ラグビー部

2013.11.06

関東大学対抗戦 11月3日 東京・秩父宮ラグビー場

粘りを見せるも、慶大に惜敗

 11月3日、秩父宮ラグビー場に13021人の観客が集まり行われた関東大学対抗戦(対抗戦)。すでに1敗を喫しこれ以上負けられない明大は慶大と激突した。開始3分で先制点を奪い、一時は15点差をつけたものの、次第に流れは慶大へ。後半、反則からリズムを崩し逆転を許すと、18-24で敗戦した。今対抗戦初めてベストメンバーで臨んだ明大だったが、帝京大戦に向けて課題が残った。

 前半は明大のキックオフで試合開始。反則を繰り返しボールが手につかない立ち上がりとなった慶大に対し、明大は着実に得点を積み重ねる。敵陣10メートルでのスクラムから右に展開しパスを受け取ったWTB小澤和人が先制点を挙げると、10分には追加点となるPGをSO田村煕が決める。田村の巧みなカットとキックが光る中、課題であるディフェンスがボールキャリアに素早く集まる理想的な守備を披露。FB村井佑太朗や小澤らが激しいタックルを見舞い、自陣で慶大にプレーさせない。そして、21分にもスクラムからFWが押し込み、プロップ須藤元樹がインゴールに飛び込んだ。この時点で15-0とリードを奪うが、前半終了間際に7点を返された。

猛烈な突進を見せる須藤

 迎えた後半、慶大が本来の実力を発揮し始める一方、明大の歯車が狂いだす。まずは後半3分、明大は慶大にギャップを突かれ独走トライを許す。ディフェンスラインが揃わず、相手オフェンスに対応できていない。続く9分、PGを決められ逆転を許すと、14分には慶大のクイックスタートから追加点を献上。9点を追いかける展開に。この3度の失点はいずれも反則からリズムを乱し、ディフェンスが後手に回ってしまったことが原因だ。しかし、明大はラスト20分、力を振り絞る。小澤の好走から得点圏へ攻め込むと、PGを田村がゴールへ蹴り込み反撃開始。勝負も佳境となり、フィールドポジションが激しく変化する。すると39分、明大はスクラムターンオーバーを決め、ラン・パスで敵陣へ前進。ラスト5分、意地のドライブを見せたがゴールラインは遠く、18-24で敗戦を喫した。

田村のゲームコントロールは慶大を困惑させた

 慶大に敗れ、2敗に後退した明大。この試合でもピンチでディフェンスが受け身に回り、圧倒されるシーンが目立った。次戦は強敵・帝京大に挑戦者として臨む。自慢のFWを武器にトライを量産し、相手オフェンスを食い止められるか。紫紺のユニフォーム躍動へ、思い切りの良いプレーで金星を狙う。

(記事 和泉智也、写真 森健悟)

関東大学対抗戦
明大 スコア 慶大
前半 後半 得点 前半 後半
15 17
18 合計 24
【得点】▽トライ 須藤、小澤 ▽ゴール 田村(1G・2PG)
※得点者は明大のみ記載
コメント

丹羽政彦監督

――試合の振り返りをお願いします

お互い負けられないゲームということで、しっかり準備をして臨みました。前半の38分まではいいゲームができていたと思います。前半終了間際のトライ、相手がやってくるであろうと想定していたことをしっかりディフェンスできなく連続失点したことが、明大としてのゲームに対する規律というのがしっかりできなかったことが残念です。中盤でもボールを継続できていたのですが、まだまだ我慢強くできていないということを感じました。

NO・8圓生正義主将

――試合の振り返りをお願いします

この試合は明大、慶大両校ともに厳しい試合に思っていました。前半の途中まではやろうとしている事ができていましたが、後半の入りのところで、ペナルティーを連発してしまって、いつもの明大が崩れる展開にしてしまったと思います。そこをしっかり改善して、次は強敵の帝京大との試合なので、チャレンジしていきたいです。

――後半の頭にペナルティーが多発した原因として考えられるものはありますか

相手の入りが良くて、こっちが受けてしまいました。そこで焦ってしまったというのがあって、ブレイクダウンにしても中途半端にいってしまったり、やり切れていないという部分が影響してしまったのかと思います。

――後半21分に慶大ペナルティーからPGを成功させた場面で、スクラム選択をしなかった理由を教えてください

今回の試合は点を稼げるときに稼ぐということで試合に臨んで、SOの田村熙が狙えるところは狙うと決めていたので、判断としては悪くなかったと思います。

――最後の最後にはペナルティーからラインアウトを選びましたが、その場面の判断についても聞かせてください

今週はモールの練習をしっかりしていましたし、最後はFWで取り切れたらとも思いました。スクラムではまだ遠かったですし、しっかり陣地を取ってラインアウトでトライまでいければよかったですが、ミスになってしまって残念でした。