バレーボール部

2013.10.12

秋季関東大学2部リーグ戦 対国士舘大 10月12日 埼玉・大東文化大東松山校舎総合体育館

1部復帰の夢、ついえる

 暫定6位で迎えた国士舘大戦。1部復帰へ望みをつなぐためにはきょうの試合を終えた時点で4位以上に入ることが最低条件だったが、直前の試合結果により4位浮上が事実上不可能となってしまった。そんな中行われた試合は、相手のミスに乗じて得点を重ねたワセダが1セット目を先取したものの、その後は本調子を取り戻した国士舘大に攻め込まれる一方。首位を走る国士舘大に爪痕を残すことはできずにセットカウント1-3(25-22、15-25、13-25、21-25)で敗れた。

攻撃の中心となった及川

 「自分たちの夢が途絶えたとしてもしっかり勝ちにいかなければいけないことに変わりはない」(高橋早紀主将、東京・下北沢成徳)。試合前に1部復帰への夢が途絶え、モチベーションを維持することが難しい状況の中、選手たちは勝利を目指して全力を尽くした。第1セット、相手の調子が上がる前に序盤から攻め立てる。ミスで得点を奪えたこともあり点差を開いていくと立て続けにブロックを決め、ペースをつかむ。途中で追いつかれはしたものの、レフトから及川香菜(スポ1=宮城・古川学園)、唐木沙彩(スポ2=千葉・柏井)のスパイクを中心に攻撃を組立て、勢いを保ったまま第1セットを奪った。

 首位・国士舘大に対し、幸先の良いスタートを切ったかに思われた。しかし、「自分たちでつかんだ流れではなかった」(高橋)というように、国士舘大が調子を取り戻すと一転して攻め込まれる展開に。6連続ポイントで流れを引き戻されると、焦りからかミスも増え大差で第2セットを落としてしまう。それ以降、完全にペースを持っていかれたワセダは意気消沈。元気がなくなり、自分たちのプレーを見失っていく。3セット目終盤には13-18から7連続ポイントを許し、一気にセットを奪われる。粘りを見せたい第4セットは接戦にはなるものの、点差以上に勢いの差が感じられる雰囲気。何とかして食い下がりたいワセダはセッター中川美香(スポ3=神奈川・大和南)とサイドアタッカー加納茉未(社1=北海道・札幌大谷)を投入し、巻き返しを図るものの追い上げはかなわず。春季関東大学リーグ戦では勝利していた相手に力の差を痛感させられる試合となった。

途中からセッターに入った中川美と関根早百合(スポ2=神奈川・橘)のコンビ

 8チームで争った2部リーグ戦も一回りを終え、あしたからは上位チームと下位チームに分かれて再戦が行われる。ワセダは3勝4敗で6位となり、1部昇格をかけて戦う上位4校に残ることができずに来季からの1部昇格への道が絶たれる結果となった。「正直悔しいですけどそれがいまの実力だと思っているので、結果はちゃんと受け止めたい」(及川)。春季関東大学リーグ戦を1部で戦ったワセダにとって2部で下位に沈むことは屈辱の結果だろう。しかし、及川の言葉通り今回の結果をしっかり受け止めることで自分たちのバレーを見つめ直し、チームを作り直すことは必須だ。残り3試合、すべての試合を意味のあるものにし、最後に控える全日本大学選手権につなげたい。

(記事、写真 中澤佑輔)

セットカウント
早大 25-22
15-25
13-25
21-25

国士舘大
スタメン
レフト 唐木沙彩(スポ2=千葉・柏井)
  レフト 及川香菜(スポ1=宮城・古川学園)
  センター 関根早百合(スポ2=神奈川・橘)
  センター 佐藤夢菜(文1=埼玉・狭山ヶ丘)
  ライト 木暮美波(人3=群馬・高崎女)
          セッター 黒木麻衣(スポ3=大阪国際滝井)
      リベロ 高橋早紀主将(スポ4=東京・下北沢成徳)

高橋早紀主将(スポ4=東京・下北沢成徳)

――直前の試合の結果で4位以内が厳しくなった中での試合でしたが、どういうモチベーションで臨みましたか

(試合前の時点で)4位以内が確実に無理でした。相手がどうとかではなくやれることを全部やっても私たちのセット率が少ないのでどういう結果になっても上がれないというのは決まっていたんですけど、負けていい試合はないと思うし、スポーツマンとしてやっている以上自分たちの夢が途絶えたとしてもしっかり勝ちにいかなければいけないことに変わりはないし、みんなで勝ちたいと思っていました。国士がいいかたちで首位をキープしている中で嫌な思いをさせられるのは最後に残った私たちだけなので、順位がどうとかじゃなくて国士との戦いをしっかり勝ちにいこうとはみんな思っていたので自然とモチベーションは上がっていたのかなと思います。

――1セット目を取ることに成功しましたがその後は3セットを連取されてしまいました

確かに1セット目はいい流れだったと思うんですけど私たちがつかみとったいい流れではありませんでした。国士のエースがミスをしたりとか、ミスを誘えていたのかなとは思うんですけど、自分たちでつかんだ流れではなかったので国士が冷静に戻ったときにああいう展開になってしまって、本来の力の差は2セット目以降のプレーに出ていたと思います。だから私的にはいい流れというよりも逆にそういうのを勘違いして自分たちの力で取れたと思ってしまった部分がマイナスに出てしまったと思います。スタートは大差だったのに気づけば3点差とかになっている場面がいくつもあったのでそういった時に焦ってしまうということは自分たちでつかんだ流れではないということで、そういうのが裏目に出て守りに入ってしまったことはずっとリーグ中変わらないことだったのできょうもそういう感じかなと思います。

――1セット目途中、高橋選手から「相手に合わせるな」という声かけが聞こえましたが、調子が良く見える中でも後半崩れることを気にされていたのですか

国士は人数も多くて流れとか勢いを付けられることに危機を感じていました。でも最初はすごく淡白にやっていて、もちろんミスが出ていたから盛り上がらない部分もあったと思うんですけど、振り返ってみると私たちも淡白になっていたと思うし、相手のミスで喜ぶことも大事だけど自分たちで取って喜ぶよりも難しいところがあるので、そういった中で相手に合わせてはいけないと思って声をかけていました。私たちは力が無いのでリードしたときの方がゲーム運びは難しくて、守らなければいけないとか、勝たなきゃいけないとか前に進んでいくような言葉を思うよりも、守りに入ってしまうことがリーグを通してありました。自分としても走るよりも後に付いていきたいタイプなのでリードしてやっぱり焦りが出てしまったなと感じました。

――あしたから下位リーグで戦うことになりましたが、残り3試合への意気込みをお願いします

何がなんでも5位にしっかり入りたいです。

及川香菜(スポ1=宮城・古川学園)

――ここまでで6位となり上位4チームに残ることができませんでしたが、いまのお気持ちはいかがですか

正直悔しいですけどそれがいまの実力だと思っているので、結果はちゃんと受け止めたいです。下位リーグでも4年生は最後のリーグなのでちゃんと(期待に)答えられるように頑張りたいと思います。

――きょうの試合の敗因はなんだと思いますか

自分たちが1セット目はいいバレーをして、それに相手は対応してきたのに、自分たちは対応しきれない部分があったのでそれが敗因だと思います。

――ご自身のプレーについてはいかがでしたか

きょうだけではないんですけど、スパイクがメインになってしまっていてレシーブとかサーブキャッチがまだ不安定な自分がいるのでそこに磨きをかけられるように頑張っていきたいです。

――1年生ながらスタメン出場を続けられていますが、いまのチーム状況はどのように感じていますか

一人一人の能力は高いと思うんですけどチームとしてとなると、まだまとまり切れていないと思うのでそれは学年関係無しにやっていきたいなと思います。

――残り3試合に向けて、抱負をお願いします

全部勝って次の試合につなげていきたいなと思います。