ア式蹴球部

2013.08.08

第2回早関定期戦 8月8日 東京・早大東伏見グラウンド

ゴールラッシュで早関戦完勝

 昨年から始まった関西学院大との定期戦は、ことしも関西学院大を早大のホームに迎えて開催された。早大の圧倒的なボールキープで攻め続け、MF大宮玲央奈(スポ4=浦和レッズレディースユース)、DF大島茉莉花(スポ3=鹿児島・神村学園)のハットトリックを含む13得点で大勝。圧巻のゴールラッシュとなった。

ハットトリックの大宮。チャンスも多く演出した

 約3週間ぶりの公式戦となった早関定期戦は厳しい暑さの下でキックオフ。8分、FW福沢真菜美(スポ4=北海道・室蘭大谷)がCKに合わせ、先制ゴールを決める。序盤から運動量、個人技共に相手を上回るプレーを見せつける早大。少ないタッチ数でボールを回し、裏に抜ける動きで相手ゴールへと迫っていく。24分に大島茉がシュートを決めると、直後の26分にはDF石田みなみ(スポ4=静岡・常葉学園橘)の懸命なボールカットから右サイドをえぐり、最後は大宮が合わせシュート。その後も効果的に加点し続け、39分にはDF千葉梢恵主将(スポ4=宮城・常磐木学園)の豪快なミドルシュートも突き刺さり、前半だけで7得点。ピンチもつくらせない圧倒的な試合展開のまま7―0で前半を折り返す。

DFながらハットトリックを達成した大島茉

 後半も48分の大島茉のゴールを皮切りに、怒涛のゴールラッシュは続く。CKのチャンスから千葉梢主将が押し込み、交代で入ったMF内山穂南(スポ1=東京・十文字)もGKとの1対1を制して追加点を挙げる。68分には大宮のこの日3点目が決まると、85分に大島茉もハットトリックを達成。終了間際にMF正野可菜子(社2=兵庫・日ノ本学園)がパスにヘディングで合わせ、13―0で試合は終了。関西学院大に力の差を見せつける結果となった。

 計13ゴールを奪い、大量得点で定期戦勝利を収めた早大。だが、千葉梢主将が「もう少し決定的な場面を決め切りたかった。最後の精度がまだまだ」と語るように、終始ボールを支配する中で、一つ一つのパスや最後のシュートの精度を高めるための向上心は尽きない。今後、早大は菅平での合宿でさらにトレーニングを積み、次に迎える舞台は今月25日(日)に開幕する関東大学女子リーグ戦(関カレ)となる。「全勝で4連覇したい」(大宮)という目標に向かって、チーム一丸となって暑い夏を走り抜く。

(記事 石原瑞季 写真 伊藤なつ実)

早関定期戦
早大 13 7-0
4-0
関西学院大
【得点者】(早)8福沢 26・48・85大島茉 28・44・68大宮 31OG 38・87正野 41・52千葉梢 53内山
コメント

DF千葉梢恵主将(スポ4=宮城・常磐木学園)
――試合を振り返っていかがですか
久しぶりの公式戦ということで、点が取れたことは良かったですが、もう少し決定的な場面を決めきれたら良かったかなと思います。最後の精度がまだまだかなと思います。ラストパスとかしっかりすれば点を取れたし、最後のシュートも結構球が浮いてしまっていたので、もう少しコースをかぶせて落ち着いてラストの精度を高めていたら良かったのかなと思います。
――2ゴールの活躍でしたが、プレーを振り返っていかがですか
そうですね、ハットトリックを狙っていたので(笑)、惜しかったです。
――これからの合宿で強化したい部分はありますか
いままでは戦術的なところは固めずに、個を鍛えてトレーニングしてきたんですが、合宿では関カレに向けて戦術的な部分を意識していかなければいけないので、戦術のみんなの共通理解を高めたいと思います。
――関カレ開幕に向けて意気込みをお願いします
開幕戦は熊谷で暑くなることが予想されるので、暑さに負けずに、合宿では戦術を高めて、自分たちのサッカーをすることで見ている人たちを楽しませるようなサッカーをして勝ちたいなと思います。

MF大宮玲央奈(スポ4=浦和レッズレディースユース)
――大量得点での勝利となりましたが、きょうの試合を振り返っていかがですか
第2回の試合ということで、しっかり勝つことができたのはすごく良かったと思います。
――昨年も大勝を収めた相手との試合でしたが、どのような気持ちで試合に入りましたか
ことしは僅差にならないようにということと、私たちがレベルアップしていることを見せられたらいいねと話し合っていて、その結果として勝ち切ることが目標でした。
――13得点という結果についてどう感じていますか
この暑さの中でみんなよくやったなと思っていますけど、欲を言えば、個人的にもっと点を取れた場面も多かったので決定力が足りない部分もあると思います。
――収穫はありましたか
相手も同じ条件なんですけど、この暑い中でみんな最後まで集中して動いて無失点で終えられたことが特に良かったと思います。
――ご自身もハットトリックの活躍でしたが
いいチャンスを何度も外していたので、やっと決められて良かったという感じです。アシストをしてくれたみんなに感謝したいです
――すぐに合宿が控えていますが、どのような点に重点をおいて取り組みたいですか
夏の暑い時にも走り負けない体力をつけてフィジカルを強化するということと、チーム全員で長い時間を過ごすので、たくさんコミュニケーションをとってお互いのことをもっと深く知ることを目標にしたいと思います。
――関カレへの意気込みをお願いします
ここまで3連覇していますし、後輩たちにその勢いを継げるように、しっかりと全勝して4連覇したいです。

DF大島茉莉花(スポ3=鹿児島・神村学園)
――13得点での勝利になりました。試合に臨むにあたってゲームプランなどはあったのでしょうか
相手とか関係なしにとりあえず自分たちのサッカー、つなぐサッカーを小さいミスなどをなくしながらやっていこうという感じでした。
――大島茉選手も3得点の活躍でした。ご自身のパフォーマンスを振り返って
最初はボールを受けても後ろとか結構抜いちゃったりしていたんですけれど、1点取った後はまた点に絡めるように意識してプレーできました。
――ゴールシーンを振り返っていただきたいのですが、1点目はワンツーから抜け出してのミドルシュートでした。あの場面は狙って振り抜いたのですか
空いていたので。自分的には思い切り打って、もうちょっとコースを狙うつもりだったんですけど、あんまり足に当たらなくて。結構ラッキーなゴールだったかなと思います。
――2点目、3点目はゴール前へ抜け出しての得点になりましたね
結構自分が好きな感じのプレーで、CBの人たちが良いボールをいつも供給してくれるので。決められて良かったです。
――大島茉選手自身はDFということでオーバーラップのタイミングなどで気をつけている部分はあったりするのでしょうか
行けると自分で思った時は、後ろでもらうよりも抜けちゃった方が仕掛けたりしないでもいいので。行けると思ったらどんどんオーバーラップするようにしています。
――守備陣も完封勝利という事で連携も上手くとれていたように見えたのですが手応えはありますか
あんまり攻められることもなかったんですが、奪われた後も奪い返して、つなげていたので良かったかなと思います。
――2回目となる早関定期戦でしたが関西学院大の印象はいかがでしたか
きょねんは自分出ていなかったので初めてだったんですけど、思っていたよりも頑張ってくるチームだったので、全然手は抜けなかったですね。
――関東大学リーグ戦(関カレ)の前に合宿を控えているという事ですが、ご自身、チームとしての合宿でのテーマはありますか
関カレ前なので、調整とかプレーの合わせる面とかは意識してやっていきたいです。で、あとはフィジカルを鍛えるトレーニングなので、頑張りたいです。
――関カレに向けて意気込みを聞かせてください
ことしは無失点で全部勝てるように頑張っていきたいです。

MF正野可菜子(社2=兵庫・日ノ本学園)
――2得点と活躍されましたが、試合を振り返っていかがですか
2点は入れたんですけど、もっとチャンスを生かせるところもありましたし、時間帯的にもチームが連動していないところもあって、これから関カレ(関東大学女子リーグ戦)に向けての課題だなと思いました。
――前半から得点を重ねていきましたがその中で意識していた点はありますか
アーリークロスを早く上げようってなったんですけど、そこの入り方だったりクロスの精度だったり、もっと上げていったらもっと得点につながったのかなと思います。
――これから合宿を控えていますが改善したい点を教えてください
チーム的に得点力を上げることと、個人的には1対1で負けないような選手になりたいです。
――攻撃面だけでなくディフェンス面でも何か課題はありますか
きょうみたいにボランチで出させてもらった時も、ディフェンスがボランチでは一番重要なのでボランチでの1対1とか良くしていきたいです。
――関カレに向けての目標や意気込みをお願いします
しんどい試合になると思うんですけど、一戦一戦大事にして、絶対勝って1位になりたいと思います。