フェンシング部

2013.11.13

全日本学生選手権 11月11日 東京・駒沢公園屋内球技場

鬼澤、最後の1点取れず準優勝

 関東学生選手権(関カレ)から2週間…。全日本学生選手権(インカレ)の開幕を飾ったのはフル―レ個人だ。男子は北川隆之介(スポ4=埼玉栄)が2連覇を目指すも、ベスト8を前に姿を消す。一方、関カレとの2冠を狙った鬼澤大真(社4=茨城・常磐大高)は、決勝まで駒を進めたが、一本勝負の末敗れ、準優勝に終わった。

14点目を取られ絶体絶命の北川

 厳しい現実が待っていた。ディフェンディングチャンピオンの北川は、あと一勝で、ベスト8の3回戦。両者一歩も譲らず、5-6、9-10で最終セットを迎える。最初の1点を取られたあと、2点を返し追いつくが、そこから相手のペースに傾く。14点目を先に取られ、追随及ばず12-15で、まさかの敗退。ここで勝利していれば、鬼澤との直接対決が待っていた。前回覇者の早すぎる敗北で、望みは鬼澤に託される――。

審判の判定を見て、頭を抱える鬼澤

 関カレ王者として挑んだ鬼澤は予選を1位で通過。関カレ同様、落ち着いた試合運びで、順調に駒を進めていく。準々決勝の相手は、3回戦で北川を破った簾内長仁(中大)。立ち上がりは相手にリードを許すも、後半粘り6-7で第1セットを終える。すると、次のセットでは相手を突き離し、15-10で北川の雪辱を果たした。準決勝では法大のルーキー大石利樹に苦戦。この日初めて鬼澤に焦りが見える。6-10と4点ものリードを許して第2セットへ。先に14点に乗せたのは大石。点差は3点。しかし、鬼澤が4年生の意地を見せ、土壇場で追いつく。緊迫した空気が張り詰める中、最後の1点を決めたのは4年生の鬼澤。白熱した試合を制した。予選2位通過の長島徳幸(法大)との決勝も接戦となった。決勝も苦手な立ち上がりで相手に点を取られるが、今後は離されることなく10-9で前半を折り返す。すぐに追いつかれるが、3点連取で流れを引き寄せ、14点目を奪う。しかし、そこから2点を返され、結着はまたも一本勝負へもつれ込む。最後の1点を奪われ、優勝を逃した。

 男子は、悔しいスタートとなったインカレ。ワセダのWエース「北川と鬼澤ここにあり」というのを見せつけられる機会も残すところ団体のみとなった。団体ではリベンジを果たし、有終の美を飾りたい。

(記事、写真 川嶋悠里)

※フルーレ:頭・両足・両腕を除いた胴体部への突きのみが得点となる。 両者がほぼ同時に突いた場合は、どちらの攻撃が有効だったかを主審が判定する。また、先に攻撃をした方が「攻撃権」を持ち、防御側は攻撃を防御してから攻撃しなければならない。

結果

▽男子フルーレ

鬼澤大真(社4=茨城・常磐大高) 準優勝

2回戦:○13-10北村賢史(中大)
3回戦:○15-12東哲平(法大)
準々決勝:○15-10簾内長仁(中大)
準決勝:○15-14大石利樹(法大)
決勝:●14-15長島徳幸(法大)

北川隆之介(スポ4=埼玉栄) 3回戦敗退

2回戦:○15-7松山
3回戦:●12-15簾内

谷口裕明(スポ3=香川・三本松) 3回戦敗退

2回戦:○15-12桜井和巧(拓大)
3回戦:●10-15加藤洋(法大)

仙葉恭輔(スポ2=秋田南) 2回戦敗退

2回戦:●13-14(一本勝負)高阪一世(中大)

松山大助(スポ1=東京・東亜学園) 2回戦敗退

1回戦:○15-3宇山賢(同大)
2回戦:●7-15北川

三好修平(社1=愛媛・三島) 2回戦敗退

1回戦:○15-10岡田祐哉(明大)
2回戦:●1-15東

山口理伎(創理2=東京・早大学院) 1回戦敗退

1回戦:●13-15松岡慧(日大)

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コメント

鬼澤大真(社4=茨城・常磐大高)

――準優勝という結果、振り返っていかがですか

悔しいですね。

――最後、一本勝負になったときのお気持ちは

その前で決めたかったのですが、一本勝負になってしまったので、やるしかないと思って、思い切ってというか、後悔しないようにやろうと思っていました。

――準決勝でも一本勝負でした。そのときは追いついての一本勝負、決勝は追いつかれての一本勝負。何か違いはありましたか

最後は、少し受け身になってしまいましたかね。相手も一緒にユニバ(ユニバーシアード)に行ったりしているので、強いのは知っていました。気負いしたわけでもないのですが、やられてしまいましたね。

――準決勝では、最初に大幅なリードを許していましたが、そのときはどのようなことを考えていたのでしょうか

やってしまったなと思って。離され過ぎたなと。もういくしかないと思っていったら、逆に相手が欲しがってきてくれたので、うまくそこはかみ合いましたね。

――そんなに離されるような相手ではなかった

そうですね。あんなに離される予定ではなかったのですが、足が止まってしまいました。

――他の試合を見ても相手にリードされてから逆転して勝利するという展開が多かったですが、その点についてはいかがですか

立ち上がりがいつも悪くて…。先に点を取りたいのですが、取れないんですよね。その結果「焦らないで、焦らないで」という展開になってしまいますね、いつも。

――いつもの展開ということはそんなに焦らないのではないですか

「またか」とはなりますが、結構焦っていますよ。

――決勝は最初だけは相手が取っていましたが、そのあとはすぐに追いついて接戦となりました

ずっとシーソーゲームでしたね。負けたのか…。別に展開としては悪くなかったかなと。最後取りきれなかったのがダメでしたね。

――では、このあとエペも団体も残っています

ここでなえてもいられないので、もう一回気持ちを切り替えて頑張るしかないかなと思います。

――最後に団体に向けて意気込みをお願いします

優勝します!