ラグビー部

2013.10.05

第35回関東大学ジュニア選手権 10月5日 東京・帝京大百草園グラウンド

またもラストで逆転され、開幕2連敗

 関東大学ジュニア選手権(ジュニア選手権)2戦目は最大のターゲットである帝京大Bと対戦。前半は降りしきる雨の影響により、捕球ミスやスリップが見られ攻撃のリズムがつかめない。2トライを奪われ0-12とされるが、後半は一時逆転。だが残り3分を切ったところで帝京大Bの猛攻を止められず、14-19で惜敗。夏季オープン戦で対戦した時と同様、ラストに集中力を欠いてしまった早大B。苦しい2連敗となった。

 前半開始早々、カウンター攻撃で帝京大Bにトライを奪われる。だがその後は敵陣内でのプレー時間を増やし、ゴールまであと一歩と積極的な攻撃を見せる。20分を過ぎると帝京大Bが自陣から抜け出し、早大Bは22mラインまで進攻を許す。早大Bは10分以上我慢のディフェンスを続けていたが、37分、帝京大Bがラインアウトモールでインゴール前まで攻め込み、左にパスを回してトライ。0-12で前半を折り返す。

序盤から帝京大Bの鋭いタックルが飛び出す

 後半は風上に変わり、トライを取りたい早大B。膠着(こうちゃく)状態が続くも、15分に敵陣22mラインでのスクラムから展開しSO間島陸(商4=東京・早大学院)が抜け出しトライ。28分には帝京大Bのペナルティーからスクラムを得ると、そのまま押し込んでNO・8古賀壮一郎(教4=福岡・筑紫)がゴールラインを割った。この時点で14-12とし逆転。勝利まであと10分少々。ところがここで集中力が切れた。自陣22メートルラインでの帝京大Bボールスクラムを起点に相手に突破され、そのままトライを奪われ逆転を許した。自陣に戻ってディフェンスを立て直すことができず、左サイドから右サイドに展開する帝京大Bの動きについていけなかった。そして帝京大Bのコンバージョンキックも成功し14-19で試合終了。ゲームキャプテンのフランカー呉泰誠(スポ4=大阪朝鮮)は「帝京大がすごい勢いでゴールめがけて走っているのに対して、死ぬ気で戻らなきゃいけないところを戻れなかった。そういうところで日頃の練習が出ていると思います。」と振り返った。ラストでのメンタルの弱さや練習の甘さを痛感することとなった。

スクラムから飛び出し、見事ゴールラインを割った古賀

 「もう負けは許されない」(CTB水野健人、人4=大阪・東海大仰星)。次戦の相手は筑波大B。もし負ければジュニア選手権決勝トーナメント進出が厳しくなってくるどころか、カテゴリー2に降格の可能性も見えてくる。絶対に落とせない試合を前に、下を向いている暇は無い。

(記事 伊藤なつ実、写真 目黒広菜)

関東大学ジュニア選手権
早大B スコア 帝京大B
前半 後半 得点 前半 後半
14 12
14 合計 19
【得点】▽トライ間島、古賀  ▽ゴール 間島(2G)
※得点者は早大Bのみ記載
コメント

フランカー呉泰誠ゲームキャプテン(スポ4=大阪朝鮮)

――試合を振り返っていかがですか

夏の帝京大戦と、明大戦と全く一緒で、最後に逆転されてしまいました。3試合立て続けにこのような結果になるということは、チームとしてもなにひとつ変わっていないということを実感した試合でした。

――ゲームキャプテンとして試合前にどんな声をかけましたか

ゴールはBチームとして帝京大と戦うことではなく、Aチームとして戦うことだということを確認しました。Bチームで体を張れない人間が、Aチームには絶対出られないということを言いました。

――後半の終盤まで帝京大Bを0点におさえていました。どう評価しますか

前半は風下だったので15点までにおさえて、後半は風上なので点をとっていくというシナリオでした。タイトな試合になるなかで、試合のラスト5分、10分の集中力が欠如しているというのは、いちラグビープレーヤーとして成長していないなと感じました。あんなに相手がペナルティーをして、ずっと敵陣でやれたのに最後のゴール前で返される。どう考えてもワセダより帝京大の方が一枚も二枚も上手だったなと痛感しました。

――帝京大Bとの差は、どんなところでしょうか

帝京大はミスがなく、また統率されたアタックで、みんなが意志統一できていました。それに比べてワセダは、敵陣まで行ってほっとしてFWの足が止まってしまいました。帝京大がすごい勢いでゴールめがけて走っているのに対して、死ぬ気で戻らなきゃいけないところを戻れなかった。そういうところで日頃の練習が出ていると思います。

――今後の課題を教えてください

ペナルティーの数がすごく多かったです。チームとして、集中力を持ってペナルティーを減らすというのを課題にしています。敵陣でラグビーするには、どれだけペナルティーを抑えられるかにかかっています。そこを直して、総力をあげてラスト5分、10分で走り切れるメンタルとゲームフィットネスをつけていかなきゃいけないなと思います。

プロップ光川広之(スポ3=神奈川・公文国際)

――この試合を振り返って、いかがでしたか

最後の最後で(トライを)取られてしまったのが問題でした。ずっと帝京大には最後に返されていたので、ここを修正させないといつまでも勝てないと思っています。

――帝京大Bの印象はいかがでしたか

FWで来ていて、最後の最後に突破されてトライにつながってしまった感じです。

――個人的な反省点は何ですか

やっぱり相手がFWで来るので、そこで体負けせずにゲインさせないで押し返すという点で、もう少し成長しないと駄目だなと思いました。

――これからに向けて意気込みをお願いします

(帝京大Bに)次当たるか分からないですが、当たったら絶対に、口だけではなくて、勝とうと思います。

フッカー清水新也(スポ3=宮城・仙台育英)

――試合の振り返りをお願いします

やっぱり雨っていうこともあったんですけど、敵陣ゴール前でラインアウトのミスをしたところがあって、それがもったいなかったです。

――ここ数試合Bチームは最後に逆転負けを喫していますが、そこでの集中力という点に関してはいかがでしたか

夏の帝京大とこの前の明大でそういう試合をしていて、その試合を何も生かせていないです。何も変わらず最後に集中力保てなくなったのでミスをしてしまいました。

――前半はほとんど守りの時間となりましたが、ディフェンスの感触はいかがでしたか

粘り強く我慢はできたと思うんですけど、前半の粘りを後半につなげられなかったのが残念です。

――後半は一転して攻めの時間が続いて逆転するまでいきました。その攻撃の手応えはありますか

焦ってミスをしたところがあったので、敵陣で焦らずじっくりやればよかったと思います。

――フッカー須藤拓輝選手(スポ4=東京・国学院久我山)とのポジション争いが繰り広げられていますが、ポジションを勝ち取るために必要なことは何でしょうか

セットプレーの安定という点で僕のほうが全然レベルが低くて、そこが上達しないと話しにならないので、その精度を上げて少しでも食らいついていけるように頑張ります。

ロック近藤貴敬(社4=宮城・仙台育英)

――試合を振り返って、感想をお願いします

夏合宿での帝京大Bとの試合から、全部同じような負け方をしていて、最後の最後の集中力というか、そういうところがいつまでたっても成長してないなということを実感した試合でした。

――帝京大B戦でしたが、どのような気持ちで試合に臨みましたか

相手が帝京大ということで、絶対に負けたくないし、ここ何年もやられているので、その借りを返したいと思っていたんですけど、負けてしまいました。

――帝京大が相手ということで特に意識したことや戦術があれば教えてください

やはり帝京大は体の大きいFWを前にどんどん出してくるので、FWが引いたら負けるということで、FWサイドのところを僕たちが体を張って止めようという話はしていました。

――後半は途中まで無失点に抑え、一時逆転もしました。前半に比べ改善した点はどこですか

前半はペナルティーが多くてずっと自陣に入られていたので、後半はペナルティーをなくしてとにかく敵陣にいこうということを心掛けてやっていました。

――最後に勝ち切れなかった原因は何ですか

最後の集中力です。

――今後の課題を教えてください

その集中力と、最後まで走り切るスタミナをつけることだと思います。

SH平野航輝(スポ3=長崎南山)

――試合を振り返っていかがですか

夏の帝京大、ジュニアのメイジと3戦続いて最後のワンプレーでやられたので、もっと問題意識を持たないといけないと思いました。

――雨の中での試合でした

雨の中でしたが、相手も同じ状況なので、全く関係ないです。自分たちが犯したペナルティーや最後の集中力が原因の敗戦でした。きょうはもう完敗です。

――前半は帝京大に攻撃される状況で、反対に後半は早大が帝京大を攻撃する展開となりましたが要因はなんでしょうか

前半は風下ということもあり自陣にくぎ付けになったときにキックでなかなか前に進めなかったです。加えてペナルティーの多さで相手を攻められなかったことが要因だと思います。

――今回の試合で見えた課題とはペナルティーの数を減らすことですか

最後の集中力とペナルティーの数を減らすのはもちろんの課題です。

――次の試合への目標を教えてください

本当にもう後がなく、関東大学ジュニア選手権でセカンドフェーズに行くためには次の筑波大戦で勝つしかないので、今の練習のままではだめだと思います。もっと自分たちが主役であることを意識してやっていきたいと思います。

CTB水野健人(人4=大阪・東海大仰星)

――本日の試合を振り返っていかがでしたか

前半は風下であれだけ自陣でやっていた中で2トライに抑えることができて、後半は風上の時に行けるっていう気持ちがありました。最初はプラン通り敵陣でやることができていたのですが、最後焦ったというかもう少し冷静にやれればよかったのかなと思います。

――今季3度目の対戦でしたが、これまでとの違いなどはありましたか

相手は勝ち方を知っているので、終盤に負けていても冷静で最後に追い返すだけの地力があるなと思いました。

――ここまで2連敗となっていますが、チームの状態はいかがですか

状態が良いか悪いかで言えば悪いですけど、別に2試合とも悲観するような内容ではないと思うので、切り替えてやって行くしかないと思います。

――ご自身のプレーに関してはどう評価しますか

僕のミスで負けたと思います。本当にミスが多かったので反省しています。

――次戦に向けての意気込みをお願いします

もう負けは許されないと思うので、またジュニアで出られるとしたらいいプレーにして絶対に勝って上に上がれるように頑張りたいです。

WTB山本龍平(商3=東京・都武蔵)

――久々のBチームでの出場でしたがいかがでしたか

しばらく戦線離脱していて、ようやく上がれました。Bチームに入ったからには自分の仕事、まずタックルからと思っていたのですが、なかなか思ったような組織のディフェンスができず、自分のいい形のタックルができなかったのでとても悔しいです。

――戦線離脱なさっていた理由はなんでしょうか

肉離れを夏合宿の直前にしてしまいました。合宿を丸々棒に振ってしまい、1カ月半程戦線離脱していました。

――本日の試合で、前半は押されていた一方、後半は積極的に攻めることができました

前半20分は敵陣でいい形ができていたのですが、前半20分以降に自陣にくぎ付けになってしまいました。ハーフタイムで反省し、とにかく敵陣を取りに行くということをチーム全体で意識しました。後半では敵陣を取ることができたので、その点だけ切り取ればよかったのではないかと思います。

――雨の中での試合でしたがどうでしたか

試合前からBKで展開する際にパスが取りにくいことが挙がっていました。とにかくタテに強いプレーやFW、ルーズボールへの反応など泥臭いプレーで勝っていこうという意識がありました。

――前半開始2分でトライを取られてしまいました

キックからのカウンターでした。キックチェイスのディフェンスのところを夏合宿当初に練習していたのですが、詰めが甘かったのではないかと思います。

――Bチームは夏以降、最後に失点して負けてしまう試合が多くあります

もちろん気持ちや集中力などもありますが、日頃の練習の甘さなどが結果として何度も出てしまっているのではないかと思います。

FB廣野晃紀(社4=東京・早実)

――試合を振り返って感想をお願いします

夏の帝京大戦と同じくラストワンプレーでやられてしまいましたし、僕も気を抜いたプレーがあったので、反省というか何でできなかったんだろうというのが正直な思いです。

――ディフェンスは耐えている印象でしたがいかがでしたか

基本的に自陣に入られたときのディフェンスはすごくよかったんですけど、その前のエリアでのタックルは緩いところがあって、僕自身も最初のタックルでやられてしまったので、そこは本当に申し訳なかったです。

――テーマに掲げられている規律や集中力の面はいかがですか

まだまだ全然足りないと思います。最後の集中力だったり規律を守るところはまだまだ改善しなくてはいけない課題です。

――ジュニア選手権でも帝京大Bは最大のターゲットだったと思いますが、どのような思いで臨みましたか

帝京大Bはやはりひとつのターゲットだと思ってやってきていたので、同じ負け方をしたのは本当に申し訳ない思いです。

――次週の筑波大B戦も山場ですが、次戦に向けての意気込みをお願いします

きょうは少し弱気になってしまったので、強気でいくことを意識してやっていきたいと思います。