野球部

2013.09.30

秋季リーグ戦 9月30日 神宮球場

失策に泣き、優勝戦線から一歩後退/明大3回戦

TEAM
早大
明大 ×
●吉永、横山、高梨、吉野和、有原―土屋
◇三塁打 石井

 前日の勝利で対戦成績を1勝1敗のタイに持ち込んだ早大。初回に2つの失策と内野安打で先制点を奪うも、先発の吉永健太朗(スポ2=東京・日大三)は本調子に程遠く6回途中6四死球2失点。適時失策などで4点差をつけられ迎えた8回、石井一成(スポ1=栃木・作新学院)の3点適時三塁打で1点差まで追い上げる。しかしあと1本が出ず敗戦。またしても今春の覇者・明大のカベを打ち破ることはできなかった。

ダメ押しを許し、顔をゆがめる髙梨

 優勝戦線への生き残りを懸ける重要な一戦。先発の吉永は2日前の雪辱を果たす決意のマウンドで、調子が悪いなりに明大打線を5回まで1失点に抑え続ける。お互いに走者は出すがあと1本が出ない――そのような中で試合が動いたのは6回だった。先頭打者に内野安打を許すと、続く糸原健斗に四球を与えてしまう。1死の後、代打にも四球を与えたところで早大は吉永を諦め、横山貴明(スポ4=福島・聖光学院)にスイッチ。ところが簡単にスクイズを決められ、勝ち越しを許す。さらに代打・柴田悠介の三ゴロを三塁手・石井が捕り損ね、この回は痛すぎる3失点。直後の7回にも3番手で登板した高梨雄平(スポ3=埼玉・川越東)がダメ押し点を献上し、投手陣の不安定さに後味の悪さが残る試合となった。

 一方、打線は初回に先頭の東條航主将(文構4=神奈川・桐光学園)が明大先発・上原健太の一塁への暴投で出塁。続く白澤俊輔(スポ4=鹿児島・神村学園)も俊足を活かし内野安打で好機を広げる。2死一、三塁まで進み、打席には前日に決勝の適時打を放っている武藤風行(スポ3=石川・金沢泉丘)。何でもない二ゴロであったが、二塁手の悪送球で先制点を奪う。その後の試合展開の中で同点、そして逆転を許した早大。このまま負けるわけにはいかないところで再び勝機が訪れる。4点差を追いかける8回、2死から小野田俊介(社3=東京・早実)が左前打で出塁。続く打者が四死球で満塁の好機を演出し、2番手の山﨑福也をマウンドから引きずり下ろす。代わった関谷亮太を迎え撃つのは、6回に適時失策を犯した石井。力強く振り抜いた2球目は右中間を大きく破る3点適時三塁打となり、1点差に追い上げる。熱すぎる展開に、歓声と悲鳴とでごった返す球場。勝利の女神はどちらにほほ笑むのか――しかし後続が倒れこの回は3点止まり。反撃むなしくそのまま敗北を喫した。

ミスを取り返す3点適時三塁打を放った石井

 相手の失策が重なり先制点を奪うも、投手陣の自滅と失策で勝利することはできなかったこの試合。明大戦で勝ち点を獲得すれば優勝に一歩近づくところであったが、自ら白星を落としてしまった。3季ぶりの優勝は厳しくなったものの、いつまでも下を向いてばかりはいられない。次は春に勝ち点を落とした立大戦。この3戦で味わった悔しさをバットに込め、稲穂戦士は残りの敵を倒しに行く。

(記事 川口真由、写真 高橋千秋、盛岡信太郎)

コメント

岡村猛監督(昭53二文卒=佐賀西)

――悔しい敗戦となってしまいました

勝ち点を落としたのでね。非常に悔しいんだけど、落ち込んでいる暇はないので次の立大戦に向けてまたしっかり準備をしたいと思います。

――相手のミスもありましたが、先制点を奪いました

相手が勝手にミスしたチャンスだったんですけどね、1点しか取れなかったというところが後までずっと尾を引いたと思います。

――5回の無死一、二塁から1点も取れなかったこともその後に影響したのでは

そうですね。相手もミスしてるんですけどこっちもミスがあって得点できない、失点してしまうと。まあ、ミスがつきもののスポーツではあるんだけど、肝心なところでこっちがミスしてしまったというところでしょうね。

――そういった意味では6回の守りのミスは悔やまれるものだったと思いますが、そのミスをした石井選手(一成、スポ1=栃木・作新学院)が8回に3点を取りました

よくあそこは打ってくれたと思います。こういった経験がこれから彼が成長する大事な要素になってくると思いますので、失敗しても腐らず、上手くいってもおごらずということが大事だと思います。

――勝ち点は落としてしまいましたが、次に向けて一言お願いします

そうですね、1週空きますが立大戦にしっかり備えたいと思います。