バレーボール部

2013.09.24

秋季関東大学リーグ戦 対順大 9月22日 神奈川・専大生田校舎総合体育館

最後まで大きなカベ、崩せず

 今月から開催されている秋季関東大学リーグ戦(リーグ戦)は早くも中盤に差し掛かり、きょうで6戦目。好調を維持するワセダは前半最後の山場として、順大との一戦に臨んだ。高身長選手をそろえる順大のブロックに対し、攻撃陣がどのような攻めを見せるかに注目が集まったこの試合。サイドから専田和也(スポ3=神奈川・弥栄)、七里幸洋(社4=大阪・清風)を中心に攻撃を仕掛けるが、なかなか突破できず完璧に封じ込まれてしまう。フルセットまで持ち込む粘りを見せたものの、最後までカベを打ち破ることができずにセットカウント2-3(22-25、25-21、18-25、26-24、14-16)でリーグ戦2敗目を喫した。

立ちはだかった大きなカベ

 順大は東日本大学選手権ではストレート勝ちを収めた相手。ブロックを得意とするチームの特徴はわかっているはずだった。だが、いつもは得点源として活躍する七里がマークされ思うように得点を稼ぐことができない。セッターの山口頌平(スポ1=長崎・大村工)が「自分のトスが読まれまくっていて、スパイカーが思い切り打てていなかった」と言うようにサイドを使った攻撃が徹底的につぶされてしまう。食らい付いていったものの、最後は連続して止められ、第1セットを落とした。しかし、ワセダも負けてはいない。第2セットに入ると順大のお株を奪うように専田和也(スポ3=神奈川・弥栄)や七里がブロックを決める。調子が出てきたのか、センターの福山汰一(スポ2=熊本・鎮西)を使った得意のクイック攻撃も見られるようになり、第2セットを奪い返した。

 攻撃陣のスパイクがブロックにかかる回数が減り、ようやく流れをつかんだかに思えた第3セット。10-5と点差を広げたが、そこから思わぬ反撃をく食らう。立て続けに5連続ポイント、4連続ポイントを許し、一気に逆転。傾いた流れを再び引き寄せることはできずに18-25という大差でこのセットを落としてしまう。あとがなくなったワセダ。頼みのセンター線を使った攻撃で得点を積み重ねていきたいところだったが、ついに福山のクイックも止められ、なんと3連続でブロックポイントを奪われる。それでも優勝を目指すためにはここで負けるわけには行かない。執念を見せ、20-23と追い詰められながらも土壇場で追いつき、ジュースの末に第4セットを死守した。

フルセットの末に敗れ、肩を落とす選手たち

 粘ってたどり着いた第5セット。両者の意地がぶつかり合い緊迫した展開が続く。どちらが勝ってもおかしくない試合。先に試合を動かしたのはワセダだった。ピンチサーバーで登場した北地航(スポ4=東京・早実)が強烈なジャンプサーブを放ち、そのボールを専田が決める。会心のプレーで勝利の目前まで迫った。だが、最後に立ちはだかったのは大きなカベ。コンビを使って相手のブロックをかわしていきたいところだったが、山口が「終盤はまた怖くなって、サイドサイドのトス回しになったので、相手の思うつぼだった」と語るように専田、七里のサイド攻撃が止められ勝負どころでまたもやブロックポイント。勢いで押し切ることはできず、おしくも敗れた。

 「むこうの好きなバレーをやらせていました。」吉村主将は敗因をこう語った。サーブミスを極力減らし、得意とするネット際の勝負に持ち込む順大のバレー。一方のワセダは武器であるサーブで崩すことができず、ミスで相手に流れを引き渡してしまった。これでリーグ戦2敗目となり、優勝に向けて厳しい立場に立たされることとなった。だが、どのチームにも勝機がある混戦の1部リーグ。自分たちのバレーをすることに集中し、あきらめずに勝ち星を積み重ねていきたい。

(記事 中澤佑輔、写真 田中竣)

セットカウント
早大 22-25
25-21
18-25
26-24
14-16

順大
スタメン
レフト 吉村康佑(スポ4=長崎・佐世保南)
レフト 専田和也(スポ3=神奈川・弥栄)
センター 濱松啓陽(スポ3=佐賀商)
センター 福山汰一(スポ2=熊本・鎮西)
ライト 七里幸洋(社4=大阪・清風)
セッター 山口頌平(スポ1=長崎・大村工)
リベロ 本間隆太(スポ4=神奈川・弥栄)
コメント

吉村康佑(スポ4=長崎・佐世保南)

――最後までブロックに苦しめられた試合でした

自分たちのミスが順天に比べたら多くて、向こうは東日本インカレ(東日本大学選手権)のときに比べたらスパイクミスとか自分たちのチームのミスが少なかったので、こちらも自分たちが先にミスを出さないようにと言っていたんですけど、やっぱりちょっとのミスが連続失点に響いていったのでそこが最後のちょっとした1、2点の差になったのかなと思います。

――サイドからの攻撃がいつもより多かったと思うのですがそれは高さのあるブロック対策ですか

そうですね。あとはブロックが高いのでどんどん中に切れ込んでコンビを使っていこうという話をしていたんですけど、セッターと息が合わずにコンビができなかった部分もあったので、あしたの駒澤戦では切り替えて頑張っていきたいです。

――相手はブロックに的を絞っている印象でしたが

向こうがブロックが得意なチームということで自分たちがどうやって戦っていくかっていうのを考えなければいけなかったんですけど、相手の思うつぼにはまってしまったので順天のやりたいバレーをやらせてしまったというのが反省点です。

――最後はフルセットに持ち込む粘りが見られました

あの場面からセットをとれたんでそのままの勢いで5セット目も行けるかなと思ったんですけど自分たちが先にミスをして、むこうの好きなバレーをやらせていました。ぼくらはサーブで崩して二段トスを打たせてミスを出させるというのが持ち味だったのにまったくサービスエースも取れなかったし自分たちのバレーができませんでした。それであそこまでいって勝てなかったのは自分たちの弱さが最後に出たのだと思います。

――相手の攻撃に対してはどのように感じましたか

サイドに振る場面が多くて高い打点から打ってくるのでブロックとレシーブの関係を確認しないとまた同じことをやらされてしまうのでそこはもう一回確認して全日本インカレ(全日本大学選手権)で当たったときとかは戦っていきたいと思います。

――これでリーグ戦2敗となってしまいましたが、今後の戦いに向けて一言お願いします

あと5戦あるので、まだ優勝が消えたわけではないし、確実に自分たちのバレーをやって5勝できるようにまずはあしたの駒澤から頑張っていきたいです。

本間隆太(スポ4=神奈川・弥栄)

――きょうの試合を振り返って

すごく悔しいです。

――ブロックの間を抜かれる場面が目立ちましたが

相手は高さがあって、ブロッカーもどこに飛んだらいいかわからなくなったのかなと思います。

――見えた課題は

結局、サーブミスが多くて。攻めている分しょうがないのですが。そこを詰めていかないと、ミスをしたら0になってしまうので。練習の中で少し調整できればいいと思います。

――試合中に確認したことは

相手はわざとチャンスサーブを入れて、ブロックのシステムで完全につかれていました。セッターにも言いましたが、1年生なのでいっぱいいっぱいで。相手の策にはまってしまったと思います。

――駒大戦へ向けて

格下なのでとにかく3-0で勝ちたいです。

山口頌平(スポ1=長崎・大村工)

――きょうの試合を振り返ってみていかがですか

春季リーグ(春季関東大学リーグ戦)と東日本インカレではストレートで勝っている相手で、ブロックがいいチームですが、自分のトスが読まれまくっていて、スパイカーが思い切り打てていなかったので、自分の力が足りなかったです。

――相手の高いブロックに対してどういう攻撃を展開していこうと思っていましたか

先生からも言われていたのですが、怖がらずにセンター線とか真ん中の攻撃を使っていくように指示されていて、自分も意識して上げていたのですが、それが止められたりして、終盤はまた怖くなって、サイドサイドのトス回しになったので、相手の思うつぼだったかなと思います。

――主な敗因というのは

いつもより相手のミスが少なかったのに対して、自分たちが簡単なミスとかサーブミスとかをしてしまっていたのも大きいし、きょうの試合は自分と相手のブロッカーの勝負で負けてしまったのが大きいかなと思います。

――次の試合に向けて

2敗してしまって、優勝はまだ可能性どうなのか分かりませんが、前半戦終わって、残りの全試合を勝つように切り替えて頑張りたいと思います。