バレーボール部

2013.11.03

秋季関東大学リーグ戦 対日体大 11月2日 東京・日体大世田谷キャンパスメインアリーナ

日体大を撃破し、優勝へ望みつなぐ

 秋季関東大学リーグ戦(リーグ戦)最終週は3位・日体大と首位・明大との直接対決。優勝を手繰り寄せるには2連勝が絶対条件だ。あすへ望みをつなげるべく、まずは日体大に挑んだ。共に粘り強くボールを拾い、長いラリーが続く好ゲーム。交互に点を奪い合う接戦はセット終盤にかけて徐々に緊張感を増していく。勝敗を分けたのは勝負どころで試合を決定づけるプレーができたかどうか。サーブ、ブロックで流れをつかむことに成功したワセダが3セット連続で競り勝ち、強豪相手にセットカウント3-0(25-22、25-23、26-24)のストレートで試合を決めた。きょうの結果により、あす行われる最終戦は事実上、明大との優勝決定戦となる。

 「あの負けはすごく悔しくて、もう絶対負けないという気持ちでこの1試合は臨みました」(本間隆太、スポ4=神奈川・弥栄)。思い出されるのは春のリーグ戦、日体大に手も足も出ず完敗した試合。完膚なきまでに叩きのめされた屈辱をバネに練習を重ねてきた成果をこのリベンジマッチにぶつけた。高いレシーブ力でボールを拾い、エース山田脩造(3年)にトスを集める日体大に対し、リベロの本間を中心に守りの体制を整え、好調のブロックで連続ポイントを防ぐ。接戦が続く中、先に均衡を破ったのはワセダだった。吉村康佑主将(スポ4=長崎・佐世保南)の気合いの入ったスパイクから4連続ポイントを奪う。追い付かれはしたものの最後はピンチサーバー太田義樹(商3=京都・洛南)が鋭いサーブを連発。第1セットを奪って試合の主導権を握る。第2セットは押され気味の展開となるが、点差を開かせることはない。前回は歯が立たなかった相手にも臆することなく対等の勝負を繰り広げる。終盤まで互いに一歩も譲らない白熱した攻防。1点も無駄にはできない状況で試合を動かしたのはまたもやワセダだった。この試合に向けてデータを集めてきたという努力が報われ、「ブロックの的の絞り方が良かった」(山口頌平、スポ1=長崎・大村工)と2つのブロックポイントでついに点差を広げることに成功。食い下がる相手を振り切り、このセットを取った。

気持ちのこもったプレーでチームを引っ張った吉村主将

 気を緩めることなく一気に勝負を決めたい第3セット。互いにサーブミスが続くなど、序盤は嵐の前の静けさのように落ち着いた展開となる。セット終盤を向かえるに連れ、徐々に熱気を帯びていく会場。これ以上セットを落とせない日体大がついに反撃を開始する。4連続ポイントでリードを許すと、22-23というピンチ。1セットでも与えれば息を吹き返した相手に逆転を許す可能性も考えられた。しかし、ここで盛り上がる日体大を意気消沈させるプレーが生まれる。空気を変える完璧な一枚ブロックを決めたのは主将の吉村だった。窮地を脱し、ジュースに持ち込むと最後は相手のスパイクがラインの外に落ちる。絶対に負けられない一戦で見事に春の借りを返してみせた。

チームに流れを呼び込むサーブを打った太田

 「自分たちのバレーができれば勝てるというのを信じてやった」(山口)。自らの成長を実感し、自身を持って戦った結果の勝利は決して番狂わせではない。相手がどんな強豪であろうと実力を発揮できれば倒せるだけの力は付いた。日体大に続き、明大も春のリーグ戦では敗れた因縁の相手。またしても負けるわけにはいかない。「4年生が優勝したいという気持ちは練習の時から伝わる」と1年生の山口が言うように4年生が最後のリーグ戦に懸ける思いの強さはチームの誰もが知るところ。選手、スタッフ、学年などすべての枠を超えた全員バレーの先に目指す頂点がある。

(記事 中澤佑輔、写真 谷口武)

セットカウント
早大 25-22
25-23
26-24

日体大
スタメン
レフト 吉村康佑(スポ4=長崎・佐世保南)
レフト 専田和也(スポ3=神奈川・弥栄)
センター 濱松啓陽(スポ3=佐賀商)
センター 福山汰一(スポ2=熊本・鎮西)
ライト 七里幸洋(社4=大阪・清風)
セッター 山口頌平(スポ1=長崎・大村工)
リベロ 本間隆太(スポ4=神奈川・弥栄)
コメント

本間隆太(スポ4=神奈川・弥栄)

――試合を終えて、いまのお気持ちは

きょう負けたら優勝はなかったので、率直にうれしいですね。

――試合を振り返って

きょうはすごく対策もしていて、データもアナリスト2人によく出してもらっていたので、チーム全体で頑張った勝ちだと思います。

――日体大の20番の選手の印象は

彼もある程度は決めてくるなという予想はしていたのですが、いいところで、ブロックやレシーブができていて良かったです。

――春のリーグ戦では日体大にはストレート負けでしたが

散々な負け方をしたので、個人的にもあの負けはすごく悔しくて、もう絶対負けないという気持ちでこの1試合は臨みました。

――要所でのブロックポイントも目立ちましたが、チーム全体の状況はいかがですか

最近ブロックがよく整ってきて、いいところでブロックポイントが出たり、後ろでレシーブしている僕からしても、いい所に抜けてくるので、連携も上手くできているのかなと思います。

――あすの最終戦に向けて意気込みをお願いします

みんな固さもあると思うのですが、そんな中で1セット取れれば上手くできると思うので、まずは1セット目を集中して頑張りたいです。

山口頌平(スポ1=長崎・大村工)

――春にストレートで負けた日体大に対して勝利したいまのお気持ちは

この1週間は阿部(あずさ、スポ2=神奈川・洗足学園)さんや村野(慶多郎、スポ2=千葉・市川学園)さんが取ってくれたデータを元に、あしたの明治戦もありますけどとりあえずきょうの日体戦を絶対に勝つということで対策をしてきてその成果も出たし、アップの時から気持ちを入れていいスタートが切れたのがよかったかなと思います。

――データを効果的に使えたことが勝因でしょうか

そうですね。ブロックの付き方とかをデータを元にできたので。

――春からの成長は感じましたか

自分もできるだけセンター線を使おうという意識でトスを上げたし、きょうはブロックの的の絞り方が良かったかなと思います。

――相手に関係なくワセダが良いバレーをできたから勝てたということですか

それもありますね。ブロックを絞ってそれにはまったし、一番は自分たちのサーブで攻めたりとか自分たちのバレーができれば勝てるっていうのを信じてやったのが良かったと思います。

――明治戦へはどのような気持ちで挑みたいですか

4年生も最後のリーグ戦になるし、4年生が優勝したいという気持ちは練習の時から伝わるし引っ張ってくれているので、自分は1年生ですけど試合に出るからには4年生に最後のリーグを優勝というかたちで終わってもらえるように頑張りたいです。