野球部

2013.09.22

秋季リーグ戦 9月22日 神宮球場

中村の2連発でまずは勝ち点1奪取!/東大2回戦

TEAM
早大 10
東大
○高梨、竹内、田中、有原―土屋、道端
◇二塁打 大野大、白澤 ◇三塁打 大野大 ◇本塁打 中村(1号ソロ)、中村(2号ソロ)

 秋季リーグ戦(リーグ戦)初戦で完封勝ちを収めたワセダは勝ち点奪取に向け東大と対戦。先発を任された高梨雄平(スポ3=埼玉・川越東)が初回に東大打線に3連打を浴び、2点を先制される苦しい展開へ。重苦しい空気となりかけたが、中村奨吾(スポ3=奈良・天理)の本塁打などですぐさま同点に追い付く。さらに、5回には中村の2本目の本塁打や大野大樹(社4=東京・早実)の2点適時三塁打で一挙7点を奪い逆転に成功。その後は盤石の継投で東大打線を抑え込み、リーグ戦優勝に向けた第一歩となる勝ち点を手にした。

2本の本塁打で勝利をもたらした中村

 どちらも打った瞬間にそれと分かる本塁打だった。1点を追いかける3回の先頭打者として打席に立った中村。初球の甘く入ったスライダーを自身も「完璧な当たり」と語る見事な弾道で左翼席の中段に放り込んだ。さらに5回にも先頭打者として打席に入ると、追い込まれたもののスライダーを引き付けて再び左翼席へ。打線の爆発を呼び込む一発で3番打者としての仕事を存分に果たした。

 一方、昨季からの課題である先発には不安を残した。前回の東大戦では完全試合を達成した高梨だが、初回に1死一、二塁のピンチを迎えると、4番・笠原琢志に2点適時三塁打を浴びる。それ以降も制球に苦しむ場面が目立ち、4回2失点で降板となった。しかし、その後の継投では吉野和也(社1=新潟・日本文理)が2回を6人で抑える好救援を見せ、勝利投手に。最終回にはけがから復帰した有原航平(スポ3=広島・広陵)が登板、150キロ超えの速球を連発し、健在ぶりを見せつけた。

初回に先制を許した高梨

 打線の活躍で勝利したワセダ。しかし、「まだまだ先頭打者が出て、つないでという本来のワセダの得点パターンではない」(中村)という言葉通り、チームにはより一層の進歩が要求される。次の相手は春に苦杯をなめさせられた覇者・明大。東條航主将(文構4=神奈川・桐光学園)が「リーグ戦の鍵であり、ワセダにとってはヤマとなるカード」と語るように、優勝のためには絶対に倒さなければならない相手だ。生半可な野球では通用しない。チーム一丸となって天敵に挑む。

(記事 小島健太郎、写真 石丸諒、尹眩晶)

コメント

岡村猛監督(昭53二文卒=佐賀西)

――きょうの試合を振り返って

先制をされたので前半はなかなかこちらのペースで進められなかったんですが、中村(奨吾、スポ3=奈良・天理)の本塁打2本で中盤からはこっちのペースでやれたかなと思います。

――初回の先制された場面でマウンドに行かれましたが、高梨選手(雄平、スポ3=埼玉・川越東)どういった声掛けをされましたか

なんとか3点目を防ぐようにと。スクイズもあるし、なんとかバッターを抑えるようにと話してきました。まあ、ちょっと落ち着けと言いました。

――先ほど仰った通り、中村選手の2本の本塁打で流れが変わりました

同点まではなかなか安心できないんですけど、(2本目のときに)1点リードして大分楽に試合が進められるようになったと思います。

――――先制を許した直後の2回に先頭打者の大野選手(大樹、社4=東京・早実)が悪い流れを断ち切る二塁打など、大活躍でした

(大野大は)良いときと悪いときと波があるのでね。まあ、いつもきょうのように大きな波のところに来ればいいんですけど、また次も期待したいと思います。

――次はいよいよ明大戦です

春は勝ち点を落としているので、なんとか勝ち点を挙げたいと思っています。

東條航主将(文構4=神奈川・桐光学園)

――きょうは先制点を許し追う展開となりました

試合はどうなるか全然わからないので、先制点を取ろうが取られまいがとにかく自分たちの野球をやろうという話をしていました。先制点は取られたんですけどベンチとグラウンドの空気は悪くなかったので、特に焦りはなくて、それは良かったなと思います。

――何か高梨選手やチームに声はかけましたか

高梨にはとにかく一人一人打ち取っていこうということを話して、チーム全体には雰囲気は悪くなかったので、焦らずに早い内に一点返して、東大にいった流れをこっちに持ってこようという話をしました。

――竹内諒投手(スポ1=三重・松阪)や田中龍之介投手(人1=兵庫・滝川)など1年生の出場がありました

きょうも竹内が点差がある中で投げられて、点差があるのでランナー気にせず自分のピッチングができるように、初登板で初めてのシーズンで神宮は緊張すると思うので、点差があって楽に投げれる状態をつくれて良かったなと思います。

――打線もつながりましたが、野手の状態は東條主将から見ていかがですか

チャンスの場面での四球であったり、そういったプレーで一つ一つ塁が埋まっていって、相手にプレッシャーを与えて結果的に点が取れていると思うので、納得がいくかなと思います。

――東條主将も安打や四球がありましたが

もっと内容は良くなると思うので、この一週間もう一回調整して、メイジ戦に臨みたいなと思います。

――明大戦につながる戦いはできたと感じていますか

そうですね、ミスによる失点がなかったので、そこに関しては守備面では良かったと思います。

――攻撃面ではいかがでしたか

ピッチャーが変われば攻撃の対策も変わるので、東大に対する対策としてはきょうはできたので良かったと思います。また来週は来週で違う戦い方があるのでチームで一貫して徹底していきたいと思います。

――来週の明大戦に向けてチームをどのような状態に持っていきたいですか

とにかくメイジ戦がワセダにとってはヤマなので、ピークを持っていくぐらいでチームの状態を盛り上げて一丸となって戦っていきたいと思います。

――明大戦への意気込みをお願いします

本当にリーグ戦の鍵となるカードなので、とにかく気持ちだけは負けないように頑張りたいと思います。

大野大樹(社4=東京・早実)

――勝ち点を奪取し、幸先の良いスタートになりましたか

最初は雰囲気もあまり良くなくて大丈夫かなというかんじだったんですけど、終盤は自分たちのバッティングができていたかなと思います。最後の方は流れが良かったので、このまま流れを維持していきたいなと思います。

――第1打席は先制点を奪われた直後でしたが、どのようなことを考えていましたか

春は東大戦で打てないところから始まって自分のバッティングができませんでした。その反省というか秋も同じことを繰り返したら成長がないと思ったので、とにかく今までやってきたことを思い出して力を抜いて打席に入りました。それが良い結果につながったのかなと思います。

――次に第3打席ですが、待っていたのは

変化球です。来た球は直球でした。

――上手く合わせることができた

チームとして初球から振っていく、チャンスのときも振っていくというのを徹底してやろうとなっているので、変化球待ちだったんですけど甘い直球が来たら打とうと思っていました。上手く体が回ったかなと思います。

――猛打賞となりましたが、打撃の感触はいかがですか

夏のオープン戦のときはすごく良かったです。ただオープン戦で良かった人が春打てなかったという結果があったので、それを払しょくしようと思っていました。3本打てたというのは次の明大戦に向けては良かったかなと思います。

――サイクルヒットは意識されましたか

最後の打席で本塁打を打ったらということだったんですけど、僕はそういう打者ではなかったのでそんなに意識はしていなかったです。満塁だったのでとにかく点を取りたいなと思っていました。

――明大戦へ向けて意気込みをお願いします

ここで負けたら優勝はないと思っています。春明大戦に負けて優勝にまったく届かなかったので、その悔しさを糧に夏は4年生を中心に苦しいこともやってきました。4年生が引っ張っていけるようにこの1週間、気持ちを入れて明大戦に臨みたいなと思います。

有原航平(スポ3=広島・広陵)

――今日の投球を振り返って

三人で抑えないといけないところだったんですけど、四球とヒットを出してしまいました。次の明治戦にむけて、三人で抑えることが大事だったので、そこがもったいなかったなと思います。

――足の小指を怪我したと聞きましたが、今の調子はどうですか

9月の頭に死球が当たって、左足の小指を骨折しました。2、3週間は投球とかもできなかったんですけど、今日も投げられたので、もう大丈夫です。出遅れている分もっと調整しないといけないと思います。

――今後のリーグ戦では、先発と抑えどちらをやっていくのですか

先発をやりたいという気持ちはありますが、ケガで出遅れてしまっているので、まだ分からないです。チームのために任されたところを投げたいと思います。

――今季の抱負をお願いします

チームの優勝に貢献できるような投球をしたいです。

高梨雄平(スポ3=埼玉・川越東)

――第2戦の先発を任されましたが

普段通りを心がけました。入りはいつも通り入れたと思います。

――初回に2点を先制されてしまいましたが

調子はいつも通りでした。真っすぐが甘いところにいってしまいました。コントロールの甘さです。

――投げていて感覚はどうでしたか

良くもなく悪くもなくという感じでした。初回の2失点が全てです。

――4回を投げ被安打5、1四死球という内容は

ヒットを打たれるのはまだしも、初回に点を取られたことがだめでした。

――次の明大戦に向けて

言われたところでしっかり投げるだけです。次こそは頑張りたいです。

中村奨吾(スポ3=奈良・天理)

――2連勝で東大から勝ち点を奪いました

勝ち点を取れたことは良かったです。次もあるので、しっかりと気を引き締め直して頑張って行きたいと思います。

――2本のホームランを振り返ってください

1本目はスライダーしっかりと捕らえられて、完璧なホームランだったと思います。2本目もスライダーでした。先頭打者だったということもあり、塁に出てチャンスメイクをしようと思っていました。追い込まれていましたが、しっかりと体を残して打てて、スタンドまで行ってくれたと思います。

――スライダーは狙っていたのですか

あまり球が速くない投手だったので、しっかりと引き付けて打とうという意識はありました。

――打撃陣は大量点10得点を奪いました

でもまだまだ先頭打者が出て、繋いでという本来のワセダの得点パターンではなかったです。きょうは自然に出ることは良いことですが、長打が多かったので。明治戦では打線の繋がりを意識し、本来のパターンで得点できたらと思います。

――オープン戦で見つかった課題などは修正できましたか

オープン戦終盤は悪くなってきていたので、リーグ戦に入るのも不安がありましたが、2試合ともそういう力を抜いてプレーできました。

――次の明治戦への意気込みをお願いします

春も同じタイミングで明治戦でした。しっかりと一戦一戦、気を緩めることなく、春の借りを返したいです。