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ハンドボール部

2013.11.27

第56回全日本学生選手権大会 11月26日 山梨・小瀬スポーツ公園体育館

三冠まであと1勝!大体大を撃破し決勝進出

 全日本学生選手権(インカレ)4日目は準決勝が行われた。ここまで順調に勝ち進んでいる早大は、大体大と対戦。序盤から両チーム激しい攻防を繰り広げ、点差の開かないゲームが展開された。リードを奪い返すことができない早大は、桐生正崇(人2=群馬・富岡)を投入し流れをつかむことに成功、18-14と4点差をつけて前半を折り返す。後半も立ち上がりから山田隼也(スポ4=沖縄・興南)が豪快なロングシュートを決めるなど、前半の勢いが衰えることなく早大に有利な試合運びをすることができた。試合終盤に大体大に3連続得点を許すも、そのまま逃げ切り勝利。最終スコアは35-27となり、早大は決勝へと駒を進めた。

速攻からシュートを決める山田

 チームの課題である立ち上がりは、やはり厳しい試合展開を強いられた。開始5分で大体大にリードを許すと、なかなかその点差を埋めることができず前半19分までシーソーゲームが続く。このとき東江雄斗(スポ2=沖縄・興南)が5得点の活躍だったが、「(相手のディフェンスが)空いたときにうまく突っ込んだり、ボールをさばいたりっていうことを心掛けた」と語ったとおり、アシストでもその実力を発揮した。そして得点が動かぬまま迎えた前半21分、途中交代により桐生正が出場すると流れが一変、早大が急激な追い上げを見せる。そのまま勢いよく6連続得点でリードを奪い返し、4点差をつけて前半を終える。

 迎えた後半、前半の勢いに乗っていた早大は山田の2連続得点で先制し、流れをつかむことに成功。ディフェンスでも、大体大の猛攻を凌ぎ、ディフェンスからの速攻という良いリズムで試合を進められた。そのまま着々と得点を重ねて試合は進み、後半20分からは交代で出場した下級生たちの活躍が光った。川島悠太郎(スポ1=福井商)と田崎裕晃(スポ2=神奈川・桐光学園)も華麗なサイドシュートを決め、チームを盛り上げる。終盤、大体大が最後の猛攻を仕掛けてくるも、最終的に35-27と大幅な点差をつけて快勝、苦戦の末に準決勝を制した。

流れを変える得点を決め喜ぶ桐生正

 決勝は、因縁の相手・日体大との対戦が予想されていたが、その日体大がまさかの準決勝敗退を喫する。それにより、あすの対戦相手は中京大となった。早大は今大会で日体大に勝利しリーグ戦の雪辱を果たそうと意気込んでいたが、それが果たせなくなってしまった。だが、選手たちに戸惑っている暇はない。創部以来初の三冠はもう目の前に見えている。あすの決勝について「勝ちたいという思いだけではなく、やってきたことを出そうとすることが必要」と大城章コーチ(平18人卒=沖縄・那覇西)は語る。あと1勝、三冠に向けて早大はチーム一丸となって決勝、中京大戦に臨む。

(記事 佐藤凌輔、写真 久良佳菜子、松田萌花)

全日本学生選手権
早大 35 18−14
17−13
27 大体大
スタメン
GK 岩下祐太(スポ4=熊本・千原台)
CP 山田隼也(スポ4=沖縄・興南)
CP 桐生和紀(人4=群馬・富岡)
CP 内海祐輔(スポ3=香川中央)
CP 玉城慶也(スポ3=沖縄・興南)
CP 森田啓亮(スポ3=岩手・不来方)
CP 東江雄斗(スポ2=沖縄・興南)
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コメント

大城章コーチ(平18人卒=沖縄・那覇西)

――きょうの試合を終えて率直ないまのお気持ちは

やっと決勝まで来たなというのが一番ですね。前半の立ち上がりはきのうと同じでリズムに乗ることができなくて、相手のリズムで展開されていたんですけど、前半の残り10分ぐらいから後半の15ぐらいまでは自分たちのリズムで、しっかり守れたというのが良かったのかなと。それで加点することもできましたのでリズムに乗れたかなと思います。まあ率直に言えば、やっと決勝まで来ることができたので、本番はここからですね。

――選手たちには試合前どんな声掛けをされましたか

選手には前半30分で試合を決めろと言いましたが、ただ相手も関西の一番であって、そうはいかなかったですが、前半で決めようという意気込みで試合に臨んでもらいました。

――前半は接戦でしたが、途中でのメンバー交代の意図などは

きのうの試合のときにうまく機能した1人が高めに出るディフェンスをやっていたんですけど、なかなかそのシステムでリズムに乗れなくて、東江(雄斗、スポ2=沖縄・興南)からちょっと守りにくいというのを言われたので、玉城(慶也、スポ3=沖縄・興南)に代えて桐生(和紀、人4=群馬・富岡)を投入して、昨日は高めでやりましたが、高めから低めにスイッチするという意味でメンバーを交代して、それがうまくいったという感じですね。

――途中出場の桐生選手がチームを盛り上げるという点でも良い効果があったのではないでしょうか

そうですね。桐生だとか稲垣(圭亮、人4=神奈川・桐光)、半澤(侑紀、商4=青森)とか一般で来たメンバーが仕事をするのがうちのスタイルだと思うので、そういう選手が活躍すると、1点でも5点分の価値があったり、1本のセーブが何十倍にもなる効果があります。彼らが一般だから使わないとかじゃなくて、試合に貢献することができると思って試合に出しているので、レギュラーの推薦組とは特に僕は変わらないと思います。

――前半を終えて、後半はどんなことを声掛けされましたか

ハーフタイムのときには、後半の最初で決着をつけようと言っていました。グダグダのままいってしまうと、相手も関西で1位の実力を持つ勢いのあるチームなので、最初で勝利を決定付けようと言っていました。

――結果、後半の立ち上がりはかなり良い流れだったのではないでしょうか

そうですね。やはり攻撃と守備の両方がしっかりできていたということですね。やはり守備ができていたのは大きかったです。

――攻守ともに試合全体を通して課題を上げるとすれば

守備においては相手の特徴を知るということがあすは大事になると思います。攻撃に関しては自分たちのイメージ通りにフィニッシュすること。フィニッシュの前に簡単なパスミスなどをすると、きょうの前半のように逆速攻をやられたり、リズムに乗られてしまうので、ゴールが入る入らないは別としてイメージ通りにフィニッシュまで持ち込むようにしたいです。

――あすは決勝の舞台ですが、最後は気持ちとの戦いにもなるのでは

そうですね。気持ちがあるというのは最低のスタートに立つ上では必要になると思いますが、気持ちをいかにコントロールするか、勝ちたいという思いだけではなく、やってきたことを出そうとすることが必要だと思います。やはり気持ちをコントロールすることが決勝戦はかなり必要だと思います。

――選手たちにはあすの試合前どんなことを伝えたいですか

やってきたことをもう一度おさらいはします。それを確認した上で、最後は出すだけだということを伝えようと思っています。

岩下祐太主将(スポ4=熊本・千原台)

――きょうの試合を終えて率直な感想を

大体大はシュート力のある選手が多く個人の能力が高いので、接戦でいくかなと思っていました。前半の最初は接戦になっていたんですけど、最後の方にディフェンスからの速攻という流れができて4点を離して後半にゆとりができ、後半の立ち上がりの連続得点につながったのかなと思います。やっぱり、ディフェンスからの速攻というのを継続してやっていきたいと思います。

――きのう、大体大の雰囲気もカギとおっしゃられていましたが

相手の雰囲気や会場の雰囲気もカギだし、接戦の中で(相手ペースに)のまれそうになった感じもあったんですけど、それでも自分たちのディフェンスを堅めようとか、セットのオフェンスをチーム全体でしっかりやってきました。

――準決勝を迎えるにあたってどのようなことを考えていましたか

僕個人は、毎年インカレの上の方になってくると変に意識してしまったり、硬くなってしまっていつものようなプレーができなくなるので、そういうことがないようにしたいと考えていました。優勝とかインカレ(全日本学生選手権)とかを関係なしに楽しむということを言い続けているので、楽しんだ上で最終的に勝てればいいかなと思います。

――あすに向けて、意気込みをお願いします

優勝しかないと思うので、出せる力を精一杯出して、チームにも声を掛けていきたいと思います。

桐生和紀(人4=群馬・富岡)

――きょうの試合を終えたいまの率直なお気持ちは

日体大に決勝でリベンジできる権利を取れたのでそれは良かったなと思います。前半のスタートは悪かったのでそこはまだまだ修正する点があったかなとは思います。

――前半の接戦を振り返って

試合の中で相手のペースになったりこっちのペースになったりして、なんとか自分たちのペースにして1点取れたときにチーム全員で盛り上げることができ始めて、前半粘ることができたので、後半スタートのときに突き放せたのかなと思います。

――弟の桐生(正崇、人2=群馬・富岡)選手が流れを変える得点を決めたときには共にガッツポーズもされていましたね

まあ兄弟愛じゃないですけど、一緒にずっとやってきたので、弟の活躍は素直に喜べます。

――ハーフタイムには後半に向けてどんなことを話し合われましたか

相手の戻りが遅かったので、キーパーが取ったら飛び出しを早くすることを意識したら得点が重なって、点数を離すことができましたね。

――ご自身のプレーを振り返って

きょうは自分はポストの中間から速攻へのつなぎが課題になっていたのですが、山田(隼也、スポ4=沖縄・興南)とのクロスプレーはずっと練習してきたことができたので、それは良かったかなと思います。

――あすの決勝への意気込みを聞かせてください

インカレで優勝することを目標に1年間やってきたので、全てやってきたことを置いていきたいと思います。

――どんなプレーを見せたいですか

気迫のこもったプレーを見せて、最高のかたちで恩返しできたらなと思います。

森田啓亮(スポ3=岩手・不来方)

――大体大に勝利したいまの心境は

立ち上がりは自分たちのペースがつくれなかったんですけれど、中盤からディフェンスが機能してきて速攻も何本か出始めたので、自分たちのペースをつくれていい試合ができたかなと思います。

――出だしの部分など前半を振り返って

立ち上がりはちょっと足が動いていなくてシュートを相手に何本か決められていたので、そこは中盤にタイムアウトをとって、しっかり当たるとこ当たってという指示もあったので、うまく修正できたと思います。

――大きく突き放した後半を振り返って

後半の立ち上がりで追い上げられるパターンが僕らは結構多いので、ハーフタイムで後半出だしから集中していこうっていう話し合いをして、それを実行できたので良かったです。

――ポストやサイドポジションでプレーしていましたが、ご自身のプレーはいかがでしたか

攻めに関してはシュートもある程度決められて、相手のディフェンスを崩すような動きもできたので良かったと思います。ディフェンスはきのうから真ん中の2対2が課題だったので、そこはうまく修正できていました。打たせるところは打たせて、ディフェンスが手を挙げて枝で勝負して、GKに取ってもらうかたちが何本かできたので良かったです。

――あすの決勝はどのような気持ちで臨みたいですか

ことしハンドボール部は75周年という節目の年なので、そこでインカレ優勝できたらすごくいいと思うし、やらなきゃいけないことだと思います。きょねん、おととしと決勝で負けているのでチャレンジャーの気持ちでリベンジしたいと思います。

東江雄斗(スポ2=沖縄・興南)

――きょうの試合はどういう意気込みで臨みましたか

相手が大体大ということで、歴史と伝統ある一戦だったので絶対に勝ちたいという意気込みで臨みました。

――前半の立ち上がりについてご自身ではどう感じましたか

思うような立ち上がりはできなかったんですけど、ディフェンスで粘って自分たちのリズムをつくるまでよく我慢できたかなと思います。

――前半リードを奪われてたときに、自分で点を取ろうという意識はありましたか

自分で点を取りにいこうとも思ったんですけど、チームプレーなので(相手のディフェンスが)空いたときにうまく突っ込んだり、ボールをさばいたりっていうことを心掛けました。

――あすの決勝に向けて意気込みをお願いします

最後4年生を頂点に立たせたいので、絶対に勝ちたいです。

桐生正崇(人2=群馬・富岡)

――きょうの試合を振り返って

前半の最初の方競ったんですけど、前半の中盤から後半の中盤にかけては今大会で一番いいゲームができたんじゃないかなと思います。

――きょうの調子は

いままでより足もしっかり動いてたので、いい方だったかなと思います。

――途中出場でしたが、コーチから何か指示はありましたか

しっかりやってきたことをやるように、と言われていたのでそれを徹底するようにしました。

――ご自身のプレーでなにか意識したことはありますか

準決勝なので、1点決めたら周りを盛り上げるなどチームの雰囲気を大事にしようと意識しました。

――決勝に向けての意気込みをお願いします

きょねんも、おととしも優勝を逃しているので、3回目のことしは勝って優勝したいと思います。