競走部

2012.10.07

第24回出雲全日本大学選抜駅伝 10月8日 島根・出雲大社前〜出雲ドーム

出雲駅伝展望

 おととしの学生三大駅伝三冠から一転、昨季は駅伝無冠に終わった早大。三大駅伝と称される中で最も距離の短い出雲全日本大学選抜駅伝(出雲)は最終区での逆転も多いスピード駅伝だ。前回優勝校の東洋大や、駒大といった強豪校に注目が集まる中、雪辱に燃える早大はどんなタスキリレーを見せてくれるのか。あす、駅伝シーズンがようやく幕を開ける。

プレスインタビューに応じる渡辺監督

 8日に発表されたオーダーは前回同様、1区大迫傑(スポ3=長野・佐久長聖)からスタートする。今シーズン1万メートルロンドン五輪参加B標準記録を突破するなど学生の域を超える活躍を見せた大迫はロードでも結果が求められる。2区は期待のルーキー高田康暉(スポ1=鹿児島実)が任された。エンジのユニホームを身に着けて走るのは今大会が初めてだが、他校のスピード自慢の走者に臆することなく最短区間の5.8キロを駆け抜けてほしい。3区は前回同区間で惜しくも1秒差の区間2位となった山本修平(スポ2=愛知・時習館)が務める。「大迫、山本を中心にレースを進めたい」という渡辺康幸駅伝監督(平8人卒=千葉・市船橋)の期待に応える走りを見せ、4区前田悠貴(スポ4=宮崎・小林)につなぎたい。前田を待ち構えるのは駅伝初出走の田口大貴(スポ2=秋田)だ。今季関東学生対校選手権ハーフマラソンの部に出走するなどチームに欠かせない存在になりつつある。普段通りの粘り強い走りでアンカー平賀翔太(基理4=長野・佐久長聖)にタスキを渡せるか。平賀は最長10.2キロの6区を務めるが、4年連続アンカーの経験を生かして他大を圧倒したいところだ。

 渡辺監督が考えるポイントは2区。早大らしい先行逃げ切り型の駅伝で勝負するため、エース大迫がつくった貯金をここでどれだけ残せるかが後半区間のカギとなる。東洋大、駒大に穴はなく、下級生中心の明大や、エース出岐雄大を擁する青学大も波に乗ると恐い存在だ。早大は佐々木寛文駅伝主将(スポ4=長野・佐久長聖)や志方文典(スポ3=兵庫・西脇工業)ら実力者を欠き厳しい戦いになることが予想されるが、「いま一番状態の良い6人を使っている」(渡辺監督)と期待値も大きい。各校がひしめく優勝争いに早大はどう絡んでいくのか。今季はチャレンジャーとして強敵に挑んでいく。

(記事、写真 西脇敦史)

第24回出雲全日本大学選抜駅伝
区間 距離 名前 学部・学年 出身校
1区 8.0キロ 大迫傑 スポ3 佐久長聖
2区 5.8キロ 高田康暉 スポ1 鹿児島実
3区 7.9キロ 山本修平 スポ2 時習館
4区 6.2キロ 前田悠貴 スポ4 小林
5区 6.4キロ 田口大貴 スポ2 秋田
6区 10.2キロ 平賀翔太 基理4 佐久長聖
補欠    市川宗一朗 スポ4 岡崎
      柳利幸 教1 早大本庄
コメント

渡辺康幸駅伝監督(平8人卒=千葉・市船橋)

——オーダーはいつ頃決められたのでしょうか

エントリーメンバーを決めたうちからだいたいこういうオーダーでいきたいというのがあって、あとつなぎの区間とかは残り1週間の状態を見て決めました。

——ルーキー高田選手の起用についてはいかがですか

どっちにしろ佐々木、志方を使わないということなら1、2年生を試しておきたかったということです。長い目で見て全日本、箱根を戦う上で、まず彼らを使ってみたかったということですね。

——田口選手も調子が良いということでしょうか

そうです。いま一番状態の良い6人を使ってるので、練習の流れそのままで上位1番目から6番目までを使った感じですね。

——今大会は佐々木駅伝主将がエントリーメンバーから外れていますが

佐々木に関しては練習の消化具合があまり良くなかったので、思い切って外してしまいました。次の全日本から間に合うのかなと。

——ポイントとなる区間は2区ということですが

2区でしょうね。ここで追い付かれて…となるよりはできれば主導権は握りたいかな、と思っています。

——今後を見据えたレースになるということでしょうか

一応大学三大駅伝の一つでどこのチームもベストメンバーで来ていますので、現段階の自分たちの力が分かるかなと思います。

——あすの抱負をお願いします

あくまでも優勝は狙ってやります。相手が非常に強いですから簡単にはいかないと思いますけど、もし勝てなかったとしてもやり切って終わりたいなという気持ちです。