空手部

2013.11.21

第57回全日本大学選手権 11月17日 東大阪アリーナ

全日本で女子団体形が3位入賞

 今季最終戦となる第57回全日本大学選手権(全日本)。大学日本一を決めるこの大舞台で、女子団体形は初の3位入賞を果たした。男子団体組手はベスト16、女子団体組手は2回戦で敗退。今大会を終えて1年間チームを引っ張ってきた4年生は、ついに引退を迎えた。

3位入賞の女子団体形

 2年間の集大成を見せた。昨年、小林暖乃(人2=神奈川・山手学院)の入部でようやく人数がそろった女子団体形。結成1年目は予選敗退と悔しい結果に終わった。ことしは、形メンバーをけん引してきた柴崎暢子(社4=東京・八雲学園)のラストイヤー。2年間の思いを懸けて柴崎、上杉ユミ(スポ2=東京・八雲学園)、小林の三人は再び全日本に挑んだ。演武順1番のワセダは張り詰めた空気の中、ジオンを披露。「最高の形を打ちたい」(柴崎)という思いのもと、強豪校に劣らぬ気迫に満ちた演武を見せる。なんとか4位に滑り込み、ワセダは念願の準決勝進出を決めた。「ゼロから始まったこのメンバーで最後にこうやって結果を出せたのは本当に良かった」(柴崎)。準決勝では同大に敗れたものの3位入賞という創部史上初の快挙を成し遂げ、柴崎は笑顔で競技人生を締めくくった。

 主将として、最後まで戦い抜いた。男子団体組手は1回戦を快勝。続く2回戦では下級生が最初に回るオーダーで連敗を喫するも、中堅・薬師寺拓哉(商3=東福岡)が6―0で完勝し、悪い流れを食い止める。その後も丸山政宏主将(社4=東京・世田谷学園)、谷崎遼介(政経4=東福岡)がしっかりと抑え、3勝2敗で制した。3回戦では前年度関東大学選手権王者・日大と激突。薬師寺、谷崎と主力二人が勢いをつけたかったが、ついに1点も奪えぬまま中堅戦を迎える。丸山は「気持ちだけで最後は戦った」というように、格上相手に果敢に攻め続け5―3で勝利をもぎ取った。ところが後が続かずベスト16で今大会を終えた。

試合後の男子団体組手の選手たち

 全日本という大舞台で3位という好成績を収めた女子団体形。2年間の努力が実を結ぶ結果となった。男子団体組手はベスト16ときょねんと同じ成績に留まったが、日大戦での丸山の勇姿は後輩たちの心に深く刻まれたことだろう。「主将とはこうあるべきなんだというのを見せてもらった」(薬師寺)。今大会をもって1年間チームを率いてきた4年生はついに引退となる。来季は薬師寺を筆頭に、さらに上を目指してほしい。

(記事 加藤万理子、写真 芦沢仁美、加藤万理子)

☆2回戦敗退も、前田が健闘

女子団体組手の前田

 女子団体組手1回戦は福岡大と対戦した。先鋒の前田彩花(社4=福岡・久留米商)は5―1と大差でリードする。さらに、いままで練習を重ねてきた倒し技を最後に決めて、とどめを刺した。続く2回戦では強豪・国士舘大を相手に完敗。しかし、前田は「やり切った」と満足した表情で試合を終えた。

結果

▽女子団体形

ベスト4

▽男子団体組手

ベスト16

▽女子団体組手

2回戦敗退

コメント

丸山政宏(社4=東京・世田谷学園)

——終わってみていかがですか

18年間やってきたので、こうやって空手に一生懸命励むのも多分きょうが最後かなと思うと、いまはすごく寂しい気持ちです。

——主将として1年間苦労されてきたと思います、振り返っていかがですか

まあ、つらいことがないと楽しいこともないですし。1年間本当に主将として何ができたかというのは、結果で優勝したりすることもできなかったですし、何か残せたかなという実感は特にないんですけど。本当に1年間頑張ってきて本当に満足のいく充実した生活を送れて良かったなといまは思っています。

——きょう1試合目と2試合目でオーダーを大きく変更した意図は何ですか

試合を経験させたいというのもありましたし、相手の状況を見たりしてどこのポジションでもできるようにしたいというのがあったのと、先ほども言ったんですけど相手が僕たちと噛み合ったり噛み合わなかったり相性の問題もあったので、その相手もうまく見極めながら戦術としてこの相手にはこういう戦い方がいいなというのを考えながら、それぞれ役割を果たしてもらおうと思ってオーダーは入れ替えました。

——2試合目は最初に2敗してしまいましたが、気持ちの余裕はあったのでしょうか

そうですね、そういう場面を何度も経験していたので。勝たなきゃいけないというのもありますし、回してくれてありがとうという気持ちもあったので最後まで諦めずに試合しようと思っていました。

——3試合目は絶対に負けられない状況で勝利されました

日大の彼も主将をやっていて、高校の頃から知っている仲だし、意地というかプライドというか。最後の引退試合で3連敗して終わってしまったら自分の中で心残りになってしまうと思ったので、実力とか技術的なものは一枚も二枚も向こうが上だと思うんですけど、そういうのも気持ちでカバーして後輩に負けてほしくない、来年も日大に少しでも食らいついてほしいというのがあったのでそういう気持ちだけで最後は戦いました。

——チームとしては負けてしまいましたが、丸山主将自身いい終わり方ができたのではないでしょうか

そうですね、悔しさ反面楽しさ反面うれしさ反面…よく分からない感情なんですけど。最後チームで負けて帰ってきた時に後輩がいろんなことを思っていてくれていて。涙を流す子が居て、本当にこの子たちのために、ためにといったらおかしいですけど一緒に頑張ってきて自分のやってきたことは間違いじゃなかったなと思いました。そういう風に一生懸命やってくれていたのを見て自分もまた力になれればいいなと感じました。

——同期への思いを聞かせてください

特にありません(笑)。嘘、嘘、なんだろう、一番喧嘩もしていた同期だったし、仲良しこよしといった訳ではなくて、言いたいこと言って自分の思っていることを言える仲だったので。4年間喧嘩も多くて困らせたことも多かったんですけど、ぶつかり合って切磋琢磨してやってこれたというのは僕たちの代だけの財産というか。本当に心知れた仲、頑張ってきた代だと思います。先輩ともすごく仲良かったし、コーチの先輩も仲良くしてくれましたし。この同期で良かったなと思います、むかつきますけど(笑)。

——最後に今後の抱負をお願いします

やっぱりすごく悔しかったし、まだ空手が好きなので。社会人としてこれから一歩踏み出して新しいことにチャレンジしていくっていうのはすごく難しいことだと思うんですけど、何かの縁で空手に携われたらいいと思いますし、また学生のために一緒に練習とかサポートできればいいなと思っています。

谷崎遼介(政経4=東福岡)

――最後の大会であるこの全日本でしたが、どのような気持ちで臨まれましたか

そうですね…いろいろな思いがあったんですけれども、やっぱり楽しもうっていう気持ちで臨みましたね。全日本っていったら一番トップの大会、全国から猛者が集まるような大会で。2年の時から出させていただいているんですけれども、きょねんもおととしもすごく緊張してなかなか上手くいかなかったので、ことしはリラックスして臨もうと思いました。体重別のあたりから身体の調子が良くなってきたので、多分そんなに気負わずにやればいいかなって気持ちで、楽しんでやることを目標に意識してきました。

――最初の2回戦では相手を圧倒している印象を受けましたが、1・2回戦を振り返っていかがですか

1回戦はアップがちょっとできなくて、いまいち身体の調子も良くなくって…まあでもあんなもんですかね、やっぱり。ただ、突きで決めたのは1ポイントしかなかったんですけど、相手が3回C2の反則をして自分にポイントが入ったので…C2を3回取るっていうことは相手の気持ちも引けてたってことなので、自分の試合ができたかなと思います。
2回戦は正直緊張しました。2対2で回ってきて前3人がパンパンパンと決めてくれると思ってたので、「あっ、やべっ」と思って(笑)。まあそこでも自分の試合をするってことが一番大事なことかなって。左の突きが自分の得意技…っていうか9割は左で決めてるんですけども、それで勝負をしようと思っていて、それがうまく噛み合って2回戦なんとか勝つことができたかなと思います。いい方向に力が働いたかなと。

――最後、3回戦では苦戦していらしたかなと思ったのですが

そうですね、ふがいない試合でしたがあれが実質現役最後の試合という中で、納得いく、いかないっていうのをいま言っても仕方ないんですけれども。団体戦ですから、チームが勝つという条件のために最低でも引き分けに持っていかなければいけない試合でしたが、相手のペースに飲まれてしまったことが一番の敗因じゃないかなと思います。

――「楽しんで終わりたい」と今までのインタビューでもおっしゃっていましたが、最後の試合は楽しんで終わることができましたか

結果オーライで、まあ、そうですね。まあ日大戦で負けて、次丸山と末廣がつなげそうだったんですけどまあ駄目で。でもその気持ちっていうのはすごく嬉しかったですね。その気持ちに報いることができなかったっていうのは心残りですけども、終わってみたら技の面とか技術の面とかよりも、気持ちの面では全て出し切ることができましたので、概ね満足かなと思います。私はここで現役としての試合は終わりましたので、OBとして下の代にいかに自分の持っているもの…少ないですけど、それを残せるのかというのがこれからの課題かなと思います。

――4年間の大学空手生活を振り返っていかがでしたか

思えば私が入部したのは5月だったんですけれども、入ったばかりで東日本の応援に夜行バスで行っていたのが本当についきのうのことのようです。それから早4年…本当に早かったですね。1年の時は大学の空手に慣れなきゃいけないっていうのですごく気持ち的にしんどい思いをした、っていうのを覚えています。2年からは団体戦に出させていただいて、自分の試合ができるようになってきていたところで。まあ3年になって、今度は中堅としてチームの要に、支える存在にならなきゃいけないっていうところでなんとかそこを乗り越えて…そして4年になって、副将として、そしてレギュラーとして試合に勝つことはもちろん選手のモチベーションを上げることも大事になってきて。そこを考えると4年間って本当に長いようで短かったです、すごく。

――谷崎さんにとって、空手とはなんですか

もう、空手がなかったら私じゃないかなって。一部ですね。というのは小さい時からずっと空手をしてきて、私の父も兄も母も、物心ついた時から空手っていう存在が当たり前になっていて。大学の現役としてはきょうで終わりですけれども、たぶんこれから就職して社会人になってからも何らかの形で続けようと思っています。そういった縁がずっとこれから先もあるんだろうなと。一生のパートナーって言ったら聞こえはいいんですけど、悪友、ですかね(笑)。

前田彩花(社4=福岡・久留米商)

——きょうが最後でした、終わってみていかがですか

長いようで短かったというか。この前幹部になったばかりなのに、あっもうきょうで引退なのかと思って、きょうは本当に悔いの残らない試合をしようというのだけが目標でした。あっさり終わったなと思います。

——空手に対して心残りは

ないですね。やり切ったなと思います。

——1試合目は中段突きや倒し技も見事に決めていました

次に当たる相手が多分強いところだろうなというのは分かっていたので、あっこの大学とやっている時に倒し技とかはいまここで倒さないと、と思って。結構これ練習していた技だったんですよ、だから実践しないとなと思って、やろうと思って、それしか考えていなかったです。5―0だったのにやりました。良かったです。

——この1年間短かったとのことですが振り返っていかがですか

主務という仕事もやりながら、選手としても両立しながらやらないといけないというので、最初の方は結構てこずっていた部分もあったんですけど、でもやっぱり周りの協力がなかったら本当にここまで続けられなかったなと思います。1年間がすごく早かったなと思うのも、周りとすごく密に過ごす時間が多くなったからで、もっと大変だなと感じる時間が多かったら長かったなって感じるかもしれないんですけど、周りに助けられたからこそ短く感じたなというのはありますね。

——同期に対する思いを聞かせてください

1年生の時5人居たんですけど、でも1人は留学生で元々1年くらいしか居られないというのは聞いていて。そこからもう4年間4人でやってきて、すごくバランスが取れているなと最初から思っていたんですけど。終わる時も、きょうの試合とかも、この大坂遠征も、すごいバランスが取れていたからここまでやってこれたんだなとすごく感じました。感謝の気持ちです。

——来年から女子の組手はどうなるのでしょうか

どうなるんですかね。続けてほしいんですけど、気持ちは。やっぱり先輩たちからどんどん受け継がれてきた女子の組手なので、ここで止まってしまったら少し悲しい気持ちはあるんですけど、でもまあ大木(梨花、スポ1=東京・八雲学園)に、上杉に託すという気持ちですね。

——後輩に向けて一言お願いします

空手部ってすごい1つになる時は1つになって、目標に向かって練習の時からもみんなでいい雰囲気で練習できていたりしたので、本当に空手部で過ごす時間をただの2時間と思って過ごすのではなくて、この2時間で自分が部に対して何ができるのかというのを考えながらやっていったら、絶対こう引退する時に空手部で良かったなと思えるので。自分自身が辞めたい辞めたいってすごく思っていたんですけど、でも辞めなかった理由は空手部に居ることがすごく居心地がいいというかそういうのを感じていたというのもあるので、みんながみんな居心地がいいと思えるような部活になっていければなと思います。

——最後に今後の抱負をお願いします

こうやって空手部を引退して、うれしさもあるんですけど少し寂しさもある。なので、主務としてまだちょいちょい行かないといけないんですね、決算とかいろいろあるので(笑)。だから部活にも顔を出せていけたらなと思います。

柴崎暢子(社4=東京・世田谷学園)

——きょうで引退となりました、終わってみていかがですか

本当にとりあえず、ほっとしています。

——3位という結果に対してはいかがですか

3位という結果には、自分の中ではすごく満足しています。やっぱり4年間日本一になりたくて、まだ団体形を組めていない時から団体形で日本一になりたいってOBの先輩にも言い続けてきて、やっとメンバーが組める状態になってゼロからのスタートで。やっぱり日本一というのはそんなに簡単なものではないというのは分かっていたんですけど、でもやっぱり最後に全国で3位という結果を残せたのは、ゼロから始まったこのメンバーで自分たちの力でここまで上り詰めてきて最後にこうやって結果が出たのは本当に良かったなと思いました。

——演武順1番ということでプレッシャーはありましたか

アップがあんまりできなかったことと、あとはやっぱりすっごく緊張してしまう性格だから…。とにかく、多分メンバーで一番緊張していたんじゃないかなと思います。他の二人の方が落ち着いていたのに、一番私が力入ってしまって。緊張し過ぎて手に力が入っているのも分かったし。プレッシャーというよりも最初という、怖さではないけどそういうものがありました。

——天理大と同点で早大が4位で準決勝に進みました。相手を見ていてレベルはどう感じましたか

真ん中の子がナショナルチームで団体形に入っているし、世界一の団体形のメンバーにも入っている子だし、高校の時から知っている子なんですけど。でもやっぱり粒がそろっている、上手い子たちが集結しているなという印象がありました。だからもう勝ちにいける可能性の方が全然少ないのは分かっていたので。勝ちにいくよりもこの舞台で最高の形を打ちたいという思いでやったので、あんまり相手とかは関係なく自分たちの力を出そうという気持ちでやりました。

——関東の時とメンバー替えがあったことについて

メンバー替えを1週間前にして。それまでは関東と同じメンバーでやるつもりだったんですけど、やっぱりどうしてもどっち入れてもレベルは同じくらいかなと。あとはやっぱり暖乃が2年間ずっと一緒に組んできてつらいことも乗り越えてきたし、自分がジオンを打てるのは最後だったので、頑張ってきた暖乃に信じて託そうかなと思いました。ここ最近ぐーっと伸びてきたのもあるんですけど自分の中で後悔しないメンバーがいいと思って暖乃にしました。

——きょうのゴジュウシホの手応えはいかがでしたか

ジオンよりは良かったと思います。練習量はジオンの方が9割でゴジュウシホはほとんど練習していなくて。だから関東の時から数回しか練習していなかったかな。本当に数は少なかったんですけど、基本とかジオンもやっていた分、全然ゴジュウシホには影響はないというか、いい形を打てたので、気持ち的にはすごくリラックスしてできたので良かったかなと思います。

——改めて2年間を振り返っていかがですか

やっぱり辞めたいと思ったことと、後輩が3人だからつらいことの方が多くて。本当に勝ちたいという自分の気持ちだけが先走っちゃったり、あとはすごい厳しい先輩という立場だったから、どうすればいいんだろうと。自分のことよりも後輩を育てることの方がすごく大変で、人を育てたり人を動かすのにどうすればいいのかずっと考えて悩んだ2年間でした。つらいことの方が本当に多かったし、でもまず暖乃が入ってくれなかったら団体形が組めなかったし、梨花が入ってくれたから競争というものも生まれて暖乃も頑張ってくれたし。やっぱりまず自分1人じゃ絶対に団体形は組めなかったし、こうやって全国で結果を残せなかったので。こうやって1人の気持ちから始まったことでも周りが付いてきてくれたので、そのことに関してはOBの先輩も暖乃も梨花もユミの三人もそうだし、部員と同期がずっとずっと1年生の時から応援してくれていたので。折れそうな時もチームメイトと先輩と後輩が居たからここまで来れたので本当に感謝の気持ちですね。

——最後に今後の抱負をお願いします

今後の抱負は太らないようにすることと(笑)、あとは引退といってもまだ部員と過ごす時間もあるし、女子会もいっぱいして思い出作りたいし。あとはやっとここまで持ってこれたチームなので、次は後輩たちが自分たちの力で頑張れるように、いま伝えられることは全部伝えて、いままでずっと後輩として受け身だった部分が多かったと思うんだけど、みんなが主体的に行動できるようにちょっとでも伝えていけたらなと思います。

薬師寺拓哉(社3=東福岡)

――今季最後の大会でしたが、どのような気持ちで臨まれましたか

最後の試合になるので、後悔の残らないようにしようと思って臨んだんですけど。1、2回戦は良かったと思ったんですけど、ちょっと3回戦は駄目だったなって感じですね。

――2回戦では連敗を止め、流れを変える勝利となりましたが

あのオーダーを考えた時に、コーチから「2敗で回ってくる可能性が高いからお前で止めろ」と言われていて。最初からその心算はあったので、その分落ち着いてできたのかなという感じはしましたね。

――3回戦では先鋒として挑まれましたが、そのことにプレッシャーはありましたか

1番ということにはプレッシャーはなかったんですけど、気持ちが相手を見てから何かしようという感じで後手に回っていたので、それは良くなかったなという感じですね。丸山先輩が主将の意地を見せてくれたんですけれども、それに応えられなくて悔しい、悔しいの一言ですね、それは。

――序盤に一本を決められてしまってからの苦しい展開になりましたが

焦りとかはなかったですけれど、やっぱりちゃんと決めきれなかったのが良くなかったですね。実力に差があったとしか言いようがないんじゃないですかね。

――きょうの大会全体を振り返って、どのように思われますか

最後の丸山先輩の試合がかなり印象に残っていますね。相手も相当強い選手だったんですけれども、主将の意地といいますか…なんか、主将とはこうあるべきなんだというのを見せてもらった気がして。来年自分もああなれるのかなあという不安もありますけど、ならないといけないな、越えないといけないなって感じです。

――4年生は今日の試合で引退となりますが、なにかお話はなさいましたか

最後試合が終わって、ありがとうございましたってことで、それしかないです。1個上の先輩なので大学でもずっと一緒に空手やってて。1年生の時から試合に出させていただいて、その時先輩も出てらっしゃったので、たくさん試合にも一緒に出させていただきましたし。いろいろ言いたいことはありましたけど、「ありがとうございました、来年また頑張ります」、それに尽きるって感じでした、最後は。

――来季は主将という立場で戦っていくことになりますが、どのようなチームを作っていきたいですか

まだまとまっていない部分もたくさんあるんですけれども、ことしはことしで本当にいいチームだったと思います。ただ、それを真似して全部やっていくというよりは、自分の色を出すじゃないですけど、代ごとにカラーがあっていいと思うので、いろいろ改良しながらやっていけたらなあと思います。

末廣哲彦(スポ1=東京・世田谷学園)

——4年生の最後となる試合でしたが、きょうはどのような意気込みで臨まれましたか

4年生と出場できる最後の試合だったので、1点1点を大事にして確実に勝っていこうという気持ちでやりました。結果1試合勝ち切れなかったので、そこは申し訳なかったなと思います。

——団体組手の1回戦で先鋒を任されましたが、試合前はどういった心境でしたか

本当に緊張しました。全日本ということで、自分の中で気持ちも高ぶっていましたが、それ以上に緊張してしまい、肩に力が入っているなというのがわかりました。でも1試合目はとりあえず点は取れたので、役目を果たせて良かったです。

——3回戦では積極的に攻めてる印象でしたが、惜しくも負けてしまいました。3回戦を振り返って、どうでしたか

相手も強豪の日大だったので、気持ちで負けちゃいけないと思っていました。丸山先輩が自分の前であれだけいい試合をしていたので、自分はみっともないことはできないなと思って、試合に臨みました。

——試合終了後、丸山主将などから何か言葉をかけられましたか

本当にありがとうと言っていただいて、自分の方こそお礼を述べなくてはならないですけれど、そう言ってくれて本当にうれしいです。

——4年生が引退し、これから新体制となりますが、今後への課題や目標をお願いします

強い新入生が2人入ってくるので。まず彼らに負けないということ。そして、自分は丸山先輩のように、常に勝ち続けられる選手になれるよう頑張っていきたいと思います。