野球部

2013.10.11

秋季リーグ戦 10月12、13日 神宮球場

立大戦展望

 秋季リーグ戦(リーグ戦)第3週に行われた春の王者・明大との大一番で勝ち点を落とし、優勝争いから一歩後退したかのように見えた早大。しかし、その明大が立大に敗北したことでリーグ戦の優勝争いは混沌として来たと同時に、早大も優勝戦線に踏みとどまることができた。そして迎えるは明大を倒しいま勢いに乗る立大だ。春季リーグ戦では4季ぶりに勝ち点を奪われた相手に雪辱を果たすことができれば頂点が見えてくる。

 先発が濃厚なのは吉永健太朗(スポ2=東京・日大三)と有原航平(スポ3=広島・広陵)。吉永は今秋先発に復帰し、ケガで出遅れたエース有原に変わり投手陣の柱としてフル回転している。しかし、明大1回戦では完投するも初回に3失点、同3回戦では6回途中で6四死球とチームに流れを呼び込む投球ができなかった。その潜在能力は誰もが認めるところなだけに、1週空いた立大戦には最高の状態で臨みチームを勝利に導きたい。秋は中継ぎからのスタートとなった有原は復帰後にいきなり154キロの自己最速タイを記録するなど上々。同2回戦でも勝ち星を挙げたエースにもう不安はないだろう。救援陣はルーキーの吉野和也(社1=新潟・日本文理)と集大成のシーズンを送る横山貴明(スポ4=福島・聖光学院)などが控える。

有原の力投がカギを握る

 打撃陣ではクリーンアップが好調。明大戦では精彩を欠いたものの、ここまで3本塁打の3番・中村奨吾(スポ3=奈良・天理)。春から一皮むけた印象のある4番・小野田俊介(社3=東京・早実)。現時点で首位打者の5番・武藤風行(スポ3=石川・金沢泉丘)と役者はそろっている。この3人の前にどれだけ走者をためられるか。東條航主将(文構4=神奈川・桐光学園)・白澤俊輔(スポ4=鹿児島・神村学園)の1、2番を務める両4年生の出塁がカギを握るに違いない。

 一方、立大は14年ぶりの優勝に向け機運が高まっている。快進撃を支えるのは春に一気にブレークし最優秀防御率のタイトルまで手にした齋藤俊介と甲子園優勝校から来たルーキーの澤田圭佑の2人。共に先発では抜群の安定感を誇り、さらに中継ぎでも登板するなど大車輪の活躍を続けている。打線はすでに10打点を挙げている岡部通織や大城滉二が中心。春の課題であった打線のつながりも克服されつつあり、抑えるのは一筋縄ではいかないだろう。

澤田圭と共に先発を担う斎藤

 春は激闘の末に明大に敗れ、迎えた立大戦で2連敗。優勝へ大きく遠のいてしまった。奇しくも同じ状況で立大戦を迎える。同じ敗戦を繰り返すわけにはいかない。早大の真価が問われる一戦を制し、優勝へ大きく近づきたい。

(記事 石丸諒、写真 井上雄太、盛岡信太郎)