競走部

2013.09.08

第82回日本学生対校選手権 9月8日 @東京・国立競技場

野澤、影も踏ませない圧勝!(全カレ3日目)

 日本学生対校選手権(全カレ)3日目、男子4×400メートルリレー(マイル)や400メートル障害など多くの決勝種目が行われた。そんな中、早大からは、400メートル障害で野澤啓佑(スポ4=山梨・巨摩)が昨年度に続く全カレ2連覇を達成。200mでも絶好調の木村賢太(スポ2=大分・杵築)が自己ベストを叩き出し3位入賞を果たした。上級生の活躍、そしてそれに触発された下級生も奮闘を見せ、チームを勢い付ける。それぞれが得点を稼ぎ、早大は男子対校得点で準優勝を成し遂げた。

見事二連覇を達成し会心の笑みを浮かべる野澤

 「チームに貢献できたのが嬉しい」。優勝後のインタビューで力強く語った野澤。言葉の端々に最上級生として最後の全カレに縣ける思いの強さがにじみ出ていた。
 400メートル障害決勝。勢いよくスタートを切るとその後もさらに後続を引き離し独走体制を築く。並み居る強敵を寄せ付けない走りで後半もスピードを維持。堂々の1着でゴールに飛び込むと、歓声をさらったゴールで天を仰ぎ嬉しさをかみしめた。レース内容自体に納得はいかないようだが「勝つところで勝てたのは嬉しい」と収穫をあげる。春先は調子が振るわなかった野澤だが、最後の全カレで有終の美を飾った。
 一方、野澤の背中を追いかける永野佑一(スポ3=福岡・育徳館)は不調の中自身初の決勝進出を果たしたものの最下位に沈み、涙を飲む結果となった。

(記事、写真 野宮瑞希)

★マイル、4継に続いて2位に食い込む

首位・中大に次ぐ2番手で、佐藤(右)は野澤へバトンを渡した

 大会を締めくくったのは男子マイル決勝。1走は今大会、絶好調の木村賢太。前半から良い位置でスタートすると、後半更に加速しトップへ。そのまま良い流れを作って2走の愛敬彰太郎(スポ1=三重・桑名)につなぐ。愛敬はラストスパートで中大・飯塚に差を付けられるが、後続を突き離す走りを見せた。3走の佐藤拓也(スポ2=埼玉・越谷西)は2位でバトンを受けると必死に先頭の中大を追い、残り100メートルでその差を詰め勝負はアンカーに委ねられた。下級生たちが繋げたバトンを手に走った野澤だったが、なかなか中大との差は縮まらない。最後は得意のスパートをかけるが、その背中に追いつくことはできなかった。

4×100メートルリレー同様、中大に2連覇を阻まれたかたちとはなったものの、関カレ(関東学生対校選手権)から一つ順位を上げたワセダ。「日本選手権リレーでしっかりリベンジして連覇を狙っていきたい」と野澤が語るように、次こそは表彰台の真ん中へ。期待が高まる。

(記事 川嶋悠里、写真 松田萌花)

★木村、大学初の表彰台

後半に抜け出し、3位に入った木村

 400メートルを本職とする木村賢太。初日の400メートルでは決勝に進むことが出来なかったが、400メートルにつながるとして出場した200メートルでは準決勝で自己ベストを更新し勢いそのままに決勝に挑んだ。レースは実績のある2人の選手が序盤から抜け出し、3位以下は大混戦となる。ラストの直線、横一線の3位争いから抜け出したのはワセダの木村だった。後半落ちない粘りの走りで自己ベストを上回る選手達を交わしていき、堂々の3着。400メートルの経験が生きたレースだった。春にはケガの影響から調整が遅れ関カレで個人種目の出場さえ叶わなかったことを考えれば大躍進。それでも「もっといけると思いました」と準決勝のタイムを超えることができず木村は満足していなかった。ロングスプリントの大黒柱が不在のワセダにあって木村の成長は心強い。今後は200メートル、400メートルそしてマイルと、木村には大車輪の活躍が求められる。

(記事 石丸諒、写真 川嶋悠里)

★メダル逃すも、総合2位に貢献

序盤でレースが作れず、惜しくも表彰台を逃した早川主将

 110メートル障害を任された早川恭平主将(スポ4=長野吉田)。ハイレベルなレースとなった準決勝を冷静に勝ち進み、決勝の舞台に立った。中盤から後半にかけての伸びが持ち味であり、序盤にどれだけ踏みとどまれるかが勝負の分かれ目であったが、スタートを得意とするライバルたちに1台目までの間で大きく差をつけられてしまう。中盤以降追い上げるも、ハードルを倒す場面が見られるなど勢いに乗ることができなかった。優勝に貢献すべく一つでも順位を上げたいところであったが、惜しくも表彰台には届かず。実力は十分なだけに悔やまれる結果となった。

主将として戦った全カレ。早川主将は、春は奮わなかったチームの成長を感じている。関カレ総合6位という結果に終わった選手たちがそれぞれの胸に抱いてきた悔しさは、確かに全カレ総合2位への原動力となった。しかし満足はしていない。今大会で早大がどの部門でも優勝をつかめなかったことは、また新たな悔しさとして残ることとなるだろう。常に最前線で戦ってきた早川の背中を追う後輩たちに、ことし果たせなかった目標が託された。

(記事 手塚悠、写真 西脇敦史)

★吉田、積極的レースも持ち味出せず

後位となりながらも必死ににホームストレートを駆け抜ける吉田

 800メートル決勝には、吉田貴洋(スポ2=和歌山・田辺)が出場。前日に行われた予選、準決勝では位置取りを意識してレースに臨んだという吉田。決勝でも予定通りスタートと同時に集団の前方へと飛び出した。日本選手権チャンピオンの川元(日大)ら有力選手が出場するなか、先頭を引っ張る。そのまま独走体制を築くかと思われたが、200メートル付近で後続にのまれ、その後は集団の中位で様子をうかがいながらレースを進めた。400メートルは56秒で通過。集団はばらけることなく、後半戦へ突入した。600メートル地点、川元、三武(日大)が飛び出し、集団が崩れ始める。吉田もそれに反応し食らいつこうとするも、先頭との差は大きく開き7着でゴール。後半勝負に持ち込み接戦を制すという吉田の持ち味が発揮できず、ゴール後に悔しそうな表情を浮かべた。この結果について、「力不足だった」と述べた吉田。しかしいつものレース展開とは違い、果敢に前半から攻めた走りは、今後の自信につながっただろう。

(記事 菅真衣子、写真 石丸諒)

結果

▽男子200メートル
準決勝
木村賢太 21秒02(2組2着)自己新記録
決勝
木村賢太 21秒12(3位)

▽男子800メートル決勝
吉田貴洋 1分51秒88(7位)

▽男子110メートル障害
準決勝 早川恭平主将 13秒89(2組2着)
決勝 早川恭平主将 13秒95(4位)

▽男子400メートル障害決勝
野澤啓佑 49秒94(1位)
永野佑一 51秒38(8位)

▽男子円盤投決勝
ディーン元気 44メートル00(23位)

▽男子4×400メートルリレー決勝
早大(木村-愛敬-佐藤-野澤) 3分07秒06(2位)

▽女子100メートル障害準決勝
羽角彩恵 14秒06(2組3着)

▽男子対校得点
1位 日大 113点
2位 早大 83点
3位 順大 69点

コメント

早川恭平主将(スポ4=長野吉田)

――4位という結果についてはいかがですか

悔しいですね。スタートから自分のレースをさせてもらえなかったというより、自分のレースをできずに自滅してしまったので、もったいないなと思います。素直に悔しいです。

――後半型のレースが多く見受けられますが、きょうの試合でのレースプランは

前半がなかなか得意ではないのはわかっていますが、ただ速い選手にある程度離されずにしっかり食らいついていって、後半冷静に前の選手を拾っていって最後胸の差で勝てればというレースでした。ですがスタートして1台目までの部分で自分の走りができずに上位の選手と差を付けられてしまったので、自分のレースができなかったなというところです。

――準決勝は速い組でしたが、影響は

特にないです。準決勝は速いメンバーが揃っていて、きついという印象は持っていましたが、それがどうこうということはありませんでした。自分自身で準決勝どういうレースをして決勝につなげていくか、ということを考えていました。

――主将としての全カレはいかがでしたか

チームとしては、春の対抗戦、六大学戦、関東インカレとなかなか短距離も長距離も満足のいく試合ができなくて、主将として申し訳ないという気持ちを持っていました。そういった悔しい思いを持って夏を経て今回全カレに臨む中で短距離も長距離もある程度の結果は春に比べれば残せたと思いますし、それが2位という結果に結びついたと思います。ただ、総合も2位、トラックも2位、多種目優勝も1位が同率での3位とすべて次点という結果になってしまったことに関しては、チームとしても個々としても何か練習や普段の生活の中で逃げていたり足りなかった部分があったんだと思います。それを戒めたり補うようなチームづくりが足りなかったなど、まだまだ僕たちには勝てない要素があるのではないかと感じています。

――その中でも4年生の活躍が目立ったように感じましたがいかがですか

3日間の流れとしては、1日目にとてもいい雰囲気をつくって勢いをつけてもらってそのままいい流れで行けたと思うんですが、その中で後輩たちの勢いと上級生の意地がしっかりとかみ合ったのではないかと思います。

――これが最後の全カレになります

4年間早稲田大学の競走部で陸上競技をさせていただいて、学ぶことも本当にたくさんありました。自分で成長したとは全然言えないと思いますが、その中で主将をやらせていただいて、自分たち4年生が競走部を引っ張って行くぞという気持ちでずっとやってきました。まだ終わっていないですし全然納得できないですけれど、チームとしてある程度かたちになってくれて本当に良かった、頼もしい後輩に囲まれているなと思います。4年生についても良い仲間に巡り会えたなと思いますし、まだまだ感傷に浸る場合ではないですが、悔しい思いも良かったという思いもあって良い意味で複雑な気持ちです。

――競技は今後も続けられますか

続けさせていただきたいと思っていますけれども、その上では結果としてもタイムとしてもまだまだ足りていないので、残りの試合数は少ないですがタイムを狙っていきながら競技を続けさせていただける環境を見つけられるように、これからも努力していきたいと思います。

 

大迫傑(スポ4=長野・佐久長聖)

――昨日行われた5000メートルの感想をお願いします

優勝を狙っていたので、やはり勝てなかった部分は反省点かなと思います。ラスト200メートルで交わされたときには、まだそこから行けると思って力を温存していたのですが、最後抜き返すことができませんでした。比較的速いスピードで入りましたが、タイムについては特に意識せずに、自分のペースでいこうという風に考えていました。

――ケニアからの留学生である日大・キトニー選手と一緒にペースの上下があるレースを展開されました

ペースの上げ下げについても、意識したわけでも、影響を受けたわけでもなく、流れに合わせて走りました。結果的にそこで落ちてしまった選手もいましたが、各々もともと持っている力も違うと思いますし、特別に対応できたともあまり感じていません。負けてしまったことに関しても、それは留学生だから力の差を感じるということはなく、留学生関係なく、負けたこと、2位であったことに対しての反省点ですね。負けてしまったことに関しては様々な原因があると思いますが、詳しいことについては今後改めて探っていきたいと思います。

――ロベレート国際から帰国後2日というタイトなスケジュールのなかで全カレに出場されたのは

チームのためという点でも出なくてはいけない大会でしたし、なんとか合わせて出たという感じです。出場に特別な理由はありませんね。

――最後に駅伝主将として、全カレの結果をどうお考えですか

出場した選手、特に長距離は最低限の結果が出せているので、その点に関しては次に繋がるのではないかなと思います。

 

野澤啓佑(スポ4=山梨・巨摩)

――400メートル障害決勝のレースを振り返って感想をお願いします。

レース自体は納得のいくものではなかったのですが、勝つところで勝てたのは嬉しく思います。最後のインカレで優勝してチームに貢献できたことが嬉しいですね。

――優勝後のインタビューで、「400メートル障害2連覇の目標が達成できたというより、チームに貢献できたのが嬉しい」とおっしゃっていましたが、どのような思いがあったのでしょうか

僕が走る前にもディーン(スポ4=兵庫・市尼崎)、九鬼(スポ3=和歌山北)が優勝して、いい流れを作っていました。その流れに乗ってチームを勢い付けられたらと思いました。最後4年生として、しっかり結果を残し、そういう姿を見せることで後輩たちに何か伝えられたらという思いがありました。

――2連覇がかかった気負いはありましたか

とくに感じてはいなかったですね。でも簡単に2連覇を達成できるとは思っていなかったです。その中で達成できたのは自分だけではなく、監督、仲間の支えがあったのでここまで来れたと思います。表彰台の1番上に立てて、本当によかったと思いました。

――予選から楽に走っていて好タイムが出ていたように見えましたが、調子はよかったのでしょうか

そうですね。調整がしっかりできていたのでとくに問題はなかったですね。

――腰の痛みは

完治とはいかないのですが、とくに意識したり痛みを感じたりは全くないです。その点についてはもう大丈夫ですね。

――東アジア大会では「記録、順位と共にいい結果を残したい」とおっしゃっていましたが具体的には

昨年の記録で大学シーズンを終わりたくないというのが自分の中であります。だからこそ4年の最後で自己ベストを出したいです。日本の代表として東アジアでは戦うのでそこで代表選手として責任感を自覚していきたいと思います。結果的に順位、記録共にいいところを狙いたいですね。

――次にマイルについてお伺いします。2位という結果でしたが、どのように捉えていますか

走る前から中大と日大と早稲田の3つで混戦になるのは想像がついていました。その中で中大が先にリードして、そこの差がうまく縮まらなくて結果的に2位でした。まだまだワセダのスプリント力というのが足りていないと感じました。でもみんながいいレースをしてくれたので、2位という結果ですがそれはしっかり受け止めようと思います。日本選手権リレーでしっかりリベンジして連覇を狙っていきたいと思います。

――予選と決勝で走順の変更が見られましたが

佐藤拓也(スポ2=埼玉・越谷西)が予選でいい走りをして決勝もいけるなと思ったのですが、決勝になると4走に早い人が集まるので難しいなと感じました。佐藤が対応できないというわけではないのですが、去年の結果などもある中で、最後4年生として全部抜いてやるという気持ちがありました。監督の中でもそういう考えがあったみたいです。日大と中大にもインカレで1.2位のスピードのあるメンバーがいるのでそこでどう走るかというのがありましたね。

――ワセダのスプリント力について短距離部長から見た視点をお聞かせください

100メートル200メートルなど短い距離ではいい選手が揃っているのですが、400メートルですね。いい選手はいるのですが、いいコンディションで挑んで記録を出すというのが少し見られないと思います。各々が自分の記録をどう上げるかということを意識してくれば上がってくると思います。そこを引っ張るのが僕の役目かなと、しっかり結果でリードできるように日本選手権リレーまで強化していきたいです。

――次出場される大会は

早慶、早関戦ですね。そこで400メートルに出場します。

――次の大会に向けての意気込みをお願いします

エンジを着て走る大学の対抗戦が早慶、早関で終わりなので、チーム一丸となっていいかたちで締めくくられるように4年生が中心となってチームを引っ張っていけたらなと思います。

 

欠畑岳(スポ3=岩手・盛岡一)

――レースの感想をお願いします

ケガ人が多い中では、タイムや順位ともに満足しています。

――エンジを着ての試合はいかがでしたか

六大学対校戦で一回エンジを着ていましたが、インカレのリレーでは初めてで予選では緊張した部分もありました。決勝ではまずまずだったかなと思います。

――予選ではタイムで拾われて決勝進出となりましたが、そのことに対してチーム内で焦りはありましたか

焦りというよりも、自分の中で走りがうまくいかないというのがあって、このままだと決勝は使ってもらえないのではないかと思いました。なのでそこで気持ちを切り替えて、決勝で使ってもらえるならしっかり走ろうと準備をしていこうと決めました。

――決勝のオーダーはいつ頃決まったのですか

アップが始まってからだったので、当日決まりました。それまでは1走と4走がどちらになるかわからない状態でしたので、どちらでもいけるようには準備していました。

――決勝では4走を務めて、飯塚(中大)、山縣(慶大)選手ら日本を代表する選手と一緒になりましたが緊張などはありましたか

意識しないようにはといっても意識してしまっていたのですが、その時に先生や仲間が緊張をほぐしてくれたり後押ししてくれて、先生からは自分のレーンだけ見て走れと指示をいただきました。それで気持ちが楽になって、予選より冷静に走れたかなと思います。

――粘って2位に持ちこたえましたが、ご自身の走りで良かった点は

リレーはバトンの受け渡しに意識がいきがちなのですが、バトンをもらってから加速して力まずに最後までというを意識していて、練習通りできたかなと思います。

――欠畑選手は学年を重ねるごとに成長していますが、モチベーションなどの高めかたはありますか

競走部に入部する前から、ワセダで4継を走りたいなというのがありました。徐々に自分の実力も高まってきてるという実感もあり、走るならことしかなと。チャンスがあればいつでもという思いを持ち続けて練習してきました。このように4継を走りたいという入部時からの思いというか目標があったので、それがモチベーションでした。今回でその目標を叶えることができて良かったです。

――その目標を達成したいま、新たな目標は出来上がっていますか

まだケガのメンバーが多かった影響などでたまたま自分に出番が回ってきたので、コンスタントに出場したいということもありますし、今回2位だったのでやはりそれより上の優勝を目指したいということもあります。あとは自分がいる内にリレーでのワセダ記録更新をしたいですね。来年からは4年生になって、大学最後の年なので、チームを引っ張っていければと思います。

 

九鬼巧(スポ3=和歌山北)

――久しぶりに全国の頂点に立たれた気持ちは

3年ぶりですね。本当に大学生になってからずっと欲しかったタイトルでした。山縣(亮太)がいないということはあるんですけど、それでも飯塚(翔太)さんを倒して優勝できたことはすごいプラスになったと思います。

――飯塚さんに勝ったのは高2の総体以来ですが

高校の頃から対戦していましたし、関カレなどで負けていてずっと意識していた選手でした。対飯塚さんという面では準決勝から飯塚さんに勝てたというのがすごく良かったと思います。あそこで勝てたので、決勝にいいイメージでもっていけました。もしあそこで百分の1秒でも負けていたら決勝でも後半に来るイメージが残ってしまっていたと思います。なので準決勝で1着になれたということが勝因だったと感じています。

――10秒19というタイムはどう捉えられていますか

予選から調子が良くて、先生ともいろいろ話していく中でずっと取り組んできたことが全て出来れば10秒15~19、できなくても10秒2台は出ると言われていました。それがうまくいっての19でした。ただ、まだいくつかうまくいかなかったところがあるので、10秒1台には到達しましたが、改善するところはありますね。

――後半の動きが春とは別人のようでした

ケガが癒えてしっかり練習できたというのが春から一つ全然違うところです。それと夏に行った菅平での合宿の時に、しっかりと足づくりや体づくりが出来てのこの大会だったので、監督にしっかりピーク合わせてもらったというのが良かったですね。

――4×100メートルリレー(4継)では主力を欠く中での2位でした

春は僕が調子が悪くて、今回は橋元(晃志、スポ1=鹿児島・川薩清修館)や北村(拓也、スポ2=広島皆実)が出られないということで、誰かがケガをしているという状況が続いているのでそれが良くないところですね。でもこの春から夏にかけてサブに回ってくださっていた先輩や後輩が僕たちも焦るくらいタイムを伸ばしてくれたので、チームとしてはレベルアップしたと感じています。なのでワセダ記録を作ったメンバーを2人欠いても2番に入って勝負出来たというのは評価できると思います。

――全国大会としては次に国体や日本選手権リレーがあります。目標などを教えてください

その前に早慶戦と早関戦を挟むのですが、早慶戦では山縣と対戦できると思います。山縣と走った上で出てくる課題なんかもあると思うので楽しみですね。あと学生の一部が日の丸をつけて東アジア競技大会に出場する中、僕は国体の方に出場します。実業団の先輩たくさんいる中で、自分のレースをしてどれだけ優勝に近づけるかというとこなので本当にポイントとして置いています。

 

竹下裕希(スポ3=福岡大大濠)

――100メートルを振り返って

準決勝で自己ベストを出せたのですが、10秒2台を狙っていました。夏合宿では課題であったスタートを修正するための練習などもしっかり行ったのですが、きょうは加速局面で硬くなってしまい、自分のレースができませんでした

――4継を振り返って

中大が1位で、今回はそれに次ぐ2位という結果に終わってしまいました。個々の走りは良かったと思うので、今度は中大を倒して1位になれるよう頑張りたいと思います。

――200メートルの準決勝を棄権されていましたが

リレーの際に足を痛めて筋膜炎になってしまい、3日目の試合を棄権する形になってしまいました。早くケガを治して、しっかりとしたレースをできるようにしたいです。

――次の試合の予定は

早関戦と早慶戦を控えています。次の試合がワセダ全体でエンジを着るものなので、しっかりとした気持ちで試合に臨みたいです。

 

永野佑一(スポ3=福岡・育徳館)

――全カレで400メートル障害の決勝進出は自身初だったと思うのですが、振り返ってみていかがですか

正直なところを言うと、自分が実力を出せないし、実力を出せないというより、実力がこれくらいのタイムなんだなと思うと、ちょっと悔しいです。

――今回のハードル間のインターバルはどのようにしていましたか

予選は、13でいって、14で押しきるようにしてたのですが、予選で膝が外に割れてしまってリズムが刻めなかったので、決勝では13、14、15とテンポよく上がっていくようにしました。

――永野選手は、前半突っ込んで、後半粘る走りが特徴ですが

前半が出せていない分、後半も差を離せませんでした。全日本インカレの決勝に残るような選手だったら、僕より前半を速く走る人もいるし、遅くても後半上がってくる選手もいるので、今回は全然前半もいけず、全く走れていないという状態でした。

――6月に行われた日本学生個人選手権では、連戦続きで不調ということでしたが、その後夏はどのような練習をしていましたか

夏は、練習メニューをやった後に多めに補強をやるなどしていました。そのようなメニューを続けていたのですが、全日本インカレの前にあまりうまく走れなくて、そこから自分でどうやって調子を上げればいいかを考えました。ただこの大会に持ってくることができていなかったので、その点は自分の管理不足だったと思います。

――今回の結果の原因について

僕自身もいろいろとどうすればいいかとか考えたのですが、まだわからないことが多いです。でも、練習でメニューをこなしていても、周りに遅れたり、自分が引っ張れていませんでした。そういう部分で甘さがたくさんあったと思うので、国体の前までには、しっかり見直していきたいと思います。

――次戦に向けて意気込みをお願いします

国体に選んでもらえたので、それに出ます。いまは調子が上がっていなかったのですが、悔しい気持ちはあるので、それを乗り越えて、国体では決勝に残って、自分の県に貢献できるようにしたいと思います。

 

木村賢太(スポ2=大分・杵築)

――大学に入って初の表彰台ですが

準決勝で自己ベストを出していたので決勝のタイムには満足していませんが、チームに点数で貢献出来たのでうれしいです。

――準決勝で自己ベストを更新されましたが、調子は良かったのですか

良かったです。足も良く回っていました。ただ、準決勝では最後少し力を抜いていたので決勝はもっといけると思っていました。

――後半に相手をかわすレースで400メートルの経験が生きたようにみえましたが

200は僕の中で400の延長で、400につなげようとしています。スプリント力は100の選手には劣りますがラストみんなが落ちるとこで追いついていけるのが僕のレースだと思います。

――春は調子を落としていましたが、夏にいい練習が出来たのですか

そうですね。夏の前のトワイライトゲームスの時からいい感じで走れていて、夏もしっかり練習を積めました。

――本職の400メートルで決勝に進めませんでしたが何がいけなかったのですか

予選のレースで前半は動くがままにスムーズにいけたのですが200から300にかけて力んでしまい、うまく走れなかったのが後半につながってしまいました。

――マイルでは流れを呼び込む素晴らしい走りでした

ラスト30でもう少し耐えることができれば中大との差も広げられたと思うのでそこは不甲斐なかったです。

――次の試合の予定は

早慶と早関の対抗戦です。こんかいのレースの反省を生かして頑張りたいと思います。

 

吉田貴洋(スポ2=和歌山・田辺)

――きのうの予選、準決勝のレースでは決勝へ向けてどのような意気込みでレースに臨まれましたか

レベルが均衡していたので、その中でしっかり順位を取るにはどうしたらよいか考えて、出るところは出て位置取りを意識して走りました。

――きのうの準決勝では、ゴール後ガッツポーズもされていました。ご自身のタイム、走り、レースを振り返っていかがですか

決勝にいく自信が実際あまりなかったので、決勝進出が決まった時は嬉しかったです。体も思った以上に動いてくれたので、そこは素直に喜べました。

――ハイレベルな戦いとなったきょうの決勝でしたが、考えていたレース展開はどのようなものだったのでしょうか

予定通り、前に出て走ったのですが、後半は周りの強さについていけなくて、そこは力不足だったと思います。来年の全カレではしっかり決勝に残って3位入賞できるように頑張りたいです。

――最後に、今後の目標を聞かせてください

そろそろ高校のときのベスト、1分50秒を切りたいと思います。

 

愛敬彰太郎(スポ1=三重・桑名)

――初めての全カレの感想を聞かせてください

個人種目もあってリレーメンバーにも選んでもらえていたので、自分の力が出せればなと思っていたのですが、少し緊張してしまった部分があったのが次への反省かなという感じです。全カレはすべてが勉強だったと思います。

――では、出場した種目をそれぞれ振り返っていかがでしたか

まず1日目に4継の予選を走らせてもらって、自分が選ばれるとは思っていなかったので、自分が一番びっくりしていたと思います。ただ選んでもらえたということには何か理由があって、この場で走らせてもらえるんだなと感じていたので、いまの自分は走れているという自信があって、自信を持って出られればなという感じで4継はうまくできました。しっかり決勝に駒を進めることができて一安心しました。次の日の200メートルに関しては、練習で自分の思った以上の動きができていて、これは行けるのではないかと思っていたのですが、ことし実践が少なかったこともあり自分の力が出し切れませんでした。結局このレースでも力みが出てしまって、自分が思っていたような結果が残せなかったので、200メートルが一番悔しかったですね。

――実践が少なかったというのは

練習に関してはすごく自信がありますし、日本選手権に出たことによって学ばせてもらったこともあったのですが、周りからアドバイスを受けていることと自分の中でイメージしていることがうまくかみ合っていない状態でいまレースに出ていいます。それでなかなかうまくいっていないこともあるのですが、これからそれがかみ合っていけばと思います。

――4継の練習にはもともと参加されていたのですか

はい。4継の練習には参加させていただいていて、マイルよりは4継の練習に重点を置いてやらせてもらっていました。

――マイルに関してはいかがですか

マイルに関しては、200の練習がすごくうまくいっていたので、そのまま行けば400も走れるのではないかなという自信はありました。ただ今回初めて2走を走らせてもらえるということで、うまくいかない点も何点かあったので、これも勉強で次に生かせればと思います。

――関カレでは1走を走られていましたが、今回の2走とはどうような違いがありましたか

やはり1走で流れが決まってしまう部分があって、関カレのときには次に3人の先輩がいたのでそこにしっかり流れ作って渡せればなという考えでした。今回は1走で木村賢太さんが200メートルで良い走りをしていてうまく流れを作ってきてくれるというのはわかっていたので、それをいかにどうつなぐか、リードを保っていたのをどう次の走順に渡せるかということがすごく重要だと自分は思っていました。試合前にも先生に自分はキーマンだと言われていたので、そこも考慮していました。

――実際に走ってみて2走は難しかったですか

難しさでは、1走はレーンが分かれているのに対して2走はレーンが途中でなくなるので、やはりそこをいかに冷静に、いかに突っ込めるかというところが難しいなと思いました。

――マイルの順位はどのように受け止めていますか

順位は自分の中では3位以内というのが目標だったのですが、先生は送り出してくれたときには「優勝」という言葉をおしゃって、やはりここでは優勝しなければいけないという思いがあって挑みました。ただなかなか相手も手強かったので、ことしはこのあたりなのかなと思いました。

――それでは、これからのレースの予定は

早慶・早関があるので、それに向けてまず調整して、そのあとに日本ジュニアがあり、冬季練習というかたちでシーズンが終わっていくので、そこを大事にしていきたいです。