ハンドボール部

2013.11.25

第49回全日本学生選手権 11月23日 山梨・緑が丘スポーツ公園体育館

インカレ開幕!不安を残すも白星発進

 全日本学生選手権(インカレ)がついに開幕。リーグ戦は上位チームのカベを破ることができず不完全燃焼で終えた早大ハンドボール部女子部。初戦となる大同大戦は序盤なかなか流れがつかめず相手にリードを許す展開に。しかし前半の終盤に追いつくと、そこからは相手を圧倒。29-19で相手を下し順調な滑り出しを見せた。

ポストシュートを決める中田

 「ワセダは試合をつかむのに時間がかかるんです」と森本方乃香(スポ2=愛知商業)が語った通り、試合は前半苦しい展開となった。序盤早大は相手の勢いにのまれ失点を重ね、オフェンス面でも決めたいシュートが相手のGKに阻まれるという我慢の展開が続く。流れを変えようと20分過ぎにタイムアウトを取った早大はここでついに目を覚ます。中田知江(スポ3=東京・佼成学園女)がポストシュートを決めチームを盛り上げると、相手の1点を挟んだ後に中村光代(スポ3=東京・文大杉並)が豪快なディフェンス上からのシュートを見せる。ここからの4連続得点で11-8と苦しみながらもなんとかリード保って前半を折り返す。

 一度つかんだ流れを早大は前半が終わっても離さない。後半に入ると立ち上がりから、地元の大学との対戦に活躍を誓いきょうの試合に臨む森本が、速攻やポストシュートで次々とゴールを奪う。また勝負どころで加藤夕貴主将(スポ4=愛知・名経大市邨)、千葉樹里子(教4=東京・文大杉並)の4年生コンビが貫禄のプレーで積極的に試合を展開し、下級生を支えていく。全員が一体となり、前半とは打って変わった試合運びで大同大との点差を着実に広げた。そのまま試合終了となった早大は29-19で相手を下し、序盤の課題こそ残したものの初戦を突破。2回戦に駒を進めた。

ドリブルでゴールへ突き進む岡田

 前半一瞬ひやりとさせられたものの、終わってみれば快勝であった早大。しかしあすの相手は、優勝候補の筆頭といわれる強豪・大体大である。「きょうのままではそんな簡単に勝てる相手ではない」と森本が語るように、次の相手にはわずかなミスが命取りとなる。きょうの試合で改めて露見した立ち上がりの課題を修正することなしには次の勝利には手が届かないだろう。だがリーグ戦で果たせなかった強豪相手の勝利にこれほどふさわしい敵はいない。また、このチームでの最後の舞台で悔いを残すつもりもない。きょうの勝利で得た自信と反省を生かして女子部は最大の敵に挑む。

(記事 三井田雄一、写真 細川香衣)

全日本学生選手権
早大 29 11−8
18−11
19 大同大
スタメン
GK 渡邊江里子(スポ3=東京・文大杉並)
CP 加藤夕貴(スポ4=愛知・名経大市邨)
CP 千葉樹里子(教4=東京・文大杉並)
CP 中田知江(スポ3=東京・佼成学園女)
CP 宮本夏澄(スポ3=熊本・松橋)
CP 兒玉菜夏(スポ2=富山・高岡向陵)
CP 森本方乃香(スポ2=愛知商業)
コメント

加藤夕貴主将(スポ4=愛知・名経大市邨)

――きょうの試合を振り返っての率直な感想を

まず、自分の最後の年で勝てたというのが一番の(うれしい)ことかなと思います。

――試合前とかにチームで特に話していた点などは

やっぱり自分たちは最後ですし、ワセダらしいハンドボールができればいいかなというのと、どういう展開でも最後は笑って終わろうねというふうに話しました。

――前半は競っていましたが、うまく機能しなかったと思う点とは

初戦なんで、硬くなってる部分があって。でもそれは自分たちでも思い描いていたというのがあって、やっぱりオフェンスの流れがつかめなかったというのが競った点だと思います。

―後半はパス展開がうまく機能していた印象でしたが

前半にオフェンスであんまりパス回しがうまくいかなかったというので、リズムをつかめば自分たちのハンドボールができるというのをハーフで話したら、パス回しがうまくできるようになってワセダらしいペースでいけたんじゃないかなと思います。

――試合途中に他の選手に話しかける場面も多くみられましたが

ミスが続いたときにいつもだと怒るわけじゃないですけど喝を入れるみたいな感じだったんですけど、みんなでやれるのは最後なんで流れを変えるために、もう一本頑張ろうというような優しい掛け声をするようにしました。

――あすに向けてチームで再確認したい点は

あすは一番強いと言われているチームですが、試合に絶対というのはないと思うので、自分たちのワセダらしいハンドボールができれば大丈夫だと思います。

中田知江(スポ3=東京・佼成学園女)

――きょうの初戦はどのような気持ちで臨まれましたか

ずっと初戦を突破できないっていう感じで(いままでの)インカレ(全日本学生選手権)ずっと来ていたんで、もう最初勝つしかないという気持ちと、4年生は最後だし勝てる相手に勝てないなんて絶対に嫌だ、という気持ちでやりました。

――きょうの試合内容を振り返って

監督にも言われたんですけれど、最初20分間はずっと相手に取られて、取るけど追いつけなくて、というまま進んでいて、そこからやっとワセダのみんなで盛り上がって、みんなで喜ぶっていうハンドボールができたんじゃないかと思います。

――全日本学生選手権(インカレ)初戦でしたが、いつも通りのプレーはできましたか

私はあんまり緊張しないんですけれど、初戦勝てていないというのがあったので、勝たなきゃという思いでなんとなく緊張してたんですけれど、(コートに)入ったら緊張はなかったです。

――春の練習試合の経験が生かされていましたか

あんまり覚えていないんですけれど、そんなに勝てない相手じゃないっていうのはあったし、最初は本当に競ってしまってどうなるだろうというのはあったんですけれど、勝てるって自分たちを信じてやれました。相手を知っていたというのは良かったと思います。

――きょうのチームの雰囲気が勝ちにつながりましたか

つながったと思います。

――あすの強豪・大体大との一戦、どのような気持ちで臨みたいですか

相手は強いという前評判もあるんですけれど、挑戦者という感じで、頑張って頑張って付いていって自分たちのペースできょうみたいに盛り上がって、ちょっとでも越して勝てたらって思っています。

森本方乃香(スポ2=愛知商業)

――インカレ初戦にどのような気持ちで臨まれましたか

あんまり考えないようにがむしゃらにとにかくハンドボールを楽しんでやろうっていう気持ちでやりました。

――前半戦は相手に苦しめられる展開となりましたが

ワセダはもともと出だしが強くない方で、試合をつかむのにもなんか時間がかかるんですよ。だから出だしからしっかりとやろうって言ってたんですけど結局20分くらい立ち上がるのに時間がかかってしまってそこは改善点だと、ワセダの課題だなとは思いました。

――きょうの自身のプレーについてはいかがでしたか

納得いってるわけではないですけどパス来たら絶対決めようっていう気持ちでやったので、その点に関しては気持ちで強引にシュートにいけたのかなとは思います。

――あすは強豪・大体大との試合ですが勝利のためにどのようなプレーをしていきたいか

きょうのままじゃそんな簡単に勝てる相手じゃないし、きょうの試合を満足してもいけないと思います。でも勝ったことに変わりはないので、それをいいようにいいことは忘れずに課題、出だしをしっかりしていきたいです。そういう課題はあす改善できるように、もう失うものはないっていう気持ちです。レベル的には向こうの方が高いじゃないですか。だからこっちが挑戦する立場なので失うものは何もないっていう、がむしゃらな気持ちで楽しみたいと思います。

――あすに向けて一言お願いします

60分間楽しみます。