スケート部

2013.10.13

関東大学リーグ戦 対明大 10月13日  東京・ダイドードリンコアイスアリーナ

強豪明大に手痛い引き分け

今季の関東大学リーグ戦(リーグ戦)は早くも折り返し地点。悲願であるリーグ戦連覇に向け、すでに2敗を喫している早大は落とせない試合が続く。この日の相手は強豪・明大。一時は最大2点のリードを許すも、怒涛の反撃で逆転。このまま勝利するかと思われたが、試合時間残り1分59秒に同点打を許し、悔しい引き分けで試合を終えた。

堰合のゴールに喜ぶ選手たち

 試合開始後しばらくは、お互いに攻めきれない時間が続いた。重苦しい空気を打ち破ったのは石川貴大(スポ2=埼玉栄)。相手のパスをカットし奪ったパックを絶妙なパスでゴール前に運ぶ。パックを受けた森田哲朗(教3=東京・早実)が冷静にシュートし、先制点を奪った。このまま良いかたちで第1ピリオド(P)を終えたい早大だったが、15分43秒にキーパーの体に触れたシュートがゴールに吸い込まれ、不運なかたちで失点を許し、同点でこのピリオドを終えた。

 第2P序盤は、立て続けにミスからの2失点を喫するなど我慢の時間が続く。それでも早大は集中力を切らさず、反撃の機会を待っていた。手始めにルーキー堰合芳貴(社1=青森・八戸工大一)のゴールで1点を返すと、その直後にもパワープレーを生かし、寺井敏博(国教1=米国・チョートローズマリーホール高)からのパスを受けた三浦亮(教3=青森・八戸商)が着実にゴールを決め同点に追いつく。15分12秒にはまたもパワープレーの好機を逃さず、松浦晃(人4=北海道・釧路工)がゴール。およそ5分の間に3得点を奪う猛攻でついに逆転した。

副主将として攻撃陣を引張る松浦

 しかし、明大はこのまま終わる相手ではなかった。第3P、激しく攻守の入れ替わる展開の中、早大は決死の守備を見せる。幾度もゴールを割られそうになるが、明大のFW陣の激しい攻撃をGKの遠藤秀至(社1=東京・早実)が必死でかわしていく。残り時間はあとわずか、逃げ切っての勝利を誰もが確信した。しかし、明大が放ったゴール左からのシュートが音もなくネットを揺らし、土壇場で同点に追いつかれるとそのまま試合は終了した。

 引き分けという結果で優勝戦線から遠のいてしまった早大。リーグ屈指の攻撃力を誇る明大相手にロースコアゲームに持ち込めなかったことが勝ちきれなかった理由だろう。しかし、反省点も多く見られた一方で、これまでの課題であったパワープレーの成功率が上がるなど明るい材料も見て取れた。来週からは勝負の後半戦。「全員で戦っていきたい」(羽刕銘主将、スポ4=北海道・駒大苫小牧)との言葉通り、早大の持ち味であるチーム全員でのプレーがカギだろう。覇者の誇りを懸けて、もう負けは許されない。

(記事 辻玲乃 、写真 尹眩晶)

結果

早大4−4明大

コメント

草島武彦監督(昭和62教卒=東京・早実)

——きょうの試合を振り返って

明大のFWは得点力が高いということで、早大にとっては分が悪いので、ロースコアでのゲーム展開を目指しました。第1ピリオドは互角に終わって、第2ピリオドではリードして、第3ピリオドで不運な形での失点はありましたが、いい流れで試合を進めることができました。ただ、最後に失点してしまったのはうちの実力ですし、勝ち切れなかったことは悔やまれました。

——縦への長いパスが効果的でした

明大は攻撃から守備への切り替えは決して上手ではないので、チャンスはあると思ったので、積極的に狙っていきました。結果として得点につながったのはよかったです。

——早いFWが特徴的の明大相手にどのような意識で戦いましたか

守りの意識は大事にしました。リンク上の選手はもちろんのこと、ベンチも徹底的に意識しました。

——課題のあったパワープレーで得点を重ねることができました

昨季のパワープレー成功率が25%を越えていましたが、今季は15%程度であまりよくない状況でした。一つの課題でありましたが、今日は得点することができて、練習の成果が出ているという実感はありました。ただ、5対5でのチャンスを決める力はまだ足りないです。

——2次リーグのカギは

守りの意識でしょう。うちは守りのチームなので、GK、DFのみならず、FW含めたリンク上の6人がどこまで守りの意識を持って臨めるかがカギになると思います。

——2次リーグではどのように戦っていきますか

優勝に向けて2次リーグでは1敗もできない状況に追い込まれてしまいました。この2試合は内容は決して悪くない中で負け、引き分けとなってしまったので、切り替えて臨み、全勝を目指したいです。

羽刕銘主将(スポ4=北海道・駒大苫小牧)

——きょうの試合を振り返って

明大が相手だったので失点はある程度多くなるかなとは思っていたのですが、最後の2分くらいまでは勝っていたので、それを守りきれず引き分けてしまったのは悔しい結果になりました。

——きょうはパワープレーの成功率が高かったように思いますが

これまでパワープレーの成功率が良くなかったので、今週はパワープレーの成功率を上げることを目標に練習してきたので、その成果が出たという点は良かったと思います。

——この試合で見えた課題は

どうしても試合のどこかでターンオーバーの連続というかラッシュの多くなる時間があるので、そういうところをつぶしていかないといけないですし、明大などが相手だとそういうところから失点しやすくなると思うので、そこを周りの状況を見て変えていけたらいいなと思います。

——明大の全体的な印象は

攻撃力はしっかりありますし、攻撃から守りへの移動は少し遅いかなというのはあったのでそこで点数を取りたいと思っていました。うちよりはしっかりとした攻撃力のあるチームだなと思いました。

——リーグ戦も折り返しですが、前半戦をふりかえって

一次リーグは一度も試合をしたことのない中で試合をして、多少分からない部分もあるというか。良い試合もあれば悪い試合もあったので、ビデオとかをみて課題をしっかり見極めて次のリーグへ臨みたいと思います。

——後半戦の意気込みは

もう1試合も落とせないのでその気持ちで全員で戦っていきたいと思います。