ハンドボール部

2013.11.25

第49回全日本学生選手権大会 11月24日 山梨・緑が丘スポーツ公園体育館

強豪・大体大に健闘も2回戦敗退

 全日本学生選手権(インカレ)の2日目に臨んだ早大。対戦相手となったのは、昨季のインカレ王者・大体大だ。序盤は強豪相手に互角の展開をし、加藤夕貴主将(スポ4=愛知・名経大市邨)が先制点を獲得。早大は一時リードをするも、徐々に王者が覚醒し逆転をされる。前半を12-18で折り返すと、後半は大体大が終始主導権を握り続ける。積極的なプレーで健闘を見せた早大だったが、点差を縮めるには至らなかった。最終スコアを22-34とし、敗退。2回戦で姿を消すこととなり、今シーズンが閉幕した。

ディフェンスを振り切りシュートを放つ千葉樹

 先制点を決めたのは、加藤だった。主将としてチームを引っ張ってきただけに、ベンチサイドからも歓喜の声が上がる。相手が強豪なだけに気の緩みが許されぬ中、幸先の良いスタートを切った早大。だが、主導権をつかみたいところで大体大が同点に追い付く。前半11分過ぎまで、互いに点を重ね合い一進一退の展開となる。しかし徐々に大体大が着実に速攻を機能させ、逆転されてしまう。前半終了間際、2人退場となった早大が攻守ともに不安を抱えた場面もあった。渡邊江里子(スポ3=東京・文大杉並)の好セーブも目立ったが、12-18と6点差で前半を終える。

 「6点差でしっかり終ろうね」とハーフタイムで声を掛けたという加藤。両者ともに逆速攻でチャンスを得るものの、早大の思いはかなわなかった。徐々に気持ちとは裏腹に、点差を広げられる。後半10分を越え、タイムアウトを挟むもまさかの連続7失点。昨季王者・大体大は手ごわかった。中村光代(スポ3=東京・文大杉並)のサイドシュートや加藤の気迫のこもったシュートも見ることができた。だが、巻き返しを図ることはできず終盤となる。終了間際、ペナルティーを得た早大。ここでボールを託されたのは加藤だった。見事に豪快なシュートを決めたが、最終スコアは22-34。強豪相手に奮闘するも、実力が及ばず敗戦となった。

点を決め大きくガッツポーズをする加藤主将

 「みんなで盛り上がっていい試合ができたので、負けたけどすがすがしい気持ち」と、最終戦を振り返った千葉樹里子(教4=東京・文大杉並)。同じく4年生の加藤も「積極的なプレーで最後までできた」と、笑顔で語った。インカレという大舞台で、ワセダらしく積極的に食らいつくプレーをした選手たち。全力を出し切った早大にもう悔いはない。

(記事 久良佳菜子、写真 細川香衣)

全日本学生選手権大会
早大 22 12−18
10−16
34 大体大
スタメン
GK 渡邊江里子(スポ3=東京・文大杉並)
CP 加藤夕貴(スポ4=愛知・名経大市邨)
CP 中田知江(スポ3=東京・佼成学園女)
CP 岡田紗代子(スポ3=愛知・名経大市邨)
CP 中村光代(スポ3=東京・文大杉並)
CP 兒玉菜夏(スポ2=富山・高岡向陵)
CP 佐藤未来(スポ1=東京・文大杉並)
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コメント

加藤夕貴主将(スポ4=愛知・名経大市邨)

――きょうの試合を終えての率直な感想を

悔いが残らなかったのかなというのが(感想として)あります。

――序盤は競っていましたが、ワセダらしいプレーを展開できたという印象ですか

いつもはワセダの立ち上がりがすごく悪いので、今回の課題として立ち上がりを良くしようとしました。(ワセダは)走るチームなのでしっかり戻ろうというのを課題に挙げていたので、立ち上がりが良かったためいい流れになったんじゃないかなと思います。

――きょうは得点が入るたびの声援印象的でしたが、それは試合前にチームで話し合われていたことですか

一番強いと言われているチームに挑戦だと思っていました。最後になる可能性が大きかったので、4年生とやれる最後の一試合だよというのをみんなに伝えていて、シュートを一点一点決めるたびに全員で喜ぼうというのを決めていました。

――後半に向けてハーフで話し合われていたこととは

一番最初に言っていたのは6点差でしっかり終ろうねと言ったんですけど、やっぱり強かったですね。

――ワセダの最終得点を加藤主将が決めて締めくくられましたが、いつもに増して気合いを入れていましたか

どこの時間帯でも悔いのないようにというのを自分に言い聞かせていて、消極的なプレーにならずに積極的なプレーで最後までできたんじゃないかなと思います。

――きょうが最終戦となりましたが、チームに残したい言葉とは

ワセダらしいプレーをしてほしいなというのがあります。最初から最後まで悩むこととかあると思うんですけど、ワセダは良いチームだと思うので、チームでいろいろやっていって全員で戦っていければいいんじゃないかなと思います。

――ことしのチームはどんなチームでしたか

いろいろ難しい部分とかも凄くあったんですけど、今の印象でいうと楽しかったかなと思います。

千葉樹里子(教4=東京・文大杉並)

――試合を終えてのいまの心境は

みんなで盛り上がっていい試合ができたので、負けたけどすがすがしい気持ちですね。

――大体大と戦ってみての印象は

ミスを自分たちの点につなげてくるところがすごく強いと思いました。

――今大会を振り返って

きのうは初戦ということもあって硬さも見られたんですけれど、最後は自分たちらしい試合ができました。きょうも最初から最後まで自分たちらしく試合ができたと思うので、そういう意味ではこの大会は1年間目標にしてやってきたわけなので、自分たちらしくできた大会だったと思います。

――4年間を振り返ってみていかがですか

いろいろあったけれどあっという間だったなと思います。本当にいろんな人に支えられてここまで来たと思います。

岡田紗代子(スポ3=愛知・名経大市邨)

――率直ないまの気持ちはいかがですか

いままでなかなか勝てなかったというか、いい試合もできていませんでした。4年生が2人しかCPがいないんで私たちがやらなきゃいけないんですけれど、なかなかうまくいっていなかったので、最後こういうかたちで終われてほっとしています。

――大体大と対戦を振り返って

最初は相手も緊張しているのかなと思ったんで、思い切りいったのが意外と当たった感じでした。正直もっとすごいと思っていたんですけれど、これだけ戦えて結構満足です。

――2試合を通して今大会はどのような大会でしたか

チームもそうですけれど私もこの大会に向けて、いままで何も貢献できていなかったので、最後のインカレになる4年生のために、全力で、シュートを外しても強引にいこうという気持ちがあって、それが結果につながって本当に強い気持ちでいったので良かったと思います。らいねんにつながったと思います。

――今季は振り返ってどんな1年でしたか

最後の最後に報われたって感じです。

――今後に向けての課題は見つかりましたか

ディフェンスの一線の修正だったりゲーム展開といったことがワセダは下手くそだなと思ったので、次は自分たちが中心となって安定したチームを作りたいなと思いました。今回は波が激しかったので、みんなを落ち着かせてとか、気持ちの面でまとめられるといいかなと思いました。

中村光代(スポ3=東京・文大杉並)

——きょうの相手は強豪・大体大でしたがどのような気持ちで試合に臨みましたか

優勝候補って言われていたので、もう自分らができることを出し切るっていうことだけ(を考えて臨みました)。あと、自分たちがハンドボールを楽しんで、ワセダらしいハンドボールができればいいなって思っていました。

——きのうの試合後、きょうの試合に向けてチームではどのような話をされていましたか

ディフェンスとかのシステムがきのうと全然違うんですけど、点差がもし離れたとしても、自分たちの自分たちらしいハンドをして最後まで楽しくやろうっていうのは話していました。

——きょうの自身のプレーについてはいかがでしたか

ディフェンスのスタートはよかったんですけど、前半の途中とかで相手にディフェンスを崩され始めたときの周りへの指示出しなど、修正の声を自分からもうちょっと早くした方が良かったかなと思います。

——前半戦は相手と互角の展開となりましたが

このチームになってからたぶん一番いいくらいのスタートの切り方ができて、先制点も取れたしスタートから勢いよくいけたので、この試合は前半からみんなでやった感がすごく出ていましたね。

——逆に後半戦は相手に点差をつけられてしまいましたが

後半は、相手がこっちの気が抜けたときにうまく攻めて来たりとか、(ワセダの)オフェンスでの簡単なミスから速攻につなげられたりとかしました。細かいところがしっかりできていなくて、そこでちょっと点差が離れたのかなと思います。

——試合中チーム全体の雰囲気はどうでしたか

ベンチもコートも声が出ていました。たぶん、仲間が(シュートを)決めて点を取っても自分が取ったみたいな感じで、チームが一丸となっていたのでこの試合展開に大きくつながったのかなと思います。

——きょうがこのメンバーでの最後の試合となったわけですが、4年生のプレーはどのように見ていましたか

この先できないなって思うとすごく悲しかったんです。でも、いまを楽しむしかない、いまできていることを精いっぱい楽しむしかないなと思って、(4年生のプレーを)しっかり目に焼き付けました。4年生は4年生らしいプレーができていたので、かっこいいなと思いました。

——最上級生となる来季、どのように戦っていきたいですか

4年生が2人だけ抜けますが、いま試合に出ているメンバーがそのまま出られるので、新チームになってもいままでの部分をプラスにしていけるように、みんなでまたチームを作り上げていきたいです。あと、きょうの試合みたいにチーム一丸となって戦えるような、みんなで一緒に戦うようなチームができたらいいかなって思います。