庭球部

2013.09.09

関東大学リーグ 9月6日 @東京・有明テニスの森公園

明大相手に盤石な勝利を飾る

 雨の影響で1日遅れて行われた関東大学リーグ(リーグ戦)3日目。男子部は明大と対戦し、シングルスの1本を落とすのみに抑え8-1で勝利した。

 ダブルス1、2が順調に試合を進めていく隣で、ダブルス3の大城光(スポ2=埼玉・秀明英光)・小堀良太(スポ1=東京・大成)組は苦戦を強いられた。第1セット、高校総体でダブルス優勝の成績を持つルーキーの諱五貴とビッグサーバーの深田颯平のペアに勢いある攻撃で押され気味に。それでも「こっちから強気に展開していこう」(大城)と決めていたという大城・小堀組も積極的なプレーで、試合は均衡状態へ。互いに勝ちきれないままタイブレークに突入すると、ここでもなかなか連続ポイントを奪うことができず一進一退の攻防が続く。最後は大城のサーブでポイントを奪い、10-8でようやくこのセットをものにする。このまま流れにのると、第2セットは優位なかたちで試合を進め6-3で勝利。熱戦を制し、チームのダブルス全勝に貢献した。

マッチポイントでタッチを交わす大城(左)・小堀組

 大城は続くシングルスでも明大のもう1人のルーキー西脇一樹に苦しめられた。第1セットを6-4で取り、続く第2セット。鋭いストロークを厳しいコースに打ち分けるも、相手に粘り強く返されウィナーを決めることができない。ゲームカウント5-4とリードするが、ここから3ゲームを奪い返されこのセットを落としてしまう。試合の流れは相手がつかんだかに思われたが、「負けちゃいけないポジション」(大城)と自身の立ち位置を自覚し気持ちの切り替えに成功。最終セットも鋭いショットで攻め続け、相手のミスも重なり6-2で勝利した。その後登場したシングルス3の岡村一成(スポ3=岡山操山)は諱と対戦。第1セットは6-2で奪うものの、「勢いに乗り切れなかった」(岡村)と第2セットを2-6であっさり取られてしまう。最終セットに入っても相手のスピンのかかった強烈なサーブや豪快なショットは健在。岡村もコートを走り回り懸命に打ち返すがなかなかペースをつかむことができない。ゲームカウント4-4と食らいつくも、そこから2ゲームを連取され4-6で敗戦。残りのシングルスはすべてストレート勝ちだっただけにルーキー2人に苦戦する結果となったが、最終的には8-1とメイジを圧倒した。

 ここまでリーグ戦全勝と着実に結果を残している男子部。次に控えるのは独特な空気の中行われる早慶戦だ。リーグ戦での優勝がかかっているだけでなく、伝統の一戦として決して負けられない戦いとなる。「全力でチームとして向かっていきたい」(遠藤豪主将、スポ4=三重・四日市工)との言葉通り、ワセダの誇りを胸に一丸となって臨んでもらいたい。

敗戦が決まり肩を落とす岡村

(記事 山田祥子、写真 松下優)

結果

○早大8-1明大

D1○田川翔太(教4=神奈川・湘南工大付)・遠藤豪主将組6-2、6-1古橋弘章・小野陽平組

D2○古田陸人(スポ3=愛知・名古屋)・今井慎太郎(スポ2=神奈川・湘南工大付)組6-2、6-2奥田圭都・弓立祐生組

D3○大城・小堀組7-6(8)、6-3深田・諱組

S1○田川7-6(3)、7-5小野

S2○遠藤豪主将62、6-0奥田

S3●岡村6-2、2--6、4-6諱

S4○今井6-3、6-2熊倉周作

S5○大城6-4、5-7、6-2西脇

S6○古田6-2、6-1伊藤勇貴

コメント

遠藤豪主将(スポ4=三重・四日市工)

――ダブルスの試合について、リーグ戦ここまで2試合とも競った試合でしたが、きょうは圧勝でした。振り返っていかがですか

相手があまり調子良くなかったのかなと思うんですけど、それでもしっかり田川と僕でいままで2戦の反省を生かして最初から最後まで集中してできたので、そこが良かったのかなと思います。

――反省点というのは具体的にどのようなことですか

相手に対して、これくらいなら大丈夫だろうというメンタル的な部分があって、少し甘く入ってしまって本当なら決められるボールなどを、遊ぶじゃないですけど簡単にやってみようかなという気持ちとかも入って、時々そういう面があって大事なところでそういうことが重なったことでセットを落としたりしてしまったので、きょうはそこを最初から最初まですることなくいけたので良かったです。

――シングルスの試合も圧勝だったと思われますが、いかがでしたか

もう勝負が決まってたところもあるので、あれが相手の全力かと聞かれればそうでもないと思うんですけど、ダブルスと同じで最初から最後まで集中してできたので良かったかなと思います。

――シングルス3の岡村選手が敗れてしまったことについて、いかがですか

岡村と当たった相手がポイントゲッターだということは知っていましたし、前日から当たるというふうに予想もしていて結果的に当たったので、やっぱりそれに対しての対策も岡村本人はすごくたててたと思うので、負けてしまったのは残念だと思うんですけど最後までしっかり戦い切ってくれたということに関しては良かったと思います。岡村は負けてしまったんですけどチームとしては負けていないので、団体戦を戦う中で全勝でいけることがベストだと思うんですけど、誰かが負けてもその分誰かが勝てばチームの勝ちになるので、きょうは岡村が負けてしまいましたけど結果的にはチームが勝てたんで良かったかなと思います。

――明大に8-1で勝ったという結果についてはいかがですか

5本先に取りに行くという考えがワセダの考えなんですけど、5本取れたあとに残りの選手がリラックスしてできる状況になるので、ダブルスの最初の3本と、シングルスの最初の3本が6-0という状態にまで持っていってくれたので、田川と岡村が思いきってやるだけかなという状況だったので、岡村のなかでもそんなに緊張しなかったんじゃないかなと思うんですけど、でも結果的には大差で勝てて良かったです。

――雨で延期になって連日の試合になることの影響はありますか

そこまで影響はないと思うんですけど、僕たちもきょうメイジとタフな試合をしていて、あした当たるケイオーもきょう法大とやってるんで、どこもタフな試合なのでそこに関してはどこの大学もタフな試合になるとわかっているので、きょうも早く終われたのでしっかり休んであした早慶戦なんでしっかりやれればいいと思います。

――早慶戦にむけての意気込みをお願いします

早慶戦に自分が出て戦うのもきょうケイオーが法大に勝てば王座(全日本大学対抗王座決定試合)に来ると思うんであと1回、2回あるかないかですけど、他の大学とやるときも緊張感あったほうがいいと思うんですけど早慶戦というだけで変わった重みがあるので、そこに関しては全力でチームとして向かっていきたいと思います。

大城光(スポ3=埼玉・秀明英光)

――ダブルスの試合を振り返っていかがですか

ファーストセットはどっちに転ぶかわからない展開だったんですけど、そこをタイブレーク10-8で取ることができてセカンドセットからはけっこう僕たちのいいプレーがあったので、全体的にはファースト(セット)はけっこうわからなかったですけどセカンド(セット)からは自分たちの展開に持ってこれたかなと思います。

――タイブレークを10-8で取ったということはやはりセカンドセット以降大きかったですか

そうですね、やっぱりそこを落としてたらさらにプレッシャーかかっていたと思います。

――タイブレークの時は何を意識してプレーしていたのですか

ああいうかたちになったら信じてやるしかないというか、シンプルに自分たちがやってきたことを貫き通すということを意識していました。

――やってきたことというのは具体的にどのようなことですか

日頃長い時間どこの大学にも負けないぐらい練習していると思うので、そういったことを信じてやるしかないというか、変なことを考えるとそういう場面ではマイナスになってしまうので、そういったことを信じてやっていました。

――相手のサーブに苦しんだ場面が多く見られたように思うのですがいかがでしたか

一人は左利きでもう一人はビッグサーバーで、1回対抗戦をやってその時僕たちは負けていて、その時からずっとリターンに苦しんでいたんですけど、要所要所ではしっかりとリターンを返球してからのポイントもあったので、やっぱり相手のサーブは良かったのでそこに苦しめられた部分は確かにありましたが、何とか対応できたなという感じです。

――小堀選手と話し合って対策などは立てていたのですか

ワセダは分析もチームとしてやっているので、そういったことも踏まえながらこういう風にいこうかという話はしていました。

――具体的にどのようなことですか

それは…非公開です(笑)。でも、簡単に言ってしまえば自分たちから展開していこうという感じで、先にポーチに出られてしまうと相手は勢いがあるので、それだったらある意味賭けじゃないですけどこっちから強気に展開していこうと話していました。

――シングルスの試合について、第1セットを取ってから第2セットを落としてしまった要因というのは何だったのですか

ファースト(セット)から相手も本当にいいプレーをしてきて、セカンド(セット)もそれは変わらずという感じで、その中で自分がいろいろ作戦を考えてやっていたつもりだったんですけどそれが逆に裏目に出たというか、それがうまくいかずに逆に相手のペースになってしまったかなと思います。

――第2セット、5-4で勝っていたところから3ゲーム連取されて落としてしまいましたが、最終セットに入る前に気持ちの切り替えというのはできましたか

一回トイレットブレークも取って、やっぱり負けちゃいけないポジションだと思ったので、そこは取られたときからすでに気持ちの切り替えはできていて、ファイナル(セット)からしっかりできたかなと思います。

――最終的に勝てた要因というのは何だと思いますか

けっこう自分の流れをつかめずに相手にペースを奪われている場面でも落ち着いてできたというか、相手のほうがいい流れでいっているときでもその打開策を見つけようと思ってできたことが良かったかなと思います。

――連戦での出場が続いていますが、疲れなどはないですか

夏関(関東学生選手権)、インカレ(全日本学生選手権)とすごく大会が続いていて、昨年よりも勝ち上がっているというのがあって日程的につらい部分があるんですけど、これも練習をずっとやってきているので体力的にはまだ大丈夫です。

――あしたの早慶戦に向けての意気込みをお願いします

早慶戦はワセダにとって負けられない試合だと思うので、まだ自分がどこで出るのかわからないんですけど任せられたポジションで全力出してちょっとでもチームに貢献できたらいいと思います。

岡村一成(スポ3=岡山操山)

――きょうの試合の感想と振り返りをお願いします

勝ちたかったです。ファーストセットは良くて、セカンドセットでブレークできそうでできなくて。逆に自分が簡単にブレークされてしまって結局ああいうかたちになってしまって。そこが悔いの残るところです。ファイナルセットは出し切ったんですけど、相手に最後思いっ切りやられました。セカンドセットがカギだったなと思います。

――セカンドセットを取られてしまった具体的な原因は何ですか

ファーストセットが良かったんですけどそのままいけずに、セカンドセットで悪い意味でリセットされてしまって、勢いに乗り切れなかったことですね。

――相手のサーブに苦しんでいたように見えましたが

サーブにものすごくスピンがかかっていて、あれはなかなか慣れないですね。

――最終セットも4-4までいったものの、2ゲーム連続で取られてしまいました

2ゲーム連続で取られたというよりは4-4になってからブレークできなくて、次のサービスゲームで30-0からのボレーミスしてしまったのが大きかったです。そのあとは相手の良いショットが続いたので。

――これまでリーグ戦で3戦連続シングルス3として出場されていますが

最初から出させてもらっているにも関わらず良い試合内容ができていなくて。昨年まではらいねんのことも考えて経験を積ませるって意味で出させてもらっていて、ことしはその経験を生かさなきゃいけないんですけど、いまのところ自分の良いパフォーマンスを出し切れていないです。この先まだチャンスがあれば取り返せるように頑張りたいと思います。

――最後に、あすの慶大戦に向けて一言お願いします

もう本当に出られるかわからないですけど、出れたら全力を出すしかないです。きょうも全力は出せたんですけど、応援やサポートに感謝して恩返しという意味で頑張っている姿を見せたいと思います。