野球部

2013.09.28

秋季リーグ戦 9月28日 神宮球場

好機で明暗分かれる/明大1回戦

TEAM
早大
明大
●吉永―土屋
◇本塁打 中村(3号ソロ)

 昨季王者に土をつけることはできなかった。秋季リーグ戦(リーグ戦)開幕カードを連勝で飾り迎えた明大との大一番。先発を任された吉永健太朗(スポ2=東京・日大三)だったが、立ち上がりを狙われ1回にあっさりと3点を献上してしまう。4回に中村奨吾(スポ3=奈良・天理)が右越ソロ本塁打を放ち意地を見せるが、反撃はここまで。1ー3と僅差で大事な一戦を落としてしまった。

先制を許し、浮かない表情の吉永(左)

 打球は無情にも左翼手の足下に落ちた。1回、2死満塁。この試合最初のピンチだった。マウンドには開幕戦に続いての先発となる吉永。明大の6番・中嶋啓喜主将との対決。4球目を鮮やかに左前へと運ばれると、2人の走者が生還し先制を許す。明大スタンドから割れんばかりの大声援が神宮球場いっぱいにこだました。続く打者にも適時打を浴び、0ー3。序盤にこの試合最速の145キロを記録するなど調子は悪くないように見えた吉永。2回以降は調子を取り戻し無失点で切り抜けたが、立ち上がりに不安を残す内容となった。

 主砲が意地を見せた。初回に3点を許し、何が何でも逆転したい早大。その口火を切ったのはやはり中村の一打だった。先頭打者として打席に立った4回。3球連続外角低めで迎えた4球目もまた外角への直球だった。バットの先に当たった打球は、ぐんぐんと勢いを増し、右翼スタンドへ。早大待望の1点目は中村のリーグ戦3本目となる一発によってもたらされた。しかし、明大投手陣が早大打線の前に立ちはだかる。武藤風行(スポ3=石川・金沢泉丘)が猛打賞の活躍を見せるなど一人気を吐くが、大事な局面であと一本が出ない。総安打数では上回ったものの、けん制死などの細かいミスが相次ぎ精彩を欠いた試合となった。

2試合連続となる本塁打を放った中村

 ここぞの場面での集中力の差が試合の大きな分かれ目となった。この日、先頭打者が安打によって出塁したイニングは5回。再三の逆転の好機を生かすことができなかった。失うものはもう何もない。春の屈辱を晴らすため、早大の逆襲劇がいま幕を開ける。

(記事 小川朝煕、写真 盛岡信太郎、高橋舞)

コメント

岡村猛監督(昭53二文卒=佐賀西)

――大事な初戦での敗北ですが、振り返って

まあ攻めきれず、守りきれずという試合でしたね。

――先発の吉永選手(健太朗、スポ2=東京・日大三)は立ち上がりの初回を攻められましたが、2回以降は粘り強い投球でした

後半は非常に安定して投げてくれたんですけどね。立ち上がりはハードラックな面もあって失点をしましたけど、次はしっかりと投げてくれると思います。

――2回の攻撃で無死一、二塁の場面で犠打を決めきれませんでした。あのプレーでその後の流れが変わったかと思われますが

そうですね、春もああいったケースでうまく走者を進められなかったっていうのがあったのでね。そういった課題が残っているということだと思います。

――きょうの試合では打線がつながりを欠きました

走者をかえすという部分がうまくいかなかったですね。2回に走塁のミスが出てしまったので、ペースをこちらに持ってこれなかったというのがあるんですけど。スコアリングポジションにはいくけど、そこから先はなかなか出ないと。まあ気持ちの面でしょう。

――その中、中村選手(奨吾、スポ3=奈良・天理)が本塁打を打たれました。中村選手になんとかつなげたいという意識があったのではないでしょうか

そうですね。走者が出たところでクリーンアップへというところなんだけど、きょうはクリーンアップがチャンスをつくって、その後が続かないという試合でしたね。

――あすも負けられない試合ですが、一言お願いします

あす勝って、3回戦に持ち込みたいと思います。