米式蹴球部

2013.10.14

秋季リーグ戦 10月13日 東京・大井陸上競技場

完封勝利は逃すも日体大に快勝

TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
早大 BIG BEARS 28 10 45
日体大 TRIUMPHANTLION 10

 ここまでリーグ戦4連勝、その内3試合完封といまだ勢いが衰えない早大。今節から上位校との試合が始まるだけに侮ることはできない。対戦相手に同じく4勝0敗の日体大を迎えたが、第1クオーター(1Q)にRB井上広大(教3=東京・早大学院)のランで先制すると、その後はLB西田啓佑(文構4=東京・早大学院)のインターセプトなどで守備陣が流れを作り得点を重ねた早大は試合終盤に相手にTDを許すも45-10で勝利。連勝を5に伸ばした。

TDを挙げる活躍を見せた岡田

 試合序盤から試合が動く。1Qにパスとランを絡めて相手陣地に攻め上がった早大は3分38秒にRB井上広の20ヤードのランでTDを奪う。そのままの勢いで試合を進めたかった早大を日体大が阻む。ランを中心にダウンを更新されると、日体大のK/P長尾健(4年)に53ヤードのFGを決められてしまう。しかし、早大も負けてはいない。2Q開始直後にはRB吉原猛(社3=東京・日大三)が中央をこじ開けてTDをするとその後は守備陣のプレーが光る。直後のキックオフリーターンでDB島川秀人(創理4=東京・早大学院)が相手のリターナーにタックルし相手のファンブルを誘うと、DB石川瑛二郎(人3¬=東京・早大学院)がファンブルリカバーをする。しかし、その直後に北條淳士(社1=東京・佼成学園)がランプレーでTDを狙うも相手にタックルをされてファンブルしてしまい攻撃権がまた日体大に移ってしまう。ここで相手に流れが行きかけていたが、早大守備陣がそれを断つ。「そこで張っていたのと運が良かった」と西田がインターセプトを決めると、そのまま40ヤードを走り抜きTD。このプレーで一気に流れを呼び戻す。直後の守備でもインターセプトで攻撃権を得ると、そのいい流れのままTDパスを決める。その後もQB内村竜也(法3=東京・早実)からWR岡田義博(教2=東京・早実)に40ヤードのパスが通り得点を重ねた早大は前半を35-3で折り返す。

インターセプトリターンTDを決めた西田

 後半も早大ペースで試合を進めたかったが、なかなか得点を奪えない。パスとランを繋げゲインを重ねるも、TDは奪えず3Qを無得点で終える。4Qに入り、ようやくエンジンがかかり出す。QB政本悠紀(創理2=東京都市大付)から岡田に50ヤードのパスが決まりロングゲインすると、それがTDに繋がり点差を離していく。終盤には相手にTDを決められる場面もあったが、最後はK/P佐藤敏基(社2=東京・早大学院)がしっかりFGを決め、45-10で日体大に勝利した。

 「チームとしては完成度が低い」(濱部昇監督代行、昭63教卒=東京・早大学院)と、相手に快勝したものの内容が良かったとは言い切れない。ここぞという所でミスや反則を犯し、得点を挙げることができなかった場面もあった。しかし、ここからが正念場だ。日本一を目標に掲げている早大は修正すべき点をしっかりと改善し、まずは次の立大戦で結果を残すことが求められる。そして、短く険しい道の先に待ち望む栄冠を手にするためにBIG BEASの秘めた力が爆発する時はもうすぐだ。

(記事 近藤廉一郎、写真 田中竣)

得点経過
TEAM PLAY PLAYER(S) PAT PLAYER G/NG スコア
早大 RUN #28井上広 #17森 7-0
日体大 FG #12長尾 7-3
早大 RUN #30吉原 #17森 14-3
早大 INT #10西田 #17森 14-3
早大 PASS #5木村→#17西川遼 #17森 21-3
早大 PASS #10政本→#1岡田 #17森 28-3
早大 PASS #18内村→#17西川遼 #16佐藤敏 42-3
日体大 PASS #16辻→#87中野 #16佐藤敏 42-10
早大 FG #16佐藤敏 45-10
個人記録(※一部のみ掲載)
ラン 回数 ヤード TD 最長
#28 井上広大 37 20
#33 須貝和弘 31 17
#27 向山優士 28 13
#5 木村隆 24 13
レシーブ 回数 ヤード TD 最長
#7 脇屋慶 21
#1 岡田義博 90 50
#88 諸口貴則 15 10
#1 仁後征大 10
パス 回数(試投) ヤード TD 最長
#5 木村隆 12(16) 85 21
#10 政本悠紀 5(8) 67 50
#18 内村竜也 1(1) 40 40
インターセプト 回数 ヤード TD 最長
#10 西田啓佑 40 40
#31 藤原健太郎 31 31
星取表(9月15日現在)
法大 早大 日体大 立大 東大 一橋大 神奈川大 上智大
法大 11/10 10/26 45○10 57○0 70○0 66○0 79○7
早大 横浜 45○10 10/26 34○0 37○0 51○14 59○0
日体大 アミノ 10●45 11/9 13○12 56○42 16○3 33○0
立大 10●45 アミノ アミノ 14○12 49○21 52○7 44○0
東大 0●57 0●34 12●13 12●14 11/9 10/26 13○9
一橋大 0●70 0●37 42●56 21●49 アミノ 17●21 10/27
神奈川大 0●66 14●51 3●16 7●52 アミノ 21○17 11/9
上智大 7●79 0●59 0●33 0●44 9●13 アミノ アミノ
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コメント

濱部昇監督代行(昭62教卒=東京・早大学院)

――きょうの試合は

チームとしての完成度は低いかなと思います。良いところを伸ばし、ミスを少なくして完成度の高い試合運びをしなければ勝てないと感じました。

――想定していたゲームプランより納得いくものでしたか

可もなく不可もなくという感じですね。前半、ディフェンスがターンオーバーを持ってきて得点につながり、2Qで試合が決まったような所がありました。しかし、オフェンスがターンオーバーしてしまったり、ゴール前攻めきれないところもありました。点差はつきましたが、内容は点差ほど良かったとは思いません。その辺は勘違いしないよう引き締めていきたいです。

――手ごたえを感じた部分は

オフェンスは刻むようなプランで、ロングドライブができたのは良かったと思います。なかなか10プレー以上やると集中力が切れてしまうことが多いので。そういうシリーズがあったのは良かったです。ただ、とるべきTDやファーストダウンがまだ取れていないので修正していきたいです。ディフェンスはスピードのあるチームに対して、足を動かしてアジャストしていこうということでした。ただ、ブロックを絡められて外を出されたり、パスでファーストダウンを取られたりしてしまったのでまだまだ修正点がありますね。キッキングでもメンバー交代でミスがあったり、反則もあったので…。良いところと悪いところで相殺していますね。

――立大戦に向けて

また立大は一つレベルが上がってくるので、しっかり準備をして臨みたいです。リーグ戦の終盤に向けてチームとしての完成度を高めていきたいです。

QB木村隆(教3=東京・早大学院)

――まず試合を振り返って一言お願いします

前半はテンポ良くオフェンスもドライブできたのですが、後半最初のシリーズでスコアすることができず自分が悪いリズムを作ってしまったので、決められるところで決められれば後半もリズムよくできたのかなと思いました。

――きょうはどのようなプランを描いて試合に臨まれましたか

日体大の方々はスピードもサイズもあるので自分たちのスローガンとしているスピードの面では負けないようにと取り組みました。

――攻撃面においてパスなど振り返っていかがでしたか

濱部先生(濱部昇監督代行、昭62教卒=東京・早大学院)にも言われたのですが90パーセントできても10パーセントがだめだと良くないと言われて、その通りに自分が決められるところで決められなかったのでミスが0パーセントになるようにしていきたいなと思っています。

――いつもより比べて出場時間が多いように感じましたがいかがですか

立大、法大と厳しい試合になると思うので、自分が一本目という自覚を持っていきたいと思います。

――今後の意気込みをお願いします

自分たちが目指しているのは本当に日本一で、立大も法大も強いので、自分たちのフットボールをどれだけできるかだと思います。

LB西田啓佑(文構4=東京・早大学院)

――試合を振り返って一言

シーズンが始まって侮れない相手として日体大戦に臨んだのですが、最初のほうはランで結構出されていた感じだったのですけど、練習してきたことをチーム全体としてできたかなと思いますし、無事勝てて良かったです。

――2QでインターセプトしてそのままTDしましたが

うれしかったです。一回やられていたプレーだったので、そこで張っていたのと運が良かったって感じですね。

――そのプレーで悪い流れを変えましたが

そう捉えてもらえたらうれしいです。

――前節まで三試合連続完封していた中で久しぶりの失点となりましたが

侮れない相手ということでK/P長尾健(4年)がしっかりFGを決めてくるので、3点という失点は仕方ないかなと思います。

――次節の立大戦に向けての抱負と今後の修正すべき課題は

立ち上がりで相手の雰囲気にのみこまれたり、自分たちのペースでできないディフェンスをしてしまったので、次からはきっちり綺麗な画として、ディフェンスをやっていきたいです。

WR岡田義博(教2=東京・早実)

――TDを振り返ってください

相手のチェックを受けずに、上手くかわすことができました。

――今日は完全に相手のDBを振り切っているように見えましたが

ロングパスを取った2本とも、チェックを上手く交わせたのが、良かったと思います。もっと上手くキャッチできたら、2本目もTDまで行けたかもしれませんでした。そこは反省です。

――日体大戦へ向けてコーチからのアドバイスなどはありましたか

ボールセキュリティの確保は特に言われました。あとはファーストシリーズとセカンドシリーズを必ず取ってモメンタムを引き寄せることは大事にしていこうという話はありました。

――相手のディフェンスの印象はどのようなものでしたか

体重はそんなにありませんが、スピードが速く、タックルが低いという印象です。システム的には、最後方を2枚で守ることが多く、時には、セイフティがワイドに開くこともありました。

――次戦へ向けて一言お願いします

ケガをしないように、早く1本目で出れるように頑張ります。