野球部

2013.11.08

秋季新人戦 11月6日 神宮球場

新人戦3位で締めくくる

TEAM
早大
立大
○吉永、宮本、内田-道端
◇(本塁打)石井、丸子 (二塁打)河原、道端、寺本

 前日の明大戦でサヨナラ負けを喫したワセダは、3位決定戦で立大と対戦した。先発したのは、吉永健太朗(スポ2=東京・日大三)。7回を投げ、2失点と安定感のある投球を見せた。その力投に応えたい打者陣は、2回に石井一成(スポ1=栃木・作新学院)の本塁打で先制。その後一時は立大に逆転を許すものの、7回に丸子達也(スポ2=広島・広陵)の右中間への本塁打が飛び出す。これを皮切りに打者一巡の猛攻で一挙7点を奪い、逆転に成功。最終回に3点を返されるも8−5と逃げ切り、3位という結果で新人戦を締めくくった。

 復調の兆しが見えた――。秋季リーグ戦では制球難に苦しんだ吉永だったが、7回を投げ9奪三振を奪う快投を披露。「最後の回だと言われていたので、気持ちをこめて投げた」(吉永)と語った7回は1死から連続三振で締め、この日一番の輝きを放った。6点リードの最終回に登板したのは内田聖人(教2=東京・早実)。前日に敗戦投手となりリベンジを懸けたマウンドへ上がったが3本の長短打を浴び3失点と課題の残る結果となってしまった。

先発の役割を果たした吉永

 「最後は勝ちたいという気持ちがみんなあった」(丸子)。選手たちのその思いが7回の猛攻を生んだ。丸子の右中間への本塁打で同点に追いつくと、なおも2死満塁の好機をつくる。次なる打者は、1打席目に本塁打を放った石井。石井が振り抜いた打球は高々と舞い上がり、遊撃手のグラブに収まろうとしていた。しかし遊撃手がこれを弾き、待望の勝ち越し点がもたらされる。運を味方につけ波に乗ったワセダは、続く道端俊輔(スポ2=智弁和歌山)、寺本雅弘(スポ2=東京・早稲田)にも適時二塁打が飛び出し、立大を大きく突き放した。この躍動に、冨永圭太新人監督(スポ4=宮崎・都城商)も「たくましくなった」と下級生たちの成長をかみ締めた。

逆転打を放った石井

 新人戦では目標とした優勝はならなかったものの、3位は死守したワセダ。しかし、確かな成長の証を示した若きワセダ戦士たちは、来季の命運を握る存在になるに違いない。それぞれが持ち味を発揮し、存在感を見せつけたきょうの試合。激しいスタメン争いに拍車がかかる。

(記事 深谷早紀、写真 谷口武)

 

コメント

冨永圭太新人監督(スポ4=宮崎・都城商)

――試合を終えての感想をお願いします

きのう負けた時点で3位を目標にあすは戦うという話をしました。2年生の底力というかやってきたことを存分に出してくれて、勝ててよかったです。

――前日の敗戦を受けて修正してきた点はありましたか

今さら修正できないようなところも多かったので、とにかく気持ちだけは切らさないようにという話をしました。実際に朝から切り替えてグラウンドに出てきたので、それが良かったのかなという気がします。

――前日までとオーダー変更もありましたが、どういった考えがありましたか

選手の表情を見て決めました。やってくれるだろうと思って、重信(慎之介、教2=東京・早実)を1番に置いてみました。彼が一番やれそうな顔つきをしていたというか、やってくれそうな雰囲気を持っていたので、ゲームをつくってくれるだろうと思いました。

――そのなかで石井一成選手(スポ1=栃木・作新学院)に先制弾、丸子達也選手(スポ2=広島・広陵)にも本塁打が生まれました

石井も普段はホームランを打つような選手ではないのですが、1年生で出ている唯一の選手だったので2年生の思いが伝わったのかなと思います。丸子も力はあるのですが、それを今まで発揮できていなかったのできょうは思い切ってやってくれてよかったです。

――7回には打線もつながり大量得点となりましたね

本当にみんなでつなごうという意識があって、気持ちは大事だなと感じました。自分は技術的な話もしてきましたが、気持ちを強く持つとそれが加算されて、相乗効果が生まれるのかなと思いましたね。

――一方、投手陣も先発の吉永投手は7回2失点の好投でした。見ていていかがでしたか

多分、今シーズンで一番良かったんじゃないですかね。リーグ戦の疲れもあったと思いますが、彼なりに新人のチームを勝たせたいという思いを持って役割を果たしてくれました。

――その後は継投で9回には点を返される場面もありましたが、今後への課題は何でしょうか

詰めの甘さがワセダだなと(笑)。結局きのう負けたのもミスが原因ですし、当たり前のことを当たり前にできるようにすることが一番の課題ですね。あとは精神的な弱さです。そこはまだまだで2年生はこれから上級生になっていくなかで精神的にもっと大人になって冷静にプレーできるようになってほしいです。

――3位で終えた新人戦。ワセダはどんなチームでしたか

春、東大に一回戦で負けたチームなので、春から比べるととても力がついたと思います。組織力という話もずっとしてきたのですが、そういった人と人とのつながりや連携、チームの戦術の徹底、チームプレーというのをやってくれました。本当にたくましくなったな、大人になったなと感じています。

――新人監督を務められた1年間を振り返って

相当辛かったですが、選手たちが育って、実際にゲームで結果を出してくれるのを見ると自分の力になりました。選手ってすごいなって思いました。自分ももともと選手だったのですが、こうやってスタッフの立場になって新人監督として見てきて選手の力は本当にすごくて、力を秘めているのだなと思いましたね。ただ優勝はできなかったので、これからもっと成長して次は優勝を目指してほしいです。

――今後にむけて選手の皆さんへ伝えておきたいことはありますか

ワセダらしく優勝してくれということですね。今までワセダのOBの方達が築き上げてきたワセダの良さを大事にして、それに自分たちのワセダらしさを加えてほしいです。ただ単に優勝するのではなく、かっこよく、強いワセダで優勝してほしいと伝えたいです。

吉永健太朗(スポ2=東京・日大三)

――7回まで投げたご自身の評価は

きょうは結構まとまっていてよかったのですが、失点したときはちょっと悪かったです。

――5回には長打などで2点を失いましたがそこを振り返っていかがでしたか

気持ちを込めて投げていたんですけど、その気持ちに相手が勝ったのだと思います。

――最後は連続三振で締めましたがどのような気持ちで臨みましたか

7回は最後の回だと言われていたので、気持ちを込めて投げて、このような結果になってよかったです。

――リーグ戦と新人戦で気持ちに違いはありましたか

特にないです。

――リーグ戦を含め1年間を振り返って

きょうはなぜかリーグ戦より良かったのでこういうピッチングができてよかったです。

――今後の課題を教えてください

今後の課題は制球を良くすることとピンチでの粘りです。

丸子達也(スポ2=広島・広陵)

――きのう負けて優勝がなくなりましたが、きょうの試合はどのような気持ちで臨みましたか

きのうは負けてしましましたが、最後は勝ちたいという気持ちがみんなあったので、負けた瞬間から切り替えて、明日に向けて帰って練習とかをしました。

―1回裏からの出場となりましたが、試合には上手く溶け込めましたか

前もって言われていたので、それで準備ができていました。上手く入って行けたから打てたのかなと思います。

――7回表の本塁打でチームを勢いづけました。振り返っていかがですか

逆転されて、雰囲気がちょっと相手よりだったのですが、今回は九番だったので繋ぐ意識で打席に立って、その結果が本塁打だったというのが今振り返っての感想ですね。

――本塁打は右中間の一番深い所でしたね

たまたまだと思います(笑)。

――1年間の最後の試合で本塁打という良い形で終わることができましたね

そうですね。でも、本塁打を打てたことは良かったですけど、課題としてはちょっとそれ以外で打ててないので。そこを対応できるような練習とかを今後の冬とかでやっていけたらなと思います。

――来季に向けて冬のトレーニングとかが重要になってくると思いますが、今後の抱負や目標をお願いします

来年の春にはスタメンで出れるように、今年の冬を頑張っていきたいと思います。

寺本雅弘(スポ2=東京・早稲田)

――3位決定戦ということでしたが、どういった意気込みで臨まれましたか

最後の試合だったので、今まで2年間やってきたことをすべて試合にぶつけようと思っていました。

――ダメ押しの二塁打を放つなど、普段と違う役割で結果を出しましたが、何か心掛けていたことなどは

全力でフルスイングすることだけを考えて振りました。

――守備をしてから迎える打席というのは、いきなり代打で出場するのとは違いますか

はい。気持ちに少し余裕が出ます。

――オープン戦など今後も試合はありますが、目標や課題をお願いします

まずは一軍のオープン戦に出場できるように頑張っていきたいと思います。

――来年は三年生として下級生をひっぱていく立場になりますが、来季への抱負をお願いします

上級生となるので、後輩の模範となれるように、プレーで魅せていきたいです。