ラグビー部

2013.09.29

関東大学対抗戦 9月29日 秩父宮ラグビー場

筑波大戦展望

 関東大学対抗戦(対抗戦)2戦目にして、早大は早くも昨季対抗戦王者・筑波大と激突する。今月15日に行われた対抗戦初戦は、両者明暗が分かれた。日体大を圧倒し地力の差を見せつけた早大に対し、筑波大は慶大相手に攻守にわたって苦戦。本来の力強さ、機動力を十分に発揮できず、まさかの黒星スタートとなった。早大が勢いそのままに開幕2連勝を決めるのか。ここから筑波大が巻き返しを図るのか。対抗戦の今後を大きく左右する一戦、勝負の行方は――。

早大は小倉を起点に多彩な攻撃を仕掛ける

 早大は、夏シーズンからある程度レギュラーメンバーが固まりつつあり、チームとしての仕上がりは順調だ。日体大戦では69点をもぎ取り、何度かヒヤリとする場面もあったが、結果的には完封で勝利を手にした。攻撃面では、SO小倉順平(スポ3=神奈川・桐蔭学園)を起点にBK陣が多彩な攻撃を展開。FWのセットプレーも安定しており、どこからでもトライを狙えるのが今季の強みだ。筑波大との一戦で重要になるのは、ディフェンスも含めた接点での対応か。フランカー金正奎副将(教4=大阪・常翔啓光学園)が「個々が強い。個の力でやられるとどうしようもない」と指摘するように、筑波大のフィジカルは大学界トップクラス。タテの強い相手に対し、1対1でどれだけ相手を上回れるかが筑波大攻略のカギとなるだろう。

 一方の筑波大は、慶大にこそ敗れたものの、夏シーズンでは昨季トップイーストリーグ2位の三菱重工に27-35と善戦。日本代表のSH内田啓介主将、WTB福岡堅樹に加えフランカー粕谷俊輔副将、フッカー村川浩喜などFWBKにタレントがそろい、強豪としての力は今季も健在だ。しかし前節の慶大戦ではエース福岡が封じられたほか、フェーズを重ねられない淡泊な攻撃が目立った。一人一人が高い能力を持っているだけに、チームとしてまとまったアタックを仕掛けることが早大撃破へ欠かせない要素となる。そして攻撃のタクトを振るうのは、対抗戦初スタメンを勝ち取ったSO山沢拓也。長距離のキックを持ち味とするゴールデンルーキーは、大舞台でも落ち着いてその実力を発揮できるのか、注目が集まる。

日本代表の福岡をはじめ筑波大は多数のタレントを擁する

 この後に明大、帝京大との連戦を控える筑波大としては是が非でも白星がほしいところ。前回の慶大戦とは違う姿で臨んでくるはずだ。一方の早大も対抗戦では昨年、一昨年と筑波大に敗北を喫しており、連敗ストップは至上命題。お互いにとって、単なる1勝以上の価値がある第2節、白熱したゲーム展開になることは間違いないだろう。「一戦も落とせない」(プロップ垣永真之介主将、スポ4=東福岡)。3年ぶりの対抗戦優勝に向け、まずは帝京大と並ぶ『二強』の一角を崩しにかかる。

(記事 北川翔一、写真 佐藤匠、目黒広菜)

  

早大メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
大瀧 祐司 文4 神奈川・横浜緑ケ丘
須藤 拓輝 スポ4 東京・国学院久我山
◎垣永 真之介 スポ4 東福岡
黒木 東星 スポ4 東福岡
芦谷 勇帆 スポ4 京都・伏見工
金 正奎 教4 大阪・常翔啓光学園
布巻 峻介 スポ3 東福岡
佐藤 穣司 スポ2 山梨・日川
岡田 一平 スポ2 大阪・常翔学園
10 間島 陸 商4 東京・早大学院
11 深津 健吾 スポ3 東京・国学院久我山
12 坪郷 勇輝 商4 東京・早実
13 藤近 紘二郎 政経4 神奈川・桐蔭学園
14 荻野 岳志 先理3 神奈川・柏陽
15 滝沢 祐樹 基理2 福島
リザーブ
16 光川 広之 スポ3 神奈川・公文国際
17 清水 新也 スポ3 宮城・仙台育英
18 佐藤 勇人 スポ3 秋田中央
19 大峯 功三 スポ3 福岡・東筑
20 平野 航輝 スポ3 長崎南山
21 浅見 晋吾 スポ2 神奈川・桐蔭学園
22 飯野 恭史 商3 東京・早実
23 廣野 晃紀 社4 東京・早実
※◎は主将、監督は後藤禎和(平2社卒=東京・日比谷)