ラグビー部

2013.11.02

関東大学対抗戦 11月3日 秩父宮ラグビー場

帝京大戦展望

 関東大学対抗戦(対抗戦)も後半に差しかかり、残り3試合となった。ここまで4戦全勝のチームは、早大と帝京大の2校のみ。その両校が、いよいよ頂上決戦に挑む。昨年度前人未到の全国大学選手権4連覇を成し遂げた帝京大に対し、早大が最後に勝利を収めたのは3年前の対抗戦。以来その赤いカベを破ることはできず、練習試合を含め屈辱の7連敗を喫している。だが今季、春・夏のオープン戦では、最後まで互角に渡り合うなど遠かった帝京大の背中も、もう目の前だ。運命の11.3、ついに早大が雪辱を果たすのか、それとも帝京大が王者の力を見せつけるのか――。

早大は得意とするスクラムで帝京大FW陣にプレッシャーを与えたい

 早大は、日体大戦を完封勝利で飾ると、筑波大戦では終了間際に同点にされるもPGで勝ち越すという劇的な展開で勝利。続く成蹊大戦、青学大戦では、「一定の力が出せていない」(フランカー深津健吾、スポ3=東京・国学院久我山)と指摘するように、ペナルティーやミスが目立ち、勝利こそしたものの内容に課題を残す形となった。その中で、セットプレーの安定が、今季の武器となっている。「十分強みだと思っていい」(フランカー布巻峻介、スポ3=東福岡)と自信を得ているスクラムで、帝京大相手にどれだけ対抗できるかが一つのカギとなるだろう。また、激しいポジション争いの中でスタメンに定着した、CTB坪郷勇輝(商4=東京・早実)とCTB飯野恭史(商3=東京・早実)の両CTBの活躍が著しい。力強いタテへの突破やタックルで、BK陣の要となる。そして、SO小倉順平(スポ3=神奈川・桐蔭学園)が3試合ぶりの出場。ベストメンバーで王者に立ち向かう。

トライゲッターとして獅子奮迅の活躍を見せる磯田

 対する帝京大は、『打倒・トップリーグ』を目標に掲げた今季も、他校を圧倒している。これまでの4試合で奪ったトライは47に及び、一方で許したトライは青学大戦での一つのみ。前節の筑波大戦では、雨の影響でハンドリングエラーが目立ち、また筑波大の粘り強いディフェンスで思うように点数は伸びなかったものの、相手にほとんど好機を作らせず、10-3で勝利を収めた。中でも注目すべきは、昨年の対抗戦で12トライを挙げ、ことしは既に11トライをマークしているWTB磯田泰成だ。また、フッカー坂手淳史やCTB森谷圭介もスタメンに復帰。強力なFWを起点にしてBKでとどめを刺す帝京大のラグビーで、早大ディフェンスを崩しにかかる。

 「帝京大だけをターゲットに1年間やってきた」(プロップ垣永真之介主将、スポ4=東福岡)、「しっかりリベンジできるように頑張りたい」(フランカー金正奎副将、教4=大阪・常翔啓光学園)と、この試合に懸ける思いは強い。勝利を手にし、対抗戦首位に立つのははたしてどちらか。今季の大学日本一を占う注目の一戦が幕を開ける。

(記事 田中絢、写真 戸澤美穂、佐藤裕樹)

  

早大メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
大瀧 祐司 文4 神奈川・横浜緑ケ丘
須藤 拓輝 スポ4 東京・国学院久我山
◎垣永 真之介 スポ4 東福岡
黒木 東星 スポ4 東福岡
芦谷 勇帆 スポ4 京都・伏見工
金 正奎 教4 大阪・常翔啓光学園
布巻 峻介 スポ3 東福岡
佐藤 穣司 スポ2 山梨・日川
岡田 一平 スポ2 大阪・常翔学院
10 小倉 順平 スポ3 神奈川・桐蔭学園
11 深津 健吾 スポ3 東京・国学院久我山
12 坪郷 勇輝 商4 東京・早実
13 飯野 恭史 商3 東京・早実
14 荻野 岳志 先理3 神奈川・柏陽
15 滝沢 祐樹 基理2 福島
リザーブ
16 光川 広之 スポ3 神奈川・公文国際
17 清水 新也 スポ3 宮城・仙台育英
18 佐藤 勇人 スポ3 秋田中央
19 大峯 功三 スポ3 福岡・東筑
20 植田 耕平 スポ4 東京・本郷
21 平野 航輝 スポ3 長崎南山
22 間島 陸 商4 東京・早大学院
23 廣野 晃紀 社4 東京・早実
※◎は主将、監督は後藤禎和(平2社卒=東京・日比谷)