バレーボール部

2013.10.29

秋季関東大学リーグ戦 対中大 10月27日 神奈川・日体大健志台キャンパス米本記念体育館

2位浮上! 優勝の行方は運命の最終週へ

 上位チームの勝敗が拮抗(きっこう)し、混戦模様の秋季関東大学リーグ戦。着実に勝ち星を積み重ねたいワセダは中大と対戦した。前日の良い流れを維持するようにこの日もブロック、スパイクレシーブが好調。粘り強くボールを拾って得点につなげる全員バレーを展開する。途中、中大の高さのあるブロックに捕まり勢いを削がれたが、地力で勝るワセダが押し切り、セットカウント3-1(25-21、17-25、25-16、25-18)で勝利。この結果により日体大を得点率で上回り、2位に浮上した。

力強いスパイクを打ち込む専田

 「まずは自分たちの試合を勝たないといけない」(吉村康佑主将、スポ4=長崎・佐世保南)。直前の試合で首位・日体大が敗れ、追い付くチャンスが生まれた状況下でも選手たちが集中力を欠くことはなかった。序盤から好調のブロックが決まると、そのプレッシャーから相手のスパイクミスが増える好循環。ブロックを突破されても本間隆太(スポ4=神奈川・弥栄)を中心に素早い反射神経でボールを上げる。それを七里幸洋(社4=大阪・清風)、吉村らが次々と決め、第1セットを奪った。昨年から一度も負けていない相性の良い中大に対し、主導権を握ったかに思えた試合。だが、第2セットに入ると突如ブロックに捕まり始め、早々に6連続ポイントを許す苦しい展開となる。嫌な空気を断ち切るため、セッターの山口頌平(スポ1=長崎・大村工)に代え、大木翔馬(教3=東京・早実)を投入。攻撃のリズムを変え、相手に渡しかけた流れを取り戻そうとする。しかし、本間の再三の好レシーブで得点チャンスを作るが決めきることができない。結局、17-25という大差をつけられこのセットを落としてしまった。

 試合を振り出しに戻し、勢いを増す中大。これ以上セットを落としたくないワセダは声を出して気持ちを盛り上げ、対抗する。第3セットからはセッターを山口に戻していたが、本間が「控えのセッターの大木(翔馬、教3=東京・早実)がよくリズムを戻してくれて、負けはしましたがいい形で3セット目に繋げられた」と語るように、ここから息を吹き返す。接戦が続いたが、終盤に専田和也(スポ3=神奈川・弥栄)とピンチサーバー太田義樹(商3=京都・洛南)のサーブ攻勢で突き放すことに成功。第4セットも終盤に吉村が立て続けに一枚ブロックを決めるなど、食い下がる中大を沈黙させる。サーブミスが頻発するなど波に乗り切れない部分もあったが、来週につながる良いかたちで最後を締めくくった。

試合を決定づける一枚ブロックを決めた吉村主将

 優勝への可能性を大きく残し、いよいよ来週は最終決戦を迎える。チーム状態は良好で戦いの準備は万端。迎え撃つは、春季リーグ戦の王者・日体大と東日本大学選手権の覇者・明大だ。いずれも春のリーグ戦では敗れた強豪であり、易々と勝たせてくれる相手ではない。だが、「きょねんから全く勝てていない2チームと最後に当たるということは逆に言えばすごく楽しみでもあるし、最後に勝ってリーグを締めくくるというすごくいい展開でもある」(吉村)と選手たちに恐れる様子は見られない。リベンジを果たし、悲願の優勝をつかみとることができるか。成長を遂げたチームの真価が問われる。

(記事 中澤佑輔、写真 栗田麻里奈)

セットカウント
早大 25-21
17-25
25-16
25-18

中大
スタメン
レフト 吉村康佑(スポ4=長崎・佐世保南)
レフト 専田和也(スポ3=神奈川・弥栄)
センター 濱松啓陽(スポ3=佐賀商)
センター 福山汰一(スポ2=熊本・鎮西)
ライト 七里幸洋(社4=大阪・清風)
セッター 山口頌平(スポ1=長崎・大村工)
リベロ 本間隆太(スポ4=神奈川・弥栄)
コメント

吉村康佑主将(スポ4=長崎・佐世保南)

――直前の試合で首位の日体大が敗れていましたが、どのようなモチベーションで試合に臨みましたか

日体と明治の試合もそうなんですけど、まずは自分たちの試合を勝たないといけないので中央戦に照準を合わせて集中してやっていこうとアップの時から考えていました。

――スパイクのレシーブが良かったと思うのですが、戦ってみていかがでしたか

きのうみたいな感じでブロックが良かったのでアタッカー陣とか後ろのレシーブ陣も拾いやすかったし、ディグも上がっていました。それからセッターの山口と大木が多彩なコンビを作ってくれたので僕らアタッカー陣からしたらすごく打ちやすかったです。中盤、2セット目に流れが悪くなった時に大木が出てきて空気が変わって3、4とポンポンと行けたのですごい3年生の力を感じています。

――きのうに引き続き途中で1セットを取り返されるという流れが変わる瞬間があるのはどういった点が原因だと思いますか

自分たちの連続失点が多かったっていうのと負けたセットはファーストブレイクが悪かったっていうのが原因だと思います。

――吉村選手自身、スパイクやブロックで目立つプレーが多くありました

4年生が見せるしかないのでコートに入っている3人の4年生が中心となって僕たちで引っ張っていって優勝できる位置にもいるし、来週勝つしかないのでその気持ちの高ぶりというか勢いでやってやろうという気持ちが自然とコートで表れた感じですね。

――いよいよ迎える日体大、明大との直接対決はどのような試合にしたいですか

もう相手どうこうではなく自分たちがきのうきょうみたいなバレーをすれば絶対勝てると思います。きょねんから全く勝てていない2チームと最後に当たるということは逆に言えばすごく楽しみでもあるし、最後に勝ってリーグを締めくくるというすごくいい展開でもあると捉えているので今週1週間一生懸命練習していいかたちで迎えられるように頑張っていきたいと思います。

本間隆太(スポ4=神奈川・弥栄)

――きょうの試合を振り返ってみていかがですか

中大には昨年から負けていなくて、結構やりやすい印象があったのですが、少し余裕が2セット目に出てきてしまったという感じですね。

――守備が好調のようでしたがいかがですか

レフトにはほとんどクロスに打たせて、僕が拾うからというようには伝えていて、センターは向こうは高かったので、センターをどうしようかと話していて、最後2本止められたので良かったのかなと思います。

――本間さんご自身はいかがでしたか

少しケガとかもあって、あと最終週2つ勝てば、優勝できると思うので、次の1週間はケガをしっかり治して、万全な状態で迎えられればいいかなと思います。

――2セット目を落としてしまった要因というのは特に何ですか

こっちのミスがほとんどで、少し攻撃のリズムがあってなくて、セッターも替えたりしたのですが、控えのセッターの大木(翔馬、教3=東京・早実)がよくリズムを戻してくれて、負けはしましたがいい形で3セット目に繋げられたのかなと思います。

――いまのチームの雰囲気はいかがですか

優勝はもうできないかなと思っていたのですが、ほかのチームの勝敗とかもあって勝てば優勝なので、この1週間でモチベーションをどんどん上げれば、優勝できると思います。

――次の2戦に向けてひと言お願いします

来週2つは1位2位と戦うわけで、2つとも格上なので、チャレンジャー精神で1つずつ自分たちのバレーができれば間違いないかなと思います。