日本拳法部

2013.11.07

第32回早慶定期戦 11月3日 早大合気道場

伝統の早慶戦で圧勝! 

 両校のプライドがぶつかり合う早慶定期戦が早大合気道場で行われた。試合はトーナメント方式の新人戦と団体戦形式の本戦の2つ。新人戦には1年生6人が出場し、早大対決となった決勝戦では深嶋重光(商1=東京・日比谷)が大栄卓磨(文構1=上智福岡)を破り優勝。一方の本戦では6勝1敗と圧倒的な強さで慶大を退け、伝統の一戦を制した。

決勝戦で互角の戦いを見せる深嶋(左)、大栄

 計8人で行われたトーナメント戦。慶大からの出場者は1回戦で姿を消し、ベスト4は早大のみとなった。決勝戦に勝ち上がったのは深嶋と大栄。大栄が胴蹴りで一本を取るとすぐさま深嶋も面突きで取り返し、両者一歩も引かない戦いぶりを見せる。勝敗の行方は時間無制限の延長戦にもつれ込んだ。互いに疲れが見え始めるが、開始51秒で深嶋が一本を奪い決着。深嶋は優勝を振り返り「とにかく気持ち良かった」と語った。この喜びは今後の糧になるだろう。

 復帰戦を白星で飾った中山(左)

 団体戦では普段のレギュラーメンバーとは異なり、2年生を中心に構成。先鋒の西野誠士主将(社4=大阪・清風)は幸先良く2本先取で勝利。だが続く次鋒の三橋啓吾(スポ2=千葉・成田)は、組みから倒され面突きで一本を奪われてしまう。そこから持ち直せず立て続けに2本目も取られ完敗。勝敗は五分になり雲行きが怪しくなるかと思われたが、参鋒の小枝信介(社2=埼玉・西武文理)が残り5秒で一本を奪取して白星を挙げる。副将として登場した中山拓也(基理3=智弁和歌山)はけがからの復帰戦だったが、それをみじんも感じさせない動きを見せ、開始30秒ほどで2本を奪い勝利。終わってみれば6勝1敗、強さを見せつけた。だが中山は「接戦するようでは駄目だと思っていたので、本当は7勝0敗で優勝したかった」と悔しさをにじませた。

 中山をはじめ選手たちはこの伝統の一戦に勝利したことに決して満足はしていない。選手たちが目指すのは全日本学生選手権(インカレ)での優勝だ。そのためにはまず2週間後に控える東日本総合選手権、東日本大学新人戦で好成績を残し、インカレに弾みをつけたいところである。果たして底力を見せることができるのか、注目だ。

(記事、写真 伊藤なつ実)

結果

▽新人戦

優勝

深嶋重光(商1=東京・日比谷)

準優勝

大栄卓磨(文構1=上智福岡)

ベスト4

高橋世駿(社1=東京・早稲田)

高橋智之(政経1=神奈川・浅野)

1回戦敗退

中楯寛人(社1=神奈川・逗子開成)

森和将(社1=千葉・東邦大東邦)

▽本戦

優勝 6勝1敗

○先鋒 西野誠士主将(社4=大阪・清風)

●次鋒 三橋啓吾(スポ2=千葉・成田)

○参鋒 小枝信介(社2=埼玉・西武文理)

○中堅 田中健博(商2=東京・国分寺)

○参将 松田道明(基理3=東京・早実)

○副将 中山拓也(基理3=智弁和歌山)

○大将 沼沢祐典(教4=大阪・清風)

コメント

西野誠士主将(社4=大阪・清風)

――試合を終えての感想をお願いします

ほっとしていますし、やっぱりうれしいです。

――慶大はどのようなチームですか

全国優勝を目指すのであれば絶対に勝たないといけない相手です。

――目標は全勝だったと思いますが、6勝1敗という結果についてはどう思われますか

いつものレギュラーメンバーとは違って2年生を中心に組んだのですが、その中で6勝1敗という結果には満足はしていないです。7勝したかったです。2年生は3人いるのですが、三橋(啓吾、スポ2=千葉・成田)は負けましたし小枝(信介、社2=埼玉・西武文理)はぎりぎりで勝って、田中(健博、商2=東京・国分寺)の相手はそれほど強くなかったですし、来年彼らが3年になって幹部になることを考えた時に若干不安があるかなと思います。

中山拓也(基理3=智弁和歌山)

――久しぶりの試合はいかがでしたか

思ったより体が動かなかったのですが、とりあえず勝つことを目標にして全力で頑張りました。

――積極的に攻撃を仕掛けているように感じましたが、意識していましたか

はい、逆にそこだけ意識して見る時間を無くしていこうと思っていました。

――早大の圧勝でしたが結果についてはどうお考えですか

接戦するようでは駄目だと思っていたので、本当は7勝0敗で優勝したかったです。1敗した時にみんなで盛り上げてそこから5勝できたので、それは良かったと思います。

――2週間後に控える次の大会に向けての意気込みをお願いします

明大や中大の強い選手が出てくるので、そういう選手に勝てるようにしたいです。まだ復帰したてで体力が無いので、けがする前よりさらに強くなった状態で個人戦(東日本総合選手権)とその後の府立(全日本学生選手権)を迎えられるようにしたいです。

深嶋重光(商1=東京・日比谷)

――優勝の感想をお願いします

とにかく気持ち良かったです。うれしかったです。

――決勝戦は身体的にも精神的にも苦しい試合になりましたが振り返っていかがですか

決勝は延長戦になって、その前の試合の時点で疲れが出て足にきていたので体力的にきつかったのですが、最後一本きれいに決められてよかったです。

――対戦相手もワセダでしたが意識していた点はありますか

練習で試合形式の稽古をすることがあったので、そういうのを意識してやっていたのですが、思いのほか普段通りの動きとは違う動きをされたので戸惑いました。

――自身の強みは何ですか

自信を持って言えるほどでは無いのですが、高校の時に柔道をやっていたので、ある程度組みの対処方などを知っていることは周りよりもリードしているというか強みになっていると思います。

――日本拳法のどういった点が面白いと思いますか

普通の格闘技とは違って相手を倒すというよりは自分の技をきれいに決めるというところが、魅力的です。でもそれが日本拳法の特徴かもしれないです。

――2週間後に行われる東日本大学新人戦へ向けて一言お願いします

その次の週に4年の先輩方の引退試合となる府立があるので、それに勢いをつけられるように、優勝して勢いをバトンタッチできるように頑張りたいと思います。