ハンドボール部

2013.10.02

関東学生秋季リーグ戦 9月29日 東京・東女体大体育館

最終戦を同点で締めくくる

 ついに、関東学生秋季リーグ(秋季リーグ)が最後の一戦を迎えた。春・秋両リーグの集大成として、有終の美を飾りたい早大。関東学生春季リーグ(春季リーグ)では早大が5位、桐蔭横浜大は6位と両校ともに上位進出は逃したものの、これ以上の敗戦は避けたいところ。チームの応援にもより一層の熱が入り、気合い十分で試合に臨んだ。息のつく間もない展開で、前半を13−14で終える。後半も両者譲らぬ接戦を繰り広げ、26−26で試合終了。秋季リーグを5位で幕を閉じた。

 幸先の良いスタートを切ったのは早大だった。前半開始早々、兒玉菜夏(スポ2=富山・高岡向陵)が先制点を獲得。続いて、主将・加藤夕貴(スポ4=愛知・名経大市邨)が加点し、このまま早大有利で進めたいところだった。だが、状況は一変する。相手にディフェンスをくぐられ、同点に追い付かれてしまう。ここから、両者共にシュートを決めては速攻へと切り替え、同点になってはリードし、膠着(こうちゃく)状態へと突入する。終盤に2点差へ広げられるが、直後に加藤が流れを変える。3連続得点を果たし、チームの士気を再び取り戻すも、13−14で前半終了。後半に逆転のチャンスを託した。

4年生としてチームを引っ張る千葉樹

 円陣を組み、精神統一を図った早大。より一層の熱が入った応援も加わり、気合い十分で後半に臨んだ。早大は森本方乃香(スポ2=愛知商業)が相手のディフェンスをくぐり抜け、サイドから巧みかつ豪快なシュートを放つ。また、渡邊江里子(スポ3=東京・文大杉並)は相手のシュートに対して好セーブを連発。途中、早大が2点差のリードを許すも、同点へと追い付くシュートを決めたのは加藤。さらに、千葉樹里子(教4=東京・文大杉並)も最高学年として積極的なプレーを展開し続け、最終的には同点に追い付く得点をし、26−26へ。これで試合終了となった。

積極的なプレーで相手を揺さぶった森本

 最終戦は勝利の花を咲かせたかった。振り返ると、2勝4敗1分という成績で秋季リーグを締めくくった早大。リーグ戦中、試合後に涙を流す場面もあったが、「最後まで良い雰囲気でできた試合だった」と加藤が語るように、チーム一丸となって戦い抜けたのではないか。11月には、全日本学生選手権(インカレ)が開幕する。早大は春季リーグの成績でインカレの出場権を獲得している。最高の舞台で、満足のいくパフォーマンスをするには、これからの練習がカギとなるだろう。さらなる高みを目指し、早大の戦いは続く。

(記事 久良佳菜子、写真 藤巻晴帆)

関東学生秋季リーグ
早大 26 13−14
13−12
26 桐蔭横浜大
スタメン
GK 渡邊江里子(スポ3=東京・文大杉並)
CP 加藤夕貴(スポ4=愛知・名経大市邨)
CP 千葉樹里子(教4=東京・文大杉並)
CP 中村光代(スポ3=東京・文大杉並)
CP 宮本香澄(スポ3=熊本・松橋)
CP 兒玉菜夏(スポ2=富山・高岡向陵)
CP 森本方乃香(スポ2=愛知商業)

コメント

加藤夕貴主将(スポ4=名経大市邨)

——きょうの試合を経て、率直な感想をお願いします

やっぱり、勝てなかったというのはすごく悔しいですけど、この前までの試合よりかは最後まで良い雰囲気でできた試合だったと思います。

——チームの応援も良い雰囲気でしたが

4年生最後の(リーグ戦での)試合ということで、後輩の子たちとも声を掛け合って最後までできた試合だと思うし、4年生の千葉と私が最後ということで、自分たちから声を掛け合いながらやれたので良かったと思います。

——4年生の加藤選手と千葉樹選手が同点のシュートを決めていましたが、きょうはチームを引っ張っていけた感触でしたか

そうですね。あそこで誰がやるかって言ったら4年生の2人がやるしかないと思ったので、そこは良かったと思います。

——ディフェンスの展開はいかがでしたか

ちょっと修正がしきれなかったというのが課題かなと思います。

——インカレ(全日本学生選手権)に向けて修正していきたい点とは

足立(未奈、人3=東京・文大杉並)が出られない分、1年生の佐藤(未来、スポ1=東京・文大杉並)を入れたディフェンスシステムなどをしっかりと修正しないと勝つことができないので、ディフェンスの強化をしていきたいです。

千葉樹里子(教4=東京・文大杉並)

——リズムに乗れなかった原因はどこにありますか

マイボールに持ち込むまで守れなかったということですかね。

——同点となるシュートを決められましたね

残り時間とかを考えたときに大事な場面ということは分かっていたので、どんなシュートでも決めたら1点なので、打つからには絶対に決めたいという気持ちでボールをもらえるように動いていました。

——秋季リーグ全体を振り返ってみていかがでしたか

チームにケガ人とかがいて、みんなずっと練習してきたポジションで出ることが多かったと思うんですけど、そういう中でも出されたポジションで、自分がやること考えて取り組んでいたと思います。それをきちんと練習して試合に臨めて、結果はもう出ましたけど秋季リーグを通して、気持ちの持ち方が勉強になりました。

——インカレに向けて一言お願いします

チームとしては少しでも長くこのチーム試合ができるように頑張りたいというのがあります。個人的にはハンドボールを続けないので、最後の大会になるので、自分の集大成としていろんな思いであったりを出し切りたいと思います。

中村光代(スポ3=東京・文大杉並)

——試合の振り返りをお願いします

前半の最初は点の取り合いみたいになってて、相手の簡単な攻めでシュートいかれたりして、ディフェンスから速攻にいきたいんですけど、これができなかったのでリズムが作れなかったというのがありますね。

——リズムに乗れなかった原因は何でしょうか

守れてはいるけど、最後に相手にボールを取られちゃうっていう感じでした。

——大事な場面でのシュートチャンスが多くありましたがどのような心境でしたか

あんまりこういう展開のとき、点差は気にしないんですけど、負けてるときでも同点のときでも勝ってるときでも、シュートを打つときは決めなきゃいけないんで、終盤にシュートを外すと勝ちきれないというのがあると思います。

——秋季リーグはどのような大会でしたか

ケガ人が居るということもあって、春とは出ているポジションが違って、練習試合とかではやるんですけど、ちゃんとしたリーグでやるのは初めてで、求められるプレーが場面ごとに違うので、そういう点でひたすら一生懸命やるしかなかったです。個人としてはもう上級生になったので、試合の中で波があってチームが落ちているときにもうちょっと声掛けもそうですし、プレーの面でももう少し引っ張っていけたら良かったと思います。

——インカレに向けてひと言お願いします

まずは、絶対初戦突破。そこから自分たちのハンドボールをして、一つずつ勝ち進んでいきたいと思います。