ウエイトリフティング部

2013.12.09

第59回全日本大学対抗選手権・第14回全日本大学対抗女子選手権 11月29~12月1日 @埼玉・さいたま市記念総合体育館

インカレ男子二部転落、女子表彰台を逃す

 今季最後にして最大の大会である、全日本大学対抗選手権大会(インカレ)が3日間にわたって開催された。ワセダが目標に掲げたのは、男子一部残留、女子3位入賞。しかし健闘虚しく男子は二部に転落、女子も5位という悔しい結果に終わった。

ジャークを成功させた永山主将

 初日に出場したのは62Kg級・永山大地主将(スポ4=沖縄・糸満)。スナッチを2本連続失敗、3本目で成功させるも、ジャークもミスがあり結果は6位。大会終了後、「自分のミスが団体の流れを悪くしてしまった」と試技を振り返った。
 2日目は男子5人、女子3人の選手が出場。そのうち3人が表彰台に登った。しかし準優勝を獲得した77Kg級・梶田大和(スポ2=兵庫・明石南)の顔に喜びの表情はなく、「優勝を狙っていたので悔しい」と語った。48Kg級・田窪彩香(社4=愛媛・荒居浜南)はこのインカレで競技からの完全引退を決めている。人生最後の1本を成功させ、見事目標としていた3位に輝いた。そして試合前に4年間で1番の点数を取ると宣言していた63Kg級・松本潮霞(社4=千葉・松戸国際)は、スナッチで大学新記録を叩き出し、自身初となる悲願のインカレ優勝を手にした。しかし今回は団体戦である。一人一人の順位が鍵となる中、男子はミスが目立ち一部残留のボーダーラインである8位で、女子は4位で2日目を終える。
 3日目は男女2人ずつが出場。男子は最後に行われた105Kg超級の試合で、9位だった平成国際大に逆転され、1点差で二部への転落が決まった。女子は75Kg級で高岸冴佳(社3=兵庫・舞子)が気合を見せ準優勝するもワセダは5位、表彰台を逃した。

スナッチ大学新を記録した松本

 『自分がもっと点数を取っていれば』試合後多くの選手が悔しげにつぶやいた。8位との差はわずか1点。この1点の屈辱を時の流れと共に風化させてしまうのか、体に心に刻みつけ原動力として再び這い上がるのか。後者であって欲しい。この悔しさを忘れない限りワセダは必ず強くなる。

(記事 岩井里紗子、写真 菅原拓人、小林真奈美)

※掲載が遅くなり申し訳ありません

結果

▽男子
62Kg級 永山大地 スナッチ101Kg ジャーク134Kg トータル235Kg 6位
69Kg級 神谷勇斗 スナッチ110Kg ジャーク149Kg トータル259Kg 8位
69Kg級 生頼佑馬 スナッチ121Kg ジャーク148Kg トータル269Kg 5位
77Kg級 伊藤大永 スナッチ122Kg ジャーク151Kg トータル273Kg 9位
77Kg級 梶田大和 スナッチ131Kg ジャーク152Kg トータル283Kg 2位
85Kg級 菊池幹大 スナッチ125Kg ジャーク146Kg トータル271Kg 8位
総合得点52点 9位

▽女子
48Kg級 田窪彩香 スナッチ53Kg ジャーク74Kg トータル127Kg 3位
63Kg級 松本潮霞 スナッチ93Kg ジャーク108Kg トータル201Kg 1位
63Kg級 見附絵莉 スナッチ72Kg ジャーク87Kg トータル159Kg 5位
69Kg級 小町史華 スナッチ68Kg ジャーク82Kg トータル150Kg 6位
75Kg級 高岸冴佳 スナッチ82Kg ジャーク104Kg トータル186Kg 2位
総合得点36点 5位

コメント

62Kg級・永山大地主将(スポ4=沖縄・糸満)

――ご自身の試技を振り返ってみていかがでしたか

スナッチを1本目2本目失敗して、失格しかけたので、そこから団体の流れを悪くしてしまったと思います。

――緊張していたようですが

そうですね。4年生最後で、どうしても点数を取りたくて意識してしまったので緊張しました。

――目標にしていたことはなんですか

スタート表を見て、うまくいけば3位を狙えると思ったので本数を重視していました。

――今後はどうされるのですか

就職しますが、スポーツで入るわけではないので仕事をしながら出来たら続けていけたらいいなと思っています。

――後輩への想いを教えてください

自分たち4年生がちゃんとひっぱっていけなかったので、3年生にはしっかり部をまとめて来年からまた頑張っていってほしいです。

――同期への想いをお願いします

同期にも色々迷惑をかけて大変な思いをさせてしまったので、支えてくれてありがとうございますという気持ちです。

――4年間を振り返ってどのようなお気持ちですか

やはり最後は結果が大事だと思うので、終わりをまとめきれなかった悔しい4年間になりました。

48Kg級・田窪彩香(社4=愛媛・荒居浜南)

――見事3位になられましたが、試技を振り返っての感想をお願いします

4年間というか7年間の集大成で確実に表彰台を狙っていこうと思っていて、3位に立てたのは良かったんですけど、苦手としていたスナッチで抑えなければいけない選手を抑えきれなかったことが心残りかなと思います。ジャークでは確実に抑えることができましたが。

――ジャークの3本目を挙げた時どのような気持ちでしたか

これを挙げたら3位が確定という状況でした。記録的には余裕だったのですが、48Kg級でインカレに出たのがおととしで、そのときに失格したことが蘇ってきて1本目は手が震えていました。そんななか今回は3本しっかり取れたので成長したのかなと思っています。

――今後はどうされるのですか

きっぱり辞めて引退します。

――4年間を振り返ってみてどのような気持ちですか

ワセダに入って良かった。私生活もウエイトリフティング生活も語りつくせないくらい楽しくて、大学に来てよかったです。大切な同期や仲間は、続けていなかったら絶対に出会っていなかったと思います。高校の時には辞めようと思っていて、ワセダに入れるからという軽い気持ちで来たんですけど、本当にウエイトリフティングをやっていてよかったなと思います。気持ち良く終わることが出来ました。

――後輩への想いを教えてください

まず、色々な選択肢がある中で早稲田大学を選んでくれてありがとう。私たちの代は本当に競技面でも人間性でも後輩に支えられている代なんです。私たちはひっぱっていくというよりのほほんとしているのですが、そこをしっかりカバーしてくれて支えてもらっていたので、本当に感謝です。

――同期への想いをお願いします

語りつくせないです。本当に感謝しています。4年間頑張ってきて良かったなと思います。

63Kg級・松本潮霞(社4=千葉・松戸国際)

――今日の試技にはどのような想いで臨まれたのですか

1本目はチームのために、2本目は応援してくれる皆さんのために、3本目は自分のために挙げたのですが、大学新を取れたのですさまじい嬉しさです。

――部のブログの中で4年間で一番点数を取ると宣言されていましたね

インカレでは優勝していなくて、いつも体重や1Kg差で負けていて万年2位だったので、最後に優勝出来てほっとしています。最後ジャークで大会新を狙って失敗してしまったのでトータルではベストと変わらないのですが、社会人になっても頑張れということかなと思っています。

――4年間を振り返ってみてどのような気持ちですか

ワセダに入って良かったです。ここのウエイトリフティング部で本当に良かった。

――後輩への想いを教えてください

個人で挑む以前にワセダの看板を背負っているということを誇りに思って、良いチームを作って私が叶わなかった女子団体優勝を実現してほしいです。

――同期への想いをお願いします

この同期で良かった。私が遠征とかでいなくても、いつ戻ってきてもいつもと同じように迎えてくれて感謝しています。マイペースで人のことを悪く言わない良いメンバーです。