ラグビー部

2013.10.07

関東大学対抗戦 10月6日 埼玉・熊谷ラグビー場

ミスが目立ち筑波大に大敗

 関東大学対抗戦(対抗戦)で青学大、成蹊大を圧倒し、対抗戦2連勝と勢いのある明大。この日の相手は昨年度、同率1位で優勝を分け合った3校のうちの1校である筑波大。筑波大はここまで開幕2連敗と本調子ではないものの侮ることはできない。試合開始直後に先制されると立て続けにトライを奪われ、試合は相手ペースに。明大も前半に2トライを返すも反撃はそこまで。後半はトライまであと一歩のところまでいくも抑え込まれ、10-50と大差をつけられる痛い敗戦となった。

華麗なステップでトライを奪った村井

 筑波大ボールのキックオフから始まったこの試合。早々に自陣に攻め込まれると、1分にディフェンスラインに穴があった大外を抜かれて失トライ。明大はいきなり出ばなをくじかれる。その後、4分に自陣22メートル付近のスクラムで明大はペナルティーを犯すと、同様のかたちから追加点を許す。しかし、明大も黙っているわけにはいかない。7分には敵陣インゴール前で明大のラインアウトからBK展開で最後はFB村井佑太朗が相手をかわし左端へトライ。流れをつかみたい明大だったが、12分に筑波大ボールスクラムからフェ-ズを重ねられるとFWに近場をこじ開けられて失点してしまう。それでも明大は食い下がる。キック合戦を制するなどしてスクラムを獲得し、そこから27分にフッカー中村駿太が右サイドでラインブレイクするとSO田村熙が左サイドにキックパス。最後はCTB西橋誠人が華麗に相手をかわし10-17と追い上げるがそこまでだった。33分には相手のハイパントキックから好タックルでターンオーバーされるとディフェンスがそろっていない所を大きく外に展開され、10-24と点差が開いてしまう。明大はいい流れを作れないまま前半を折り返す。

 後半も筑波大ペースだった。開始直後の2分にラインアウトからのサインプレーで一気に攻め込まれるとそのまま左隅にトライを決められる。明大は立て直しを図るも見る見るうちに点差を広げられてしまった。反撃したい明大は13分、スクラムで相手のペナルティーを誘いラインアウトを獲得すると、モールでFWが押し込んでいく。しかし筑波大に押し返され最後は自らのミスでチャンスを摘む。終盤にも相手に点を重ねられた明大は、10-50と筑波大に大敗した。

大椙はラインアウトで中核を担う

 今シーズン、この試合にフォーカスをあてて練習を重ねてきたが、試合開始早々、筑波大に先制トライを許してしまうとペースを持っていかれたまま流れを奪うことはできなかった明大。丹羽政彦監督が「コミュニケーションのところがうまくいってない」と語るように、またしてもチャンスの場面でミスが目立ってしまった。しかし対抗戦は始まったばかり、正念場はここから。後半戦に向けていかにミスを減らし、一つ一つのプレーの精度を高められるかが今後の行方を左右することは間違いない。一歩も引けない戦いはここから始まる。

(記事 近藤廉一郎、写真 佐藤裕樹、森健悟)

コメント

丹羽政彦監督

――試合の振り返りをお願いします

見ての通りのスコアということです。筑波大も2敗しているということで、今シーズン始まってからこの試合にフォーカスをあてて練習してきました。とにかく最初の入りの20分を集中してやろうということだったんですけど、先制トライを許してから筑波のペースになったということです。基本的にはスカウティング通りに進んでいたんですけど、結局選手がそれに反応していないということですので、我々コーチングスタッフの責任もあると思います。

――パスミスから相手にボールを渡す場面が目立ちましたが、そのあたりの課題は見つかりましたか

常にBKの精度のところでアウトサイドプレーヤーのコミュニケーションのところがうまくいってないということを言ってきているんですけど、その部分でミスが出ていました。私から言うと自分勝手なプレーなので、何度も同じ事を言っているんですけど、ことし明大がやろうとしていることが遂行できていないです。当然練習でやっていないことは試合では出ないので、そういうところを選手に認識してほしいですし、コーチングスタッフももう一度精度を高めるためにコーチングを見直さなきゃいけないのかと思ってます。

――春に筑波大と対戦したときからの差はどう感じていますか

前半の何本かはトライをあげているという感じですので、明大側の今シーズンの駄目な場合は相手にボールを供給して向こうにトライさせてあげるということがあります。後半の最後のように粘ってディフェンスということをやってきているので、試合開始の段階できちんとやれていないのが問題です。明大がしっかり体をぶつけていればこういった試合にはなっていなかったと思います。20点付近のスコアで勝負だったのですが、前半からゲームプランが崩れてしまいました。

――ハーフタイムの指示はどういったことを言われたのでしょうか

前半は基本的にセカンドタックルが悪いということがありました。もう少しブレイクダウンでファイトしていればスローペースにでき、後はFWが順目に立ててなかった、BKがディフェンスのとき相手を見すぎていて前に出られていなかったです。今シーズンの中でも見すぎていて、こういうディフェンスは練習していないんですが、相手も足が速いですし体も大きいので、ここの修正はしました。でも後半最初のトライも集中力の問題だと思います。

NO・8朴鐘圭ゲームキャプテン

――試合の振り返りをお願いします

明大としましてはファーストプレーや試合の入り方ということを集中して、一本一本大切にしようということでしたが、結果的に自分のタックルミスから一発目のトライを奪われて、なかなかリズムに乗り切れませんでした。そこから筑波大のペースで進んでしまったのが敗因だと思います。

――試合を通して分析してきたこと以上に感じた差はありますか

分析してきた通りにディフェンスできればよかったと思うんですけど、そこで受けに回ってしまったというのがありました。

関東大学対抗戦
早大 スコア 筑波大
前半 後半 得点 前半 後半
10 24 26
10 合計 50
【得点】▽トライ 西橋、村井
※得点者は明大のみ記載