庭球部

2013.11.05

第88回ニッケ全日本選手権 11月3日 東京・有明コロシアムほか

全日本開幕、田川がダブルスで1回戦突破

 関東大学リーグ、全日本大学王座決定試合とここ2カ月で数多くの試合をこなした中、迎えたニッケ全日本選手権(全日本)の初日。昨年までと比べ出場条件が厳しくなった今大会だが、この日女子シングルス1回戦に長谷川茉美(スポ4=熊本・ルーテル学院)、男子ダブルス1回戦に田川翔太(教4=神奈川・湘南工大付)が登場した。

第2セットの6ゲーム目、ラリーで粘る長谷川

 ワイルドカードで出場した長谷川と対決したのは第7シードの今西美晴(島津製作所)。プロ選手との対戦を「いつもよりも打つことを意識してやりました」と振り返った長谷川だが、開始から左右に振られ、思うような展開まで持っていくことができない。相手の球威に押されながらも、強みの俊足でなんとかボールをキャッチ。しかしそのボールも浮いたところをチャンスに変えられ、スマッシュやボレーで決められるポイントが目立った。第1セットを0-6とストレートで落としたが、第2セットは第6ゲームをブレーク。15-40とマッチポイントを握られたところから意地を見せた。しかし最後は健闘むなしく、ゲームカウント1-6で初戦敗退となった。

 対して井藤祐一(ライフ・エヌ・ピー)・田川組の1回戦は順調な滑り出しとなる。鋭いサーブを次々と決め、リターンからの3本目をコートに叩き込む。こうした攻撃的なプレーで相手を封じ、第1セットは6-3。しかし第2セットからは第1ゲームでの相手のキープを皮切りに、両者譲らず4-4とする。ここからスパートをかけたい井藤・田川組は、3連続ポイントを決めると「絶対にいこう」と大きく声を掛け合う。そして田川が気合のこもったボレーでブレークに成功すると、続く第10ゲームの最後にはスマッシュを打ち込み、6-4とストレートでの勝利を飾った。

鋭いサーブが決まり、喜ぶ田川

 これで早大庭球部を引退する長谷川だが、「こういう大会で、自分の実力やランキングで(上位に)入れる選手になりたい」と卒業後もテニスを続ける意思を示した。今回こそ1回戦での敗退となったが、来季はこの大会で飛躍する姿が見られるだろう。そしてあすは遠藤豪(スポ4=三重・四日市工)が男子シングルス1回戦に登場する。遠藤豪と田川、2人のエースの戦いはまだ始まったばかりだ。

(記事 細川香衣、写真 松下優)

結果

▽女子シングルス

1回戦
●長谷川茉美(0-6、1-6)今西美晴

▽男子ダブルス

1回戦
○井藤祐一・田川翔太(6-3、6-4)小ノ澤新・仁木拓人

コメント

長谷川茉美(スポ4=熊本・ルーテル学院)

――ニッケ全日本選手権初日、どのような気持ちで臨みましたか

王座(全日本大学対抗王座決定試合)ではダブルスばかりやっていたのでシングルスは久しぶりだったんですけれど、学生相手のようにラリーを中心につなげて拾って、だと打ち込まれると思いました。2日しか練習できなかったんですけれど、いつもよりも打つことを意識してやりました。

――初の本戦出場ですが、緊張はありましたか

緊張はあまりなかったです。でも自分のプレーが思うようにできなかったので、せっかくワイルドカードをいただいたのに申し訳ないなという気持ちでした。

――試合を振り返って

相手はプロでずっとやっている選手で、ラリーの質だったりミスが少なかったりという印象を受けました。もっと打ってくるかなと思ったんですけれど、丁寧にラリーをしてきて、ミスヒットがないという印象を受けました。

――第2セットはマッチポイントを取られてからの粘りが印象的でしたが

本当に一瞬すぎて、もうちょっとここで頑張らないといけないなと思いました。全然振り切れていなかったので、しっかり振り切って打つことを意識しました。

――テニスは卒業後も続ける予定ですか

今後も続けていく予定です。所属はまだ決まっていないんですけれど、こういう大会で、自分の実力やランキングで(上位に)入れる選手になりたいです。