弓道部

2013.11.05

平成26年度東京都学生連盟リーグ戦1部2部入替戦 11月3日 東京・法政大学弓道場

2本差で惜敗、またも昇格逃す

 昨季、1部昇格を目前にした入れ替え戦で完敗した試合後、当時の主将は「技術が1部昇格に値するレベルに達していなかった」と語った。そこから1年、遠山雄人主将(スポ4=奈良・橿原)を先頭に、早大の強みを伸ばすべく鍛錬を積んできた。ついに迎えたこの日、相手こそ違うが1年前と同じ道場で。悲願の1部昇格を懸け、明大に挑んだ。

リーグ戦を通して抜群の的中を残した河本、来季の活躍にも期待が懸かる

 最後の最後で立ち上がりの悪さが出てしまった。今季の早大は序盤の的中率の低さを課題としていた。対戦相手の明大は昨年、おととしと全日本学生王座決定戦で連覇を果たしている強豪だ。好スタートを切りたい1立目、先攻の明大は初立、弐ノ立共に13中とまずまずの的中を出す。対する早大は初立が14中と健闘するが、弐ノ立がまさかの10中。緊張からか射が小さくなってしまい、力強い離れに結びつけることが出来ない。24-26と2本のリードを許してしまった。続く2立目では初立が11中と苦しみ、合計的中を49-52とされてしまう。だが、今季の早大は尻上がりに調子を上げるチーム。3立目は交代で入った橋本和久(先理3=東京・早実)がいきなり4射皆中を出すなど初立14中、弐ノ立13中と実力を発揮し始める。3立目を終えたところでの合計的中は76-77。徐々に差を詰めて後半を迎えた。

 両校の矢声も大きくなってくる4立目。そろそろ15、16中を出したいところだ。早大の初立は14中、対する明大の初立は15中と両校とも着実に的中を重ねる。ここで、続く早大の弐ノ立が意地の16射皆中。明大の弐ノ立が14中としたため、106-106の同中で最終立へ。迎えた最終5立目。明大が1部校のプライドを見せる。初立の全員が3射目までを的中させると、「一本通すぞ!」という掛け声の通り4射目も全員が的中させ、16射皆中。早大の初立はわずかに的中を落とし、13中としてしまう。しかし、明大の弐ノ立も勝利へのプレッシャーから11中。早大の昇格は弐ノ立の4人による16射に託された。14中で同中、15中以上で勝利となるが、最初の2人が抜いてしまう。続く2人が的中させるも、その後も的中を落としてしまい12中。最終的中131-133の2本差で惜敗し、またも1部昇格を逃してしまった。

主将として1年間部をまとめてきた遠山主将

 大落である遠山が留め矢をしっかりと的中させ、試合終了。そこには確実に強くなった早大の姿があった。昨季の入れ替え戦は14本差で敗戦。全く歯が立たなかった。2本差という数字は届かない的中ではない。だからこそ悔しさが残るだろう。だが、早大と1部校との技術力の差はほとんどないように感じる。これで4年生は引退となるが、下級生たちが雪辱を果してくれるはずだ。もう悔しさは必要ない。早大弓道部の逆襲の一年が始まる。

(記事、写真 市川祐樹)

※平成26年度リーグ戦は平成25年秋に行われます。

結果

●早大131-133明大

初立
大前 佐々木貴広(基理4=東京・早稲田) 20射14中
弐的 手塚達也(政経2=東京・早大学院)   8射5中
   橋本和久(先理3=東京・早実)   12射11中
落前 平山雄大(創理4=東京・早実)   20射17中
大落 河本悠輔(商3=広島・修道)    20射19中

弐ノ立
大前 高間光司(スポ3=奈良・橿原) 20射14中
弐的 大久保侑(スポ2=岩手・福岡) 20射17中
落前 永山豪朋(文構3=東京・早実) 20射15中
大落 遠山雄人(スポ4=奈良・橿原) 20射19中

コメント

遠山雄人主将(スポ4=奈良・橿原)

――2本差という事であと1歩届きませんでした。まずは率直な感想を聞かせてください

2本差で惜しかったのですが、ここは確実に早稲田大学よりも明治大学の方に実力があったということだと思います。

――序盤で的中が伸ばせず、緊張から射が少し小さくなってしまったのかなというようにも感じましたが

初回の立ち上がりが遅いというところがことしを通してのワセダの課題だったんですけど。やっぱりそれを克服できなかったというところが今回の入れ替え戦でも響いたと思います。

――的枠に弾かれてしまう矢も多かったと思います。そこは気持ちの差が出た部分でしょうか

気持ちの差も多少あるのですけれどやっぱり最後の詰め合いのところまで強気で攻めきれなかったというところが、弾かれてしまったというところだと思っています。

――2本差という事できょねんよりは確実に強くなってきていると思うのですが

段階的ではあると思うのですが、ワセダが確実に強くなってきているというところはことしを通してみんなも認識出来ていると思うので。きょうの結果にもそういうところはしっかり出て来ていると思います。

――4年生はこれで引退という事ですが、下級生に伝えたいことはありますか

下級生がしっかり弓道の面で成長していかないとワセダもなかなか勝っていけないと思うので、いろいろあるとは思うのですけれど、まずは弓道部に入ったからには部員として弓を最優先に考えてやっていってほしいと思います。

――昨季もちょうどこの場所で入れ替え戦があり、そこから1年間遠山さんは主将を務めてこられましたが、この1年間を振り返っていかがですか

率直にいえば非常に部員がしっかりついてきてくれて、主将としてすごくやりやすい部だったなと思っています。

――この4年間というものはいかがでしたか

スポーツ推薦として入学したのでまずは戦力になれるようにと思って頑張ってきたので、役職に就きながら自分も選手として出られたのは良かったと思います。