庭球部

2013.09.10

関東大学リーグ 9月7日 @東京・有明テニスの森公園

宿敵・慶大を撃破!

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 関東大学リーグ(リーグ戦)は第4戦、宿敵・慶大との大一番を迎えた。ダブルス1本を取ったワセダは、シングルス3、4、5で白星を確保。シングルス1を落としたが、5ー2で勝利を収め、リーグ戦全勝を継続させた。この結果、最終戦を待たずに全日本大学対抗王座決定試合(王座)への出場が決まった。

 フレッシュな1、2年コンビが、貴重な勝ち星をもたらした。ダブルス2に登場したのは、抜群の攻撃力を誇る梶谷桜舞(スポ2=東京・富士見丘)・林恵里奈(スポ1=福井・仁愛女)組。相手の全日本学生選手権(インカレ)準優勝ペアに対しても、序盤から積極的に攻めた。スピンショットに手を焼く場面もあったが、確実にボレーを沈めていき攻勢に出る。隣コートのダブルス1が1-6、1-6で敗戦しプレッシャーもかかったが、第2セットに入っても動きは衰えず6-4、6-4で勝利。梶谷はレスト後にもシングルス5で快勝し、序盤で流れを作った。同学年の宮地真知香(社2=福岡・折尾愛真)も梶谷の後に続く。「こっちがスコアで差を広げて楽になってくれれば」(宮地)。0―6、6―3と接戦を繰り広げるシングルス4の長谷川茉美女子部主将(スポ4=熊本・ルーテル学院)を横目に、持ち前の正確なストロークで秋元玲乃(慶大)を圧倒。トータルスコアを3ー1とし勝利へ王手をかける。

大金星を上げた梶谷(左)・林組

 勝敗の読めない残り2本のシングルスを前に、ワセダとしてはシングルス4で勝ちを拾いたいところ。後輩、チーム全員の思いに応えるべく長谷川女子部主将は運命の第3セットに入る。先に3-0とリードされる苦しい展開も、小柄な体を軸に鋭く振り切るバックハンドが光り4-4のタイに。勢いそのまま5-4とし、マッチポイントを握る。だか、坂元君佳(慶大)も譲らなかった。直後にドライブボレー、スマッシュを立て続けに決め敗戦を回避。勝負はタイブレークへともつれ込む。「このプレッシャーの中で先輩たちは勝ち上がってきた」(長谷川女子部主将)。常勝と冠され重圧を背負いながらも、ここ一番の戦いをものにしてきたワセダ。互角の攻防の中で最後にリードを奪ったのは、経験に勝る長谷川女子部首相だった。相手のミスに乗じポイントを重ね、6-2とする。そしてギャラリーが固唾を飲んで見守る中で迎えた、サービングフォーザマッチ。坂元のバックハンドが外れると力強く両手でガッツポーズを作り、喜びをアピール。5時間に及ぶ大熱戦を制し、トータルスコア4-1で最大の山場とされた慶大戦での勝ちを確定させた。

 勝ち星を奪ったものの、シングルス1で馬場早莉(スポ1=鹿児島・池田)が西本恵(慶大)に敗れ、シングルス2では吉冨愛子(スポ2=愛知・椙山女学園)が辛勝。1つの負けが勝敗を左右する気の抜けない試合でもあった。残るは山学大との最終戦のみ。集中力を切らさず、全勝でリーグ戦優勝を果たしたいところだ。

ラリーで粘る長谷川女子部主将

(記事 植田涼介、写真 松下優)

結果

○早大5-2慶大

D1●長谷川女子部主将・吉冨組1-6、1-6池田玲・西本組

D2○梶谷・林組6-4、6-4藤岡・安形玲那組

S1●馬場3-6、1-6西本

S2○吉冨6-4、5-7、6-0藤岡

S3○宮地6-0、6-1秋元玲乃

S4○長谷川6-0、3-6、7-6(2)坂元

S5○梶谷6-3、6-2小林夏実

コメント

長谷川茉美女子部主将(スポ4=熊本・ルーテル学院)

――ダブルスの試合を振り返っていかがですか

自分たちのやろうとしていたことがあったんですけど、ケイオーのほうもビデオなどで分析していたと思うので、攻略というかこっちが攻めたいという形で攻められなかったというのがあってそれだけでなく私たちの単発なミスがすごく多かったです。隣でダブルス2が頑張っていたので、吉冨とは負けてしまっても時間を稼ごう、なんでもかんでも粘ろうという風に話をしたんですけど、それもうまくいかずにあっという間に終わってしまったというのはチームにとって悪い影響を出してしまったかなと反省しています。

――やろうとしていたことというのは具体的にどのようなことだったのですか

吉冨のストロークで押してわたしが前でボレーで決めるという、わたしがストロークの時も前に上がって吉冨のストロークでわたしが前で決めるというパターンをしたかったんですけど、きのうはそれがお互い噛み合って良かったんですけど、きょうはお互い二人で決めるというところまでいかずにどっちかが簡単にミスをしてポイントを取れる形まで持っていけなかったのが反省点です。

――シングルスの試合について、1セット目を6-0で取ってから2セット目を取られてしまいました。何か変わったことなどはあったのですか

1セット目はすごくわたしもいい形でポイントを取れていて、2セット目の出だしはすごく良かったんですけど、30-0から簡単に落としてしまったこともあって、相手はファーストセットすごくミスがあってこっちもラッキーな部分やわたしが決めていた部分があったんですけど、(相手が)2セット目からしぶとく粘ってわたしのコートに決めるというよりもわたしにミスをさせてポイントを取ろうという姿勢が見えて、それにはまったというか先にわたしがミスをしていた状況だったので、相手もスピン系でコートに収めてくるプレーヤーなので、ちょっと分が悪いなと思いながら2セット目やっていました。

――最終セットには何を意識して入ったのですか

相手がそうやってミスなくプレーしてくるんだったら、こっちもとことんラリーしてやろうと思って入ったんですけど、ファーストゲームも40-15でリードしておきながらまたデュースで落としてしまってその後もベンチコーチの方からアドバイスをいただいて、それをすごく徹底してやっていたらおのずとポイントもこっちに来たので、応援やベンチコーチの方のおかげで勝たせてもらった試合だと思います。

――全体的にジュースが多かったように思われますが、そういった競った場面を振り返っていかがですか

お互いにポイントを取り切れなくて、こっちがリードしていても追いつかれてあっちがリードしていても追いついてという状況だったので、特に長いジュースはわたしが先にジュースして一本目落としてあっちにアドバンテージがいってまた挽回して、というのが多かったので、ジュースの時に我慢強く相手より一球多く返そうという気持ちでやっておけば、もっと楽に取れた部分もあったのかなと今は思っています。

――最終的に勝てた要因というのは何だと思われますか

どっちが勝ってもおかしくない試合だったと思うんですけど、坂元選手もすごくいいプレーをしていて体力もすごくありましたし球のスピードやパワーというものもすごく良くて、それでも最後勝ち切れたというところは、ワセダがこれまでケイオーとは差があっていまは追いつかれてきてはいるんですけど、そういったプレッシャーはワセダがすごく経験していて、それは前々から土橋さんからも伝えられていて、このプレッシャーの中で先輩たちは勝ち上がってきたということを思い出してわたしも勝つしかないと思って、気持ちで勝てたんだと思います。

――試合時間が5時間弱となりましたが、体力的、精神的につらい部分はありましたか

体力は部員の中ではあるほうだったので体力勝負になっても頑張ろうと思ったんですけど、足が痛いとかはあまりなかったんですけどファイナルセットの出だしがちょっと思うように動かない部分もあって、息もすごくあがってボールを追いかけることにすごく必死でした。

――自身が勝ったことでチームの勝利を決めたことについてはいかがですか

ダブルスではふがいない試合をしたのでシングルスでは頑張ろうという気持ちはあったんですけど、隣の梶谷が勝って、宮地が勝って、「いま3-1だ」と思いながらやって、あと2つのカードを考えたときに1年の馬場とケイオーの西本さんとではレベルの差が正直あるのかなと思って、そこは馬場もすごく頑張るとは思うんですけど厳しいのかなという風に思っていたので、わたしがここで負けたら吉冨にかかるなと思って、吉冨もすごくいいプレーヤーなんですけど藤岡さんも団体戦ではすごく強くて粘り強いプレーヤーだったので、やっぱりここで勝ってチームの勝利を決めたいなという思いが強くなって、結果的に勝ちたい気持ちがすごく強くてチームも勝てたというのはすごく良かったです。その中でも課題というのはすごくありましたし、もっとセカンドセットで積極的にいけていればとか、ファーストセットのような感じで球のスピードやショットの精度をあげてやっておけばあんなにもつれることなく取れて、みんなもドキドキすることなかったのかなと思います。

――きょうは早慶戦でしたが何か特別に意識することはありましたか

リーグ戦の中の早慶戦だったんですけど、春と秋に毎年1回ずつあるので、やっぱり早慶戦だけは負けられないという気持ちはあります。

――チームが5-2で勝利という結果についてはいかがですか

5-2だったんですけど、わたしの試合も実際負け寸前だったので、吉冨も最後どっちに転ぶかわからない状況だったので、結果的にわたしがもし落としてたら、とか吉富があそこで負けてたら、と考えると結果的には5-2なんですけどそういうのは関係ないなと思って、ケイオーも近づいてきていますし、4-3や3-4という結果もあり得たので、結果だけを見るのではなく一戦一戦の内容をまたみんなで話し合って、改善、克服していかないと王座は厳しいかなと思います。

――きょうはシングルスに梶谷選手が初出場しましたが、シングルスのオーダーにはどのような意図があったのですか

監督がきのうの夜中まで悩んでいたみたいなんですけど、梶谷はスピードがあるので、ケイオーの5番手は限られた何人かだったので、誰が来てもそこは梶谷はスピードで乗り切れるかなという思いがあったんだと思います。

――きょうの勝利で王座が決まりましたがそれについてはいかがですか

いまのところ全勝しているのはワセダだけなんですけど、最終戦の山学大はきょねん王座に来ていてトレーニングや練習も一生懸命やる大学なので、最後まで気の抜けない戦いになるかなという風に思います。

梶谷桜舞(スポ2=東京・富士見丘)

――早慶戦の雰囲気はいかがでしたか

最初のオーダー交換から男女一緒にやるということで、目の前にケイオーの方々が立たれると気持ちがすごく引き締まりました。春とは会場が違ったんですけど、ある意味良い雰囲気の中でできたかなと思います。

――シングルス、ダブルス両方に出場となりました

他の人にはないスピードとか持ち味を生かしてチームを勢いづかせて欲しいということで(シングルスにも)出させて頂きました。

――動き、コンディションはいかがでしたか

ダブルスのときは違和感なかったんですけど、シングルスの序盤はダブルスで勝って30分後に入ったので体も少し重かったです。どうしても気持ちが1回下がったところから上げなくてはいけなかったので最初は少しきつかったです。

――シングルスは、ブレークの多い試合になりました

相手の方もサーブにあまり自信を持てていなかったというのがあると思います。私はサーブが悪かったというわけではないんですけど、集中しきれていない部分があったのかなと思います。

――慶大ペアの印象は

私たちがダブルス2に入ることが決まって、相手は藤岡さん、安形さんということは大体予想できていました。相手がこの間のインカレで準優勝して池田・西本組にもすごく惜しい所まで行っていたんですけど、(私たちは)そういうプレッシャーがありませんでした。ワセダの早慶戦(早慶対抗試合)やリーグ(関東大学リーグ)の連覇のプレッシャーはあったんですけど、相手の方が戦績は上で私たちは向かっていく立場だったのでその点では思い切りやることができました。

――ボレーも良く決まっていました

私たちは攻めのテニスなのでお互い前であったり後ろであったりの役割をしっかりと果たさないと流れに乗っていけないので、勇気を持って打っていました。

――山学戦へ向けて意気込みをお願いします

第4戦が早慶戦で、勝ってほっとしている部分が正直あるんですけど、リーグ優勝して王座を連覇することがチームの目標であるので、オーダーはまだ分からないですけど、自分が出たときは絶対1本取って特にダブルスではチームの流れを作れるようにしていきたいと思います。

宮地真知香(社2=福岡・折尾愛真)

――早慶戦の雰囲気はいかがでしたか

ワセダもケイオーもOBやOGの応援の方が来て拍手の数も違って、そこら辺は雰囲気が違うなと思いました。コートに入ったら意外と気にならなかったです。

――6ー0、6ー1というスコアになりました

隣でキャプテンがすごく頑張って試合をしていたので、なるべく無駄なポイントを減らしてこっちがスコアで差を広げて楽になってくれればいいなと思っていました。序盤結構丁寧にいったらスコアが広がったので良かったです。

――終盤に相手が攻めてくる場面もありました

第1セット落としてからセカンドでもう少し攻めてくるだろうなとは思っていて準備はしていたので、そんなに焦ることもなく大丈夫でした。

――山学大戦へ向けて

いままで4戦やってきてあさってが最後なので、もし自分が出ることになったら集中してやり切りたいと思います。

吉冨愛子(スポ2=愛知・椙山女学園)

――早慶戦でしたが雰囲気はいかがでしたか

きょうは本当にギリギリで、すごい緊張感でした。

――シングルスの時は隣のコートが気になりましたか

最初シングルスで入ったときに長谷川さんが5ー5だったので、最初離して相手方の坂元さんにプレッシャーをかけられるようにと思ってやったりとかしていました。結局ダメだったんですけど。

――シングルス、第1セットの展開はいかがでしたか

3ー0あたりまでは相手がロブを打ってこなかったんですけど、そこからはほとんどロブで。3ー0になったときから完全にチェンジして全て高いロブで、自分が対応できなかったのと気持ちが切れて3ー4になってしまいました。

――第2セットはリードした場面から取り返されました

相手がしつこくてミスしてくれなくて精神的にも体力的にも落ちてしまったのが原因だったと思います。

――第3セットは6ー0でしたが、第2セットで決めたかった

そうですね。着替えてフレッシュな気持ちになって、相手があれだけ拾って相当疲れていたので、相手の体力切れかなと思いますね。

――改めて池田・西本組の印象を

すごく強かったんですけど、もっとできることがあったんじゃないかなとは思っています。

――対策などは

チェンジしてみようとか考えてみたんですけど、中々上手く型にはまらなくて…。それをはじめたのが遅かったかなと思います。

――山学大戦へ向けて

最終戦でもし自分が出るとしたら王座のドローにも関わってくるので、しっかりと勝ち切れるようにしたいです。良い試合がないので最後集中して頑張りたいと思います。

馬場早莉(スポ1=鹿児島・池田)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

春の早慶戦に続いて2回目の対戦だったんですけど、スコア的には3-6、1-6で春よりは少しゲームが取れたかなという感じでした。内容は以前より良くなっていたかなと思っていて、色んなショットを取り入れたりすることで相手もミスが増えていたし、そこは良かったところじゃないかなと思います。

――特にドロップショットを良く使われていました

彼女(西本選手)はすごくパワーのあるストロークが武器なので、私はパワーで勝負していくよりも、そういうコートを広く使うことを目標にしていたので、それを狙っていました。

――春の早慶戦には出場されましたが、初のリーグでの早慶戦ということで、雰囲気などはどのように感じましたか

やっぱり春の早慶戦は、それ単独であるのでとても大きくて、とても緊張しました。きょうはリーグ戦5戦ある中での一戦だったんですけど、他大との試合よりも観客の方も多かったですし、すごく緊張感がありました。

――最終戦の山学大戦に向けて意気込みをお願いします

最終戦はまた勢いのあるチームなので、厳しい戦いになると思うんですけど、最後まで気を抜かずに勝ち抜いてみんなで優勝したいと思います。

林恵里奈(スポ1=福井・仁愛女)

――ダブルスの試合を振り返っていかがですか

きょうのケイオーのダブルスのペアはインカレ(全日本学生選手権)で準優勝してるということで、そのぶん思い切り自分から立ち向かってプレーできたかなという風に思います。

――相手ペアのやりにくかったところなどはありましたか

まず安形さんのサーブをリターンでうまく返すことができずに藤岡さんのボレーに引っかかったりとか、うまくサーブをコントロールすることができなくてそこがすごく自分の中では苦しかったというのと、あと藤岡さんのスピンロブのラリーが打ちづらいとこばかりに打たれて、そこがすごく苦しかったです。

――梶谷選手と話し合って決めていたことなどはあったのですか

とにかく気持ちを引かずに自分たちのプレーをやることだけやっていこう、一本一本大切に思いっきりやっていこう、と話していました。

――初めての早慶戦はいかがでしたか

いままで亜大や専大や筑波大などとやってきたんですけど、きょうの試合がすごく緊張感があって、応援もすごくピリピリしたムードで、やっぱりほかの試合と違うなという風に思いました。

――山学大との最終戦に向けて意気込みをお願いします

4戦全勝してきてるんで、流れに乗って最後ということもあって出し切るだけだと思うので思い切りプレーしていきたいと思います。