バスケットボール部

2013.11.23

第65回全日本大学選手権 11月22日 山口・キリンビバレッジ周南総合スポーツセンター

拓大を撃破!ベスト4に進出

 全日本大学選手権(インカレ)3日目。東京医療保健大に勝利しベスト8に進出した早大は、きょう拓大と対戦した。今季の拓大との対戦成績は3戦1勝2敗と負け越している早大。今大会最初のヤマ場となった一戦、第1クォーター(Q)に18点のリードを奪いスタートダッシュに成功すると、第2Qには相手の猛追を受けるも後半持ち直し、104-83で拓大を撃破。ベスト4進出を決めた。

抜群の安定感を見せた根岸

 第1Q、F本多真実(スポ4=愛知・桜花学園)の連続得点で先制すると、G本橋菜子(スポ2=東京・明星学園)、F根岸夢(スポ2=東京聖徳大)が立て続けにシュートを沈め試合の主導権を握る。きのうから好調の守備では運動量を生かしたマンツーマンディフェンスで何度もパスミスを誘い、相手攻撃をシャットアウト。徹底されたボックスアウトでリバウンド争いも制し完全に流れをつかんだ早大は、このQ28-10と最高の立ち上がりを見せる。しかし、続く第2Q、開始直後に2本連続でパスカットを狙われるなどリズムを乱すと、隙を突いて確実に得点してくる拓大にじわじわと点差を縮められる。8分、4点差にまで詰め寄られた早大は前半2回のタイムアウトを要求。立て直しを図ると、直後にC桂葵(社3=愛知・桜花学園)がショットクロック1秒で意地のバスケットカウントを沈め、チームを鼓舞する。終了間際には、シューターとして頭角を現しつつあるG中村和泉(社1=山口・慶進)が冷静なドライブシュートを決め、相手に逆転を許すことなく48-42で前半を折り返した。

 「第1Qの反動で上ずってしまった部分もあった」(萩原美樹子ヘッドコーチ、平17二文卒=福島・橘)と第2Qは我慢の時間帯が続いた早大であったが、後半に入ると本来の落ち着きを取り戻す。第3Q、中村がスリーポイントシュートを沈め持ち味を発揮すると、直後に相手ボールをスティールした本多が華麗なレイアップシュートを決め、流れを引き寄せる。また、このQはG森仁美主将(スポ4=大阪薫英女学院)が正確なパスワークで根岸やF関根彩乃(社2=千葉・昭和学院)の得点を演出。テンポの良い攻撃を繰り出しリードを広げた早大は、75-62で最終Qを迎えた。第4Q、前半に4つのファウルを重ね、第3Qにはベンチに退いていた司令塔・本橋が開始2分で9点を奪う活躍を見せると、早大ベンチはG酒井愛(社2=神奈川・金沢総合)とF小原みなみ(社4=神奈川・金沢総合)を投入。試合終了間際には、相手ファウルを誘った小原が2本のフリースローを確実に沈め、得点を100点の大台に乗せる。最後まで攻めの姿勢を崩すことのなかった早大が、104-83で拓大との熱戦を制した。

相手を抜き去りシュートする本橋

 関東の強力なライバルチームの一つである拓大に勝利を収め、ベスト4進出を決めた早大。あすの準決勝、対するは昨年のインカレ王者・大体大だ。大体大とは昨年のインカレ決勝戦で対決し、65-68で惜敗。優勝に一歩届かず涙をのんだ。因縁の相手との一戦を前に、「昨年のリベンジができるように攻め気でやりたい」(根岸)と選手のモチベーションは十分に高まっている。勢いそのままに、インカレ王者を打ち破る早大チームの勇姿をこの目に焼き付けたい。

(記事 巖千咲、写真 岩本剛志)

関連記事

順当に2回戦を勝ち進む/第65回全日本大学選手権(11/21)

インカレ初戦を危なげなく突破/第65回全日本大学選手権(11/20)

第65回全日本大学選手権
早大 104 28-10
20-32
28-20
29-21
83 拓大
【スターティングファイブ】
G 本橋 菜子(スポ2=東京・明星学園)
G 森 仁美(スポ4=大阪薫英女学院)
F 根岸 夢(スポ2=東京成徳大)
F 本多 真実(スポ4=愛知・桜花学園)
C 桂 葵(社3=愛知・桜花学園)
結果

○早大104-83拓大

コメント

萩原美樹子ヘッドコーチ(平17二文卒=福島・橘)

――リーグ戦では1勝1敗の拓大との対戦でしたが、相手のどのような点に注意するようチームに伝えていましたか

リーグ戦でやられたところを集中的にアジャストして、特にディフェンスのところで課題がはっきりとしていたので、時間はなかったですけれど対応するように練習しました。ただ、第2Qでちょっとディフェンスが少し混乱するところがあったので、あそこはチームに申し訳なかったなと思うんですけれど、しっかりつないで持ち直したところは評価できるかなと思います。

――第1Qで攻守がかみ合った要因は

偶然ですね。良すぎました。みんなテンションが上がっていて、その勢いで行ってしまったので、第1Qの反動で上ずってしまった部分もあったんですね。ハーフタイムに「いつもと同じ試合だよ」ということを伝えたら、本橋のところがようやく落ち着きを取り戻して、後半に持ち直してくれたのが良かったですね。

――その本橋選手が早い段階で4つのファウルをしていました

彼女らしくなかったなと思いますね。ただ、ここ(山口)出身の中村がリーグ戦の後半から戦力として計算できるようになってきていて、本橋の代わりにきょうもすごく良いところで効果的なシュートを決めてくれたので、ものすごく助かりましたね。

――中村選手はディフェンスでも貢献していました

彼女は手を抜かないんですよね。逆に言うと一生懸命になりすぎて周りが見えなくなってしまうこともあるんですが、真面目な姿勢が試合でも出てきているので、非常に信頼しています。

――今のチームの雰囲気はどうですか

すごく良いと思います。1回戦から厳しいチームと当たってきてしっかりと勝ちきっているということで、彼女たちの自信にもなってきていると思いますし、良い感じで来ているかなと思います。

――あすの相手、大体大には昨年の借りがあると思います。意気込みをお願いします

今心配なのが、主力の出場時間が長くなっているんですね。きょうも本多を休ませたいなと思っていたんですが、なかなか休ませられなかったので。大体大が体が強いので少し心配なんですけど、そこは他の選手もうまく使いながら選手起用をよく考えてあしたに臨みたいと思います。

C桂葵(社3=愛知・桜花学園)

――きょうは拓大戦ということで今大会最初のヤマ場となりました。振り返っていかがでしたか

きょうは出だしが本当によかったです。アップから気合い入れてやっていたんですけど、第1Qの最初で相手を離せたのが良かったと思います。

――拓大とは今季4回目の対戦となりましたが、どのような対策を立ててきましたか

戦術的な対策やピックのところのアジャストとかもたくさんやってきました。でも、実はきょうはそれがうまくいかない場面とかも結構たくさんあって、それでも選手それぞれが戦う姿勢を持っていたので乗り越えられたのかなと思います。

――第2Qは我慢の10分間だったのではないでしょうか

第2Qでディフェンスも機能しなくなってしまって、相手もゾーンをやって来たりしたので自分たちのリズムが取れませんでした。でも、追いつかれはしましたがそこで自分たちも粘ることが出来たので、そこは収穫かなと思います。

――ここまで3試合を振り返ってご自身の調子はいかがでしたか

リーグ戦の時のように自分が一対一で30点を取ったりするみたいに、得点で目立ってる試合はないんですけど、自分なりに自分の最低限の仕事は出来ているかなって思います。やっぱりチームが勝つのが一番なので、自分のところにディフェンスが寄ってきたら外がシュート打ちやすいし、そういうところは中と外のバランスをよくしていけたらいいなと思います。

――あしたへの意気込みをお願いします

大体大には昨年、決勝で負けて準優勝だったので、チャレンジャー精神で挑戦する気持ちを持って勝ちに行きたいです。

F根岸夢(スポ2=東京成徳大)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

きょうは出だしがよかったんですけど、第2Qで相手のリズムになっちゃったのがもったいなかったなと思います。

――第1Qに良かった要因は

自分たちのシュートが入ったということと、ディフェンスで守れてリバウンドも取れていたと思います。

――きょうの相手は拓大でしたが、意識したことは

私がマッチアップするのが打越さん(裕梨、拓大)だったので、打越さんのリバウンドをしっかり抑えることを意識しました。

――きょうの試合の勝因は

ディフェンスで守れているところは本当に守れていたし、リバウンドが取れていた時は自分たちのリズムになっていたと思います。

――きょうは積極的にシュートを打っていましたが、何か意識したことは

きのうオーさん(萩原美樹子ヘッドコーチ)に「シュートを見ていない」と怒られたので、本当に攻めなきゃと思ったし、自分のマッチアップする相手が大きくて攻められる部分だなと思ったので、意識してリングを見るようにしました。

――あしたに向けて抱負をお願いします

昨年のリベンジができるように攻め気でやりたいと思います。