ハンドボール部

2013.09.10

関東学生秋季リーグ 9月8日 東京・日女体大総合体育館

終盤に競り負け2連敗

 初戦を落とし、黒星スタートとなった早大。初勝利をかけて臨んだ2戦目は序盤から相手を追いかける展開となってしまう。それでも徐々に相手に詰め寄り前半を終えると、後半も粘りを見せて接戦に持ち込み、終盤ついに逆転を果たす。だが、その直後に4連続失点を許すと後が続かず、万事休す。接戦を落とし、開幕2連敗となってしまった。

 関東学生春季リーグ(春季リーグ)3位の筑波大と対戦したこの試合、早大は開始直後からリードを許してしまう。オフェンス面で特に苦しむ場面が目立った序盤。パスミスやキャッチミス、ノーマークシュートが決めきれないなど、ミスが相次いだオフェンス面でのリズムの悪さがディフェンス面にも影響を及ぼし、前半17分の時点で3-10と、一時は7点差をつけられてしまう。しかし、終盤に入ろうかという時間帯から展開は一変。細かい選手交代を見せ、試合の流れを変えようとした早大が試合を支配し始める。GK渡邊江里子(スポ3=東京・文大杉並)のセーブを中心としたディフェンスと5連続得点を含む攻撃で猛追を見せたオフェンス。攻守がかみ合い、得点差を詰めた早大は10-12と2点差にまで追い上げて前半を終えた。

逆速攻でチームを勢いづけた千葉絵

 序盤は筑波大の、終盤は早大の時間帯、と試合の流れが大きく分かれた前半とは打って変わり、一進一退の展開が続いた後半。早大にとっては追いかける我慢の時間帯がしばらく続いたものの、競り合いの中で引き離されたきのうの試合から「自分たちには一試合ずつしかないので、切り替えるしかなかった」(加藤夕貴、スポ4=愛知・名経大市邨)とチームとしてしっかりと切り替えを見せ、僅差を保ったまま相手に食らいついていく。そして終盤、ついに相手を捉えて同点に追いつくと、23分、途中出場の兒玉菜夏(スポ2=富山・高岡向陵)のゴールでこの試合初めてのリードを奪った早大。このまま逃げ切るか――。と思われたがその直後に同点、そして逆転を許すと最後は粘り切れず。26-29と競り負けてしまった。

途中出場ながらも積極的にゴールを狙った兒玉

 秋季リーグでの上位進出をもくろむ中で春季リーグ上位陣との連戦を落とし、痛い連敗を喫してしまった早大。しかし、初戦よりも2戦目の方が試合内容としても良くなっており、チーム状態も上向いてきていると言えるのではないだろうか。来週は春季リーグ準優勝、そして優勝校との試合が控えている。上位チームを相手にどのような戦いを見せるのか。チームとしての真価が問われる大一番となりそうだ。

(記事 八木和基、写真 御船祥平)

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関東学生秋季リーグ
早大 26 10-12

16-17
29 筑波大
スタメン
GK 渡邊江里子(スポ3=東京・文大杉並)

CP 加藤夕貴(スポ4=愛知・名経大市邨)

CP 千葉樹里子(教4=東京・文大杉並)

CP 足立未奈(人3=東京・文大杉並)

CP 中村光代(スポ3=東京・文大杉並)

CP 宮本香澄(スポ3=熊本・松橋)

CP 森本方乃香(スポ2=愛知商業)
コメント

加藤夕貴(スポ4=愛知・名経大市邨)

――前半に7点差から2点差に縮める場面もありましたが、リードされた中で見えた課題とは何だったと思いますか

(前半には)イージーなミスとシュートミスがあって、後半に関してはシュートミスやイージーなミスは減ったんですけど、やはり、前半にシュートミスが多かったためこういう結果になったのだと思います。

――後半には逆転する場面も見られましたが、そこで良かった点は何だったと思いますか

相手が走らなくなったときに、自分たちが押せて、速攻が上手く決まったため逆転できたのではないかと思います。

――きのうの日体大戦に比べて、チームの調子が上がってきたと思いますか

上がってきたというか、切り替えが大事と思っていました。自分たちには一試合ずつしかないので、切り替えるしかなかったです。自分からも、「切り替えるしかない」という声掛けをしました。自分の中では、きのうの敗戦が大きかったので、自分が切り換えることでチームが切り換えられるのではないかと思い、声掛けをしていました。

――きのうより声が出ていてチームの雰囲気が良いという印象を受けましたが、きのうから改善してきた点とは

最後の最後までみんなで声を掛け合って、シュートを一本決めたら全員で喜ぶという風にしていました。

兒玉菜夏(スポ2=富山・高岡向陵)

――きょうの試合を振り返って

(きのうは)正直押し負けもしましたし、上からも当てられなかったし、ずらされても打たれたし、シュートも結構止められて、どの面においてもやられたなって感じでした。点差も離れて完敗だったので、きょうは引きずってもだめなので切り替えて、筑波大は速攻が速いので、打ち負けとシュートだけはミスしないように挑んで試合をしました。私は出ていなかったんですけれど、まず前半の最初は立ち上がりで点差が離れてしまいました。前半の後半からシュートを決めて差は縮まってきて、後半の最初では1回頑張って追いついたんですけれど、やっぱり前半で体力を奪われていたので、なかなかひっくり返すことはできなかったです。1番最後は私を含めてベンチにいた交代した人が結構活躍することができて、そこはよかったかなと思います。でもやっぱり自分たちのミスが多かったです。

――前半最後の速攻など、流れを加速させる場面でのシュートが印象的でしたが、ご自身のプレーはいかがでしたか

1番は自分のためではなく、秋季リーグが最後のリーグ戦になる先輩たちがいるので、勝たせてあげたいと思うのが1番です。ワセダは監督主体じゃなくて、キャプテンがメニューとか作ってくださったり、練習中に内容を指摘してくださったりするので、1番は先輩のために頑張ろうと思いました。

――ケガから復帰されましたが、初戦からこの秋季リーグはどのような気持ちで臨んでいますか

私は春季リーグの3試合目の最初にケガしてしまって、ほとんどの試合に出れていませんでした。春季リーグの前の練習では自慢とかじゃないんですけれど、私は結構スタメンのサイドプレイヤーとして起用されていたので、ケガしてしまってから先輩とかが出てくださったんですけれど、やっぱり合わせられなくてすごく迷惑をかけました。なので秋季リーグはケガをしないようにはもちろん、春季リーグの分まで取り返して春季リーグは5位だったので、その順位より絶対上げたいと思って臨みました。

――次週の東海大戦への意気込みをお願いします

最初の2戦を落としたので、切り替えるのは難しいと思うんですけれど、後輩が頑張ったら先輩も絶対頑張ろうと思えるだろうし、盛り上がると思うので、1番はまず速攻でミスが多かったのでそれをなくしたいです。リスクなく1本1本大切にして、シュートまでぶち込みたいと思います。