スケート部

2013.10.29

第7回東日本学生選手権 10月26日 東京・東大和スケートセンター

飯田主将、礎がインカレ出場権獲得!

 フィギュアスケートのシーズンがやって来た。夏の練習の成果を出す場であるとともに、日本学生氷上選手権(インカレ)の予選も兼ねるこの東日本学生選手権(東日本インカレ)。最高の演技をすべく、各選手が今大会に照準を合わせる。早大からは3名出場のうち、飯田裕貴主将(社4=東京・豊島学院)と礎良輔(基理1=東京・早大学院)が入賞を果たし、インカレへの切符を手に入れた。

 飯田主将は女子Cクラスに登場。春の関東学生フリースケーティング選手権(関カレ)に引き続き、曲は「ピンクパンサー」を使用した。2度のアクセルの成功に加え、重点的に取り組んできたというダブルサルコウも着氷。連続ジャンプやスピンも確実にこなし、技術点の取りこぼしを最小限に抑える。さらに、振り付け等のプログラム全体によって判断されるプログラムコンポーネンツも大きな得点源となった。明るい曲調に乗せて、武器である表現力を余すことなく発揮。36.78点で2位入賞し、インカレ出場権もつかんだ。「ケガに悩まされることもあったけど、諦めないで良かった」(飯田主将)。3位以内に入ることが目標だったという飯田主将。それを叶え、驚きと嬉しさをあらわにした。

一つ一つの要素で魅せた飯田主将

 男子Bクラスの礎は、関カレからの大幅な成長を見せる。特にストレートラインステップや、ステップから入るジャンプなど、ステップに関わる要素が安定し、「前回よりも全体的にまとまってできた」(礎)と手応えを得た。スタミナ不足により後半はやや失速してしまったが、目立った失敗はなく、関カレの点数を15点上回る61.13点を叩き出して3位入賞。飯田主将に続いてインカレ出場が決定した。一方、女子Bクラスの宮下真梨子(国教1=米国・ミルバーン高)は悔しい公式戦デビューとなった。高いスケーティング技術は光ったが、前半のジャンプでの転倒が響き、得点を伸ばせない。37.49点で27位となり、残念ながら本戦進出はできなかった。

礎はインカレ初出場を決めた

 早大勢にとって、もちろん今大会がゴールではない。宮下は11月4日の関東学生秋季交流戦(交流戦)でのリベンジを目指す。そして、飯田主将と礎はインカレでより完成度の高い滑りを披露することが求められる。この日に得た自信、あるいは課題を糧にして、次の機会にいかに進化した姿を見せられるか。ここから、さらなる鍛錬を積むのみだ。

(記事 大水渚、写真 栗田麻里奈)

結果

▽女子Cクラス

飯田裕貴 2位(36.78点)

▽女子Bクラス

宮下真梨子 27位(37.49点)

▽男子Bクラス

礎良輔 3位(61.13点)

コメント

飯田裕貴主将(社4=東京・豊島学院)

――きょうの演技を振り返って

3位以内に入るというのが目標だったのですが、初めて表彰台に乗れて、こういう結果になって正直びっくりしているというのが本音です。しかし、この夏苦手なジャンプを中心に、本当に充実した練習を積めてきていたので、ケガに悩まされることもあったけど、諦めないで良かったなと思います。

――今回の演技で、春から構成を変えたところはありますか

ジャンプの順番は変えました。やはり後半は得点が1.1倍になるので、得意なジャンプを後半に持ってきて、確実に点を取れるようにしました。

――きょうの演技で、特にアピールできたのはどういったところですか

プログラムコンポーネンツの方で、春の関カレより点数が伸びてくれて、そこは一つ大きかったです。あとはやはりジャンプのマイナスが春より少なかったので、それも大きいかなと思います。

――夏の間に重点的に練習したのはどういったことですか

ダブルジャンプをずっとやってきました。やはりそこを成功させないと上には行けないということはずっと分かっていたのですが、どうしても苦手意識の方が高くて今まで逃げていた部分がありました。でも最後のシーズンなので、本当に夏は全部を捨ててスケートで頑張ってきました。ちょっとダブルサルコウの着氷が乱れてしまったのが悔しいですが、そこは来週(交流戦で)しっかり決められればなと思います。

――今後に向けての課題は

ジャンプで加点がもらえるようにしたいなと思っています。春からマイナスを減らすことができて、そこをプラスに持っていければ、もっと得点が伸びるので。今回も1位まで1点(差が)なかったんです。だからしっかりジャンプの質を高めることです。あとはスピンでレベルが取れればもっと安定して表現力がもっと伸びて、気持ちも乗れるのかなと思うので、そこを頑張りたいと思います。

――インカレに向けての抱負をお願いします

今回一つ夏の成果が出たのは嬉しいですが、やはり東日本インカレは一つの通過点に過ぎないので、本戦のインカレにピークを持っていけるように、残りのスケート人生を後悔のないように、毎日過ごしていけたらなと思います。

宮下真梨子(国教1=米国・ミルバーン高)

――きょうの演技を振り返って

全部駄目でした。ジャンプと、それからステップが少しぐらっとしてしまったので…。

――曲は「愛の夢」でしたが、なぜその曲を選んだのですか

浅田真央選手(中京大)が使っていて、すごく良かったので、選びました。

――今大会までに何を重点的に練習してきましたか

ジャンプです。

――これからに向けた意気込みをお願いします

スピンをもっと練習したいと思います。プラグラムの流れ、スケーティングを全体的に挙げていきたいです。来週の交流戦でリベンジします!

礎良輔(基理1=東京・早大学院)

――きょうの演技を振り返って

関カレのときよりは全体的にうまくまとまったと思いますけれども、一番最後のジャンプなど、やはりまだ少しスタミナが足りない部分とかもあったので、全体的にもっと、最後まで全力で演技を続けられるように頑張っていきたいです。

――3位という結果について

関カレのときは、4人中で下から2番目の3位だったのですが、(今回は)6人中3位なので、そのときよりはちょっと順位的にも上がりましたが、それでもやはり上にも自分と同じ(バッジテスト)5級の選手もいるので、ノーミスの演技をして1位になれるように頑張りたいです。

――きょうの演技で、良かったところはどこですか

ステップからのルッツジャンプや、ストレートラインステップなど、ステップの部分が前回よりも全体的にまとまってできたところが良かったと思っています。

――課題は体力面ということですか

はい。前回も同じことを言ったのですが、一番スタミナをつけられる夏に膝の怪我をしてしまって、うまくその辺りの調整ができなかったことをすごく悔やんでいます。

――インカレに向けて、意気込みをお願いします

今回よりも絶対に点数を上げて、全体的にまとまった演技をできるようにしていきたいと思います。