日本学生選手権)の初日、チーム全体を振り返って
ことしは伊藤慶太主将(スポ4=東京・本郷)を中心に、本当に戦えるチームが出来ていて、メダルを取るべき選手が表彰台に登れ、また自分自身は2位という結果だったんですけど、メダルを取ろうと意気込んだ400メートルリレーでメダルを取ることが出来たので良かったです。
――インカレに向けての調整について
なかなか調子が上がってこなくて、焦っていたのですが、自分を信じて頑張ってきました。また、きのうの練習では調子が悪かったので、本当に焦っていて、200メートルバタフライの予選はすごく緊張しました。でも、切り替えていったので、余力を残して決勝に臨めて、400メートルリレーの予選もいい結果で終えることが出来ました。200メートルバタフライの決勝は、本当に優勝したかったので、2位という結果は悔しい思いをして、泣いちゃったんですけど、頼もしい後輩達と一緒に400メートルリレーに臨めて、決勝でメダルを取るという去年よりもいい結果を残せて本当に良かったです。
――あす以降への意気込みを
100メートルバタフライを2回、メドレーリレーを1回、800メートルリレーを2回なので、タフなレースが続くと思うんですけど、この日のためにすべてやってきたので、最後まで全力で戦って、主将を泣かせたいと思います。

中村克(スポ2=東京・武蔵野)
――リレーの結果を振り返って
4人みんなで力をあわせてメダルを取れたのでよかったです。
――50メートル自由形の泳ぎは
最低ラインの順位はとれたと思います。本当は1位をとりたかったですが、インカレなのでしっかりチームに貢献することができてよかったです。
――あした以降どのように戦っていきたいですか
きょうが1番きつい種目のスケジュールだったので、あす、あさってはきょうよりも戦いやすいスケジュールなので、しっかりとベストパフォーマンスをしてチームに貢献したいです。

山崎美里(スポ4=東京立正)
――日本学生選手権初日、泳いだ感覚は
凄くいいです。リレーでは1泳を泳いだんですが、予選から100メートルのベストタイムを1秒近く更新できました。インカレまでに納得のいく練習はできていたので自信はありました。でも、決勝では予選よりタイムを落としてしまったので、少し悔いが残ります。
――女子リレーチームの目標は
女子チームはインカレでのシード権死守、8位以内を目指しています。リレーではなんとしても決勝に残ろうと話し合っていました。今回、新たなメンバーでの挑戦で不安はあったんですけど、後輩と同期ががんばってくれて7着で決勝進出ができてよかったです。
――最後のインカレになりますが、個人種目での目標を教えてください
200メートル自由形に力を入れているので、2分を切るタイムが出せるように頑張りたいです。また、メドレーリレー、最終日の800メートルリレーでは決勝進出。残り8レースを残しているので、全力を出し切りたいです。

星茜(スポ4=埼玉栄)
――きょうの泳ぎを振り返っていかがですか
ラスト後半が勝負だと思っていたので、後半上げようと思って、前半を抑えてしまったところがミスというか、反省点です。順位をすごく落としてしまったので悔しいです。
――混戦の中、アンカーに回ってきましたが、どのような気持ちでしたか
4年生ということでアンカーも任されていたので、混戦になっても絶対に負けないという気持ちで、スタート台に立つ前はいたんですけど、泳いでみたら思うような結果にならなかったです。
――4年生ということで、最後のインカレになりますが、どのような意気込みで臨みましたか
高校生から大学1年生までは代表に入っていたんですけど、それ以降は結果が出ず、伸び悩んでいて。最後のインカレは本当に大好きなチームで、みんなと一緒に笑って終わりたいという気持ちが強かったので、なんとしてでも結果を残していこうという気持ちで臨みました。
――スタンドの応援は力になりましたか
去年もそうだったのですが、不安の中、アンカーを任されて。ことしは4年生でやらなきゃいけないというのは分かっていたので、去年に比べたら不安は少なくはなってはいたんですけど、やっぱりみんなと一緒に練習してきて、辛い時期も乗り越えてきたので、みんなの顔を見ると笑顔になれるので安心はします。
――残り2日ありますが、どのような大会にしたいですか
あしたは200メートル自由形に出るのですが、2年生以降、思うような結果は出せていないです。自分の納得いく結果を出さないと気持ち良く引退ができないので、あしたの個人の200メートルはなんとかチームに貢献出来るようにしたいです。