アーチェリー部

2013.09.16

第52回全日本学生個人選手権 決勝ラウンド 9月15日 @熊本・菊陽町杉並木公園

まさかの1回戦敗退

 「まだいけるはずでした」――試合を終え、山本周平(スポ2=山梨・甲府一)はそうつぶやいた。昨年度の今大会では決勝まで勝ち進み、1年生にして準優勝を収めたワセダのエース。前日の予選ラウンドを順調に突破し、ことしこそは、と挑んだこの日の決勝ラウンドで、まさかの1回戦敗退を喫した。いったい何が起こったのだろうか。

チームメイトからの声援をうけ、笑顔を見せる山本

  「楽しむことを大事に」。前日の予選ラウンド終了後、山本はいつもの笑顔でそう語った。同時に、「目標は、もちろん優勝」と、強い意気込みを見せ、昨年のリベンジに向け気合十分。その様子からは、不安は少しもうかがえなかった。試合後も、普段通りを心掛け、特別なことはしなかったという。「いつも通りの状態で、その中でベストを尽くしていければ」。実力は十分に兼ね備えていたのだ。『いつも通り』、それさえ実行できれば、今回とは違う結果が待っていたのかもしれない。

 この日会場で待っていたのは、穏やかな天候の前日とは打って変わっての強風だった。前日も、風の強かった90メートルでスコアを落としていた山本。今回も風が不調の原因となったのか。しかし、彼が口にしたのは他の理由だった。「敗因が確実に自分のミスだった」。何度も繰り返したのは「自分のミス」という言葉だ。思うように矢が飛ばない。出口の見えないまま、試合は進んでいった。第1、第2エンドを連続して落とし、0-4。その後第3エンドを取り、第4エンドを引き分けに持ち込むが、最終エンドを落として結果は3-7。優勝候補は1回戦で姿を消すこととなった。

荒れる風の中、慎重に的に向かう

 大舞台で実力を発揮できなかったことが、涙をのむ結果を招いてしまった原因である。必要とされるのは、『いつも通り』でなくても勝負強さを見せられる力だったのかもしれない。次の目標は六大学定期戦。チームの中心で、再び笑顔のエースが見られることを期待したい。

(記事 建部沙紀、写真 森健悟)

結果

▽男子
1回戦
●山本3-7尾崎(近大) (24-27、23-26、28-26、23-23、22-28)
※21位

コメント

山本周平(スポ2=山梨・甲府一)

――きょうの感想

まだいけるはずでしたね。自分のミスで負けてしまいました。

――結果については

敗因が確実に自分のミスだったというのがあるので、悔しいです。相当。

――ミスというのは。風の影響ですか

それもちょっとあります。風にちょっと弱いですね。あと、今回は思わぬミスもあって。思い通りにとばない射が多かったです。

――きのうの試合後からはどのような準備をされましたか

弓具の確認をして、普段通りを大事にしていました。いつも通りの状態で、そのなかでベストを尽くしていければ。

――きょうは3人の選手の応援がありました

応援があるとやはり楽しいですね。自然と笑顔になります。

――今後について

六大学(六大学定期戦)ではまず優勝して、チームとしても完璧な一位を目指します。