野球部

2013.09.20

秋季リーグ戦 9月21、22日 神宮球場

東大戦展望

 逆襲の秋が始まる――。春季リーグ戦では4位に沈み、悔しさを味わった早大。再建を図るため、夏の間にチームを一から鍛え直してきた。その成果を披露する場となるのが21日に迎える東大との秋季リーグ戦(リーグ戦)初戦。2連勝で勢いを付け、優勝へ向けて好スタートを切りたい。

打線の中核を中村が担う

 深刻な得点力不足に悩んだ今春。課題克服のカギを握るのは主軸に座る中村奨吾(スポ3=奈良・天理)だ。大学日本代表でも中軸を任された打撃力と勝負強さで打撃陣を引っ張る。上位打線を担うあろう東條航主将(文構4=神奈川・桐光学園)、白澤俊輔(スポ4=鹿児島・神村学園)らが出塁し、中村の前に走者をためることができればおのずと得点につながるはずだ。加えて活躍が期待されるのが、夏季オープン戦(オープン戦)で台頭してきた新戦力の存在。持ち前の打撃力に磨きがかかり、スタメン出場が濃厚な武藤風行(スポ3=石川・金沢泉丘)は打線に新たな風を吹かせる。夏場の厳しい練習を乗り越えた精鋭たちが、春とは一味違った攻撃を見せてくれるだろう。

 『守りの野球』を掲げる中、投手陣に求められる役割は大きい。第1戦の先発が予想される大黒柱の有原航平(スポ3=広島・広陵)は自慢の速球を武器に、東大打線をねじ伏せられるか。エースとしてチームに勢いを与える投球が期待される。次に控えるは、リベンジに燃える吉永健太朗(スポ2=東京・日大三)。オープン戦では本調子に近い投球を見せており、復活への準備は整っている。この二人に、今春の東大戦で完全試合を達成した高梨雄平(スポ3=埼玉・川越東)、ラストシーズンに強い気持ちで臨む横山貴明(スポ4=福島・聖光学院)らが加われば盤石の体制を築けるだろう。

辰亥の活躍がカギを握る

 悲願の勝ち点奪取を目指す東大の希望は、成長著しい辰亥由崇。新人戦ではあるが、早大打線を8回1失点に抑え、勝利した力は侮れない。開幕カードの明大2回戦で先発を務めた白砂謙介、先発、中継ぎにフル回転する関正嗣の2年生トリオが粘り強く投げ、接戦に持ち込むことで勝機を見出せるか。打撃陣は各自きっちりと役割を果たし、少ない好機をものにする効率の良い野球を展開したい。1年生ながら明大2回戦で3番に座り、2安打を放った山本克志、4番を任される長藤祥悟が主軸として急成長。スタメンは固定されておらず、全員野球で勝利をつかみにいく。

 4年生にとっては最後のリーグ戦。春のようにふがいない結果で終わるわけにはいかない。東條主将を中心にチームが一つとなり、挑戦者の気持ちで勝利を目指す。優勝への第一歩として、まずは東大戦できっちりと勝ち点を奪うことに全力を注ぎたい。覇権奪回に向けた戦いはここから始まる。

(記事 中澤佑輔、写真 手塚悠、盛岡信太郎)