自転車部

2013.11.13

第27回東京六大学対抗競技会 11月9日 千葉・千葉競輪場

5連覇阻まれ、総合3位

 冬の到来を感じさせる寒さの中、今シーズン最後のトラックの大会となる東京六大学対抗競技会が行われた。5連覇を懸け挑んだ今大会。しかし、優勝は佐々木勇輔主将(教3=埼玉・早大本庄)のポイントレースのみとなり、全日本大学対抗選手権(インカレ)でも上位につけた明大、法大の2校に阻まれ、3位で幕を閉じた。

 昨年、表彰台を独占したポイントレース。短距離の選手層が薄いワセダは、中距離種目での上位入賞が総合優勝へのカギとなる。最初のポイント周回、佐々木主将が2着に入り3ポイントを獲得。2回目のポイント周回後、一度ペースが緩んだ隙に伊藤和輝(スポ1=東京・昭和一学園)がアタックを仕掛け、明大・鈴木雄策と2人の逃げを形成した。2つのポイント周回を1、2着で通過し、計8点を獲得したところで吸収される。だがその後もワセダは毎回得点に絡み、着実に各々がポイントを稼いでいった。佐々木主将は最終ポイント周回まで競っていた明大・小林和希と法大・青野将大に先着を許すことなく1着でフィニッシュし、優勝。また、足立一真(文3=東京・早稲田)、伊藤、両選手共に入賞を果たしたが、「短距離がとれない分を毎年スクラッチやポイントで稼いで連覇してきたので、ことしも当然それでいかなきゃいけなかった」(佐々木主将)。そう語るように、決して満足のいくレースとはならなかった。

ポイントレースで優勝した佐々木主将

 佐々木主将、有我行人(スポ3=早稲田渋谷シンガポール校)、谷口雄太郎(スポ3=東京・昭和一学園)、伊藤と早慶定期戦とはまた違ったメンバーで臨んだ4kmチームパーシュート。「合わせたのは先週の1回だけ」(伊藤)と練習が積めないままの状態であった。うまく一定のタイムを刻むことができず、安定した走りとはならなかったが、設定タイムから約1秒遅れの4分39秒23でフィニッシュ。全体の2位につけ、順位としてはまずまずの結果であった。しかし、「改善するべきところは多かった」(谷口)と言うように、インカレを見据え一つ一つの課題を克服してほしい。

新たなメンバーで挑んだ4kmチームパーシュート

 総合3位で締めくくったワセダ。5連覇の夢は途絶えたが、「ロードこそは1位か2位は取りたい」(佐々木主将)。来週行われる東京六大学ロード部門で巻き返しを図りたいところだ。

(記事 目良夕貴、写真 目良夕貴、植田涼介)

結果

▼男子
▽スプリント 谷口 4位、森 9位
▽1kmタイムトライアル 手嶋 3位、谷口 6位
▽スクラッチ10km 佐々木 3位、有我 6位
▽16kmポイントレース 佐々木 優勝、伊藤 4位、足立 7位
▽チームスプリント 早大(佐々木主将、森、手嶋)3位
▽4kmチームパーシュート 早大(佐々木主将、有我、谷口、伊藤)2位
▽オープン1kmタイムトライアル 関 4位、金子 7位
▽オープンエリミネイションレース 足立 5位

▼女子
▽500mタイムトライアル 中嶋 2位、合田 3位
▽チームスプリント 早大(中嶋、合田)優勝

コメント

佐々木勇輔主将(教3=埼玉・早大本庄)

――ポイントレースを振り返って

ポイントで勝てたのは良かったです。ただ、きょねんここでワンツースリーして総合を取れたので、ことしは法政の青野と僅差で競っていたのですが、そこで僅差で競っている場合じゃなくて、僕が点を取って、相手に取らせないように走れないといけなかったかなと思います。

――チームオーダーなどはありましたか

前半は僕がいって、後半は伊藤がいくっていう大まかなものはありました。その通りにはなっていました。ただ、オーダーを出さなくてもお互いが後半は片方がいった次の回は片方が行くっていうかたちでできたのが良かったです。特に後半ですね。毎回ワセダが点に絡んでいる状態でした。うまくいっていたと思います。

――スクラッチのほうはいかがでしたか

スクラッチは絶対に勝たなきゃいけないところだったんですけど、最後とれなかったので悔しいです。有我が逃げるのはオーダーだったのですが、逃げる相手もできれば東大の浦が一番いいと言っていました。わざと東大の浦を合流させることができたのでそこまでの流れは完璧だなと思っていたのですが、最後、勝てる勝負を逃したのでかなり悔しいですね。

――団抜きはまた新たなメンバーでした

来年、有我が新入生に代わるぐらいで3人は同じメンバーで走るので、僕が団抜きメンバーに入ったのがポイントだと思うんですけど、まだまだ僕は下手なので、後輩ではありますけど伊藤は日本代表で団抜き走っている選手なのでいろいろダメなところを教えてもらって直していかなきゃいけないですね。きょうもいくつか直すところがあったようなので、反省があります。

――総合優勝が厳しくなりました

短距離の層が薄くて負けたって見てる人は思うと思います。ですがそれは走る前からわかっていたことで、短距離がとれない分を毎年スクラッチやポイントで稼いで連覇してきたので、ことしも当然それでいかなきゃいけなかったですね。僕の責任もかなりあります。ポイントで青野に取らせてしまったこと、スクラッチで最後頭をとれなかったことその二つです。

――来週のロードに向けて

きょねんは総合4位で、実力に対して不甲斐ない結果だったと思います。なので、ことしはトラックもとれませんでしたし、ロードこそは1位か2位は取りたいと思います。

有我行人(スポ3=早稲田渋谷シンガポール校)

――スクラッチはいかがでしたか

インカレみたいに1人が逃げてもう1人が休んで楽に勝てればそれが良いと勇輔とは話し合っていました。基本的に逃がしてはいけないのが有力視されていた法政でした。とりあえず法政が逃げないように上手くやって、東大の6番さんが強いから一緒に逃げられたらベストみたいなことを勇輔が言っていたんですけど、始まったら案外逃げができませんでした。勇輔の後ろに付いていたら顔で合図されたのでガッと行って、それで勇輔がコントロールしてくれたのか後ろが来なかったのでそのまま行ったら1人東大の浦くんが来てくれたので一緒に逃げました。法政の人が1人逃げてきてそれを頑張って追ったりしながら、8位まで点数が入るので最後まで頑張ったというかんじでした。

――団体追抜きはいかがでしたか

僕は素人なので(笑)。正直どこまでできたのか分からないっていうのがあります。たらしちゃっているというのもあると思うので。

――次戦へ向けて

行田のクリテリウムになると思うんですけど、とりあえず完走を目指して、できれば上位に食い込みたいなと思います。

谷口雄太郎(スポ3=東京・昭和一学園)

――団体追抜きを振り返って

その前にスプリントと1kmを走っていて疲れていたんですけど、走っているかんじはすごく良かったです。ただタイムの変動が大きくて、走れる人と精一杯の人が上げたり下げたりの走りだったので、全体的に見たらあまり良くなかったし、走りにくかったです。その結果、タイムも目標を下回ってしまいました。改善するべきところは多かったと思います。

――1kmタイムトライアルを振り返って

例年通りです。この時期は、11、12秒しか出ないので。練習の時は出そうな雰囲気があったんですけど、僕きょう風邪気味で調子良くなかったというのもありました。タイム競技はコンディション調整が大事になってくるので、ちょっとした悪い状態でも結果に響きます。そこは例年通りじゃなかったというか、改善するべきところだと思います。

――スプリントを振り返って

想定外でした。11秒台は練習で出ていたので出ると思い込んでいたんですけど、予選でまさか12秒になるとはと。4位に入れれば良いかなと思っていたんですけど…。500mバンクに慣れていないというのもあるって言っちゃうと言い訳になるんですけど、12秒台は不本意な結果でした。

――1/4決勝はいかがでしたか

相手のスピードを上げないで、すごく楽なかんじで駆けさせてもらえたので一番良かったと思います。自分のパターンにはまったというか走りやすかったです。500mなので直線が長くて、全然そこから駆けても大丈夫だからというのを勇輔からも言われていました。1/2と3位決定戦は脚の違いを見せられたというか(笑)。ここインカレかなって思いました(笑)。

伊藤和輝(スポ1=東京・昭和一学園)

――ポイントレースを振り返っていかがですか

ポイントレースは中盤2人逃げのおかげで8点を獲得できました。うまく協調体制がとれていたことが最終的に良い順位、チームに貢献できるポイント獲得範囲内の走りができたと思います。

――作戦はありましたか

前半に佐々木さんが取るという話でした。一応その流れでいけて、まとまっていたと思います。

――団抜きはいかがでしたか

500バンクという経験の少ないバンクでした。設定が4分38秒で、トータル39秒だったのでこの寒い時期、練習も少ない中だったのですが良いタイムだったと思います。

――このメンバーで練習はどのくらいしたのですか

合わせたのは先週に1回だけです。